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第6章 さぁ、ファッションショータイムだ!
第142話 掛け声
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「わぁー! なんかアタシの名乗り、バリかっこいい!」
「これがウチの名乗りかいな……なんかええな」
リンとラピスは自身の名乗りが気に入ったらしい……。
……ここまで来たら仕方がない、私も名乗ろう。
「それじゃあ……みんな……整列して……瑠璃ちゃんは真ん中」
「そこ強制!?」
「だって……赤いし……最後の決め台詞……瑠璃ちゃんが言わないと……成立しない」
「……」
うん、そこはこだわるんだね。
「えぇっと……ノンノン、アタシはどこに?」
「ウチは?」
「ワシは……」
「待って……今……順番……決める」
決めてなかったんだ、順番。
まぁぶっちゃけ何番目でもいいよ……。
一旦集合して打ち合わせを行い、真ん中に私、その隣にリンとラピス、両端はゴルドとキセノンということになった。
……その時、みんなのキメポーズや名乗りをキセノンに教えてもらったのだが……みんなはこれ、恥ずかしくないのかな? まぁいいけど……。
「うん……背丈的に……これが……いい」
キセノンは整列した私たちを見て、笑顔で感想を述べた。
「それじゃ……打合せ通り……瑠璃ちゃんから……名乗ってね」
「う、うん……じゃ、行くよ」
私たちはカードを取り出し、腕輪に通し……。
「……待って」
「……キセノン?」
キセノンの静止の声に反応し、私含め、全員が固まった。
今度はなんなんだ……。
「通すとき……掛け声……言おう」
「か、掛け声……」
「瑠璃ちゃん……何か……無い? 『変身』だと……ありきたり」
「う、うーん……」
なんで私に振るかなぁ? うーん……そういえば、カードを通したとき「転生」って文字が出たよな……なら。
「……『探索者、転生!』とかどう?」
「うーん……単純に……『転生』……がいい」
確かに『転生』だとシンプルだけど……なんか味気ない気がするな……って、私いつのまにかキセノンに乗せられてる……。
「はいはーい! アタシはルリルリの意見に賛成!」
「ウチは……キセノンはんのがええな」
……意見が分かれてしまった。
……決定権は何の意見も言っていないゴルドが握っている。
「これがウチの名乗りかいな……なんかええな」
リンとラピスは自身の名乗りが気に入ったらしい……。
……ここまで来たら仕方がない、私も名乗ろう。
「それじゃあ……みんな……整列して……瑠璃ちゃんは真ん中」
「そこ強制!?」
「だって……赤いし……最後の決め台詞……瑠璃ちゃんが言わないと……成立しない」
「……」
うん、そこはこだわるんだね。
「えぇっと……ノンノン、アタシはどこに?」
「ウチは?」
「ワシは……」
「待って……今……順番……決める」
決めてなかったんだ、順番。
まぁぶっちゃけ何番目でもいいよ……。
一旦集合して打ち合わせを行い、真ん中に私、その隣にリンとラピス、両端はゴルドとキセノンということになった。
……その時、みんなのキメポーズや名乗りをキセノンに教えてもらったのだが……みんなはこれ、恥ずかしくないのかな? まぁいいけど……。
「うん……背丈的に……これが……いい」
キセノンは整列した私たちを見て、笑顔で感想を述べた。
「それじゃ……打合せ通り……瑠璃ちゃんから……名乗ってね」
「う、うん……じゃ、行くよ」
私たちはカードを取り出し、腕輪に通し……。
「……待って」
「……キセノン?」
キセノンの静止の声に反応し、私含め、全員が固まった。
今度はなんなんだ……。
「通すとき……掛け声……言おう」
「か、掛け声……」
「瑠璃ちゃん……何か……無い? 『変身』だと……ありきたり」
「う、うーん……」
なんで私に振るかなぁ? うーん……そういえば、カードを通したとき「転生」って文字が出たよな……なら。
「……『探索者、転生!』とかどう?」
「うーん……単純に……『転生』……がいい」
確かに『転生』だとシンプルだけど……なんか味気ない気がするな……って、私いつのまにかキセノンに乗せられてる……。
「はいはーい! アタシはルリルリの意見に賛成!」
「ウチは……キセノンはんのがええな」
……意見が分かれてしまった。
……決定権は何の意見も言っていないゴルドが握っている。
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