129 / 424
第6章 さぁ、ファッションショータイムだ!
第120話 ダンジョン探索隊アナザーワールズ
しおりを挟む
「ねぇキセノン、私……こんな旗幼少期に持ってた記憶無いんだけど?」
「あ……それ……私……作った……使わないと思った……布類……改造した……かっこいい?」
「か、かっこいい……まぁ、そうかもしれないけど……この文字は何?」
私はデカデカと描かれている「1+4」と「ダンジョン探索隊アナザーワールズ」という謎のチーム名を指差した。
「あ、それアタシも気になってた! なにこれ?」
「ウチも気になるわぁ、なんて読むんや?」
「ふーん……確かにかっこいいかもな」
「なんだいこの旗? 私も気になるよ」
4人も旗に近づいた。
キセノンも旗に近づき、解説を始めた。
「まず……この……数式……1は……瑠璃ちゃん」
「こ、これが私? じゃあ4って……」
「うん……私と……リンちゃん……ラピスちゃん……ゴルドちゃん……1+4は……1人の日本人と……違う世界からやってきた4人……」
「なるほど……」
算数の教科書で着想を得たのだろうか? 確かに分かりやすいかも。
「じゃあノンノン、この文字は? なんて読むの?」
「その文字は……『ダンジョン探索隊アナザーワールズ』……って読む……私たちの事」
……ん?
「だんじょん……」
「たんさくたいぃ?」
「あなざー……わーるず?」
……それが私たちのチーム名?
それってまさか……特撮からインスパイアされたの?
いやいやいや、安直すぎない? アナザーワールズって即ち「異世界たち」って意味じゃん! 直訳すると……言い方悪いけどダサくない?
キセノン……もうちょっといいネーミングを……。
「なんか……バリかっこいいね!」
「せやなぁ、いい響きや」
「ま、悪くねぇな」
……えぇ? みんな気に入っちゃったよ……本当に?
「瑠璃ちゃん……どう?」
なんで私に振るの!? あぁもう!
ここでダメだなんて……言えるわけないじゃない……。
「ま、まぁ……いいんじゃない?」
……私はそれとなく、賛成に一票を入れた。
「それじゃあ……」
「アタシたちのチーム名、決定だね!」
「ダンジョン探索隊アナザーワールズ……ええな!」
「おう、ワシは良いと思うぜ!」
……決まっちゃったよ、チーム名。
まぁ、みんなが気に入ってるならいいのかな?
「なんだい、私は仲間外れかい?」
……叔母さんは不機嫌そうな顔でそう呟いた。
「あ……それ……私……作った……使わないと思った……布類……改造した……かっこいい?」
「か、かっこいい……まぁ、そうかもしれないけど……この文字は何?」
私はデカデカと描かれている「1+4」と「ダンジョン探索隊アナザーワールズ」という謎のチーム名を指差した。
「あ、それアタシも気になってた! なにこれ?」
「ウチも気になるわぁ、なんて読むんや?」
「ふーん……確かにかっこいいかもな」
「なんだいこの旗? 私も気になるよ」
4人も旗に近づいた。
キセノンも旗に近づき、解説を始めた。
「まず……この……数式……1は……瑠璃ちゃん」
「こ、これが私? じゃあ4って……」
「うん……私と……リンちゃん……ラピスちゃん……ゴルドちゃん……1+4は……1人の日本人と……違う世界からやってきた4人……」
「なるほど……」
算数の教科書で着想を得たのだろうか? 確かに分かりやすいかも。
「じゃあノンノン、この文字は? なんて読むの?」
「その文字は……『ダンジョン探索隊アナザーワールズ』……って読む……私たちの事」
……ん?
「だんじょん……」
「たんさくたいぃ?」
「あなざー……わーるず?」
……それが私たちのチーム名?
それってまさか……特撮からインスパイアされたの?
いやいやいや、安直すぎない? アナザーワールズって即ち「異世界たち」って意味じゃん! 直訳すると……言い方悪いけどダサくない?
キセノン……もうちょっといいネーミングを……。
「なんか……バリかっこいいね!」
「せやなぁ、いい響きや」
「ま、悪くねぇな」
……えぇ? みんな気に入っちゃったよ……本当に?
「瑠璃ちゃん……どう?」
なんで私に振るの!? あぁもう!
ここでダメだなんて……言えるわけないじゃない……。
「ま、まぁ……いいんじゃない?」
……私はそれとなく、賛成に一票を入れた。
「それじゃあ……」
「アタシたちのチーム名、決定だね!」
「ダンジョン探索隊アナザーワールズ……ええな!」
「おう、ワシは良いと思うぜ!」
……決まっちゃったよ、チーム名。
まぁ、みんなが気に入ってるならいいのかな?
「なんだい、私は仲間外れかい?」
……叔母さんは不機嫌そうな顔でそう呟いた。
0
お気に入りに追加
50
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
〈社会人百合〉アキとハル
みなはらつかさ
恋愛
女の子拾いました――。
ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?
主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。
しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……?
絵:Novel AI


とある高校の淫らで背徳的な日常
神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。
クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。
後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。
ノクターンとかにもある
お気に入りをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる