なんでも言うことを聞いてくれるデリヘル先生♂ 〜どんなプレイでも先生はお答えします〜

田村ケンタッキー

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座間涼音の場合

芸術家座間涼音の依頼(9) X-rated

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 座間鈴音はノーパンのまま、制服のスカートを翻らせ、カバンへと向かう。熟れた性器が空気に触れてひんやりするも清々しく感じた。

(まったく先生ってば、ゴムを用意しているなんてどれだけ僕とやりたかったんだい)

 思わず喜びの意味のほうで浮足立つ、スキップしそうになる。

(本当は生でもよかったが、それはまたの機会にしておこう)

 アトリエの壁際に先生のカバンが立てかけられていた。
 躊躇わずにカバンの口を大きく開いてひっくり返す。

(先生の私物チェックなんてわくわくしかしないイベントだったが……つまらん)

 中身はスマートフォンに学校のプリント、原付や家の鍵、それとゴム。

(こうしてみるとゴムだけが浮いて見えるな……ん?)

 ゴムの箱に手を取ると新たな事実が発覚する。

(開封済み……そして一個だけ使われている……)

 これも躊躇わずにスマートフォンを起動する。ロック画面が出てくると舌打ちする。

(顔認証でも指紋認証でもない。数字認証か。まったく先生はつまらない人間だ。これでは開けないじゃないか)

 ゴムを誰に使ったかが少し気になった。日常に恋人の気配は感じられない。

(……まあ、いいさ。身体に聞いてやろう)

 スマートフォンをぽいっと捨てて、ゴムを拾って先生の元へと戻る。

「やあ、先生。おまたせ」
「いえいえ、とんでもありません」

 先生の顔は涼しげだったが、性器は血管が浮き立ち湯気を発していた。

「下の方は早く入れたくてそわそわしてるようだな。なんと素直で可愛い。愛らしくなってきたよ」

 皮が剥けた亀頭に軽く口づけ。

「んっ」

 先生はくすぐったさに声を漏らし、性器は上下に揺れる。

「ふふふ、入れただけであっさりとイカないでくれよ」

 梱包を破り、ゴム本体を取り出す。

「さあてこれを……これを……」

 作業する手が止まる。

「おや、どうされたのですか?」
「な、なんでもない、なんでもないぞ」

 そもそも机上の空論に過ぎなかった計画にいよいよ綻びが生まれ始める。

(こ、コンドームの付け方……どうすれば……)

 座間鈴音は交際経験のない処女。恋愛は無縁と考え、性教育を疎かにしたツケがここにきて来襲。

「ゴムをつけられないのですか?」

 先生がフリーズする座間鈴音に話しかける。

「つける、つけるとも! いちいちうるさいな、君は!」

 最悪生でやろうとも考えたが、先生の言葉に反応してしまい、ゴム着用は決定事項に。

(ど、どうしたら……そうだ、箱! 箱に説明書きとか!?)

 箱はおしゃれな外観。まるでゴムの梱包とは思えないデザイン。

(こ、こうなったら、勢いでごまかすしかない!)

 先生の陰毛は濃くない。巻き込まないようにぱっと開き、ばっと突っ込んだ。

(上手く出来た感触がまるでない……失敗か?)

 ちらりと先生の反応を伺う。

「……なかなか手際が良いですね。手が縛られていなかったら拍手を送ってるところでした」
「そ、そうだろう! 僕は天才なんだ、これくらい出来て当然!」

 そして仕切り直し。

「これからたくさん汗をかくだろうし、上を脱ぐとしよう」

 半脱ぎだったブラウスとショーツを脱ぎ、上半身全部を晒す。
 丸みを帯びた肩、ぷっくりとふくれた柔らかそうな二の腕。
 座間鈴音は向かい合ったまま、先生の膝に腰を掛ける。今宵の芸術品は自分の身体だと見せびらかす。

「かかりつけ医にもここまでは見せないぞ……どうだい、感想は?」
「とても魅力だと思いますよ」

 嘘ではない。性対象との接近に最も素直なセンサーたる性器は何度も仰け反る。

「ふふふん、良い答えだ。それじゃあご褒美を与えないとな」

 腰を浮かせて、性器を割れ目にあてがう。

「さて、ここからが本当の楽しみだ……」

 割れ目の間にぬるりと先端がはいっていくのがわかった。

「あぁ、せんせいのがはいっっ」

 そして新たな問題に直面する。
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