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玄関の隣にある窓から薄暗く光が差し込んでいる。裕一郎は、廊下を出て忘れものがないか確認した。学校へ行く準備は整っているが一人忘れ物があることに気が付く。「おーい姉さんー、早くしろ~」裕一郎は秋穂がどこにいるか分からないので取り合えず大声でそう呼んだ。「ちょっとまって!ない!」どうやら秋穂の声だろう。遠くにいて声が聞こえずらい。「はあ、またかよ・・・」裕一郎は、ため息をつきながら言った。秋穂はよくギリギリになってバタバタしていることが多い。いつものことだからそんなに気にならないが今回は違う。今日は朝会がり、特に何をする訳でもなく早く集まる日だ。面倒だが、表彰式もたまにあるので欠かせないようだ。「姉さんー!まだか~!」 まったく、いつも何がないんだよ・・・。裕一郎は、外を出て玄関の前で待っていることにした。外へ出た裕一郎に強い日差しが目が眩しいので太陽に手の平をを伸ばし目保護する。「お、服部ー・・・何やってんだ・・・?」裕一郎が真面目に答えた。「光から身を守っている」「そうか」即返答が来た。そしてこう続けた。あきちゃんは?
「言っておくが姉さんはやらんぞ。」このやり取りも朝の定番である。裕一郎の唯一の友人 八神 蓮だ。幼馴染で裕一郎とも秋穂とも昔からの付き合いだ。蓮は、秋穂にべた惚れのようでいつも鬱陶しい。「ごめんごめん、って蓮いたんだ。」息を切らしてやってきた秋穂。相変わらず蓮に当たりが強い秋穂に思わず笑いながら「おー怖い怖い。」と裕一郎が口にしようとした瞬間秋穂の膝蹴りを食らう。「いって、まだ何も言ってないんだが・・・!」秋穂が鬼になって 「全部お見通しです。」っと、一音一音力を入れて発声する。隣では蓮が笑いを堪えているのが分かる。裕一郎は悟った、このままだと天罰が下ると。そして案の定右ストレートが蓮に襲った。それを見て裕一郎は恐れをなしたのか少しずつ前へと前線を上げるように進んでいったのだった。
キーンコーンカーンコーンと奥行きのあるのが特徴的な学校のチャイムが鳴っている。集会五分前の鐘だ。僕たち三人は他愛もない会話し、気が付けば正面の門付近まで来ていた。最後の坂を上がれば学校の全体が見えるだろう。道路の側面には木が何本も植えられている。大道路から外れているのか比較的交通量が少ないこの道路。朝の登校時間では生徒たちで良く賑わっているが今は静かであった。「今日そう言えば朝会だっけ。」裕一郎が言った。 八神はすっかり忘れていたようだ。
「ああ!急がねーと!遅刻だ!」「まあ、まだ大丈夫だと思・・・」裕一郎が学校の校舎に設置してある大きな時計を見ながら呟いている途中で二lに遮られた。二人はほぼ同時に言った。「あんたは信用できない!!」
「服部が言っても説得力ないだろ!」 「いや、最後まで言わせてくれない?」そう、裕一郎は物凄くマイペースなのだ。 そんな会話をしながら小走りで教室へ向かった。急いで一年生の校舎へ向かう三人。しかし、ここで裕一郎が異変に気が付く。「おかしいな、体育館へ向かう生徒が居てもいいはずだけど・・・」「もしかして、もう皆集まってるとか!?」秋穂が早口でそう言った。裕一郎は思った。状況的には走っている俺たちの妨げにならないから好都合だけど、時間が早まったのか中止かで間違いないかな、
