なんでも言うことを聞いてくれるデリヘル先生♂ 〜どんなプレイでも先生はお答えします〜

山走万奈の場合

山走万奈の無体

　足立康太郎は生徒を差別も区別もしない。ゆえに優劣もない。平等に分け隔てなく愛を捧げている。
　しかしそれでも差は出てくるもの。どうしても人一倍手間のかかる生徒が現れるというもの。

　この日も足立康太郎は職員室で一人残業。時間をかけるがなかなか仕事は進まない。

　ぐううう。

　うす暗い職員室に響く腹の虫。

「さすがに白湯だけでは厳しいですね」

　席を立つ。向かう先は給湯室でもコンビニでもなければトイレだった。

　トイレから出るとふと窓の向こうに明かり。

「あれはうちのクラスですね……」

　最後の生徒の一人も見送り電気を消したはず。
　誰かが忘れ物を取りに来て電気を消し忘れたのだろうか。
　足立康太郎は確認しに教室へと向かった。