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第9章 サンルートの王、参上!
第225話 陛下と合流
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「瑠璃はん! あそこ! 安全地帯や!」
「あ、あそこか!」
モンスターを倒していき、しばらくすると、人口で作られたような、ヤシの木の骨組みに藁の屋根が特徴の巨大な家が見えてきた。
どのくらい巨大なのかと言うと……大体体育館ぐらいの大きさの家だった……普通ならば、あんなに巨大なのはできない。
やはりダンジョンなだけあって、安全地帯も異様で違和感のある構造をしている。
入り口前に魔法陣が形成されていて、モンスターが入ってこれないようになっていた。
「そういえば、中にリンがいるかも」
「ほな、合流しようや」
「ゴルドちゃんも……いるかも」
私たちは変身を解除し、安全地帯の中へと入った。
中に入ると……先ほど見たサンルート人の店員さんたちが、助けたであろうスーパーのお客さんたちに寄り添い、面倒を見ていた。
「……っとそういえば、陛下がいらっしゃるんよな!?」
「そういえばそうだね」
電話で一応話したけど、今ここにいるかな?
「あ、あかん、緊張するわ……生でお見掛けしたの、実家の街にいらっしゃったときに遠目で見えたぐらいやし……」
「私……初めて……お会いする……怖い」
確かに、2人にとっては遠目で見るのがやっとなぐらいな人だもんね。
私も天皇陛下や総理大臣と直にお会いするってなったらこういう感じになるかも。
「おう、瑠璃! ラピス! キセノン!」
「あ、ゴルド!」
後ろからゴルドの声が聞こえ、振り返ると、武装していたゴルドが一般人を数人連れていた。
ゴルドは一般人をその場に座らせると、変身を解除し、こちらに走ってきた。
「な、なぁ瑠璃! 陛下がいらっしゃるってのは本当なのか?」
「本当だよ、多分ここにいると思うけど……」
「こ、ここにぃ!?」
ゴルドも緊張しているらしい、まぁそれもそうか
「やばい、ワシめっちゃ緊張するぞ! へ、陛下はどこにいらっしゃるんだ!?」
「ここだが?」
「ここって……うぉ!?」
ゴルドの後ろから、ダイヤさんが声を掛けた……すると、ゴルド、キセノン、ラピスの3人は、大慌てで跪いた。
「お、おおおおおおおお、お会いできて恐縮ですぅ!! ゴルドと申しますぅ!!」
「ら、ラピスと申します! へ、へへへへへへ、陛下! な、なんでこない所にいらっしゃるんですか!?」
「陛下……は……初め……まして……キセノン……です」
「そう堅くならんでよい、立ちたまえ」
ダイヤさんは3人の前で屈み、腰を上げるよう言うも、3人は立ち上がることはなく、頭を下に向けたまま制止していた。
「あ、あそこか!」
モンスターを倒していき、しばらくすると、人口で作られたような、ヤシの木の骨組みに藁の屋根が特徴の巨大な家が見えてきた。
どのくらい巨大なのかと言うと……大体体育館ぐらいの大きさの家だった……普通ならば、あんなに巨大なのはできない。
やはりダンジョンなだけあって、安全地帯も異様で違和感のある構造をしている。
入り口前に魔法陣が形成されていて、モンスターが入ってこれないようになっていた。
「そういえば、中にリンがいるかも」
「ほな、合流しようや」
「ゴルドちゃんも……いるかも」
私たちは変身を解除し、安全地帯の中へと入った。
中に入ると……先ほど見たサンルート人の店員さんたちが、助けたであろうスーパーのお客さんたちに寄り添い、面倒を見ていた。
「……っとそういえば、陛下がいらっしゃるんよな!?」
「そういえばそうだね」
電話で一応話したけど、今ここにいるかな?
「あ、あかん、緊張するわ……生でお見掛けしたの、実家の街にいらっしゃったときに遠目で見えたぐらいやし……」
「私……初めて……お会いする……怖い」
確かに、2人にとっては遠目で見るのがやっとなぐらいな人だもんね。
私も天皇陛下や総理大臣と直にお会いするってなったらこういう感じになるかも。
「おう、瑠璃! ラピス! キセノン!」
「あ、ゴルド!」
後ろからゴルドの声が聞こえ、振り返ると、武装していたゴルドが一般人を数人連れていた。
ゴルドは一般人をその場に座らせると、変身を解除し、こちらに走ってきた。
「な、なぁ瑠璃! 陛下がいらっしゃるってのは本当なのか?」
「本当だよ、多分ここにいると思うけど……」
「こ、ここにぃ!?」
ゴルドも緊張しているらしい、まぁそれもそうか
「やばい、ワシめっちゃ緊張するぞ! へ、陛下はどこにいらっしゃるんだ!?」
「ここだが?」
「ここって……うぉ!?」
ゴルドの後ろから、ダイヤさんが声を掛けた……すると、ゴルド、キセノン、ラピスの3人は、大慌てで跪いた。
「お、おおおおおおおお、お会いできて恐縮ですぅ!! ゴルドと申しますぅ!!」
「ら、ラピスと申します! へ、へへへへへへ、陛下! な、なんでこない所にいらっしゃるんですか!?」
「陛下……は……初め……まして……キセノン……です」
「そう堅くならんでよい、立ちたまえ」
ダイヤさんは3人の前で屈み、腰を上げるよう言うも、3人は立ち上がることはなく、頭を下に向けたまま制止していた。
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