と。一階の教室の前を通る。今日の外は薄暗いので廊下の電気が付けっぱなしになっていた。一階は、二年生が使用しているが全ての教室の電気が付いていない。それどころか誰一人見当たらない。「そういえばさっきから人居なくね?」八神が不気味そうにいった。[確かに、二年生がいないなんて聞いてないけど」雄一郎は、ぼそっと皆が辛うじて聞こえるぐらいの大きさで言った。一同は、走っている足を止め、動揺した。次の瞬間廊下の全ての電気が消え、なんの前触れもなく校内放送が流れ出した。「えっ、何?」秋穂が怖がり裕一郎の腕を掴んだ。ある歌が廊下に響き渡る。それはは童謡だった。「僕らはみんな 生きている 生きているから 歌うんだ」 「僕らはみんな 生きている 生きているから 悲しんだ」一同は硬直した。そしてまだ続いた。「手の平を太陽に 透かして見れば まっかに流れる 僕の血潮」曲は突然消え、辺りに反響していた。裕一郎がふと隣を見る。「いない...蓮がいない!」 裕一郎と秋穂は、顔を見合わせる。「蓮はどこに行ったの、なんなのこれ・・・」秋穂の声は動揺していた。
「わからない・・・何が起きているんだ・・・」秋穂の手に力が入る。恐ろしく怖い。「とりあえず、自分たちの教室に向かうか。蓮も先に行ったかもしれないし・・・」「そうだね、蓮先に行っちゃたんだよきっと。」
階段はすぐそこだった。はや走りで階段を上り先を急ぐ二人。薄暗い廊下に足音が響き渡る。裕一郎が先頭になり秋穂がついていく。秋穂の手に力が入る。「今、下に誰かいなかった・・・?」秋穂の声は掠れ震えている。「今は先を急ごう!」
「でも蓮かもしれないよ・・・」 先を急ぐ二人。早く安心したかった。教室に行って他の人が居るのを確かめたい。ただその一心で走った。最後の階段を上がり辺りを見渡す。「電気がついてる!」裕一郎が自分の教室に電気がついていることを確認した。
直ぐに教室へ入る。「・・・・・」二人は沈黙した。誰一人としていない。「にげろ・・・」秋穂が突然いった。「黒板を見て!何だろうこれ・・・」 裕一郎が黒板に目を向ける。その時、辺りは暗闇に包まれた。そして、校内放送がまた流れる。
「僕らはみんな 生きている 生きているから 歌うんだ」 「僕らはみんな 生きている 生きているから 悲しんだ」またかよ何なんだよこれ・・・「手の平を太陽に]「そうだ、連に電話しよう!」裕一郎は携帯を手に取った。画面を打つ手が震える。 [透かして見れば]「つながらない・・・圏外・・・嘘だろ・・・。」携帯は繋がらなかった。「姉さん、とりあえず職員室にいこう・・・」返事がない・・・ [まっかに流れる] [僕の血潮」突然音が消え辺りに響く。「姉さん!!」振り返るとそこには
誰もいなかった。
「言っておくが姉さんはやらんぞ。」このやり取りも朝の定番である。裕一郎の唯一の友人 八神 蓮だ。幼馴染で裕一郎とも秋穂とも昔からの付き合いだ。蓮は、秋穂にべた惚れのようでいつも鬱陶しい。「ごめんごめん、って蓮いたんだ。」息を切らしてやってきた秋穂。相変わらず蓮に当たりが強い秋穂に思わず笑いながら「おー怖い怖い。」と裕一郎が口にしようとした瞬間秋穂の膝蹴りを食らう。「いって、まだ何も言ってないんだが・・・!」秋穂が鬼になって 「全部お見通しです。」っと、一音一音力を入れて発声する。隣では蓮が笑いを堪えているのが分かる。裕一郎は悟った、このままだと天罰が下ると。そして案の定右ストレートが蓮に襲った。それを見て裕一郎は恐れをなしたのか少しずつ前へと前線を上げるように進んでいったのだった。
キーンコーンカーンコーンと奥行きのあるのが特徴的な学校のチャイムが鳴っている。集会五分前の鐘だ。僕たち三人は他愛もない会話し、気が付けば正面の門付近まで来ていた。最後の坂を上がれば学校の全体が見えるだろう。道路の側面には木が何本も植えられている。大道路から外れているのか比較的交通量が少ないこの道路。朝の登校時間では生徒たちで良く賑わっているが今は静かであった。「今日そう言えば朝会だっけ。」裕一郎が言った。 八神はすっかり忘れていたようだ。
