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1 そこにバカ犬がいた
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今日出会った相手は、少し親友に似ていてラッキーだと思った。
とりあえず背格好が少し大きめなあいつに似ている。朗らかな笑顔も、分類上は似てると言えなくもない。
腰を抱かれて、ラブホの部屋を選ぼうとしていたその時。
「なんでラブホなのよ、さいってー!」
ホテルの入り口でケンカする男女の声が聞こえる。思わず振り返ったのは、女の子の声が少し震えていたせいだ。状況によっては助けが必要かもしれない。
「大丈夫、カラオケもあるし、そのままエッチできるし、とりあえず、身体の相性試しとこうよ!」
男が笑顔で親指立ててる。
バカだ。バカがいる。誰がどう見ても、あの男、バカだ。そしてそのバカの顔を、俺は知っていた。そう、嫌になるほどよく知っていた。
……カケル……?
「あなたがそこまで下の緩い男だって知ってたら、デートなんてしなかったわよ!!」
半泣きの叫び声がして、走り去る小さな足音。
確かに、今回の子は、遊び慣れてそうな見た目の割に、印象がかわいらしかったんだよ。友達の雰囲気もおとなしめの子が多そうだったし。遊んじゃいけないタイプじゃないかと心配してたんだけど……まさかこんなリトマス試験してたとは……アホじゃねぇ? 初めてのデートで待ち合わせ後すぐにホテル来るかよ。
俺の予定は昨日の時点で決まっていた。カケルも今日デートと知った時点で、わざわざ鉢合わせしないようにアイツのデートの待ち合わせ時間聞いてたってのに。
絶対アイツの来ない時間帯、待ち合わせ前三〇分から、デート開始から一時間半の二時間の隙間を狙ってきたって言うのに。お前なんで待ち合わせから一五分でこんなトコに到着してるの、なぁ、お前、バカなの。
と、思わず、一部始終をガン見してしまったのが運の尽き。親友がアホなら俺も相当のアホだ。
走り去る彼女を見送った親友は、頭をかきつつ肩を落とすように息を吐いてから、「すみませーん、お騒がせしましたー」、等とへらへら笑いながらこっちに顔を向けやがった。
おれはアイツをガン見してたわけだから、当然、目が合うわな。
「……あ、あれ? もしかして、ケイ……?」
今日も顔を合わせた親友が目の前にいたら、たとえ数メートル離れていようが、気がつくわな。
とりあえず、人違いですと、無視しようとしたら、
「けぇぇーーーい!!!」
と、情けない声をあげて抱きついてきた。
ねぇ、お前、ほんと、バカなの。なんで男と並んで部屋選んでる俺に抱きついてくんの?そこは見ぬふりして遠慮するところだろ。コイツがどんだけデリカシーのない男か、俺は知ってた。知ってたけど、これはあんまりだろう。
身体に腕を回された瞬間、ぐいっと親友の胸を押して、身体をよじって逃げる。
そして「行こう」と、連れを促した瞬間。
「お、おま……!! 無視すんなよぉぉ!! ケイぃぃい! 俺を置いていくつもりかよ……!!」
でかい図体でわめきながら腕に縋りついてきた。
うぜぇ。ほんと、コイツむちゃくちゃ可愛くて、うぜぇ。
「……知り合いか?」
親友に縋りつかれる俺に、連れが耳打ちをする。
彼と、親友を交互に見てから、深い溜息をつく。
「……悪い、今日は、なかった事に出来るか?」
「俺が何とかしようか?」
少し低い声で、親友に聞かせるように連れが言ったが、逆効果だった。
「ケイ!! 俺を見捨てんなよ……! ふられた俺を慰めてくれよぉぉぉ!」
お前が振られた事なんか全然気にしてないの知ってるんだぞ。と、言ってやりたいが、コイツ絶対俺を離す気がなさそうだ。
「……いや……」
首をかしげて俺を気遣う素振りの連れに、わずかに逡巡してから、溜息をつく。こんなトコでこれ以上騒ぎたくないし、この人を巻き込むのも気の毒だ。そして連れの耳元で告白した。
「……惚れたヤツに、この状況を見られて、今日は勃つ気がしない……」
連れは目を見張って俺の顔を見た。
「マジか?」
「……申し訳ない」
真顔で頭を下げると、彼は困ったような笑みを浮かべた。
「……いや、あんたも大変そうだな。健闘を祈る。……じゃあな」
哀れみを込めた目で、ぽんぽんと肩を叩かれたのが、地味に胸にこたえる。
ここでこんな気を使ってくれるなんて、思った以上にいい男だったんだなぁ。惜しい。このバカのせいで。
「ああ、ありがとう」
手を振ると、彼は一人で出口へと向かった。
ホテルの入り口に、俺とカケルだけが残された。
「なあ、もしかして、お前、ホモだったの? あれ、彼氏か?」
「ちがう」
腕にしがみつく親友を引きはがそうと四苦八苦しながら、何でもないふりをして答える。
