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第11章 探索者、オンステージ!
第283話 戦いの余韻
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「キセノン殿! とても素晴らしい発明だったぞ!」
「……ありがと」
「キセノンさん! あの装甲を身に纏うと、無詠唱で強力な魔法を放てたんですが……」
「あ……それは……8番と9番は……特に……気合……入れたから……」
「ノン姉ちゃん、すごーい!! ねぇねぇ! アタシ、かっこよかった?」
「うん……かっこよかったよ……碧ちゃん」
「わーい!!」
ダイヤさん、アリスさん、碧ちゃんの3人は、お互いにキセノンを讃えていた。
あんな凄い発明……私も心から讃えたいと思うよ……本当に、キセノンは凄い。
「瑠璃さーん!!」
「ほ、蛍ちゃん!?」
私がキセノンを心の中で讃える中、蛍ちゃんが私に抱き着いてきた。
「瑠璃さん! ほんと久しぶりだよね! 私、強かった?」
「うん、蛍ちゃんも強かったよ」
「ほんと!?」
「うん」
「ありがとー! 瑠璃さん!」
「ちょ、ちょっと……」
蛍ちゃんは私の胸に頬を擦りつけてきた……まるで小動物だが、彼女の体はとても逞しくなっている気がした。
……ほんと、見ない間にすごく強かになってる。
「ミドミド! ミドミドの占い、当たったね!」
「え、そ、そそそそそそそ、そうですか?」
横では、リンと慧ちゃんが話し合っていた。
リンは翠ちゃんを称えるように両手で慧ちゃんの手を握っていた。
「うん! ここに入る前言ってくれたでしょ? 『思い通りの結果が出て、他の人の力を得る』って! 確かに、親衛隊みんなの力で、ここまで来れた……つまりこれは、占いの結果通りってことだよね?」
「そ、そうですかね? なんか、か、拡大解釈なような……」
「ううん! そんなんじゃないよ! きっとミドミドは凄腕の占い師さんなんだよ!」
「そ、そそそそそそそそそそ、そんな……わ、わわわわわ、私は……」
「あはは! ミドミド大好き!! また占って!!」
「あ、あわわわわわ……」
リンは慧ちゃんに抱き着き、慧ちゃんの占いを讃える……なんか、もやもやするな……。
「ねぇねぇ瑠璃さん! 私、かっこよかった?」
「え? あぁ、うん……」
「ほんと!? ねぇねぇ、どこが!? どこがかっこよかった!?」
「あ、えぇっとね……」
私がジェラシーを抱いている中、蛍ちゃんは気にも留めずに私に嬉しそうに話し掛けた。
なんだろう……私似合うのがそれほど嬉しかったのだろうか?
「こらこら、瑠璃さんが困ってるだろ、蛍」
「あはは、ごめーん……瑠璃さんと会えたのが嬉しくてつい……」
「……まぁ、ボクも瑠璃さんやラピスさんと再会できて嬉しかったけどさ」
美月ちゃん……なんか前よりも猶更かっこよくなっているような……。
久々に会ったからそう見えるだけなのかも。
「そういえば美月はん、瑠璃はんにあの事話したんか?」
「あぁ! そういえば忘れてました!」
「あー! そうだったね! ねぇねぇ聞いてよ瑠璃さん!」
え? なんだろう、気になるな……しばらく2人には会ってなかったし、休憩がてら、少し話すか。
「……ありがと」
「キセノンさん! あの装甲を身に纏うと、無詠唱で強力な魔法を放てたんですが……」
「あ……それは……8番と9番は……特に……気合……入れたから……」
「ノン姉ちゃん、すごーい!! ねぇねぇ! アタシ、かっこよかった?」
「うん……かっこよかったよ……碧ちゃん」
「わーい!!」
ダイヤさん、アリスさん、碧ちゃんの3人は、お互いにキセノンを讃えていた。
あんな凄い発明……私も心から讃えたいと思うよ……本当に、キセノンは凄い。
「瑠璃さーん!!」
「ほ、蛍ちゃん!?」
私がキセノンを心の中で讃える中、蛍ちゃんが私に抱き着いてきた。
「瑠璃さん! ほんと久しぶりだよね! 私、強かった?」
「うん、蛍ちゃんも強かったよ」
「ほんと!?」
「うん」
「ありがとー! 瑠璃さん!」
「ちょ、ちょっと……」
蛍ちゃんは私の胸に頬を擦りつけてきた……まるで小動物だが、彼女の体はとても逞しくなっている気がした。
……ほんと、見ない間にすごく強かになってる。
「ミドミド! ミドミドの占い、当たったね!」
「え、そ、そそそそそそそ、そうですか?」
横では、リンと慧ちゃんが話し合っていた。
リンは翠ちゃんを称えるように両手で慧ちゃんの手を握っていた。
「うん! ここに入る前言ってくれたでしょ? 『思い通りの結果が出て、他の人の力を得る』って! 確かに、親衛隊みんなの力で、ここまで来れた……つまりこれは、占いの結果通りってことだよね?」
「そ、そうですかね? なんか、か、拡大解釈なような……」
「ううん! そんなんじゃないよ! きっとミドミドは凄腕の占い師さんなんだよ!」
「そ、そそそそそそそそそそ、そんな……わ、わわわわわ、私は……」
「あはは! ミドミド大好き!! また占って!!」
「あ、あわわわわわ……」
リンは慧ちゃんに抱き着き、慧ちゃんの占いを讃える……なんか、もやもやするな……。
「ねぇねぇ瑠璃さん! 私、かっこよかった?」
「え? あぁ、うん……」
「ほんと!? ねぇねぇ、どこが!? どこがかっこよかった!?」
「あ、えぇっとね……」
私がジェラシーを抱いている中、蛍ちゃんは気にも留めずに私に嬉しそうに話し掛けた。
なんだろう……私似合うのがそれほど嬉しかったのだろうか?
「こらこら、瑠璃さんが困ってるだろ、蛍」
「あはは、ごめーん……瑠璃さんと会えたのが嬉しくてつい……」
「……まぁ、ボクも瑠璃さんやラピスさんと再会できて嬉しかったけどさ」
美月ちゃん……なんか前よりも猶更かっこよくなっているような……。
久々に会ったからそう見えるだけなのかも。
「そういえば美月はん、瑠璃はんにあの事話したんか?」
「あぁ! そういえば忘れてました!」
「あー! そうだったね! ねぇねぇ聞いてよ瑠璃さん!」
え? なんだろう、気になるな……しばらく2人には会ってなかったし、休憩がてら、少し話すか。
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