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第5章 異世界人、ショッピングモール、ベストマッチ!
第109話 新たなレアアイテム
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「おい! 聞いてくれよ! 向こうにアエースエルスルームが……っておい、大丈夫か?」
ゴルドは私とラピスの状態を見て、違和感を感じたようだった。
うん、そうなるのも当たり前だ。
「えぇ!? アエースエルスルーム!? それ本当!? ゴル爺!」
「あ、あぁ……今キセノンがそこの入り口前で待機してるぜ、早く行くぞ!」
「うん! ラピラピ、ルリルリ! 早く行こう!」
……アエースエルスルーム、凄く発音しづらい名前だからよく覚えてる。
変身するための腕輪とカードを手に入れた……所謂レアアイテムをゲットできる部屋。
……また新たなレアアイテムをゲットできるかもしれない。
「じゃあ、行こうか、ラピス」
「せ、せやな……」
……この何とも言えない空気を変えるためにも、早く行こうか。
私たちはアプリを起動し、カードをかざして、変身した。
☆
「こっちだ!」
ゴルドの誘導に従い、私たちは走る。
目的はゲーミングPCみたいな部屋、アエースエルスルーム……なんでこんな発音しづらい部屋にしたんだろう? 命名した人に問い詰めたい。
「あれだ!」
……ゴルドが指差した先、そこにはカラフルな扉をした廃墟。
扉の前には、変身したキセノンが待機していた。
「……みんな……待ってたよ……」
キセノンは私たちを見るや否や、こちらに近づいてきた。
全員揃った……じゃ、入ろう。
「……じゃ、早く入ろうか」
私は扉に手をかけ、最初の一歩を踏み出す。
……中は相変わらず、目が痛くなるくらいチカチカしていた。
「……あれだね」
そう遠くない……奥の方に箱があった。
中身はなんだろう? この部屋の中にある物だから使えるやつだとは思うけど。
「なんだろうね、バリ楽しみ!」
「瑠璃ちゃん……早く……開けて」
リンとキセノンは期待に胸を躍らせていた。
私も正直楽しみだ。
「じゃ、開けるよ?」
箱の蓋に手をかけ、ゆっくりと開ける。
……中に入っていたのは。
「これは……新しいカード?」
……変身する時に使うカードと似たようなものだった、それも2枚
両方とも、変身する時に使うやつと絵柄が違う。
「なんだろう……私が変身した姿に似てるけど……ちょっと違う気がする」
1枚は、片手に黒い扇子のようなものを持っていて、もう片方の手にはピンクのボウガン、そして背中に刀のようなものを背負っていて、虫みたいな羽が生えていた……しかもなんだか見た目が身軽そうで、頭には蝶のような冠をしていた。
もう1枚は、黄色い鉄槌のようなものを背中に抱えていて、青いコウモリの羽が生えていた……1枚目とは違い、こちらは屈強そうで、カブトムシみたいな王冠をしている。
……待てよ?
「これ……みんなの特徴が入ってない?」
ボウガン、扇子、鉄槌、屈強な体……それぞれリン、ラピス、ゴルド、キセノンの特徴の1つだ……なんだこれは?
ボウガンはよく見ると、リンが巨大化した姿のような蜂みたいな形をしているし、扇子もラピスが巨大化した姿のような蝶の羽みたいだ。
「ほ、ほんと!? 見せて!」
「私も……見たい」
リンとキセノンは私に近づき、カードを興味津々に見つめる。
なんだろうか? このカードは? なんとなく強そうなのは分かるけれども。
「な、なぁみんな、ちょっとそろそろあかんで」
ラピスは部屋の周りを見てそう呟いた。
……そうだった、早く出ないと危ない。
「みんな、出よう!」
私たちは足早に部屋を出た。
ゴルドは私とラピスの状態を見て、違和感を感じたようだった。
うん、そうなるのも当たり前だ。
「えぇ!? アエースエルスルーム!? それ本当!? ゴル爺!」
「あ、あぁ……今キセノンがそこの入り口前で待機してるぜ、早く行くぞ!」
「うん! ラピラピ、ルリルリ! 早く行こう!」
……アエースエルスルーム、凄く発音しづらい名前だからよく覚えてる。
変身するための腕輪とカードを手に入れた……所謂レアアイテムをゲットできる部屋。
……また新たなレアアイテムをゲットできるかもしれない。
「じゃあ、行こうか、ラピス」
「せ、せやな……」
……この何とも言えない空気を変えるためにも、早く行こうか。
私たちはアプリを起動し、カードをかざして、変身した。
☆
「こっちだ!」
ゴルドの誘導に従い、私たちは走る。
目的はゲーミングPCみたいな部屋、アエースエルスルーム……なんでこんな発音しづらい部屋にしたんだろう? 命名した人に問い詰めたい。
「あれだ!」
……ゴルドが指差した先、そこにはカラフルな扉をした廃墟。
扉の前には、変身したキセノンが待機していた。
「……みんな……待ってたよ……」
キセノンは私たちを見るや否や、こちらに近づいてきた。
全員揃った……じゃ、入ろう。
「……じゃ、早く入ろうか」
私は扉に手をかけ、最初の一歩を踏み出す。
……中は相変わらず、目が痛くなるくらいチカチカしていた。
「……あれだね」
そう遠くない……奥の方に箱があった。
中身はなんだろう? この部屋の中にある物だから使えるやつだとは思うけど。
「なんだろうね、バリ楽しみ!」
「瑠璃ちゃん……早く……開けて」
リンとキセノンは期待に胸を躍らせていた。
私も正直楽しみだ。
「じゃ、開けるよ?」
箱の蓋に手をかけ、ゆっくりと開ける。
……中に入っていたのは。
「これは……新しいカード?」
……変身する時に使うカードと似たようなものだった、それも2枚
両方とも、変身する時に使うやつと絵柄が違う。
「なんだろう……私が変身した姿に似てるけど……ちょっと違う気がする」
1枚は、片手に黒い扇子のようなものを持っていて、もう片方の手にはピンクのボウガン、そして背中に刀のようなものを背負っていて、虫みたいな羽が生えていた……しかもなんだか見た目が身軽そうで、頭には蝶のような冠をしていた。
もう1枚は、黄色い鉄槌のようなものを背中に抱えていて、青いコウモリの羽が生えていた……1枚目とは違い、こちらは屈強そうで、カブトムシみたいな王冠をしている。
……待てよ?
「これ……みんなの特徴が入ってない?」
ボウガン、扇子、鉄槌、屈強な体……それぞれリン、ラピス、ゴルド、キセノンの特徴の1つだ……なんだこれは?
ボウガンはよく見ると、リンが巨大化した姿のような蜂みたいな形をしているし、扇子もラピスが巨大化した姿のような蝶の羽みたいだ。
「ほ、ほんと!? 見せて!」
「私も……見たい」
リンとキセノンは私に近づき、カードを興味津々に見つめる。
なんだろうか? このカードは? なんとなく強そうなのは分かるけれども。
「な、なぁみんな、ちょっとそろそろあかんで」
ラピスは部屋の周りを見てそう呟いた。
……そうだった、早く出ないと危ない。
「みんな、出よう!」
私たちは足早に部屋を出た。
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