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第10章 営・業・再・開
第252話 子どもたちと異世界トーク
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「そ、そういえば、外に『だんじょんたんさくたい』? って書いてあったけど、それって、お姉ちゃんたちの事?」
「そうそう! 私たち4人と、その面白いお姉ちゃんのチーム!」
「すごーい!!」
リンの言葉で、いかいやの店内は歓喜の声で覆われた。
「じゃあさ、じゃあさ、お姉ちゃんの世界について教えて!」
「うん、いいよ!」
リンは、自分たちについて話し始めた……リンの話に興味を持ったのか、子どもたちが集まり始めた。
「アタシたちの世界はね、バリこわーいお化けが沢山いるんだよぉー……」
「えぇ!? じゃあお姉ちゃんたちもお化け!?」
「違う違う! アタシたちは、そのバリこわーいお化けからみんなを救ってるの!」
「そうなの!? かっこいい! どうやってどうやって!?」
「アタシはね、こーんな武器を使って戦うんだ!」
リンは、手話のように手を動かし、ボウガンを表現すると、子どもたちは歓声を上げた。
「すごーい! すごーい! じゃああのおじちゃんは!?」
「このバリちっちゃいおじちゃんは、こーんなに小っちゃい斧を使うんだ!」
リンは、左手でゴルドの肩を掴み、右手で米粒を掴むような動作をし、ゴルドの武器を表現した。
「お、おい! そこまで小さくはねぇよ!!」
「あははは!! 面白い! ちーっちゃいんだね!!」
「わ、笑うなよ!!」
「じゃあさ! そこのコウモリのお姉ちゃんは?」
「私は……この……腕力と……脚力」
キセノンは自身の腕と脚を叩き、力を自慢した。
「おお、なんかかっこいい……」
「じゃあ背の高いお姉ちゃんは何を使うの?」
「ウチは、扇子を使うんやで!」
ラピスはその場に置いてあった団扇《うちわ》を拾い、軽く舞って見せた。
「……どや?」
「すごい……綺麗」
「おお……」
ラピスの美しい動きに、子どもたちは魅了され、沈黙してしまった。
「それで、そのお化けってどういうの!?」
「そのお化けはね、君たちも見たことあるたかーい塔に住んでるの」
「えぇ!? もしかして、あの変な塔!?」
「そうそう! あの変な塔を見つけると、アタシたちは中にいるお化けを倒して、破壊しているんだ!」
「じゃあ、あの塔が消えてるのって、お姉ちゃんたちのおかげ!?」
「アタシたちだけじゃないよ! ほら、道端で居眠りしてる動物さん、見たことあるでしょ? あの人たちの中には、私たちにみたいにお化けを退治してくれる人もいるんだ!」
リンの言葉に、子どもたちは顔を合わせ、お互いに喋り始めた。
「それ本当なのかな?」
「パパもママもあの動物には近づくなって言ってたけど……」
「あの動物さん、優しいのかな?」
「本当なら、すごくかっこいい!!」
子どもたちは、サンルート人に興味を抱き始め、お互いにそれについて会話を広げ始めた。
「ねぇねぇ! お姉ちゃんの世界についてもっと教えて!」
「あのおじちゃんってどういう人?」
「あのお姉ちゃんってなんで背が高いの?」
「あのコウモリのお姉ちゃんって強いの?」
子どもたちの質問攻めに、4人は各々答え始めた。
「そうそう! 私たち4人と、その面白いお姉ちゃんのチーム!」
「すごーい!!」
リンの言葉で、いかいやの店内は歓喜の声で覆われた。
「じゃあさ、じゃあさ、お姉ちゃんの世界について教えて!」
「うん、いいよ!」
リンは、自分たちについて話し始めた……リンの話に興味を持ったのか、子どもたちが集まり始めた。
「アタシたちの世界はね、バリこわーいお化けが沢山いるんだよぉー……」
「えぇ!? じゃあお姉ちゃんたちもお化け!?」
「違う違う! アタシたちは、そのバリこわーいお化けからみんなを救ってるの!」
「そうなの!? かっこいい! どうやってどうやって!?」
「アタシはね、こーんな武器を使って戦うんだ!」
リンは、手話のように手を動かし、ボウガンを表現すると、子どもたちは歓声を上げた。
「すごーい! すごーい! じゃああのおじちゃんは!?」
「このバリちっちゃいおじちゃんは、こーんなに小っちゃい斧を使うんだ!」
リンは、左手でゴルドの肩を掴み、右手で米粒を掴むような動作をし、ゴルドの武器を表現した。
「お、おい! そこまで小さくはねぇよ!!」
「あははは!! 面白い! ちーっちゃいんだね!!」
「わ、笑うなよ!!」
「じゃあさ! そこのコウモリのお姉ちゃんは?」
「私は……この……腕力と……脚力」
キセノンは自身の腕と脚を叩き、力を自慢した。
「おお、なんかかっこいい……」
「じゃあ背の高いお姉ちゃんは何を使うの?」
「ウチは、扇子を使うんやで!」
ラピスはその場に置いてあった団扇《うちわ》を拾い、軽く舞って見せた。
「……どや?」
「すごい……綺麗」
「おお……」
ラピスの美しい動きに、子どもたちは魅了され、沈黙してしまった。
「それで、そのお化けってどういうの!?」
「そのお化けはね、君たちも見たことあるたかーい塔に住んでるの」
「えぇ!? もしかして、あの変な塔!?」
「そうそう! あの変な塔を見つけると、アタシたちは中にいるお化けを倒して、破壊しているんだ!」
「じゃあ、あの塔が消えてるのって、お姉ちゃんたちのおかげ!?」
「アタシたちだけじゃないよ! ほら、道端で居眠りしてる動物さん、見たことあるでしょ? あの人たちの中には、私たちにみたいにお化けを退治してくれる人もいるんだ!」
リンの言葉に、子どもたちは顔を合わせ、お互いに喋り始めた。
「それ本当なのかな?」
「パパもママもあの動物には近づくなって言ってたけど……」
「あの動物さん、優しいのかな?」
「本当なら、すごくかっこいい!!」
子どもたちは、サンルート人に興味を抱き始め、お互いにそれについて会話を広げ始めた。
「ねぇねぇ! お姉ちゃんの世界についてもっと教えて!」
「あのおじちゃんってどういう人?」
「あのお姉ちゃんってなんで背が高いの?」
「あのコウモリのお姉ちゃんって強いの?」
子どもたちの質問攻めに、4人は各々答え始めた。
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