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105転売屋はオーブの力に悩まされる
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「で、結局あのガキは何者なんだ?」
「そんないい方しない方がいいわよ。」
「なんでだよ。」
「どう考えても普通じゃないでしょ?」
「そりゃあガキの成りして中身は俺よりも年上っぽかったしな。あれか、ヒトじゃないってやつか?」
「・・・。」
何で無言なんだよ。
っていうかこっち見ろよ。
不安になるだろ。
「エリザ様がダンジョンでお会いになったとか?」
「そ、大怪我して動けなくなった所を助けてもらったの。」
「つまりシロウ様と同じ命の恩人というわけですね。」
「そうなるわね。」
蚤の市の翌日。
後片付けもあるので今日はどの店も閉店だ。
うちもそれに倣ってゆっくりとした朝を迎えている。
「そんな方からもらったのがこれですか。招きの水晶聞いたことがありません。」
「俺だってないさ。こんなものをポンとポケットから出してくるって普通じゃないよな。」
「普通じゃないってのはあたりよ、でもダメ私の口からは言えないの。」
「なんだよそれ。」
「禁止されてるわけじゃないけど、こういうのは本人の口から言うべきかなって。あの時言わなかったって事はそういう事だと思う。」
それは一理ある。
言えるけど言えない、そんな感じだった。
また今度って事はまた会える可能性が有るってことだ。
「まぁ呪いのアイテムじゃなきゃそれでいい。今日は後片付けだ、俺は昨日買い付けた品を整理するからエリザとミラは台所の片づけとアネットは依頼の整理。正直受けすぎだぞ。」
「申し訳ありません。」
「くれぐれも無理はしないように。無理をしたら・・・。」
「一週間抱いてもらえないとか私死んじゃう。」
「良し死ね。」
「何でよ!」
「そう簡単に死ぬなんて言うからだ。」
世の中には言霊っていう言葉があってただなぁ、言ったことが現実になることも有るんだ。
不吉な事は言わないに限る。
「うぅ、シロウが厳しい。」
「今のはエリザ様が悪いです。」
「なんでよぉ。」
「そこは我慢できないが正しいのではないでしょうか。」
「む、確かにそうかも。」
「一週間ご主人様を感じられないなんて、なんて苦行でしょうか。」
あの、そんなにきついんですか?
俺は別に一週間禁欲でもそこまで行かないと思うんだが・・・。
三人のアレへの熱意がわからん。
普通は逆じゃないんだろうか。
男が女にしたいという。
まぁ、女性にも性欲はあるしそれを否定する気は無いけどな。
「ともかく気を付けてくれ。それと後で工程表を出すように、ペース配分も含めて話し合おうじゃないか。」
「もちろんご主人様の依頼を最優先します。」
「そういうわけにもいかないだろう。かなりの量だし材料も必要になる、その辺は・・・。」
「手が空きましたら私が。」
「頼む。エリザは手が開いたら俺の方な。」
「りょ~かい。」
「じゃあ食い終わったやつから行動開始だ。って事で行ってくる。」
「食べるの早!」
別に早食いって程じゃないがダラダラ食べるのは好きじゃない。
サクッと食事を済ませ皿を台所に運んでから倉庫へと向かう。
今日もいい天気だ。
とりあえず表に並べてそれから仕分けだな。
正直倉庫の中は暑くてしんどい。
熱中症にならないように気を付けないと・・・。
「あの、シロウ様。」
「どうした?」
「お客様が来られていまして、どうしてもシロウ様でないと駄目だと・・・。」
はい?
さぁ始めようかと腕まくりしたところで申し訳ない顔をしたミラがやってきた。
本日休業の札が見えないんだろうか。
まったく迷惑な奴だ。
仕方なく手を止めて裏口から店に入る。
薄暗い店内には一人の女性が立っていた。
「今日は休みなんですけどいったい誰で・・・。」
「あら来ちゃいけなかったかしら?」
「アナスタシア様。」
「なによ、そんなに見つめてくれちゃって。」
「いくら副長の奥様でも休業は守って頂かないと困ります。」
「もちろんわかっているわ。でもどうしても今日行かないといけない気がしたのよ。あら、どうしてそう思ったのかしら。」
はぁ?
用事があって来たんじゃないのかよ。
もうボケてんのか?