「ああ!急がねーと!遅刻だ!」「まあ、まだ大丈夫だと思・・・」裕一郎が学校の校舎に設置してある大きな時計を見ながら呟いている途中で二lに遮られた。二人はほぼ同時に言った。「あんたは信用できない!!」
「服部が言っても説得力ないだろ!」 「いや、最後まで言わせてくれない?」そう、裕一郎は物凄くマイペースなのだ。 そんな会話をしながら小走りで教室へ向かった。急いで一年生の校舎へ向かう三人。しかし、ここで裕一郎が異変に気が付く。「おかしいな、体育館へ向かう生徒が居てもいいはずだけど・・・」「もしかして、もう皆集まってるとか!?」秋穂が早口でそう言った。裕一郎は思った。状況的には走っている俺たちの妨げにならないから好都合だけど、時間が早まったのか中止かで間違いないかな、
と。一階の教室の前を通る。今日の外は薄暗いので廊下の電気が付けっぱなしになっていた。一階は、二年生が使用しているが全ての教室の電気が付いていない。それどころか誰一人見当たらない。「そういえばさっきから人居なくね?」八神が不気味そうにいった。[確かに、二年生がいないなんて聞いてないけど」雄一郎は、ぼそっと皆が辛うじて聞こえるぐらいの大きさで言った。一同は、走っている足を止め、動揺した。次の瞬間廊下の全ての電気が消え、なんの前触れもなく校内放送が流れ出した。「えっ、何?」秋穂が怖がり裕一郎の腕を掴んだ。ある歌が廊下に響き渡る。それはは童謡だった。「僕らはみんな 生きている 生きているから 歌うんだ」 「僕らはみんな 生きている 生きているから 悲しんだ」一同は硬直した。そしてまだ続いた。「手の平を太陽に 透かして見れば まっかに流れる 僕の血潮」曲は突然消え、辺りに反響していた。裕一郎がふと隣を見る。「いない...蓮がいない!」 裕一郎と秋穂は、顔を見合わせる。「蓮はどこに行ったの、なんなのこれ・・・」秋穂の声は動揺していた。
「わからない・・・何が起きているんだ・・・」秋穂の手に力が入る。恐ろしく怖い。「とりあえず、自分たちの教室に向かうか。蓮も先に行ったかもしれないし・・・」「そうだね、蓮先に行っちゃたんだよきっと。」
階段はすぐそこだった。はや走りで階段を上り先を急ぐ二人。薄暗い廊下に足音が響き渡る。裕一郎が先頭になり秋穂がついていく。秋穂の手に力が入る。「今、下に誰かいなかった・・・?」秋穂の声は掠れ震えている。「今は先を急ごう!」
「でも蓮かもしれないよ・・・」 先を急ぐ二人。早く安心したかった。教室に行って他の人が居るのを確かめたい。ただその一心で走った。最後の階段を上がり辺りを見渡す。「電気がついてる!」裕一郎が自分の教室に電気がついていることを確認した。
直ぐに教室へ入る。「・・・・・」二人は沈黙した。誰一人としていない。「にげろ・・・」秋穂が突然いった。「黒板を見て!何だろうこれ・・・」 裕一郎が黒板に目を向ける。その時、辺りは暗闇に包まれた。そして、校内放送がまた流れる。
「僕らはみんな 生きている 生きているから 歌うんだ」 「僕らはみんな 生きている 生きているから 悲しんだ」またかよ何なんだよこれ・・・「手の平を太陽に]「そうだ、連に電話しよう!」裕一郎は携帯を手に取った。画面を打つ手が震える。 [透かして見れば]「つながらない・・・圏外・・・嘘だろ・・・。」携帯は繋がらなかった。「姉さん、とりあえず職員室にいこう・・・」返事がない・・・ [まっかに流れる] [僕の血潮」突然音が消え辺りに響く。「姉さん!!」振り返るとそこには
誰もいなかった。
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