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第8章 立ち上がライズ! ドワーフじゃーないと!
第192話 完成、イセカイジン
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「はぁ……はぁ……あとどれくらい?」
「あとちょっとだよ!」
「瑠璃はん、頑張りや!」
私たちは、一刻も早く銀次くんたちの元へ向かおうと、安全地帯に向かって走っていた。
銀次くんに何かあったら大変だ、それにキセノンたちが付いているとはいえ、碧ちゃんたちはちゃんと安全地帯につけたのかどうか……。
「あ! ルリルリ! ラピラピ! あれ!」
「……ん?」
リンが指を差した先、そこには巨大なワイバーンと、それと戦っている巨大化したキセノンとゴルドがいた。
「キセノン! ゴルド!」
『瑠璃ちゃん……みんな……待ってたよ』
『早く手伝ってくれ!』
「もちろん! じゃあリンとラピスは一般人の人命救助よろしく!」
「うん! ここは任せたよ!」
「頼むで!」
よし、ここは合体……イセカイジンになろう!
私はキセノンとゴルドと合体するカード……イセカイジン マッシヴのカードを取り出し、巨大化アプリを起動させた。
リンとラピスも巨大化アプリを起動させた。
『『『イッツ巨大タイム!』』』
……なるほど、これにも音声と待機音入れたのね、少々ツッコミたい気持ちもあるが、まずは2人の応援だ。
「じゃ、行ってくるね、ルリルリ!」
「行くで!」
リンとラピスは、カードを腕輪に翳した。
『巨大なイマジネーション! エルフホーネット!』
『ビーッグな蝶! サキュバスパピヨン!』
……これにも音声入れたのね、しかも特撮が元ネタ……まぁいいか。
リンとラピスは、羽を羽ばたかせ、どこかへと飛び去った。
「よし、ここは私も!」
私は合体のカードを翳した。
『巨大合体! イセカイジン マッシヴ! スタートアップ!』
……うん、これも特撮が元ネタだ。
そんなことを考えているうちに、私は巨大な鎧武者となり、ゴルドとキセノンが私に向かって突撃し、私は……いや、私たちは、屈強な戦士へと変化した。
よし、後はこいつを退治……ってキセノン!? か、体の主導権がキセノンに……。
『完成……イセカイジン……マッシヴ』
キセノンは謎のポーズを決め、合体を祝うかのように名乗った。
完全に毒されてる……ってこういう言い方は良くないか。
「じゃ、さっさと片付けよ!」
私に体の主導権が移り、拳を作って奴をぶん殴る体勢に入った……が、避けられてしまった。
『任せろ! こっちだ!』
ゴルドは咄嗟に背中に抱えていた斧を抜き取り、回るように振り回した。
すると、後ろに映りこんでいたワイバーンに命中し、奴は地面に叩きつけられた。
『追い打ち……仕掛ける』
キセノンは高く飛び上がり、奴に蹴りをお見舞いしようとした……が、奴もただやられるわけではなかった。
奴はあと少しで私たちの足の下敷きになるところだった、その時、奴は再び起き上がり、上空へと逃げた。
まずい……このままじゃ……。
「あとちょっとだよ!」
「瑠璃はん、頑張りや!」
私たちは、一刻も早く銀次くんたちの元へ向かおうと、安全地帯に向かって走っていた。
銀次くんに何かあったら大変だ、それにキセノンたちが付いているとはいえ、碧ちゃんたちはちゃんと安全地帯につけたのかどうか……。
「あ! ルリルリ! ラピラピ! あれ!」
「……ん?」
リンが指を差した先、そこには巨大なワイバーンと、それと戦っている巨大化したキセノンとゴルドがいた。
「キセノン! ゴルド!」
『瑠璃ちゃん……みんな……待ってたよ』
『早く手伝ってくれ!』
「もちろん! じゃあリンとラピスは一般人の人命救助よろしく!」
「うん! ここは任せたよ!」
「頼むで!」
よし、ここは合体……イセカイジンになろう!
私はキセノンとゴルドと合体するカード……イセカイジン マッシヴのカードを取り出し、巨大化アプリを起動させた。
リンとラピスも巨大化アプリを起動させた。
『『『イッツ巨大タイム!』』』
……なるほど、これにも音声と待機音入れたのね、少々ツッコミたい気持ちもあるが、まずは2人の応援だ。
「じゃ、行ってくるね、ルリルリ!」
「行くで!」
リンとラピスは、カードを腕輪に翳した。
『巨大なイマジネーション! エルフホーネット!』
『ビーッグな蝶! サキュバスパピヨン!』
……これにも音声入れたのね、しかも特撮が元ネタ……まぁいいか。
リンとラピスは、羽を羽ばたかせ、どこかへと飛び去った。
「よし、ここは私も!」
私は合体のカードを翳した。
『巨大合体! イセカイジン マッシヴ! スタートアップ!』
……うん、これも特撮が元ネタだ。
そんなことを考えているうちに、私は巨大な鎧武者となり、ゴルドとキセノンが私に向かって突撃し、私は……いや、私たちは、屈強な戦士へと変化した。
よし、後はこいつを退治……ってキセノン!? か、体の主導権がキセノンに……。
『完成……イセカイジン……マッシヴ』
キセノンは謎のポーズを決め、合体を祝うかのように名乗った。
完全に毒されてる……ってこういう言い方は良くないか。
「じゃ、さっさと片付けよ!」
私に体の主導権が移り、拳を作って奴をぶん殴る体勢に入った……が、避けられてしまった。
『任せろ! こっちだ!』
ゴルドは咄嗟に背中に抱えていた斧を抜き取り、回るように振り回した。
すると、後ろに映りこんでいたワイバーンに命中し、奴は地面に叩きつけられた。
『追い打ち……仕掛ける』
キセノンは高く飛び上がり、奴に蹴りをお見舞いしようとした……が、奴もただやられるわけではなかった。
奴はあと少しで私たちの足の下敷きになるところだった、その時、奴は再び起き上がり、上空へと逃げた。
まずい……このままじゃ……。
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