151 / 424
第6章 さぁ、ファッションショータイムだ!
第142話 掛け声
しおりを挟む
「わぁー! なんかアタシの名乗り、バリかっこいい!」
「これがウチの名乗りかいな……なんかええな」
リンとラピスは自身の名乗りが気に入ったらしい……。
……ここまで来たら仕方がない、私も名乗ろう。
「それじゃあ……みんな……整列して……瑠璃ちゃんは真ん中」
「そこ強制!?」
「だって……赤いし……最後の決め台詞……瑠璃ちゃんが言わないと……成立しない」
「……」
うん、そこはこだわるんだね。
「えぇっと……ノンノン、アタシはどこに?」
「ウチは?」
「ワシは……」
「待って……今……順番……決める」
決めてなかったんだ、順番。
まぁぶっちゃけ何番目でもいいよ……。
一旦集合して打ち合わせを行い、真ん中に私、その隣にリンとラピス、両端はゴルドとキセノンということになった。
……その時、みんなのキメポーズや名乗りをキセノンに教えてもらったのだが……みんなはこれ、恥ずかしくないのかな? まぁいいけど……。
「うん……背丈的に……これが……いい」
キセノンは整列した私たちを見て、笑顔で感想を述べた。
「それじゃ……打合せ通り……瑠璃ちゃんから……名乗ってね」
「う、うん……じゃ、行くよ」
私たちはカードを取り出し、腕輪に通し……。
「……待って」
「……キセノン?」
キセノンの静止の声に反応し、私含め、全員が固まった。
今度はなんなんだ……。
「通すとき……掛け声……言おう」
「か、掛け声……」
「瑠璃ちゃん……何か……無い? 『変身』だと……ありきたり」
「う、うーん……」
なんで私に振るかなぁ? うーん……そういえば、カードを通したとき「転生」って文字が出たよな……なら。
「……『探索者、転生!』とかどう?」
「うーん……単純に……『転生』……がいい」
確かに『転生』だとシンプルだけど……なんか味気ない気がするな……って、私いつのまにかキセノンに乗せられてる……。
「はいはーい! アタシはルリルリの意見に賛成!」
「ウチは……キセノンはんのがええな」
……意見が分かれてしまった。
……決定権は何の意見も言っていないゴルドが握っている。
「これがウチの名乗りかいな……なんかええな」
リンとラピスは自身の名乗りが気に入ったらしい……。
……ここまで来たら仕方がない、私も名乗ろう。
「それじゃあ……みんな……整列して……瑠璃ちゃんは真ん中」
「そこ強制!?」
「だって……赤いし……最後の決め台詞……瑠璃ちゃんが言わないと……成立しない」
「……」
うん、そこはこだわるんだね。
「えぇっと……ノンノン、アタシはどこに?」
「ウチは?」
「ワシは……」
「待って……今……順番……決める」
決めてなかったんだ、順番。
まぁぶっちゃけ何番目でもいいよ……。
一旦集合して打ち合わせを行い、真ん中に私、その隣にリンとラピス、両端はゴルドとキセノンということになった。
……その時、みんなのキメポーズや名乗りをキセノンに教えてもらったのだが……みんなはこれ、恥ずかしくないのかな? まぁいいけど……。
「うん……背丈的に……これが……いい」
キセノンは整列した私たちを見て、笑顔で感想を述べた。
「それじゃ……打合せ通り……瑠璃ちゃんから……名乗ってね」
「う、うん……じゃ、行くよ」
私たちはカードを取り出し、腕輪に通し……。
「……待って」
「……キセノン?」
キセノンの静止の声に反応し、私含め、全員が固まった。
今度はなんなんだ……。
「通すとき……掛け声……言おう」
「か、掛け声……」
「瑠璃ちゃん……何か……無い? 『変身』だと……ありきたり」
「う、うーん……」
なんで私に振るかなぁ? うーん……そういえば、カードを通したとき「転生」って文字が出たよな……なら。
「……『探索者、転生!』とかどう?」
「うーん……単純に……『転生』……がいい」
確かに『転生』だとシンプルだけど……なんか味気ない気がするな……って、私いつのまにかキセノンに乗せられてる……。
「はいはーい! アタシはルリルリの意見に賛成!」
「ウチは……キセノンはんのがええな」
……意見が分かれてしまった。
……決定権は何の意見も言っていないゴルドが握っている。
0
お気に入りに追加
50
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
〈社会人百合〉アキとハル
みなはらつかさ
恋愛
女の子拾いました――。
ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?
主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。
しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……?
絵:Novel AI
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
とある高校の淫らで背徳的な日常
神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。
クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。
後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。
ノクターンとかにもある
お気に入りをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる