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執事のフェラ ※
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一ノ瀬が突然自分のベルトを外しだし、千尋は焦って手で抵抗した。
「い、一ノ瀬」
「私が、千尋様のを舐めて差し上げます。大丈夫です、フェラがどういうものなのかは存じておりますので」
一ノ瀬は股間をガードしている千尋の手を避け、下着ごとズボンをずらし、あっという間に千尋の股間が露わになった。
上から下までビシッと燕尾服を着こなしている一ノ瀬の前で、自分だけ下半身をさらけ出した状態に、千尋は羞恥で顔が赤くなった。
「でも、その、一ノ瀬は……嫌じゃないの、僕のを舐めるだなんて……汚いだろう」
「大丈夫です、千尋様のお身体で汚い箇所はありません」
一ノ瀬はとんでもない事を言いながら、付けていた白の手袋を両手から取って枕元へ置き、千尋の脚の間に膝立ちで割って入り、半勃ちの性器をゆるゆると擦りだした。
「あっ、一ノ瀬……っ」
「千尋様は目を閉じていて下さい。
他の誰か、例えば好きな女性の方等にされていると想像なさっていた方が達しやすいと思いますので」
千尋は言われた通り目を閉じてみた。視界を遮ると、まだ手で触れられているだけなのに感覚が股間に集中するのか気持ちが良い。
しかし、好きな女性を想像しろと言われても、千尋はそもそも女性には興味がなかった。それならば、気になっていた学校の男の先生や先輩等にされていると想像したら良いのだろうか。
千尋が一生懸命想像をしていると、性器がヌルッと生温かい感触に包まれた。その瞬間、全身の産毛が逆立つ様な、腰から背中がゾクゾクする感覚が走って快感をもたらした。
(何これ……手でされた時と全然違う……!)
一ノ瀬は沢山の唾液を絡ませながら、亀頭を平たい舌でねっとり舐めつつ、竿部分を手で擦った。絶妙な舌と指の動きで、一ノ瀬の手慣れた様な行為に千尋はあまりの気持ち良さに声が我慢できず、自然と漏れていた。
「んっ、あっ、あぁっ……」
「……千尋様、気持ちいいですか?」
鈴口を窄めた舌でなぞる様に舐めながら、一ノ瀬は千尋に聞いた。千尋は頬を赤らめながら首を何度も縦にコクコクと動かした。
「んん、き、気持ちい……い……んっ」
一ノ瀬は千尋の返事を聞いた後、千尋の性器を咥え込み、先から根元までを一気にしゃぶりだした。じゅぽじゅぽ、と卑猥な音を立てながら、時々カリの方にも舌を絡めつつ手も使って竿全体を吸い込む様にして口内で犯した。
千尋は目を閉じて想像しようとしたが、気持ち良すぎてそれどころではなくなった。神経が下半身に集中してしまい、頭が真っ白になってしまう。
一ノ瀬が一体どんな風にフェラをしているのかと気になり、千尋はそっと目を開けた。
一ノ瀬は千尋の顔を見ながら、脚の間で口に千尋の性器を咥え、いやらしそうな音を立てて一心不乱にしゃぶっていた。一ノ瀬の顔は普段と違う顔付きになっていて、千尋の性器をまるで食べ物かの様に美味しそうに味わっていた。
その一ノ瀬と目が合った瞬間、千尋は身体の底からゾクゾクとした快感が一気に込み上げ、一ノ瀬の口の中で爆ぜてしまった。
「……っっ……!! あぁっ、はぁ、はぁ……」
一ノ瀬の口の中に豪快に出してしまった千尋はすぐに正気に戻り、慌ててベッドの宮棚に置いてあったティッシュに手を伸ばし、箱ごと一ノ瀬に差し出した。
「ゴメン、いきなりイッちゃって……
一ノ瀬、ホラ、これに吐き出して……」
そう慌てふためく千尋を余所に、一ノ瀬は千尋が放った精液をゴクッと喉を鳴らして飲み込んだ。
「ちょっ……! 一ノ瀬、まさか飲んだの!?」
「ええ、勿体無いと思いまして。美味しかったですよ」
「美味しいワケないって! それ苦いだろ!? 出してって!」
「全て飲み込みましたよ。千尋様の精液もペニスも、どちらも美味しかったです」
再び一ノ瀬がとんでもない事を口にした。
(えっ、何を言ってるんだ一ノ瀬は……
精液が美味しい訳ない……いや、でもまさか……実は美味しいのか……?)