なんてことは口が裂けても言えない。
「御用が無いのであればお引き取り頂きたいのですが。」
「そうだわ思い出した!貴方、昨日面白い物を買い付けなかったかしら。ほら、木の枝みたいなやつよ。」
「木の枝?」
俺は先ほど並べた品を頭に思い浮かべてみる。
えーっと木の枝木の枝っと・・・あったあった。
一度裏庭に戻り目的の枝を持って店に戻る。
「これですね。」
「そう、これよ。譲ってくださる?」
一体どこでこれを買い付けたことを知ったんだろうか。
『浄化の香木。不快な臭いを吸収し、空気を浄化する効果がある。最近の平均取引価格は銀貨35枚。最安値が銀貨19枚、最高値銀貨47枚。最終取引日は98日前と記録されています。』
見た目はただの真っ白い枝だが、脱臭剤としての効果があるらしい。
自分用にと思ったんだがまぁいいか。
銀貨10枚で買い付けたんだが・・・この人なら多少ふっかけても問題ないだろう。
「ズバリ銀貨50枚でどうです?」
「そんなに安くていいの?」
しまった読み違えたか。
それでも元値の五倍だ。
十分元は取れているんだが・・・なんだか悔しい。
「もちろんです。また仕入れましたらご連絡いたします。」
「そうしてちょうだい。じゃあ代金ね。」
「毎度有難うございました。」
気前よく即金で支払いアナスタシア様が店を出ていく。
まったく、街中の店が休みなのは知っているはずなのにあの人と来たら。
儲かったからいいけどさぁ。
再び裏庭に戻り片付けの続きをする。
えーっとこれは奥の棚、こっちは手前、お、願いの小石もあったな。
そんなことをしていると今度は申し訳ない顔をしたアネットがやって来た。
「ご主人様、お客様です。」
「またか。」
「三日月亭のご主人のようですが、どうしましょうか。」
「マスターが?」
マスター直々に来るなんて珍しいな。
っていうか初めてじゃないか?
慌てて店に戻るとひょうひょうとした顔のマスターが俺を見て手を上げた。
「休みの所悪いな。」
「いったいどうしたんです?」
「いやな、珍しい壺が手に入ったって聞いてきたんだ。どうしても今日買っておかないと後悔する気がしてな。」
「マスターもかよ。」
「もってなんだよ、もって。」
「さっきアナスタシア様が来たんだ。売れるから別にいいんだが・・・。」
この間買い取った壺と言えば腐らずの壺だろう。
元からマスターかイライザさんのどちらかにって思っていたからちょうどいいと言えばちょうどいい。
でも一体誰が言いふらしたんだ?
再び壺を取りに行きマスターに見せる。
「これだよこれ、いくらだ?」
「見てわかるのか?」
「腐らずの壺だろ?」
「そうだけど・・・。」
鑑定スキルは持っていないはずなんだが何でわかるんだろうか。
えーっと相場から逆算すると・・・。
「マスターなら銀貨30枚で良いぜ。」
「安すぎないか?」
「いつも世話になってるからな。」
「ありがとよ、今度奢ってやる。」
「そりゃいい。毎度あり。」
気前よく代金を払い、壺を抱えてマスターは去って行った。
「なぁエリザ変じゃなかったか?」
「私も思った、自分から奢ってやるなんて言うはずないわよ。」
「だよなぁ。」
裏で様子を見ていたエリザも同じ感じを覚えたようだ。
一体何がどうなってるんだ?
「まぁ売れたからいいけどさぁ。」
売れないよりかは売れた方がいい。
再び裏庭に戻り片付けの続きをしていると、今度はエリザがやって来た。
「手伝ってくれるのか?」
「ううん、違う。」
「嘘だろ?」
「嘘じゃない。」
「今度は誰だ?」
「ニア。」
はぁ?
なんでギルドの人間が買いに来るんだよ。
羊男はともかく嫁さんの方は全く縁がないはずだぞ。
「理由はあれか?ここに何かがあるって聞いてきたのか?」
「うん、夢で見たんだって。」
「マジで勘弁してくれよ。」
一体何がどうなっているんだ?
頭を抱えた俺の脳裏にハッと浮かんだのは昨日もらったあのオーブだった。
『招きのオーブ。』
様々なものを引き寄せる力があり、それは持ち主の欲に比例する。
俺の欲は金。
つまり客を招いている、そういうことなのか?
もしそうだとしてどうすれば止まる?
まさかうちの品全部なくなるまでか?
