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最終章 全員で一つの探索隊
第325話 飛行
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『ま、まぁそのうち慣れるよね?』
『慣れるか? ワシはもう何が何だか……』
『慣れるよゴル爺! だって私たち探索隊でしょ?』
『せやで、イセカイジンが2つ合体したようなもんや』
『よくわかんないけど行けるって! 俺たちピカピカだ!!』
『ふふふ……そう……だね』
よし、とりあえず合体はしたし、早く犬吠埼に向かおう!
『よーし、それじゃあ出発だ! うおおおおおお!!』
『ちょ、ちょっとクロム!?』
クロムは羽に意識を集中させ、勢いよく地面を蹴った。
そのままスピードを出し、空高く飛び始めた。
いやいやいや! なんで上空に!?
『ちょ、ちょっとクロム! このままじゃ大気圏に行っちゃうって!!』
『たいきけん? それってピカピカしてるのか?』
『ピカピカじゃない! 私たち死んじゃうから!』
『あ、ごめん……』
危ない危ない……このまま行ったら本当にピカピカになるところだった……別の意味で。
『そもそもクロム、方向分かってるの?』
『あっ……』
ちょっと! 何にも考えずに飛んでいったの!?
しょうがないなぁもう……。
『とりあえず……方向……確認……しよう』
『って言っても、どう向かえばいいの? バリ分からない……』
『とりあえず東に向かえば銚子に着くと思うけど……東ってどっちだろう?』
何か目印になりそうなものがあればいいんだけど……。
『お、おい! 感心してる場合じゃないんじゃねぇか?』
『……ゴル爺の言う通りかも! あれ!』
リンが目に意識を集中させたのか、遠くの方まで見えた……流石はリン、普段後方で戦っている影響か、めちゃくちゃ視力がいい……。
向こうの方……なんか、モンスターの大群が見える……って、あれは……。
『小学校にまっすぐ向かってない!?』
『あかん! あそこには避難してる人もおるんとちゃうか!?』
『早く……助けに行こう……』
『よっしゃあ! あそこに向かえばいいんだな! 出発進行!!』
クロムが勢いよくスピードを出し、小学校へと飛んでいった。
今は一大事だ、早く向かおう!
『慣れるか? ワシはもう何が何だか……』
『慣れるよゴル爺! だって私たち探索隊でしょ?』
『せやで、イセカイジンが2つ合体したようなもんや』
『よくわかんないけど行けるって! 俺たちピカピカだ!!』
『ふふふ……そう……だね』
よし、とりあえず合体はしたし、早く犬吠埼に向かおう!
『よーし、それじゃあ出発だ! うおおおおおお!!』
『ちょ、ちょっとクロム!?』
クロムは羽に意識を集中させ、勢いよく地面を蹴った。
そのままスピードを出し、空高く飛び始めた。
いやいやいや! なんで上空に!?
『ちょ、ちょっとクロム! このままじゃ大気圏に行っちゃうって!!』
『たいきけん? それってピカピカしてるのか?』
『ピカピカじゃない! 私たち死んじゃうから!』
『あ、ごめん……』
危ない危ない……このまま行ったら本当にピカピカになるところだった……別の意味で。
『そもそもクロム、方向分かってるの?』
『あっ……』
ちょっと! 何にも考えずに飛んでいったの!?
しょうがないなぁもう……。
『とりあえず……方向……確認……しよう』
『って言っても、どう向かえばいいの? バリ分からない……』
『とりあえず東に向かえば銚子に着くと思うけど……東ってどっちだろう?』
何か目印になりそうなものがあればいいんだけど……。
『お、おい! 感心してる場合じゃないんじゃねぇか?』
『……ゴル爺の言う通りかも! あれ!』
リンが目に意識を集中させたのか、遠くの方まで見えた……流石はリン、普段後方で戦っている影響か、めちゃくちゃ視力がいい……。
向こうの方……なんか、モンスターの大群が見える……って、あれは……。
『小学校にまっすぐ向かってない!?』
『あかん! あそこには避難してる人もおるんとちゃうか!?』
『早く……助けに行こう……』
『よっしゃあ! あそこに向かえばいいんだな! 出発進行!!』
クロムが勢いよくスピードを出し、小学校へと飛んでいった。
今は一大事だ、早く向かおう!
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