軽くパニックになっている千尋の後ろの方で、固く閉ざされていたドアからガチャン、とロックが解除された音が部屋に鳴り響いた。
「無事、試練クリア出来ましたね、千尋様」
一ノ瀬は差し出されたティッシュ箱から数枚を取り口元を拭いた後、新しいティッシュを追加で数枚取り、千尋の性器を持って拭き始めた。
「っあっ……あ……や、やだっ」
イッた直後で敏感になっていた性器に触れられ、千尋は思わず腰を引いてピクピクしながら一ノ瀬の胸元を掴んだ。
「あ……申し訳ございません……
もう少し時間を置きましょうか」
「……いや、自分でやるよ」
千尋はそう返答しながら一ノ瀬を見上げた。結構な至近距離に一ノ瀬の顔があり、端正な顔立ちにうっかり見とれた後、目線が口元の方へいった。
(この口で、僕の性器を……)
そう思った瞬間、先程の光景ーーペニスを咥えて美味しそうにしゃぶっていた一ノ瀬の顔が頭をよぎり、胸がドクン、と鳴った。
一ノ瀬を変に意識してしまっている自分に動揺し、この気持ちが一体何なのか不思議に思いながら、自分の性器を手早く拭いて服を直したのだった。
「い、一ノ瀬」
「私が、千尋様のを舐めて差し上げます。大丈夫です、フェラがどういうものなのかは存じておりますので」
一ノ瀬は股間をガードしている千尋の手を避け、下着ごとズボンをずらし、あっという間に千尋の股間が露わになった。
上から下までビシッと燕尾服を着こなしている一ノ瀬の前で、自分だけ下半身をさらけ出した状態に、千尋は羞恥で顔が赤くなった。
「でも、その、一ノ瀬は……嫌じゃないの、僕のを舐めるだなんて……汚いだろう」
「大丈夫です、千尋様のお身体で汚い箇所はありません」
一ノ瀬はとんでもない事を言いながら、付けていた白の手袋を両手から取って枕元へ置き、千尋の脚の間に膝立ちで割って入り、半勃ちの性器をゆるゆると擦りだした。
「あっ、一ノ瀬……っ」
「千尋様は目を閉じていて下さい。
他の誰か、例えば好きな女性の方等にされていると想像なさっていた方が達しやすいと思いますので」
千尋は言われた通り目を閉じてみた。視界を遮ると、まだ手で触れられているだけなのに感覚が股間に集中するのか気持ちが良い。
しかし、好きな女性を想像しろと言われても、千尋はそもそも女性には興味がなかった。それならば、気になっていた学校の男の先生や先輩等にされていると想像したら良いのだろうか。
千尋が一生懸命想像をしていると、性器がヌルッと生温かい感触に包まれた。その瞬間、全身の産毛が逆立つ様な、腰から背中がゾクゾクする感覚が走って快感をもたらした。
(何これ……手でされた時と全然違う……!)
一ノ瀬は沢山の唾液を絡ませながら、亀頭を平たい舌でねっとり舐めつつ、竿部分を手で擦った。絶妙な舌と指の動きで、一ノ瀬の手慣れた様な行為に千尋はあまりの気持ち良さに声が我慢できず、自然と漏れていた。
「んっ、あっ、あぁっ……」
「……千尋様、気持ちいいですか?」
鈴口を窄めた舌でなぞる様に舐めながら、一ノ瀬は千尋に聞いた。千尋は頬を赤らめながら首を何度も縦にコクコクと動かした。
「んん、き、気持ちい……い……んっ」
一ノ瀬は千尋の返事を聞いた後、千尋の性器を咥え込み、先から根元までを一気にしゃぶりだした。じゅぽじゅぽ、と卑猥な音を立てながら、時々カリの方にも舌を絡めつつ手も使って竿全体を吸い込む様にして口内で犯した。
千尋は目を閉じて想像しようとしたが、気持ち良すぎてそれどころではなくなった。神経が下半身に集中してしまい、頭が真っ白になってしまう。
一ノ瀬が一体どんな風にフェラをしているのかと気になり、千尋はそっと目を開けた。
一ノ瀬は千尋の顔を見ながら、脚の間で口に千尋の性器を咥え、いやらしそうな音を立てて一心不乱にしゃぶっていた。一ノ瀬の顔は普段と違う顔付きになっていて、千尋の性器をまるで食べ物かの様に美味しそうに味わっていた。
その一ノ瀬と目が合った瞬間、千尋は身体の底からゾクゾクとした快感が一気に込み上げ、一ノ瀬の口の中で爆ぜてしまった。
「……っっ……!! あぁっ、はぁ、はぁ……」
一ノ瀬の口の中に豪快に出してしまった千尋はすぐに正気に戻り、慌ててベッドの宮棚に置いてあったティッシュに手を伸ばし、箱ごと一ノ瀬に差し出した。
「ゴメン、いきなりイッちゃって……
一ノ瀬、ホラ、これに吐き出して……」
そう慌てふためく千尋を余所に、一ノ瀬は千尋が放った精液をゴクッと喉を鳴らして飲み込んだ。
「ちょっ……! 一ノ瀬、まさか飲んだの!?」
「ええ、勿体無いと思いまして。美味しかったですよ」
「美味しいワケないって! それ苦いだろ!? 出してって!」
「全て飲み込みましたよ。千尋様の精液もペニスも、どちらも美味しかったです」
再び一ノ瀬がとんでもない事を口にした。
(えっ、何を言ってるんだ一ノ瀬は……
精液が美味しい訳ない……いや、でもまさか……実は美味しいのか……?)
軽くパニックになっている千尋の後ろの方で、固く閉ざされていたドアからガチャン、とロックが解除された音が部屋に鳴り響いた。
「無事、試練クリア出来ましたね、千尋様」
一ノ瀬は差し出されたティッシュ箱から数枚を取り口元を拭いた後、新しいティッシュを追加で数枚取り、千尋の性器を持って拭き始めた。
「っあっ……あ……や、やだっ」
イッた直後で敏感になっていた性器に触れられ、千尋は思わず腰を引いてピクピクしながら一ノ瀬の胸元を掴んだ。
「あ……申し訳ございません……
もう少し時間を置きましょうか」
「……いや、自分でやるよ」
千尋はそう返答しながら一ノ瀬を見上げた。結構な至近距離に一ノ瀬の顔があり、端正な顔立ちにうっかり見とれた後、目線が口元の方へいった。
(この口で、僕の性器を……)
そう思った瞬間、先程の光景ーーペニスを咥えて美味しそうにしゃぶっていた一ノ瀬の顔が頭をよぎり、胸がドクン、と鳴った。
一ノ瀬を変に意識してしまっている自分に動揺し、この気持ちが一体何なのか不思議に思いながら、自分の性器を手早く拭いて服を直したのだった。
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