いやいやどんな呪われた道具だよ。
「とりあえず行く。で、何を見たんだって?」
「櫛を見たらしいんだけど、ある?」
「ある。」
「ねぇ今日は何がどうなってるの?」
「わからん、わからんがあのガキが持ってきたオーブに関係がありそうだ。当分これが続くと思ってくれ。」
「今度会ったら聞いておくね。」
「出来るだけ早めに頼む。」
売れるのは嬉しい。
だが売れ方が気持ち悪い。
なんだよ夢に出るって、ホラーかよ。
結局その日はあと5人ほどお告げやなんやで店にやって来て商品を買っていった。
本日の儲け金貨3枚と銀貨11枚。
売れるのはもちろん有難いが、休みの時は休ませてくださいお願いします。
新たな来訪者に怯えながら俺はオーブを見つめそう願った。
「そんないい方しない方がいいわよ。」
「なんでだよ。」
「どう考えても普通じゃないでしょ?」
「そりゃあガキの成りして中身は俺よりも年上っぽかったしな。あれか、ヒトじゃないってやつか?」
「・・・。」
何で無言なんだよ。
っていうかこっち見ろよ。
不安になるだろ。
「エリザ様がダンジョンでお会いになったとか?」
「そ、大怪我して動けなくなった所を助けてもらったの。」
「つまりシロウ様と同じ命の恩人というわけですね。」
「そうなるわね。」
蚤の市の翌日。
後片付けもあるので今日はどの店も閉店だ。
うちもそれに倣ってゆっくりとした朝を迎えている。
「そんな方からもらったのがこれですか。招きの水晶聞いたことがありません。」
「俺だってないさ。こんなものをポンとポケットから出してくるって普通じゃないよな。」
「普通じゃないってのはあたりよ、でもダメ私の口からは言えないの。」
「なんだよそれ。」
「禁止されてるわけじゃないけど、こういうのは本人の口から言うべきかなって。あの時言わなかったって事はそういう事だと思う。」
それは一理ある。
言えるけど言えない、そんな感じだった。
また今度って事はまた会える可能性が有るってことだ。
「まぁ呪いのアイテムじゃなきゃそれでいい。今日は後片付けだ、俺は昨日買い付けた品を整理するからエリザとミラは台所の片づけとアネットは依頼の整理。正直受けすぎだぞ。」
「申し訳ありません。」
「くれぐれも無理はしないように。無理をしたら・・・。」
「一週間抱いてもらえないとか私死んじゃう。」
「良し死ね。」
「何でよ!」
「そう簡単に死ぬなんて言うからだ。」
世の中には言霊っていう言葉があってただなぁ、言ったことが現実になることも有るんだ。
不吉な事は言わないに限る。
「うぅ、シロウが厳しい。」
「今のはエリザ様が悪いです。」
「なんでよぉ。」
「そこは我慢できないが正しいのではないでしょうか。」
「む、確かにそうかも。」
「一週間ご主人様を感じられないなんて、なんて苦行でしょうか。」
あの、そんなにきついんですか?
俺は別に一週間禁欲でもそこまで行かないと思うんだが・・・。
三人のアレへの熱意がわからん。
普通は逆じゃないんだろうか。
男が女にしたいという。
まぁ、女性にも性欲はあるしそれを否定する気は無いけどな。
「ともかく気を付けてくれ。それと後で工程表を出すように、ペース配分も含めて話し合おうじゃないか。」
「もちろんご主人様の依頼を最優先します。」
「そういうわけにもいかないだろう。かなりの量だし材料も必要になる、その辺は・・・。」
「手が空きましたら私が。」
「頼む。エリザは手が開いたら俺の方な。」
「りょ~かい。」
「じゃあ食い終わったやつから行動開始だ。って事で行ってくる。」
「食べるの早!」
別に早食いって程じゃないがダラダラ食べるのは好きじゃない。
サクッと食事を済ませ皿を台所に運んでから倉庫へと向かう。
今日もいい天気だ。
とりあえず表に並べてそれから仕分けだな。
正直倉庫の中は暑くてしんどい。
熱中症にならないように気を付けないと・・・。
「あの、シロウ様。」
「どうした?」
「お客様が来られていまして、どうしてもシロウ様でないと駄目だと・・・。」
はい?
さぁ始めようかと腕まくりしたところで申し訳ない顔をしたミラがやってきた。
本日休業の札が見えないんだろうか。
まったく迷惑な奴だ。
仕方なく手を止めて裏口から店に入る。
薄暗い店内には一人の女性が立っていた。
「今日は休みなんですけどいったい誰で・・・。」
「あら来ちゃいけなかったかしら?」
「アナスタシア様。」
「なによ、そんなに見つめてくれちゃって。」
「いくら副長の奥様でも休業は守って頂かないと困ります。」
「もちろんわかっているわ。でもどうしても今日行かないといけない気がしたのよ。あら、どうしてそう思ったのかしら。」
はぁ?
用事があって来たんじゃないのかよ。
もうボケてんのか?
