73 / 78
森の民は鉄の村に出会う
しおりを挟む
エミリは目を輝かせていた。
「わ、わたし、エルフ初めて見ましたー……」
初めて見る異種族。聞いていた話の通り、耳が長く尖っている。それだけで心が躍る。
一方のビクトリアはというと、
「あ、そう。悪かったわね。初めてエルフを見るのにこんなに泥だらけで」
つんけんとして無垢な少女を寄せ付けない。
「本当、本当にそれについてはごめんなさーい……村に着いたらもっとちゃんとしたお詫びしますのでー」
二人はエミリの住む村に向かっていた。林檎だけでなく肉や魚を受け取ることになっている。
「あ、あの、本当に近くまでなんですか? せっかくだし、ゆっくりしていけばいいのに」
村に案内してもらっているもののあくまで近くまで、入る予定はなかった。そして他の人間にビクトリアがいるということを話してはいけない約束もしていた。
(短命種の村なんて、狼の胃袋に入るようなものだわ……)
ビクトリアは決して警戒心を解かなかった。目の前の少女に対してもそれは同じだった。
「急いでいるの。本当は寄り道なんてしていられないんだけどあんたがどうしてもというから付き合ってるだけ」
などと口は言っているが、またも腹の虫が鳴る。身体は正直だった。
「そもそも、本当にこんなところに村があるわけ? 割とこの近くに住んでるけど短命種が住み着いてるなんて聞いたことがないわ」
一つ山を挟んだとはいえ、子供が一日歩ける距離に異種族の集落がある。誰かが気づいてもおかしくない。ごくまれにエルフと人間の里の間に数十人規模のハーフエルフの集落ができる時もあるがエミリの身体的特徴を見るにその可能性も低い。
「さ、さあ? わたしの生まれる前からある村ですし……いつからあるなんて考えたこともなかった……」
「それもそうね。子供のあなたに聞いても仕方なかったわね」
「子供って……お言葉ですけどあなたも子供じゃ……」
「あんたが思ってるよりずっとお姉さんよ」
「そ、そうですね、エルフですものね……20歳くらいですか?」
「惜しいわね、90歳」
「きゅ、90歳!? 村の誰よりもお姉さんじゃないですか! それと全然惜しくない! 20と90じゃまるで違いますよ!」
エミリは衝撃を受けるもビクトリアの言葉を信じた。素直でいい子だった。
「そういえばエルフさん、お名前は」
「エルフよ」
「エルフって……それは種族名で」
「エルフって言ってるでしょう。村のみんなもエルフって名前。ご先祖様からず~っとエルフ」
「……それ困らないんですか?」
「微妙に発音が違うの。私の場合、エにアクセントがあるの。まあ短命種の耳じゃ聞き分け出来ないでしょうけど」
「なるほど、そういうものなんですか……」
嘘のような本当の話に疑問を感じるもこれもまた信じた。奇跡的に素直でいい子だった。
「耳がいいって本当なんですね。お父さんお母さんからよく聞いてます、エルフはすごく耳が良いから悪口言ってると連れていかれるって」
「へえ、ふーん、そーう」
エミリは言った後に気づく。
「あ! 今のは! 決してエルフさんの悪口を言ったわけでは! すみません!」
「あらあら、どうして謝るの? 私が短命種の教育にいちいち苛立つとでも?」
「ひぃっ!? 笑顔なのに怖い!」
笑顔でパワハラをしているとビクトリアの耳がぴくりと動く。
「ん? なんか金属音が聞こえない?」
「金属音、ですか? わたしには聞こえませんが」
「カキン、カキンってずっと鳴り続けてるんだけど」
「あー……たぶんそれは鉄を削ってる音ですね。村では鉄を削るのが男の仕事なんです。わあ、でもすごい。本当に耳が良いんですね」
「つまり村が近いってことなのね」
「えっと……まだ遠いかと。歩いて十分はかかりますけど」
「近いじゃない。じゃあ私はここで待ってるから肉と魚よろしく~」
「あ、あの、本当にまだ遠くて、さっきは十分はかかるって言いましたけど本当は三十分くらいかかって」
「じゃあ尚更無理ね。昨日からずっと歩き通しでクタクタなの」
「だから……その……」
エミリは9歳にして思いやりの出来るいい子だった。そのせいで言いたいことが言えないことがある。
そしてビクトリアは、90歳にしては経験が足りなさ過ぎた。
「私はここらへんで隠れてるから。怪しまれないようにこっそりと食料を持ってくるのよ」
「……はい……わかりました……」
