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第10章 1学期末テスト編
テスト対策②
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「『魔法基礎学』の範囲なんだけど、『合成魔法』と『混合魔法』の違いがわかんない。どっちも2色の魔力を使うから同じじゃないの?」
「厳密にはその2つの魔法の違いは色の違いじゃないよ」
「え、そうなの?」
ルーシッドがそう言うと、フェリカじゃなくキリエが反応した。キリエも間違って覚えていたようだ。
「うん、その2つの魔法の違いは、使役する妖精の数の違いだよ。同じように2色使っているとしても、妖精の数が1人なら合成魔法、2人以上なら混合魔法だよ」
「妖精の数が2人ってどういうこと?1つの魔法に2人の妖精を使用することなんてあるの?」
「いっぱいあるわよ。例えば、『氷の魔法』とか」
「さすが、ルビィ。フェリカ、氷の魔法の詠唱文は知ってる?」
「えぇ、自分が使わない魔法の詠唱文なんて知らないよ」
フェリカがそう答える。それは決してフェリカが勉強不足だからではなく当然のことである。自分が使用しない詠唱文まで覚えている魔法使いはあまりいない。詠唱文の改良や研究を行っている魔法言語学者や、相手の詠唱文をいち早く読み取ってどんな魔法を使用するかを推測して対抗魔法を考える決闘マニアくらいのものだろう。
「まぁ、それもそっか。氷の魔法の代表的な詠唱文は
oPen the fiAry GATE.
(開け、妖精界の門)
in-g,rE,DIeNT = blUE + blACK.
(食材は青と黒の魔力)
re:ciPE = ICE-cREam.
(調理法は氷菓)
1 OF the ele:MenTs, UN-DINE + icE fiaRY, jaCK O' froST.
(四大の一つ、水の精ウンディーネ、氷の妖精、ジャックフロストよ)
から始まるんだよ。食材は『紺の魔力』じゃなくて、『青と黒の魔力』って言ってるでしょ?紺を青と黒に分解して使ってるんだよ。そして、呼びかける妖精もウンディーネとジャックフロストの2人。ウンディーネには青の魔力、ジャックフロストには黒の魔力から作ったお菓子をあげて別々にお願いしてるんだよ。氷の魔法、ここでは『氷の生成魔法』のことだけど、それには2つの過程が関係しているんだ。1つは『水の生成』、そしてもう1つは『物質の温度低下』だよ。別々の事象を同時に起こすことで、1つの事象にする。これが『水と闇の混合魔法』の『氷の魔法』だよ」
「なるほど、めっちゃわかりやすい!でも、ジャックフロストは氷の妖精なのに、1人じゃ氷の魔法が使えないんだね?」
「うん。ジャックフロストは低位の妖精だからね。自然界にある水を氷にすることはできるけど、水を生成することはできないんだよ」
「あぁ、そっか~」
「まぁ、混合魔法は『2つの魔法を混ぜ合わせて1つの詠唱文で行使できるようにした魔法』って言い換えることもできるね。だからこの魔法の最大の弱点は、純度が低い方に階位が引っ張られるってことだね」
「んん?どういうこと?」
「氷の魔法を行使するための『紺の魔力』ってのは、大体『青:黒が2:1』くらいなんだよ。だから、単純に考えると、闇の魔法よりも水の魔法の方が2倍近く強いってことになるんだ。もちろん、それぞれの魔力変換効率の問題とかもあるから一概には言えないけど、でも要は『生成できる水の量』=『作れる氷の量』じゃないってわけ。作れる氷の量はあくまで黒の魔力の範囲内になっちゃうってのがこの魔法の欠点だね」
「あぁ、そっか、うぇ~。難しいね」
「まぁ今の話は今回のテスト範囲じゃないから大丈夫」
「あ、そっか!セーフ!」
「まぁ、2年生の『魔法数学』で勉強するけどね」
「うげぇ、アウト~」
「ははは、またその時教えてあげるよ」
「うぅ~…ギリギリセーフ……」
「目まぐるしいわね…」
フェリカとルーシッドのやり取りを見ていたルビアが突っ込んだ。
「でも逆に、混合魔法の良いところは、それぞれをバラバラにしても同じ結果を得られる可能性もあるっていうところでもあるね」
「え?それってどういうこと?」
「簡単なことだよ。例えば氷を作りたいんだったら、水は自分で作り出さなくてもいいってこと。天然の水を使ってもいいし、誰か他の人が作り出した水でもいいし、あとは魔法石とか魔法具で作った水でもいいし。その逆で、闇の魔法を魔法石で補うとかもありだね」
「あぁ、ヴェル先生の自動魔法人形と戦った時に、マリーさんがやってたやつだね」
「あぁ、そういうことじゃな」
「まぁもちろんこの場合は、水の操作魔法が使えないから、氷の形までは調整できないけどね」
「氷にし終わったあとでもできないの?」
「うん、できないよ。『闇の魔法』はあくまで『物質の温度低下』をするだけだから操作はできないよ」
「あぁ、そっか。なる~」
フェリカが納得したようにうなずいて、聞いたことをノートにまとめている。
すると思い出したようにキリエがぽんっと手を叩いて質問する。
「あ、じゃあ『鉄の魔法』も『土と火の混合魔法』だよね?」
「うん、半分正解。でも、鉄の魔法はちょっと特殊で『混合魔法』と『合成魔法』両方あるよ」
「えぇ、なにそれ!?」
キリエが驚いて目を丸くする。
「実際に使ってるルビィなら知ってるよね?」
「えぇ、そうね。神位の妖精は2属性以上使えるでしょ?特に鉄に関しては神位の妖精に『鍛冶の妖精』っていうのがいるのよ。ヴァルカンとかね。そういう妖精にお願いする場合には、魔力を分解する必要はなくて混色のままでいいのよ」
「あぁ、そっか~」
「合成魔法は文字通り『魔力を合成して使う魔法』のことだね。この魔法の特徴は、混色じゃなきゃいけないってこと。だから2色とも自分の体内で生成された魔力じゃなきゃ合成魔法は使えない。片方を魔法石で補うとかはできないんだ。それは別々の魔力を同時に出してるだけであって、混ぜていることにはならないから。もちろん魔法石自体に混色の魔力が込められていて、それだけを使うとかなら別だけどね。
合成魔法の顕著な例だと、ベル先輩の紫の魔力で発動する『毒の魔法』とかがあるね。毒の魔法も混色の魔力で1人の妖精を使役するから合成魔法だよ。毒の魔法は混合魔法では再現できない特殊な魔法だね」
「はぁ~、なるほどなるほど。さすがはルーシィ先生!」
「いやいや」
ルーシッドはフェリカにそう言われて、少し恥ずかしそうに頭を掻いた。
「厳密にはその2つの魔法の違いは色の違いじゃないよ」
「え、そうなの?」
ルーシッドがそう言うと、フェリカじゃなくキリエが反応した。キリエも間違って覚えていたようだ。
「うん、その2つの魔法の違いは、使役する妖精の数の違いだよ。同じように2色使っているとしても、妖精の数が1人なら合成魔法、2人以上なら混合魔法だよ」
「妖精の数が2人ってどういうこと?1つの魔法に2人の妖精を使用することなんてあるの?」
「いっぱいあるわよ。例えば、『氷の魔法』とか」
「さすが、ルビィ。フェリカ、氷の魔法の詠唱文は知ってる?」
「えぇ、自分が使わない魔法の詠唱文なんて知らないよ」
フェリカがそう答える。それは決してフェリカが勉強不足だからではなく当然のことである。自分が使用しない詠唱文まで覚えている魔法使いはあまりいない。詠唱文の改良や研究を行っている魔法言語学者や、相手の詠唱文をいち早く読み取ってどんな魔法を使用するかを推測して対抗魔法を考える決闘マニアくらいのものだろう。
「まぁ、それもそっか。氷の魔法の代表的な詠唱文は
oPen the fiAry GATE.
(開け、妖精界の門)
in-g,rE,DIeNT = blUE + blACK.
(食材は青と黒の魔力)
re:ciPE = ICE-cREam.
(調理法は氷菓)