なんてことは口が裂けても言えない。
「御用が無いのであればお引き取り頂きたいのですが。」
「そうだわ思い出した!貴方、昨日面白い物を買い付けなかったかしら。ほら、木の枝みたいなやつよ。」
「木の枝?」
俺は先ほど並べた品を頭に思い浮かべてみる。
えーっと木の枝木の枝っと・・・あったあった。
一度裏庭に戻り目的の枝を持って店に戻る。
「これですね。」
「そう、これよ。譲ってくださる?」
一体どこでこれを買い付けたことを知ったんだろうか。
『浄化の香木。不快な臭いを吸収し、空気を浄化する効果がある。最近の平均取引価格は銀貨35枚。最安値が銀貨19枚、最高値銀貨47枚。最終取引日は98日前と記録されています。』
見た目はただの真っ白い枝だが、脱臭剤としての効果があるらしい。
自分用にと思ったんだがまぁいいか。
銀貨10枚で買い付けたんだが・・・この人なら多少ふっかけても問題ないだろう。
「ズバリ銀貨50枚でどうです?」
「そんなに安くていいの?」
しまった読み違えたか。
それでも元値の五倍だ。
十分元は取れているんだが・・・なんだか悔しい。
「もちろんです。また仕入れましたらご連絡いたします。」
「そうしてちょうだい。じゃあ代金ね。」
「毎度有難うございました。」
気前よく即金で支払いアナスタシア様が店を出ていく。
まったく、街中の店が休みなのは知っているはずなのにあの人と来たら。
儲かったからいいけどさぁ。
再び裏庭に戻り片付けの続きをする。
えーっとこれは奥の棚、こっちは手前、お、願いの小石もあったな。
そんなことをしていると今度は申し訳ない顔をしたアネットがやって来た。
「ご主人様、お客様です。」
「またか。」
「三日月亭のご主人のようですが、どうしましょうか。」
「マスターが?」
マスター直々に来るなんて珍しいな。
っていうか初めてじゃないか?
慌てて店に戻るとひょうひょうとした顔のマスターが俺を見て手を上げた。
「休みの所悪いな。」
「いったいどうしたんです?」
「いやな、珍しい壺が手に入ったって聞いてきたんだ。どうしても今日買っておかないと後悔する気がしてな。」
「マスターもかよ。」
「もってなんだよ、もって。」
「さっきアナスタシア様が来たんだ。売れるから別にいいんだが・・・。」
この間買い取った壺と言えば腐らずの壺だろう。
元からマスターかイライザさんのどちらかにって思っていたからちょうどいいと言えばちょうどいい。
でも一体誰が言いふらしたんだ?
再び壺を取りに行きマスターに見せる。
「これだよこれ、いくらだ?」
「見てわかるのか?」
「腐らずの壺だろ?」
「そうだけど・・・。」
鑑定スキルは持っていないはずなんだが何でわかるんだろうか。
えーっと相場から逆算すると・・・。
「マスターなら銀貨30枚で良いぜ。」
「安すぎないか?」
「いつも世話になってるからな。」
「ありがとよ、今度奢ってやる。」
「そりゃいい。毎度あり。」
気前よく代金を払い、壺を抱えてマスターは去って行った。
「なぁエリザ変じゃなかったか?」
「私も思った、自分から奢ってやるなんて言うはずないわよ。」
「だよなぁ。」
裏で様子を見ていたエリザも同じ感じを覚えたようだ。
一体何がどうなってるんだ?
「まぁ売れたからいいけどさぁ。」
売れないよりかは売れた方がいい。
再び裏庭に戻り片付けの続きをしていると、今度はエリザがやって来た。
「手伝ってくれるのか?」
「ううん、違う。」
「嘘だろ?」
「嘘じゃない。」
「今度は誰だ?」
「ニア。」
はぁ?
なんでギルドの人間が買いに来るんだよ。
羊男はともかく嫁さんの方は全く縁がないはずだぞ。
「理由はあれか?ここに何かがあるって聞いてきたのか?」
「うん、夢で見たんだって。」
「マジで勘弁してくれよ。」
一体何がどうなっているんだ?
頭を抱えた俺の脳裏にハッと浮かんだのは昨日もらったあのオーブだった。
『招きのオーブ。』
様々なものを引き寄せる力があり、それは持ち主の欲に比例する。
俺の欲は金。
つまり客を招いている、そういうことなのか?
もしそうだとしてどうすれば止まる?
まさかうちの品全部なくなるまでか?
いやいやどんな呪われた道具だよ。
「とりあえず行く。で、何を見たんだって?」
「櫛を見たらしいんだけど、ある?」
「ある。」
「ねぇ今日は何がどうなってるの?」
「わからん、わからんがあのガキが持ってきたオーブに関係がありそうだ。当分これが続くと思ってくれ。」
「今度会ったら聞いておくね。」
「出来るだけ早めに頼む。」
売れるのは嬉しい。
だが売れ方が気持ち悪い。
なんだよ夢に出るって、ホラーかよ。
結局その日はあと5人ほどお告げやなんやで店にやって来て商品を買っていった。
本日の儲け金貨3枚と銀貨11枚。
売れるのはもちろん有難いが、休みの時は休ませてくださいお願いします。
新たな来訪者に怯えながら俺はオーブを見つめそう願った。
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