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第8章 立ち上がライズ! ドワーフじゃーないと!
第195話 ダンジョン探索親衛隊
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「じゃあ決まり! 私と、碧ちゃんと、銀次くんと、駄菓子屋のおばちゃんでパーティだね!」
「うん!」
「賛成!!」
子どもたちの間で話はまとまり、パーティ結成を表すかのようにお互いの手を重ね合わせた。
「で、お前ら……パーティ名は?」
「パーティ名?」
「チーム名だ、結成したからには必要だろ?」
ゴルドの言う通り、パーティ名はあった方がいい……前まで「パーティ名とかいる?」って思ってたけど、慣れた今だと「あった方がいい」と思ってきた。
「名前かぁ……」
「何も思いつかない……」
「僕も……」
うーん、確かに、いきなり決めようなんて言われてすぐ思いついたら苦労しないよね。
いい名前……何かないかな?
みんなで考える中、キセノンが口を開いた。
「ダンジョン探索……親衛隊……って……どう?」
「ダンジョン探索親衛隊?」
「うん……私たち……だけじゃなくて……探索者……全員……応援する……組織」
「なるほどね」
なんか昔の特撮番組でありそうなネーミングだな……もしかしてキセノン、そこから取ってないよね?
うーん、親衛隊か、悪くは無いね。
「ダンジョン探索親衛隊……いいかも!」
「アタシも気に入った!」
「僕も賛成!」
「それじゃ、私も賛成かねぇ」
4人ともそのネーミングが気に入ったのか、受け入れた。
ダンジョン探索親衛隊、ここに結成だね。
「それじゃ、私はるり姉ちゃん応援する!」
「アタシはノン姉ちゃん!」
「僕はゴルドおじちゃん!!」
3人は各々、自分たちが一番応援したい人……私の場合は翡翠ちゃんが、近づいてきた。
私が翡翠ちゃんの……所謂「推し」ってやつか、なんか恥ずかしいな……。
「それじゃ、私は……」
叔母さんが推しを語ろうとしたその時、ゴルドの目が輝いているように見えた……まぁ、自分が選ばれるのは嬉しいだろうね……選ばれるかどうかは分からないけど。
そんな叔母さんは……ゴルドに近づいてきた!? も、もしかして叔母さんの推しは……。
……と思いきや。
「……みんなを応援したいかな」
叔母さんは両手を広げ、そんなことを伝える。
みんなが推しか……あ、ゴルドの表情が複雑になってる。
「じゃあ……私……応援してる?」
「そうだよ、キセノンちゃん」
「じゃ、じゃあワシの事も応援してますよね!?」
「もちろんだよ、ゴルド」
叔母さんはキセノンとゴルドの頭を撫でる……なんか、ゴルド嬉しそう。
「よっしゃ! それじゃ、ワシらは人命救助と行こうぜ! 行くぜ! お前ら!」
ゴルドは叔母さんのおかげでやる気が出たのか、カードを取り出した。
よし、私も行こう。
「じゃ、じゃあ叔母さん、みんなは安全地帯に居てね!」
私たちは巨大化アプリを起動させた。
『イッツ巨大タイム!』
「頑張ってね! るり姉!」
「ノン姉ちゃん! ファイト!」
「おじちゃん! 頑張って!」
私たちは、みんなの応援をバックに、カードを翳した。
『アレはなんじゃ? 鎧武者! ヒューマンウォーリアー!』
『巨大な祭りだー! ドワーフカブト!』
『デカデカになるのはワキワキ! ヴァンパイアバット!』
カードを翳すと、またもキセノンが追加したであろう音声が流れてきた。
その音声と共に、私たちは巨大な戦士に変身した。
「それじゃ、行ってくるね! みんな!」
『ちゃんと待ってろよ!』
『それじゃ……後でね……』
子どもたちの声援を受け、私たちは人命救助のために動き出した。
「うん!」
「賛成!!」
子どもたちの間で話はまとまり、パーティ結成を表すかのようにお互いの手を重ね合わせた。
「で、お前ら……パーティ名は?」
「パーティ名?」
「チーム名だ、結成したからには必要だろ?」
ゴルドの言う通り、パーティ名はあった方がいい……前まで「パーティ名とかいる?」って思ってたけど、慣れた今だと「あった方がいい」と思ってきた。
「名前かぁ……」
「何も思いつかない……」
「僕も……」
うーん、確かに、いきなり決めようなんて言われてすぐ思いついたら苦労しないよね。
いい名前……何かないかな?
みんなで考える中、キセノンが口を開いた。
「ダンジョン探索……親衛隊……って……どう?」
「ダンジョン探索親衛隊?」
「うん……私たち……だけじゃなくて……探索者……全員……応援する……組織」
「なるほどね」
なんか昔の特撮番組でありそうなネーミングだな……もしかしてキセノン、そこから取ってないよね?
うーん、親衛隊か、悪くは無いね。
「ダンジョン探索親衛隊……いいかも!」
「アタシも気に入った!」
「僕も賛成!」
「それじゃ、私も賛成かねぇ」
4人ともそのネーミングが気に入ったのか、受け入れた。
ダンジョン探索親衛隊、ここに結成だね。
「それじゃ、私はるり姉ちゃん応援する!」
「アタシはノン姉ちゃん!」
「僕はゴルドおじちゃん!!」
3人は各々、自分たちが一番応援したい人……私の場合は翡翠ちゃんが、近づいてきた。
私が翡翠ちゃんの……所謂「推し」ってやつか、なんか恥ずかしいな……。
「それじゃ、私は……」
叔母さんが推しを語ろうとしたその時、ゴルドの目が輝いているように見えた……まぁ、自分が選ばれるのは嬉しいだろうね……選ばれるかどうかは分からないけど。
そんな叔母さんは……ゴルドに近づいてきた!? も、もしかして叔母さんの推しは……。
……と思いきや。
「……みんなを応援したいかな」
叔母さんは両手を広げ、そんなことを伝える。
みんなが推しか……あ、ゴルドの表情が複雑になってる。
「じゃあ……私……応援してる?」
「そうだよ、キセノンちゃん」
「じゃ、じゃあワシの事も応援してますよね!?」
「もちろんだよ、ゴルド」
叔母さんはキセノンとゴルドの頭を撫でる……なんか、ゴルド嬉しそう。
「よっしゃ! それじゃ、ワシらは人命救助と行こうぜ! 行くぜ! お前ら!」
ゴルドは叔母さんのおかげでやる気が出たのか、カードを取り出した。
よし、私も行こう。
「じゃ、じゃあ叔母さん、みんなは安全地帯に居てね!」
私たちは巨大化アプリを起動させた。
『イッツ巨大タイム!』
「頑張ってね! るり姉!」
「ノン姉ちゃん! ファイト!」
「おじちゃん! 頑張って!」
私たちは、みんなの応援をバックに、カードを翳した。
『アレはなんじゃ? 鎧武者! ヒューマンウォーリアー!』
『巨大な祭りだー! ドワーフカブト!』
『デカデカになるのはワキワキ! ヴァンパイアバット!』
カードを翳すと、またもキセノンが追加したであろう音声が流れてきた。
その音声と共に、私たちは巨大な戦士に変身した。
「それじゃ、行ってくるね! みんな!」
『ちゃんと待ってろよ!』
『それじゃ……後でね……』
子どもたちの声援を受け、私たちは人命救助のために動き出した。
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