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6 後輩くんの場合~ 一方こちらでは
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「は? 若いコに触手をあげたい?」
カメラマンとの二人きり、いや触手との三人での撮影の後、俺は触手から写真集撮影後のご褒美快楽漬けにされている隙間の呼吸を整える瞬間に、そんな話をされた。
「はぁうっん♪ で、誰よそのコっていうのは」
「お前らは所かまわず仲いいなぁ。俳優としても期待されているホープなんだが、ちょいと寂しがり屋なところがあってな、それを悪い先輩俳優に付け込まれている」
「ははぁ、悪い先輩とやらは若いライバルを潰して、オナホ代わりも手に入って一石二鳥ってか? あっ、ちょい話の途中……あっあっ♪」
「ああ無理すんな、勝手に話すから最後にイエスかノーだけ意思表示を貰えればいい」
嗜虐心をくすぐられたらしい触手が、会話の肝心なところで激しく突き上げてくるのに、カメラマンは気にしないで続ける。
「で、お前らを見ているとな、寂しがり屋ならぴったりの相手なんじゃないかと思ったんだよ。なにせ毎日四六時中一緒にいられるんだし。そこらの男よか断然セックス上手そうだろう?」
「あぁぁあっん!」
カメラマンに話を振られ、触手が「もちろんだ」と言わんばかりに責め立てる。こら、俺を返事係にするんじゃないよ。そしてカメラマンも俺の喘ぎ声はイエス判定らしい。
「で、いい触手紹介できねぇか?」
なるほどそういう話なのか。できるかできないかで言えば、できる。何故ならば、俺の腹にはもう産まれるのに十分な卵が宿っているからだ。明後日休みを取って産みに行く予定なんだよ。
触手を満足させた後で俺がこれを言えば、カメラマンがその産卵を見たがったため、この場での産卵となり、なんなら産卵の瞬間を記念撮影してくれた。なんだかんだで、触手との戯れ写真を提供してくれる、いい人なのだ。
というわけで。
ウチのコをあげた、俺たちの義理息子同然のケイくんは、とてもいい子だった。頑張り屋なのがちょっと空回りしていたのが、ウチのコがいい風に手助けしているようだ。今度ドラマで主役ではないものの、重要な役回りのキャラを貰えるんだとさ。よかったね。
けどさ、あっちの触手は穏やかだな? 触手にも個性があるのか。あのケイくんに合わせて学習しているからだろうか? ってことは、ウチのが所構わず濃厚に責め立ててくるのは、俺の好みにあわせているからっていうことになる。あれ、俺が一番エロいのか? そうなの?
ある日、ケイくんから産卵のことを恥ずかしそうに聞かれたので、どうやらかなり愛が盛り上がってしまったようだ。「おめでとう」と祝福し、産卵場所はどこでもよくて、きれいな川がオススメだと教えておいた。ケイくんのおじいちゃんの家が自然豊かな田舎らしく、そこへ里帰り産卵しようかと嬉しそうに語ってくれた。元気な卵を産むんだぞ。
ちなみに、ケイくんの元下種彼氏は、あれから撮影所で見なくなった。どうやら仕事を回されなくなった挙句にこの世界を引退したらしく、親を手伝ってとある山奥で農業をしているそうだ。
……あれ、その山って俺がいつも産卵に行く山だな?
