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第2章 A New Resident ,A New life.
第43話 異世界人の服
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「はぁ……はぁ……」
「大丈夫? ルリルリ?」
「ごめん……ちょっと……のぼせちゃって……」
のぼせて気絶した私は、3人に救出されて、居間のソファで涼んでいた。
「っていうか……それ、私が昔着てた服じゃない?」
「うん! ハクハクに服がないならこれを着てみたらって言われたから! バリかわいいね!」
リンが着ているのは、私が小学校高学年くらいに着てたかわいい淡いピンク色フリースとかわいいキャラが描かれている白柄のシャツ、そして青いミニスカートだ。
リンの髪の毛とよく合っている。
「ウチはサイズが合わへんかったから、琥珀はんの服もろたで、ちょっと胸のあたりがきつい気もするんやが……ま、些細な問題やな」
ラピスが着ているのは叔母さんがよく着ている黒い花が描かれている水墨画みたいな長袖Tシャツとジーンズ……なんとなく似合ってる。
「私は……瑠璃ちゃんの……服……」
キセノンが着ているのは私が小学校低学年の時に着ていたフリフリなかわいい子ども服。
……あれ? 羽がちゃんと出てる、ということは。
「服の背中の部分、切ったんだね」
「あ……ごめん……切らない方が……よかった?」
「いいよいいよ、もう着てないから」
……そうだ、リンとキセノンが着ている服は、当然ながらもう着ていない……というよりかは着られない。
小さいころから頻繁に叔母さんの家に泊まりに来ただけあって、この家には私の昔の服とか、物品がたくさんある。
叔母さんには捨ててもいいって言ったんだけど……「瑠璃ちゃんとの思い出だから」って言って捨ててないんだよね。
まさかこんなところで役に立つとは思わなかったけど。
「瑠璃ちゃん、お風呂でのぼせるなんて珍しいね」
「叔母さん……ごめん」
「別に謝らなくていいよ」
叔母さんにも迷惑かけちゃった……。
「全く……長時間湯船に浸かるもんじゃねぇよ」
「……あれ? ゴルド、何その服?」
ゴルドの服は……なんだこれ?
なんかアロハシャツみたいなのと、短パンを身に纏ってる……。
「あぁこれか? 服が無いもんで、琥珀さんが即席で作ってくれたもんだ」
「使ってない布とかいろいろあったからねぇ、私が作ってあげたんだよ」
なるほど……私が気絶してる間に作ったのか……手早いな、叔母さん。
「大丈夫? ルリルリ?」
「ごめん……ちょっと……のぼせちゃって……」
のぼせて気絶した私は、3人に救出されて、居間のソファで涼んでいた。
「っていうか……それ、私が昔着てた服じゃない?」
「うん! ハクハクに服がないならこれを着てみたらって言われたから! バリかわいいね!」
リンが着ているのは、私が小学校高学年くらいに着てたかわいい淡いピンク色フリースとかわいいキャラが描かれている白柄のシャツ、そして青いミニスカートだ。
リンの髪の毛とよく合っている。
「ウチはサイズが合わへんかったから、琥珀はんの服もろたで、ちょっと胸のあたりがきつい気もするんやが……ま、些細な問題やな」
ラピスが着ているのは叔母さんがよく着ている黒い花が描かれている水墨画みたいな長袖Tシャツとジーンズ……なんとなく似合ってる。
「私は……瑠璃ちゃんの……服……」
キセノンが着ているのは私が小学校低学年の時に着ていたフリフリなかわいい子ども服。
……あれ? 羽がちゃんと出てる、ということは。
「服の背中の部分、切ったんだね」
「あ……ごめん……切らない方が……よかった?」
「いいよいいよ、もう着てないから」
……そうだ、リンとキセノンが着ている服は、当然ながらもう着ていない……というよりかは着られない。
小さいころから頻繁に叔母さんの家に泊まりに来ただけあって、この家には私の昔の服とか、物品がたくさんある。
叔母さんには捨ててもいいって言ったんだけど……「瑠璃ちゃんとの思い出だから」って言って捨ててないんだよね。
まさかこんなところで役に立つとは思わなかったけど。
「瑠璃ちゃん、お風呂でのぼせるなんて珍しいね」
「叔母さん……ごめん」
「別に謝らなくていいよ」
叔母さんにも迷惑かけちゃった……。
「全く……長時間湯船に浸かるもんじゃねぇよ」
「……あれ? ゴルド、何その服?」
ゴルドの服は……なんだこれ?
なんかアロハシャツみたいなのと、短パンを身に纏ってる……。
「あぁこれか? 服が無いもんで、琥珀さんが即席で作ってくれたもんだ」
「使ってない布とかいろいろあったからねぇ、私が作ってあげたんだよ」
なるほど……私が気絶してる間に作ったのか……手早いな、叔母さん。
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