「でも、ホテル……」
なんでか恨みがましそうな目で見られながら、腹をくくって今まで隠していた事を、出来るだけ何でもないように、さらっとカミングアウトする。
「……そういう目的だけの相手」
「え、じゃあ、ケイ、男いけるのか? じゃあさ、俺と付き合おうよ!!」
「は?」
なんでそうなる。そういう流れだったか? いや違う。絶対違う。
「俺、今日からケイの彼氏な!」
「は? お前、ほんと、前からバカだバカだと思ってたけど、ほんとにバカだな」
「なんでだよ!」
「うるさい。とりあえず、でるぞ」
「えー! せっかくホテルいるし、付き合う記念に入ろうぜ!」
「入らねぇよ」
親友との会話にすごく疲れながら、コイツほんと、くそバカ可愛い、とか思う自分が辛い。お前と遊びで付き合えるほど俺の気持ちは軽くねぇんだよ。突っ込めるなら男でも良いのか、この腐れチンコが。
「なんでだよー。とりあえず、はいっとこうぜ!」
「入らねぇ!」
入る入らねぇと押し問答をしていると、他の客が来て、結局、人前でまで男同士の痴話げんか(?)を見せるわけにもいかず、親友に負けて二人でホテルに入る事になった。
「……で、さっきの男、何? そういう目的の相手って、セフレ?」
めちゃくちゃ笑顔で詰め寄られてるんだけど、声がガチで怒っている。めちゃくちゃドスがきいてるんだけど。目が笑ってないっての、きっと、こういうのを言うんだろうな。目はチェシャネコだけど、すごく睨まれている気分になる。
「そんな感じ」
「そんな感じって、どういうことだよ」
投げやりに答える俺に、笑顔で取り繕う事をやめたカケルがむっとした様子で詰め寄る。
……バレたんなら、もう、どうでも良いか。いっそ、嫌われた方があきらめもつくかな。
今まで必死に隠してきたのがだんだんとばからしくなる。こんな所へ連れ込んでおいて、責められる理不尽さにも腹が立つ。
……腹を立ててないと、きっと、泣いてしまうから。
俺は殊更いらだった声を上げて怒鳴った。
「……その場限りって事だよ! 後は相性次第。お前には関係ないだろ」
「関係ある。さっき俺、お前の彼氏になったし」
勢いを抑えて反論する声が、返ってカケルの怒りを表しているようだ。感情的なカケルが怒りを抑えて俺に詰め寄っている。
惚れた相手に他の男とホテル入ろうとするの見られて、ゲイだってバレて、理不尽に責められて……どんな罰ゲームだよ。
目をそらし、うつむいたままカケルの視線から逃げる。
「受け入れてねぇよ」
「俺が決めたの。だから、ケイは俺の恋人。異論は認めないからな」
「恋人って、お前、男と付き合った事なんか、ねぇだろうがよ。ふられて自棄になってんじゃねぇよ」
「自棄じゃない! 俺はお前の事、好きだ。さっきのが恋人じゃないんなら、俺が恋人になってもいいだろ? どうせ、やるつもりだったって言うのなら、俺が相手でもいいだろ?!」
「だから、友達とセックスの相手はぁ……んぐっ」
顎を掴まれ、そのまま口をふさぐようにキスをされた。
嘘だろ。
驚きすぎて、突き飛ばす事も出来なかった。
相手はノンケで俺の親友を声高に謳っていた男だ。常に隣にいて、それ以上を望んだらいけないと、日々自分に言い聞かせていた相手だ。キスなんて、あり得ないと思っていた。
だから、ダメだと思うより先に、歓喜に胸が高鳴った。
くちゅ、くちゅと口の中をまさぐられ、上顎が弱いと気付かれると、重点的にそこを攻められ、身体から力が抜けてゆく。縋りつくようにカケルの胸元の服を掴めば、ぐっと両腕が俺の背中に回されて、逃さないとでも言うように強く抱きしめられた。
「……カケル、お前、何考えて……」
「俺に、しとけよっ」
「……は?」
「やる相手が欲しいなら、俺で良いだろっ」
「お前、ふざけんのも、たいがいにしろよ。ノンケだろうが」
キスまで仕掛けてきやがって。お前の好きは友達の好きだろうが。お前に惚れてる俺の気持ちとか、全然知らねぇで。やれなかったからって、ちょうど手近にいた俺を連れ込むって、どんだけ適当なんだよ。……どんだけ、俺って、お前にとって都合の良い「親友」なんだよ。
とりあえず背格好が少し大きめなあいつに似ている。朗らかな笑顔も、分類上は似てると言えなくもない。
腰を抱かれて、ラブホの部屋を選ぼうとしていたその時。
「なんでラブホなのよ、さいってー!」
ホテルの入り口でケンカする男女の声が聞こえる。思わず振り返ったのは、女の子の声が少し震えていたせいだ。状況によっては助けが必要かもしれない。
「大丈夫、カラオケもあるし、そのままエッチできるし、とりあえず、身体の相性試しとこうよ!」
男が笑顔で親指立ててる。
バカだ。バカがいる。誰がどう見ても、あの男、バカだ。そしてそのバカの顔を、俺は知っていた。そう、嫌になるほどよく知っていた。
……カケル……?