1 OF the ele:MenTs, UN-DINE + icE fiaRY, jaCK O' froST.
(四大の一つ、水の精ウンディーネ、氷の妖精、ジャックフロストよ)
から始まるんだよ。食材は『紺の魔力』じゃなくて、『青と黒の魔力』って言ってるでしょ?紺を青と黒に分解して使ってるんだよ。そして、呼びかける妖精もウンディーネとジャックフロストの2人。ウンディーネには青の魔力、ジャックフロストには黒の魔力から作ったお菓子をあげて別々にお願いしてるんだよ。氷の魔法、ここでは『氷の生成魔法』のことだけど、それには2つの過程が関係しているんだ。1つは『水の生成』、そしてもう1つは『物質の温度低下』だよ。別々の事象を同時に起こすことで、1つの事象にする。これが『水と闇の混合魔法』の『氷の魔法』だよ」
「なるほど、めっちゃわかりやすい!でも、ジャックフロストは氷の妖精なのに、1人じゃ氷の魔法が使えないんだね?」
「うん。ジャックフロストは低位の妖精だからね。自然界にある水を氷にすることはできるけど、水を生成することはできないんだよ」
「あぁ、そっか~」
「まぁ、混合魔法は『2つの魔法を混ぜ合わせて1つの詠唱文で行使できるようにした魔法』って言い換えることもできるね。だからこの魔法の最大の弱点は、純度が低い方に階位が引っ張られるってことだね」
「んん?どういうこと?」
「氷の魔法を行使するための『紺の魔力』ってのは、大体『青:黒が2:1』くらいなんだよ。だから、単純に考えると、闇の魔法よりも水の魔法の方が2倍近く強いってことになるんだ。もちろん、それぞれの魔力変換効率の問題とかもあるから一概には言えないけど、でも要は『生成できる水の量』=『作れる氷の量』じゃないってわけ。作れる氷の量はあくまで黒の魔力の範囲内になっちゃうってのがこの魔法の欠点だね」
「あぁ、そっか、うぇ~。難しいね」
「まぁ今の話は今回のテスト範囲じゃないから大丈夫」
「あ、そっか!セーフ!」
「まぁ、2年生の『魔法数学』で勉強するけどね」
「うげぇ、アウト~」
「ははは、またその時教えてあげるよ」
「うぅ~…ギリギリセーフ……」
「目まぐるしいわね…」
フェリカとルーシッドのやり取りを見ていたルビアが突っ込んだ。
「でも逆に、混合魔法の良いところは、それぞれをバラバラにしても同じ結果を得られる可能性もあるっていうところでもあるね」
「え?それってどういうこと?」
「簡単なことだよ。例えば氷を作りたいんだったら、水は自分で作り出さなくてもいいってこと。天然の水を使ってもいいし、誰か他の人が作り出した水でもいいし、あとは魔法石とか魔法具で作った水でもいいし。その逆で、闇の魔法を魔法石で補うとかもありだね」
「あぁ、ヴェル先生の自動魔法人形と戦った時に、マリーさんがやってたやつだね」
「あぁ、そういうことじゃな」
「まぁもちろんこの場合は、水の操作魔法が使えないから、氷の形までは調整できないけどね」
「氷にし終わったあとでもできないの?」
「うん、できないよ。『闇の魔法』はあくまで『物質の温度低下』をするだけだから操作はできないよ」
「あぁ、そっか。なる~」
フェリカが納得したようにうなずいて、聞いたことをノートにまとめている。
すると思い出したようにキリエがぽんっと手を叩いて質問する。
「あ、じゃあ『鉄の魔法』も『土と火の混合魔法』だよね?」
「うん、半分正解。でも、鉄の魔法はちょっと特殊で『混合魔法』と『合成魔法』両方あるよ」
「えぇ、なにそれ!?」
キリエが驚いて目を丸くする。
「実際に使ってるルビィなら知ってるよね?」
「えぇ、そうね。神位の妖精は2属性以上使えるでしょ?特に鉄に関しては神位の妖精に『鍛冶の妖精』っていうのがいるのよ。ヴァルカンとかね。そういう妖精にお願いする場合には、魔力を分解する必要はなくて混色のままでいいのよ」
「あぁ、そっか~」
「合成魔法は文字通り『魔力を合成して使う魔法』のことだね。この魔法の特徴は、混色じゃなきゃいけないってこと。だから2色とも自分の体内で生成された魔力じゃなきゃ合成魔法は使えない。片方を魔法石で補うとかはできないんだ。それは別々の魔力を同時に出してるだけであって、混ぜていることにはならないから。もちろん魔法石自体に混色の魔力が込められていて、それだけを使うとかなら別だけどね。
合成魔法の顕著な例だと、ベル先輩の紫の魔力で発動する『毒の魔法』とかがあるね。毒の魔法も混色の魔力で1人の妖精を使役するから合成魔法だよ。毒の魔法は混合魔法では再現できない特殊な魔法だね」
「はぁ~、なるほどなるほど。さすがはルーシィ先生!」
「いやいや」
ルーシッドはフェリカにそう言われて、少し恥ずかしそうに頭を掻いた。
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