そう思いはしても、その時は「まあ関係ないか」とすぐに忘れた。
後日、俺が次の卵を川に帰すためにキャンプに向かっていると、道中の畑で農作業をしている若い男を見かけた。
「あっ、だめ、そんなぁ……んぁっ!」
苗を植えようとしていた姿勢で、甘い声を響かせて尻をぷるりと震わせ、しばしそのまま固まっている。けれど動かない手の隙間からにょろりと現れたモノが、代わりに苗をスポスポと植えていく。そして彼はもう畑作業どころではなく、お尻を高くしたまま甲高い声で喘ぎ続けているが、周囲に人影は俺しかいない。
よく見ればコイツ、あの元下種彼氏である。なるほど、どうやらこの山で川住まいのウチのコと巡り合ってしまったようだ。そしてこちらはケイくんのと違って、少々嗜虐趣味が強めであるようで、俺が見ているのをわかっていて服を脱がせ始めている。人がいることにやっと気付いたらしいソイツが慌てているけれど、「しかし、それがいいんだろう?」と言われているかのように、責めが酷くなっているのが喘ぎ声の変化で丸わかりだ。
幸せそうでなによりである。さて、俺も産卵しに行こう。
カメラマンとの二人きり、いや触手との三人での撮影の後、俺は触手から写真集撮影後のご褒美快楽漬けにされている隙間の呼吸を整える瞬間に、そんな話をされた。
「はぁうっん♪ で、誰よそのコっていうのは」
「お前らは所かまわず仲いいなぁ。俳優としても期待されているホープなんだが、ちょいと寂しがり屋なところがあってな、それを悪い先輩俳優に付け込まれている」
「ははぁ、悪い先輩とやらは若いライバルを潰して、オナホ代わりも手に入って一石二鳥ってか? あっ、ちょい話の途中……あっあっ♪」
「ああ無理すんな、勝手に話すから最後にイエスかノーだけ意思表示を貰えればいい」
嗜虐心をくすぐられたらしい触手が、会話の肝心なところで激しく突き上げてくるのに、カメラマンは気にしないで続ける。
「で、お前らを見ているとな、寂しがり屋ならぴったりの相手なんじゃないかと思ったんだよ。なにせ毎日四六時中一緒にいられるんだし。そこらの男よか断然セックス上手そうだろう?」
「あぁぁあっん!」
カメラマンに話を振られ、触手が「もちろんだ」と言わんばかりに責め立てる。こら、俺を返事係にするんじゃないよ。そしてカメラマンも俺の喘ぎ声はイエス判定らしい。
「で、いい触手紹介できねぇか?」
なるほどそういう話なのか。できるかできないかで言えば、できる。何故ならば、俺の腹にはもう産まれるのに十分な卵が宿っているからだ。明後日休みを取って産みに行く予定なんだよ。
触手を満足させた後で俺がこれを言えば、カメラマンがその産卵を見たがったため、この場での産卵となり、なんなら産卵の瞬間を記念撮影してくれた。なんだかんだで、触手との戯れ写真を提供してくれる、いい人なのだ。
というわけで。
ウチのコをあげた、俺たちの義理息子同然のケイくんは、とてもいい子だった。頑張り屋なのがちょっと空回りしていたのが、ウチのコがいい風に手助けしているようだ。今度ドラマで主役ではないものの、重要な役回りのキャラを貰えるんだとさ。よかったね。
けどさ、あっちの触手は穏やかだな? 触手にも個性があるのか。あのケイくんに合わせて学習しているからだろうか? ってことは、ウチのが所構わず濃厚に責め立ててくるのは、俺の好みにあわせているからっていうことになる。あれ、俺が一番エロいのか? そうなの?
ある日、ケイくんから産卵のことを恥ずかしそうに聞かれたので、どうやらかなり愛が盛り上がってしまったようだ。「おめでとう」と祝福し、産卵場所はどこでもよくて、きれいな川がオススメだと教えておいた。ケイくんのおじいちゃんの家が自然豊かな田舎らしく、そこへ里帰り産卵しようかと嬉しそうに語ってくれた。元気な卵を産むんだぞ。
ちなみに、ケイくんの元下種彼氏は、あれから撮影所で見なくなった。どうやら仕事を回されなくなった挙句にこの世界を引退したらしく、親を手伝ってとある山奥で農業をしているそうだ。
……あれ、その山って俺がいつも産卵に行く山だな?
そう思いはしても、その時は「まあ関係ないか」とすぐに忘れた。
後日、俺が次の卵を川に帰すためにキャンプに向かっていると、道中の畑で農作業をしている若い男を見かけた。
「あっ、だめ、そんなぁ……んぁっ!」
苗を植えようとしていた姿勢で、甘い声を響かせて尻をぷるりと震わせ、しばしそのまま固まっている。けれど動かない手の隙間からにょろりと現れたモノが、代わりに苗をスポスポと植えていく。そして彼はもう畑作業どころではなく、お尻を高くしたまま甲高い声で喘ぎ続けているが、周囲に人影は俺しかいない。
よく見ればコイツ、あの元下種彼氏である。なるほど、どうやらこの山で川住まいのウチのコと巡り合ってしまったようだ。そしてこちらはケイくんのと違って、少々嗜虐趣味が強めであるようで、俺が見ているのをわかっていて服を脱がせ始めている。人がいることにやっと気付いたらしいソイツが慌てているけれど、「しかし、それがいいんだろう?」と言われているかのように、責めが酷くなっているのが喘ぎ声の変化で丸わかりだ。
幸せそうでなによりである。さて、俺も産卵しに行こう。
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