「あなたがそこまで下の緩い男だって知ってたら、デートなんてしなかったわよ!!」
半泣きの叫び声がして、走り去る小さな足音。
確かに、今回の子は、遊び慣れてそうな見た目の割に、印象がかわいらしかったんだよ。友達の雰囲気もおとなしめの子が多そうだったし。遊んじゃいけないタイプじゃないかと心配してたんだけど……まさかこんなリトマス試験してたとは……アホじゃねぇ? 初めてのデートで待ち合わせ後すぐにホテル来るかよ。
俺の予定は昨日の時点で決まっていた。カケルも今日デートと知った時点で、わざわざ鉢合わせしないようにアイツのデートの待ち合わせ時間聞いてたってのに。
絶対アイツの来ない時間帯、待ち合わせ前三〇分から、デート開始から一時間半の二時間の隙間を狙ってきたって言うのに。お前なんで待ち合わせから一五分でこんなトコに到着してるの、なぁ、お前、バカなの。
と、思わず、一部始終をガン見してしまったのが運の尽き。親友がアホなら俺も相当のアホだ。
走り去る彼女を見送った親友は、頭をかきつつ肩を落とすように息を吐いてから、「すみませーん、お騒がせしましたー」、等とへらへら笑いながらこっちに顔を向けやがった。
おれはアイツをガン見してたわけだから、当然、目が合うわな。
「……あ、あれ? もしかして、ケイ……?」
今日も顔を合わせた親友が目の前にいたら、たとえ数メートル離れていようが、気がつくわな。
とりあえず、人違いですと、無視しようとしたら、
「けぇぇーーーい!!!」
と、情けない声をあげて抱きついてきた。
ねぇ、お前、ほんと、バカなの。なんで男と並んで部屋選んでる俺に抱きついてくんの?そこは見ぬふりして遠慮するところだろ。コイツがどんだけデリカシーのない男か、俺は知ってた。知ってたけど、これはあんまりだろう。
身体に腕を回された瞬間、ぐいっと親友の胸を押して、身体をよじって逃げる。
そして「行こう」と、連れを促した瞬間。
「お、おま……!! 無視すんなよぉぉ!! ケイぃぃい! 俺を置いていくつもりかよ……!!」
でかい図体でわめきながら腕に縋りついてきた。
うぜぇ。ほんと、コイツむちゃくちゃ可愛くて、うぜぇ。
「……知り合いか?」
親友に縋りつかれる俺に、連れが耳打ちをする。
彼と、親友を交互に見てから、深い溜息をつく。
「……悪い、今日は、なかった事に出来るか?」
「俺が何とかしようか?」
少し低い声で、親友に聞かせるように連れが言ったが、逆効果だった。
「ケイ!! 俺を見捨てんなよ……! ふられた俺を慰めてくれよぉぉぉ!」
お前が振られた事なんか全然気にしてないの知ってるんだぞ。と、言ってやりたいが、コイツ絶対俺を離す気がなさそうだ。
「……いや……」
首をかしげて俺を気遣う素振りの連れに、わずかに逡巡してから、溜息をつく。こんなトコでこれ以上騒ぎたくないし、この人を巻き込むのも気の毒だ。そして連れの耳元で告白した。
「……惚れたヤツに、この状況を見られて、今日は勃つ気がしない……」
連れは目を見張って俺の顔を見た。
「マジか?」
「……申し訳ない」
真顔で頭を下げると、彼は困ったような笑みを浮かべた。
「……いや、あんたも大変そうだな。健闘を祈る。……じゃあな」
哀れみを込めた目で、ぽんぽんと肩を叩かれたのが、地味に胸にこたえる。
ここでこんな気を使ってくれるなんて、思った以上にいい男だったんだなぁ。惜しい。このバカのせいで。
「ああ、ありがとう」
手を振ると、彼は一人で出口へと向かった。
ホテルの入り口に、俺とカケルだけが残された。
「なあ、もしかして、お前、ホモだったの? あれ、彼氏か?」
「ちがう」
腕にしがみつく親友を引きはがそうと四苦八苦しながら、何でもないふりをして答える。
「でも、ホテル……」
なんでか恨みがましそうな目で見られながら、腹をくくって今まで隠していた事を、出来るだけ何でもないように、さらっとカミングアウトする。
「……そういう目的だけの相手」
