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第8章 立ち上がライズ! ドワーフじゃーないと!
ドワーフの過去 その9 ~激昂~
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ダンジョンに入ってしばらくして、あいつらを見つけることができた。
……心配で様子を見に来たのだが、あいつらは以前見た時よりもしっかり連携が取れているように見えた。
「……どうやら、思い過ごしだったみたいだな」
奴らは連携して、モンスターの群れを一掃していた。
一通りモンスターを倒すと、勝利を分かち合うように、お互いに抱き合っていた。
「なんか、すっげぇ距離が近いような……」
ずっと思っていたんだが、あいつら……なんか、パーティ同士って距離感じゃなさそうなんだよな。
そう、パーティというよりかは……。
「……っと、おい!?」
そんなことを考えていると……あいつらは、「お互いに口づけ」をし始めた!?
おいおいおい!! ダンジョンでなんてことおっぱじめるんだ!! あ、いや、別に否定はしねぇけど……。
……見てはいけないものを見た気がする、これは邪魔しちゃ悪いな……そっとしておいた方がいいと考え、後にしようとした……その時。
「……ラピスちゃん!!」
油断していたその時、違うモンスターの群れが、奴らに向かって襲い掛かろうとしていた。
モンスターのうち、数体がラピスに襲い掛かろうとしたが、キセノンがそれに気づき、そいつらを倒した。
やっぱキセノンはすげぇな……っと感心している場合じゃねぇ、ワシも加勢しなければ。
奴らは1人1人、モンスターの対処に至っていたが、あまりに突然の襲撃だったためか、上手く連携できておらず、ほぼ単独行動のようになっていた。
「あ、あかん!!」
ワシが助太刀しようとしたその時、モンスターがラピスを襲おうとしていた。
ワシは咄嗟に斧を構え走り出し、そのモンスターに目掛けて振り下ろした。
モンスターは呻き声を上げ……煙となって消えた。
「あ、あんた……は……ひ、ひぃ!?」
ラピスはワシを見るや否や、恐怖で震え始めた。
あぁもうじれったい! そんな場合じゃねぇだろうが!!
「……おい、ワシとモンスター、今はどっちを対処するんだ?」
「……」
「おい! お前に質問してるんだぞ!!」
いくら男が苦手とは言っても、今はダンジョン探索中で、モンスターに襲撃されている。
放心状態になっている暇はない、ワシは思わず激昂した。
「も、モンスター……や」
「だったら早く行動に移せ! 死ぬぞ!!」
「わ、わかっとるわ!!」
ラピスは正気に戻ったのか、扇子を構え、モンスターを切り刻んだ。
正気を取り戻した奴は、まるで覚醒したかのように、モンスターを一掃し始め、ワシはそれの援護に回った。
ワシの加勢から数分、モンスターの群れを一気に壊滅させた。
「はぁ……はぁ……」
ラピスは力尽きたのか、膝をついて、倒れこんだ。
「ラピラピ! 大丈夫……ってゴル爺!」
「来て……くれたんだ」
リンのキセノンがワシに気が付いたのか、声を掛けたが……今はそれどころではない。
「あぁ、まぁな! とにかく、こいつを安全地帯に運ぶぞ!」
「うん……私……抱える」
キセノンがラピスを抱え、ひとまず安全地帯へ向かう事にした。
……心配で様子を見に来たのだが、あいつらは以前見た時よりもしっかり連携が取れているように見えた。
「……どうやら、思い過ごしだったみたいだな」
奴らは連携して、モンスターの群れを一掃していた。
一通りモンスターを倒すと、勝利を分かち合うように、お互いに抱き合っていた。
「なんか、すっげぇ距離が近いような……」
ずっと思っていたんだが、あいつら……なんか、パーティ同士って距離感じゃなさそうなんだよな。
そう、パーティというよりかは……。
「……っと、おい!?」
そんなことを考えていると……あいつらは、「お互いに口づけ」をし始めた!?
おいおいおい!! ダンジョンでなんてことおっぱじめるんだ!! あ、いや、別に否定はしねぇけど……。
……見てはいけないものを見た気がする、これは邪魔しちゃ悪いな……そっとしておいた方がいいと考え、後にしようとした……その時。
「……ラピスちゃん!!」
油断していたその時、違うモンスターの群れが、奴らに向かって襲い掛かろうとしていた。
モンスターのうち、数体がラピスに襲い掛かろうとしたが、キセノンがそれに気づき、そいつらを倒した。
やっぱキセノンはすげぇな……っと感心している場合じゃねぇ、ワシも加勢しなければ。
奴らは1人1人、モンスターの対処に至っていたが、あまりに突然の襲撃だったためか、上手く連携できておらず、ほぼ単独行動のようになっていた。
「あ、あかん!!」
ワシが助太刀しようとしたその時、モンスターがラピスを襲おうとしていた。
ワシは咄嗟に斧を構え走り出し、そのモンスターに目掛けて振り下ろした。
モンスターは呻き声を上げ……煙となって消えた。
「あ、あんた……は……ひ、ひぃ!?」
ラピスはワシを見るや否や、恐怖で震え始めた。
あぁもうじれったい! そんな場合じゃねぇだろうが!!
「……おい、ワシとモンスター、今はどっちを対処するんだ?」
「……」
「おい! お前に質問してるんだぞ!!」
いくら男が苦手とは言っても、今はダンジョン探索中で、モンスターに襲撃されている。
放心状態になっている暇はない、ワシは思わず激昂した。
「も、モンスター……や」
「だったら早く行動に移せ! 死ぬぞ!!」
「わ、わかっとるわ!!」
ラピスは正気に戻ったのか、扇子を構え、モンスターを切り刻んだ。
正気を取り戻した奴は、まるで覚醒したかのように、モンスターを一掃し始め、ワシはそれの援護に回った。
ワシの加勢から数分、モンスターの群れを一気に壊滅させた。
「はぁ……はぁ……」
ラピスは力尽きたのか、膝をついて、倒れこんだ。
「ラピラピ! 大丈夫……ってゴル爺!」
「来て……くれたんだ」
リンのキセノンがワシに気が付いたのか、声を掛けたが……今はそれどころではない。
「あぁ、まぁな! とにかく、こいつを安全地帯に運ぶぞ!」
「うん……私……抱える」
キセノンがラピスを抱え、ひとまず安全地帯へ向かう事にした。
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