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第8章 立ち上がライズ! ドワーフじゃーないと!
第189話 お姫様
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「ラピス! 行くよ!」
「はいよ!」
私とラピスは、地表スレスレまで降りてきたワイバーンを踏み台にし、空高く飛び上がった。
上空で構えを取り、近づいてきたワイバーンどもを切り刻み、奴らを煙にした。
私はそのまま受け身の体勢を取り、地表に降り立つ準備をするが……ラピスは違かった。
「ただでは降りへんで!」
ラピスはそのままワイバーンの背中に掴まり、なんとか操作しようとしがみ付いた。
まるでその姿は暴れ馬を制御しようとする騎手のようだった。
そんな姿を見届けつつ、私は地表へと着地した。
ラピスはワイバーンを何とか制御し、他のワイバーンに激突しようとしていた……って危ない!
「ラピス!」
「ルリルリ! 心配しなくていいよ!」
「……え?」
心配しなくていいってこれは心配になるでしょ!
そう言い返したかったが、ラピスはワイバーンと激突する瞬間、ハリウッド映画のカーアクションのように、操縦席から降りた。
ワイバーンはそのまま同士討ちし、煙となって消えた。
「ラピス! 危ない!」
私は咄嗟にラピスを受け止める体勢に出た。
ラピスはそのまま自由落下を続け……私の腕の中に降り立った。
「ふぅ……おおきに、瑠璃はん」
「あ、うん……」
この体勢……お姫様抱っこだ……ラピスが……私のお姫様……。
私はそのまま、お姫様を脚から降ろしていった。
「すごーい! ラピラピかっこよかったよ!」
「おおきに、リンはん」
私たちは勝者を称えるかのように抱きしめ合った。
上空を見ると、ワイバーン共の姿は一体も見えなかった。
「よし、それじゃ、ゴルド達を追いかけよう! 銀次くんも心配だし!」
「もちろん! 行こう!」
「せやな! はよ行こうや!」
私たちは、ゴルド達の元へと走り出した。
銀次くん……足、大丈夫だろうか?
「はいよ!」
私とラピスは、地表スレスレまで降りてきたワイバーンを踏み台にし、空高く飛び上がった。
上空で構えを取り、近づいてきたワイバーンどもを切り刻み、奴らを煙にした。
私はそのまま受け身の体勢を取り、地表に降り立つ準備をするが……ラピスは違かった。
「ただでは降りへんで!」
ラピスはそのままワイバーンの背中に掴まり、なんとか操作しようとしがみ付いた。
まるでその姿は暴れ馬を制御しようとする騎手のようだった。
そんな姿を見届けつつ、私は地表へと着地した。
ラピスはワイバーンを何とか制御し、他のワイバーンに激突しようとしていた……って危ない!
「ラピス!」
「ルリルリ! 心配しなくていいよ!」
「……え?」
心配しなくていいってこれは心配になるでしょ!
そう言い返したかったが、ラピスはワイバーンと激突する瞬間、ハリウッド映画のカーアクションのように、操縦席から降りた。
ワイバーンはそのまま同士討ちし、煙となって消えた。
「ラピス! 危ない!」
私は咄嗟にラピスを受け止める体勢に出た。
ラピスはそのまま自由落下を続け……私の腕の中に降り立った。
「ふぅ……おおきに、瑠璃はん」
「あ、うん……」
この体勢……お姫様抱っこだ……ラピスが……私のお姫様……。
私はそのまま、お姫様を脚から降ろしていった。
「すごーい! ラピラピかっこよかったよ!」
「おおきに、リンはん」
私たちは勝者を称えるかのように抱きしめ合った。
上空を見ると、ワイバーン共の姿は一体も見えなかった。
「よし、それじゃ、ゴルド達を追いかけよう! 銀次くんも心配だし!」
「もちろん! 行こう!」
「せやな! はよ行こうや!」
私たちは、ゴルド達の元へと走り出した。
銀次くん……足、大丈夫だろうか?
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