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第10章 営・業・再・開
第243話 〆のアイス
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「ふぅー……そろそろお腹いっぱいかも……」
「ウチももう……」
「ワシはさっきのコーラが胃に来てる……」
「私も……そろそろ……」
あの後店の駄菓子をみんなで食べて、気が付いたら半分近く無くなっていた。
「じゃあそろそろ〆にしようか……ちょっと待ってて」
私は店の外に出て……最後のデザートを持ってきた。
駄菓子を大量に食べた後にデザートって言うのも変だけど。
「ルリルリ、これ何?」
「これはアイスキャンディだよ、最後に冷たくて甘い物でも食べようよ」
私は4人に某に刺さったアイスを手渡した。
「おお……冷えた……お菓子?」
「そうだよキセノン」
「これ……どうやって……食べる?」
「これはね、口の中で溶かしながら食べるの」
「こんな……感じ?」
キセノンはそう言うと、小さな口で、アイスを味わい始めた。
「どう?」
「おお……これ……冷たくて……美味しい……気に入った」
キセノンは目を輝かせながら、アイスキャンディを味わっていた。
どうやら相当気に入ったらしい。
「確かに、これ、バリ冷たくて美味しいね!」
「これは夏に味わうと美味いんやろな」
「口の中で甘い味が広がるな、ガキどもが好みそうな味だが……悪くねぇ」
3人も相当気に入ったようだ。
「ねぇ……瑠璃ちゃん……もっと……欲しい」
「もう全部舐めちゃったの!?」
キセノンの手には、溶かし切って何もない棒だけが残っていた。
そんなに美味しかったんだ……。
「外にまだあるけど……これ、日付まだまだあるから食べ過ぎないようにね?」
「うん……じゃあ……あと一本だけ」
あと一本……それで止まってくれるといいんだけど。
溶けないうちに、私も食べてしまおう。
☆
しばらくしてアイスを舐め切った私たちは、そろそろお開きにしようと、片づけを始めた。
駄菓子はまだまだ残っているが、これくらい残っていても大丈夫だろう、後はゆっくり食べて処分すれば問題はない。
「それじゃ、後はワシが片付けておくから、お前らは風呂でも入んな」
「ありがとうゴルド、みんな、行こ」
「わーい! お風呂―!!」
「ほな、行きましょ」
「みんなで……お風呂……」
片付けはゴルドに任せ、私たちは部屋で着替えを取り、お風呂へと向かった。
「ウチももう……」
「ワシはさっきのコーラが胃に来てる……」
「私も……そろそろ……」
あの後店の駄菓子をみんなで食べて、気が付いたら半分近く無くなっていた。
「じゃあそろそろ〆にしようか……ちょっと待ってて」
私は店の外に出て……最後のデザートを持ってきた。
駄菓子を大量に食べた後にデザートって言うのも変だけど。
「ルリルリ、これ何?」
「これはアイスキャンディだよ、最後に冷たくて甘い物でも食べようよ」
私は4人に某に刺さったアイスを手渡した。
「おお……冷えた……お菓子?」
「そうだよキセノン」
「これ……どうやって……食べる?」
「これはね、口の中で溶かしながら食べるの」
「こんな……感じ?」
キセノンはそう言うと、小さな口で、アイスを味わい始めた。
「どう?」
「おお……これ……冷たくて……美味しい……気に入った」
キセノンは目を輝かせながら、アイスキャンディを味わっていた。
どうやら相当気に入ったらしい。
「確かに、これ、バリ冷たくて美味しいね!」
「これは夏に味わうと美味いんやろな」
「口の中で甘い味が広がるな、ガキどもが好みそうな味だが……悪くねぇ」
3人も相当気に入ったようだ。
「ねぇ……瑠璃ちゃん……もっと……欲しい」
「もう全部舐めちゃったの!?」
キセノンの手には、溶かし切って何もない棒だけが残っていた。
そんなに美味しかったんだ……。
「外にまだあるけど……これ、日付まだまだあるから食べ過ぎないようにね?」
「うん……じゃあ……あと一本だけ」
あと一本……それで止まってくれるといいんだけど。
溶けないうちに、私も食べてしまおう。
☆
しばらくしてアイスを舐め切った私たちは、そろそろお開きにしようと、片づけを始めた。
駄菓子はまだまだ残っているが、これくらい残っていても大丈夫だろう、後はゆっくり食べて処分すれば問題はない。
「それじゃ、後はワシが片付けておくから、お前らは風呂でも入んな」
「ありがとうゴルド、みんな、行こ」
「わーい! お風呂―!!」
「ほな、行きましょ」
「みんなで……お風呂……」
片付けはゴルドに任せ、私たちは部屋で着替えを取り、お風呂へと向かった。
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