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第11章 探索者、オンステージ!
第280話 親衛隊の「応援」
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「誰か……誰でもいい……助けて!!」
私が命乞いを言うように叫ぶも、奴らはそれを聞くことはなく、鎌を振り上げた。
もはや……ここまで? 憎たらしい母と再び会った挙句、ダンジョンに入って死ぬの?
嫌な最後……でも、ここでみんなと死ねるなら、それもそれでいいかもね……。
私はそんなことを考えつつ、死を受け入れ、目を閉じた。
……あれ? 痛くない? それに……なんか、リーパーの呻き声が聞こえる?
ふと目を開けると……リーパーは煙となって消えていて……目の前に、赤毛で、暗い色の装甲に身を包んだ人物が立っていた。
……あれ? この後ろ姿、どこかで……。
赤毛の人物は、そのまま私たちに振り向いた。
「るり姉! 助けに来たよ!!」
「え、えぇ!? も、もしかして、翡翠ちゃん!?」
「そうだよるり姉! 凄いでしょ?」
な、なんで、翡翠ちゃんが……っていうか何その姿!?
「り、りりりりりり、リンさん!!」
……あれ? この声は?
「えぇ!? ミドミド!?」
越えのした方向を振り向くと……リンのボウガンを構えた慧ちゃんが走って来ていた……って、なんで髪の毛が桃色!?
「ど、どうしたのミドミド、その髪の毛……それにそれ! アタシのボウガンと同じやつ!?」
「は、はい! わ、わわわわわわ、私たち、変身できました!」
「わ、私たち?」
「は、はい!」
状況が読み込めない……どういうことだ?
なんで2人とも……そんな姿に?
「ノン姉ちゃーん!!」
「私たちもいるよ!!」
「ラピスさん!! 助けに来ましたよ!!」
こ、この声……碧ちゃんに、蛍ちゃんに、美月ちゃん!?
みんな同じ鎧を着てる!? 碧ちゃん紙が青い!? ってなんかダジャレみたい……とそうじゃなくて!!
蛍ちゃんって茶髪だったっけ!? なんで蛍ちゃんと美月ちゃんはラピスが持ってる扇子を!?
「ゴルドおじちゃん! 助けに来たよ!」
「ゴルド! 大丈夫かい!?」
「ぎ、銀次!? 琥珀さん!?」
こ、この声……銀次くんと叔母さん!?
銀次くん金髪になってるし、脚も治ったの!? ていうか叔母さん、なんで全身金ぴかなの!?
「みなさーん!!」
「余もいるぞ!」
今度はアリスさんとダイヤさん!? もう何が何だか……。
「すごーい! バリすごいよ! みんなどうしたのそれ!?」
「り、りりりりりり、リンさん! わ、わわわわ、私たち……えーっと……」
「ミドミド、落ち着いて!」
慧ちゃんは喜びのあまり、呂律が回っていない様子だった。
「説明している場合じゃないよ! 今はみんなでこのモンスターを倒そう! るり姉! 行くよ!」
「ひ、翡翠ちゃん……随分強かになったね」
私とリンは立ち上がり、戦闘態勢を整えた。
「よーし! ルリルリ! ミドミド! ヒスヒス! 行くよ!」
私が命乞いを言うように叫ぶも、奴らはそれを聞くことはなく、鎌を振り上げた。
もはや……ここまで? 憎たらしい母と再び会った挙句、ダンジョンに入って死ぬの?
嫌な最後……でも、ここでみんなと死ねるなら、それもそれでいいかもね……。
私はそんなことを考えつつ、死を受け入れ、目を閉じた。
……あれ? 痛くない? それに……なんか、リーパーの呻き声が聞こえる?
ふと目を開けると……リーパーは煙となって消えていて……目の前に、赤毛で、暗い色の装甲に身を包んだ人物が立っていた。
……あれ? この後ろ姿、どこかで……。
赤毛の人物は、そのまま私たちに振り向いた。
「るり姉! 助けに来たよ!!」
「え、えぇ!? も、もしかして、翡翠ちゃん!?」
「そうだよるり姉! 凄いでしょ?」
な、なんで、翡翠ちゃんが……っていうか何その姿!?
「り、りりりりりり、リンさん!!」
……あれ? この声は?
「えぇ!? ミドミド!?」
越えのした方向を振り向くと……リンのボウガンを構えた慧ちゃんが走って来ていた……って、なんで髪の毛が桃色!?
「ど、どうしたのミドミド、その髪の毛……それにそれ! アタシのボウガンと同じやつ!?」
「は、はい! わ、わわわわわわ、私たち、変身できました!」
「わ、私たち?」
「は、はい!」
状況が読み込めない……どういうことだ?
なんで2人とも……そんな姿に?
「ノン姉ちゃーん!!」
「私たちもいるよ!!」
「ラピスさん!! 助けに来ましたよ!!」
こ、この声……碧ちゃんに、蛍ちゃんに、美月ちゃん!?
みんな同じ鎧を着てる!? 碧ちゃん紙が青い!? ってなんかダジャレみたい……とそうじゃなくて!!
蛍ちゃんって茶髪だったっけ!? なんで蛍ちゃんと美月ちゃんはラピスが持ってる扇子を!?
「ゴルドおじちゃん! 助けに来たよ!」
「ゴルド! 大丈夫かい!?」
「ぎ、銀次!? 琥珀さん!?」
こ、この声……銀次くんと叔母さん!?
銀次くん金髪になってるし、脚も治ったの!? ていうか叔母さん、なんで全身金ぴかなの!?
「みなさーん!!」
「余もいるぞ!」
今度はアリスさんとダイヤさん!? もう何が何だか……。
「すごーい! バリすごいよ! みんなどうしたのそれ!?」
「り、りりりりりり、リンさん! わ、わわわわ、私たち……えーっと……」
「ミドミド、落ち着いて!」
慧ちゃんは喜びのあまり、呂律が回っていない様子だった。
「説明している場合じゃないよ! 今はみんなでこのモンスターを倒そう! るり姉! 行くよ!」
「ひ、翡翠ちゃん……随分強かになったね」
私とリンは立ち上がり、戦闘態勢を整えた。
「よーし! ルリルリ! ミドミド! ヒスヒス! 行くよ!」
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