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第2章 A New Resident ,A New life.
第39話 一緒に風呂
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「琥珀はん、申し訳ないんやけど、風呂貸してくれまへんか? ウチ汗がぎょーさん出てもうて……」
「いいよ、遠慮しなくて。じゃんじゃん入りなさい」
「ありがとうございます」
ラピスって風呂が好きなのかな? なんかさっきも風呂を貸してほしいって言ってたけど。
「ラピラピ! 私も入る! ノンノンとルリルリも一緒に入ろ!」
「えぇ!? 私も!?」
一緒に風呂!? っていうか風呂場そんなに広くなくない!?
「いいじゃん! 皆で入った方が楽しいよ! ノンノンもそう思うよね!」
「……うん……皆で……入る……お風呂……楽しい……」
なんでキセノンは笑顔なの!? 異世界だとみんなで入るのが普通なの!?
「あら、いいわねぇ。瑠璃ちゃん、一緒に入りなさい。そっちの方が節約にもなるだろうし」
「叔母さん……」
叔母さんが同意してしまった。
……仕方がない。
「じゃ、じゃあ行こうか……」
「うん! 皆で入るのバリ楽しみ!」
「でも、ここのお風呂場、そんなに広くないよ?」
「広さなんて関係ないよ! さぁ、早く早く!」
リンに押されて、私は風呂場へと半ば強引に連行された。
☆
「なるほど……ここが日本のお風呂なんやな」
「……どう? 狭いでしょ?」
「いやいや、家に風呂があるだけでも十分や」
ラピスは風呂場についての感想を述べる。
うん、分かってはいたけど、ラピスの体格……まるでモデルさんみたいだ。
「ルリルリ、意外といい体してるね」
「え?」
リンが突然、私の体について言ってきた。
た、確かにリンやキセノンよりかは……胸部が発達してるのかな?
すると突然、腹部から何かを感じた。
「ひゃ!? 何!?」
「……瑠璃ちゃん……やっぱり……修行が……足りない」
「修行って何!?」
「修行は……修行。もっと……鍛えたほうが……いい」
キセノンが私の腹部を触って筋肉を確かめているようだった。
キセノンは若干ながら、筋肉が発達しているように見えた。
身長や見た目からは全く予想がつかなかったが……。
「まぁまぁ、はよう入りましょうや」
「うん!」
「……と、まずはかけ湯せんとな」
ラピスはタライを手に取り、湯船の水を掬おうとした。
「ちょっと待ってラピス、そんなことしなくてもシャワーを使えば大丈夫だから」
「シャワー? 初めて聞くなぁ、なんなんやそれは」
「これのこと」
私は蛇口をひねり、蛇から雨のような水を出した。
「おおおおおお!? それがシャワー!? バリすごいね!」
「ほんまやなぁ、よう考え着いたなぁ」
リンとラピスはシャワーに驚愕している。
「シャワー……興味深い……かも」
キセノンはシャワーの原理が気になるようだ。
なんだろう、私が作ったわけじゃないのに、偉くなったような感覚に
「いいよ、遠慮しなくて。じゃんじゃん入りなさい」
「ありがとうございます」
ラピスって風呂が好きなのかな? なんかさっきも風呂を貸してほしいって言ってたけど。
「ラピラピ! 私も入る! ノンノンとルリルリも一緒に入ろ!」
「えぇ!? 私も!?」
一緒に風呂!? っていうか風呂場そんなに広くなくない!?
「いいじゃん! 皆で入った方が楽しいよ! ノンノンもそう思うよね!」
「……うん……皆で……入る……お風呂……楽しい……」
なんでキセノンは笑顔なの!? 異世界だとみんなで入るのが普通なの!?
「あら、いいわねぇ。瑠璃ちゃん、一緒に入りなさい。そっちの方が節約にもなるだろうし」
「叔母さん……」
叔母さんが同意してしまった。
……仕方がない。
「じゃ、じゃあ行こうか……」
「うん! 皆で入るのバリ楽しみ!」
「でも、ここのお風呂場、そんなに広くないよ?」
「広さなんて関係ないよ! さぁ、早く早く!」
リンに押されて、私は風呂場へと半ば強引に連行された。
☆
「なるほど……ここが日本のお風呂なんやな」
「……どう? 狭いでしょ?」
「いやいや、家に風呂があるだけでも十分や」
ラピスは風呂場についての感想を述べる。
うん、分かってはいたけど、ラピスの体格……まるでモデルさんみたいだ。
「ルリルリ、意外といい体してるね」
「え?」
リンが突然、私の体について言ってきた。
た、確かにリンやキセノンよりかは……胸部が発達してるのかな?
すると突然、腹部から何かを感じた。
「ひゃ!? 何!?」
「……瑠璃ちゃん……やっぱり……修行が……足りない」
「修行って何!?」
「修行は……修行。もっと……鍛えたほうが……いい」
キセノンが私の腹部を触って筋肉を確かめているようだった。
キセノンは若干ながら、筋肉が発達しているように見えた。
身長や見た目からは全く予想がつかなかったが……。
「まぁまぁ、はよう入りましょうや」
「うん!」
「……と、まずはかけ湯せんとな」
ラピスはタライを手に取り、湯船の水を掬おうとした。
「ちょっと待ってラピス、そんなことしなくてもシャワーを使えば大丈夫だから」
「シャワー? 初めて聞くなぁ、なんなんやそれは」
「これのこと」
私は蛇口をひねり、蛇から雨のような水を出した。
「おおおおおお!? それがシャワー!? バリすごいね!」
「ほんまやなぁ、よう考え着いたなぁ」
リンとラピスはシャワーに驚愕している。
「シャワー……興味深い……かも」
キセノンはシャワーの原理が気になるようだ。
なんだろう、私が作ったわけじゃないのに、偉くなったような感覚に
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