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第11章 探索者、オンステージ!
第282話 なぜ、変身できたのか
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流石に14人もいると、リーパーの群れは跡形もなく消え去った。
私たちは、母さんを連れ、安全地帯へと入った。
お互いに変身を解除し、その場に座り込んだ。
「はぁはぁ……疲れたー!」
「翡翠ちゃん、お疲れ様」
私は翡翠ちゃんの疲れを癒すように、頭を撫でた。
「それにしても、なんでみんなは変身できたの?」
「るり姉! これを使ったんだよ!」
「……これは?」
「親衛隊の印!」
「親衛隊の?」
見た感じただのガラケー……それに、リボルバー式のやつだ。
「この……携帯……私が……みんなに……あげた」
「キセノンが?」
「うん……これ……アナザーワールズの……連絡……手段……のために……作った」
「へぇー……」
多分地下室にあったやつの構造を調べて作ったのかな?
キセノンならできそうではあるけど……。
「それで……ただ……連絡……するだけは……味気ないから……」
「……変身機能も付けた?」
「うん……特撮……作品……大体……ガラケー……使う」
「あぁ、まぁ2000年代のやつはね」
確かに2000年代の時は携帯電話が普及し始めたというだけあって、大体10年くらいはそういうアイテムが登場していた。
多分地下室にあったDVDでインスパイアを受けちゃったのかな……。
「おいキセノン! なんでガキどもが持つもんにそんな機能つけたんだ! 怪我とかしたらどうすんだ!」
「怪我……しないように……武器も……鎧も……つけた……ダメ?」
「いや、万が一、万が一だぞ!? 不慣れな戦いで怪我したら……」
なんかゴルド、凄いそわそわしてない?
どうしたんだろう?
「なんや? ゴルドはん、琥珀はんが怪我するのが心配なんか?」
「あ、いや……」
「あはは! ゴル爺図星じゃん!」
あーなるほどね、叔母さんが怪我するのが怖いのか。
「なんだい、私がそんな脆い女だと思ってんのかい?」
「いや、ち、ちが……」
「おじちゃん、僕の事も弱い奴だって思ってる?」
「ぎ、銀次……あ、あのな、ワシは別にみんなが弱いとかそう思ってるわけじゃなくてだな……」
ゴルドは答えに戸惑ってしまい、顔を赤らめていた。
私たちは、母さんを連れ、安全地帯へと入った。
お互いに変身を解除し、その場に座り込んだ。
「はぁはぁ……疲れたー!」
「翡翠ちゃん、お疲れ様」
私は翡翠ちゃんの疲れを癒すように、頭を撫でた。
「それにしても、なんでみんなは変身できたの?」
「るり姉! これを使ったんだよ!」
「……これは?」
「親衛隊の印!」
「親衛隊の?」
見た感じただのガラケー……それに、リボルバー式のやつだ。
「この……携帯……私が……みんなに……あげた」
「キセノンが?」
「うん……これ……アナザーワールズの……連絡……手段……のために……作った」
「へぇー……」
多分地下室にあったやつの構造を調べて作ったのかな?
キセノンならできそうではあるけど……。
「それで……ただ……連絡……するだけは……味気ないから……」
「……変身機能も付けた?」
「うん……特撮……作品……大体……ガラケー……使う」
「あぁ、まぁ2000年代のやつはね」
確かに2000年代の時は携帯電話が普及し始めたというだけあって、大体10年くらいはそういうアイテムが登場していた。
多分地下室にあったDVDでインスパイアを受けちゃったのかな……。
「おいキセノン! なんでガキどもが持つもんにそんな機能つけたんだ! 怪我とかしたらどうすんだ!」
「怪我……しないように……武器も……鎧も……つけた……ダメ?」
「いや、万が一、万が一だぞ!? 不慣れな戦いで怪我したら……」
なんかゴルド、凄いそわそわしてない?
どうしたんだろう?
「なんや? ゴルドはん、琥珀はんが怪我するのが心配なんか?」
「あ、いや……」
「あはは! ゴル爺図星じゃん!」
あーなるほどね、叔母さんが怪我するのが怖いのか。
「なんだい、私がそんな脆い女だと思ってんのかい?」
「いや、ち、ちが……」
「おじちゃん、僕の事も弱い奴だって思ってる?」
「ぎ、銀次……あ、あのな、ワシは別にみんなが弱いとかそう思ってるわけじゃなくてだな……」
ゴルドは答えに戸惑ってしまい、顔を赤らめていた。
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