「え、じゃあ、ケイ、男いけるのか? じゃあさ、俺と付き合おうよ!!」
「は?」
なんでそうなる。そういう流れだったか? いや違う。絶対違う。
「俺、今日からケイの彼氏な!」
「は? お前、ほんと、前からバカだバカだと思ってたけど、ほんとにバカだな」
「なんでだよ!」
「うるさい。とりあえず、でるぞ」
「えー! せっかくホテルいるし、付き合う記念に入ろうぜ!」
「入らねぇよ」
親友との会話にすごく疲れながら、コイツほんと、くそバカ可愛い、とか思う自分が辛い。お前と遊びで付き合えるほど俺の気持ちは軽くねぇんだよ。突っ込めるなら男でも良いのか、この腐れチンコが。
「なんでだよー。とりあえず、はいっとこうぜ!」
「入らねぇ!」
入る入らねぇと押し問答をしていると、他の客が来て、結局、人前でまで男同士の痴話げんか(?)を見せるわけにもいかず、親友に負けて二人でホテルに入る事になった。
「……で、さっきの男、何? そういう目的の相手って、セフレ?」
めちゃくちゃ笑顔で詰め寄られてるんだけど、声がガチで怒っている。めちゃくちゃドスがきいてるんだけど。目が笑ってないっての、きっと、こういうのを言うんだろうな。目はチェシャネコだけど、すごく睨まれている気分になる。
「そんな感じ」
「そんな感じって、どういうことだよ」
投げやりに答える俺に、笑顔で取り繕う事をやめたカケルがむっとした様子で詰め寄る。
……バレたんなら、もう、どうでも良いか。いっそ、嫌われた方があきらめもつくかな。
今まで必死に隠してきたのがだんだんとばからしくなる。こんな所へ連れ込んでおいて、責められる理不尽さにも腹が立つ。
……腹を立ててないと、きっと、泣いてしまうから。
俺は殊更いらだった声を上げて怒鳴った。
「……その場限りって事だよ! 後は相性次第。お前には関係ないだろ」
「関係ある。さっき俺、お前の彼氏になったし」
勢いを抑えて反論する声が、返ってカケルの怒りを表しているようだ。感情的なカケルが怒りを抑えて俺に詰め寄っている。
惚れた相手に他の男とホテル入ろうとするの見られて、ゲイだってバレて、理不尽に責められて……どんな罰ゲームだよ。
目をそらし、うつむいたままカケルの視線から逃げる。
「受け入れてねぇよ」
「俺が決めたの。だから、ケイは俺の恋人。異論は認めないからな」
「恋人って、お前、男と付き合った事なんか、ねぇだろうがよ。ふられて自棄になってんじゃねぇよ」
「自棄じゃない! 俺はお前の事、好きだ。さっきのが恋人じゃないんなら、俺が恋人になってもいいだろ? どうせ、やるつもりだったって言うのなら、俺が相手でもいいだろ?!」
「だから、友達とセックスの相手はぁ……んぐっ」
顎を掴まれ、そのまま口をふさぐようにキスをされた。
嘘だろ。
驚きすぎて、突き飛ばす事も出来なかった。
相手はノンケで俺の親友を声高に謳っていた男だ。常に隣にいて、それ以上を望んだらいけないと、日々自分に言い聞かせていた相手だ。キスなんて、あり得ないと思っていた。
だから、ダメだと思うより先に、歓喜に胸が高鳴った。
くちゅ、くちゅと口の中をまさぐられ、上顎が弱いと気付かれると、重点的にそこを攻められ、身体から力が抜けてゆく。縋りつくようにカケルの胸元の服を掴めば、ぐっと両腕が俺の背中に回されて、逃さないとでも言うように強く抱きしめられた。
「……カケル、お前、何考えて……」
「俺に、しとけよっ」
「……は?」
「やる相手が欲しいなら、俺で良いだろっ」
「お前、ふざけんのも、たいがいにしろよ。ノンケだろうが」
キスまで仕掛けてきやがって。お前の好きは友達の好きだろうが。お前に惚れてる俺の気持ちとか、全然知らねぇで。やれなかったからって、ちょうど手近にいた俺を連れ込むって、どんだけ適当なんだよ。……どんだけ、俺って、お前にとって都合の良い「親友」なんだよ。
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