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佐藤善子の場合

クラス委員長佐藤善子の相談(6) X-rated

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 先生には何度も触れられてきた。なのに胸は、性感帯は、予想を遥かに上回る痺れを起こす。
 息が止まるほどの刺激に、

「せんせ、だめ……!」

 そう嘆願しても、

「……」

 何度言っても無視され胸を揉む手は止まらない。
 同性にだって容易く触らせない温かく柔らかな聖域を思うがままに自分の手の形に変える。

「せんせ、ほんと、だめ……ですから……」

 心の準備する時間も与えてくれない。確かにずっと我慢に我慢を重ねてきた男がブレーキを外されればノンストップで求めてくるかもしれない。これでも自制心を働かせているのであろう。しかし脳内設定イマジナリーカレシ、略してイマカレではもっと言葉も気もかけてくれて、イチャイチャするはずだ。
 言葉足らずに説明足らず。ならば一言訂正するのかといえば、

(……でも、こういうのも悪くないかも)

 一方的に身体を求められることに抵抗がなくなっていた。振りほどいても振りほどいても強引に奪われていくことに快感を覚え始めた。
 嫌とは言いつつも心では止めずに続けてほしいと願う。本物の教師と生徒の間柄なのに、本当に生徒に手を出す先生に身を委ねてしまう。
 佐藤善子は悪い子になっていた。
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