結局最後まで言い出せず、肩を落とす。
そしてゆっくり、ゆっくりと村の方向に向かった。
「何を言いかけてたのかしら……? まあ私の知ったことではないわね」
異変に気付いていながらも些細なことだろうと流したビクトリアは道のはずれの藪に身を隠して休憩に入る。
「……ちょっと疲れた……」
洞窟内で寝たとはいえ、疲れは抜け切れていなかった。そして林檎五個で空腹を多少満たしたからか、急な眠気が襲ってくる。
「ダメよ……眠っちゃ……ねむ……ちゃあ……」
ビクトリアは深い眠りに包まれた。夢すら浮かんでこないほどの熟睡だった。
ビクトリアを現実世界に呼び戻したのは叫び声だった。
「いやあああああお助けええええええええ」
「この声、エミリ!?」
寝ぼけた頭を骨の杖で叩いて覚ます。
「まさかまだ野犬がいたの!?」
身体は素早く動いていた。本気で焦り、少女の身を案じていた。
「おだすけえええ」
声は近かった。恐らく村に行き、戻ってきたら襲われたのだろう。
「エミリ!」
エミリは野犬ではなく魔物に襲われていた。
「ひいいおたすけえええ」
その魔物は、スライムだった。人間の赤ん坊サイズの、かわいらしさすら感じるほどの小さなスライムだった。
それがぴょんぴょんとウサギのように跳ねて追いかけまわしている。じゃれついているようにさえ見える。
「エルフさまあああ! いいところに! たすけてええええ!」
追われているほうは必死だった。犬が自分の尻尾を追いかけるようにその場をぐるぐると回り続けていた。
「……飽きたら教えて頂戴」
「いやああああだづげでええええ」
「……冗談よ。ファイア」
火の魔法を放つ。当たり損ねたものの、急な攻撃にスライムは驚いて逃げ出した。
深追いはしなかった。小さな命に情けをかけたわけではなく、単純に面倒だったからだ。
理由はそれだけではなかった。
「ごわがっだでづよエルブざばあああ!!」
走り回り続けたはずの身体にどこのそんな体力があるのかと言いたくなるほどの力で抱き着く。
「きゃああ!? だから抱き着くなっての!!」
エミリは先ほどの服と異なっていた。村に入った時に着替えたのだろう。それなのにビクトリアに抱き着いたせいでまた泥んこになってしまっていた。
「このご恩は、ご恩は、一生かけてお返ししますうう」
「いらないわよ! 百年も生きられない短命種に世話なんて務まるものですか!」
ビクトリアはうざったく抱き着いてくる少女を引きはがそうとするが、
「いい加減離しなさいっての!? なんなの、この力は!!」
なかなか振りほどけない。
「おーい! エミリー!! 大丈夫かー!?」
エミリの絶叫は村の中にまで聞こえていた。騒ぎを聞きつけた大人が駆けつけたのだった。
「エミリと……そこにいるのは……エルフか!?」
そしてエミリに抱き着かれたままで逃走できるはずもなく、姿を、顔を、特徴的な耳を見られてしまう。
「……あ、もう、最悪……!」
ビクトリアは杖を構える。近づいてきた大人を威嚇する。
「ま、待った待った! 敵意はない! その様子だと、エミリを助けてくれたんだろう! ありがとう! 娘を助けてくれて!」
「あんた、この子の父親……?」
「そ、そうだが……」
「私はこの世で最も嫌いな者に父親が入ってるのよね」
「そ、その言いぶりから他にも嫌い者があるんだね。しかし俺は違うぞ? 一切、君に危害は加えるつもりはない」
「……」
ビクトリアは杖を下ろさずに睨みつける。
「……」
エミリの父親はごくりと唾を飲み込んだ。
「お父さん聞いて聞いて!! エルフさん、すごいんだよ! 火をぶわーって放ってね! スライムだけじゃなくてね、野犬も追い払ってくれてね! あと林檎もすごいモリモリ食べるの! すごいんだよ!」
エミリは緊迫した空気も感じ取れずにマイペースだった。
「……調子狂うわね、この子は……」
そういうビクトリアも腹の虫がぐううと鳴るのだった。
「わ、わたし、エルフ初めて見ましたー……」
初めて見る異種族。聞いていた話の通り、耳が長く尖っている。それだけで心が躍る。
一方のビクトリアはというと、
「あ、そう。悪かったわね。初めてエルフを見るのにこんなに泥だらけで」
つんけんとして無垢な少女を寄せ付けない。
「本当、本当にそれについてはごめんなさーい……村に着いたらもっとちゃんとしたお詫びしますのでー」
二人はエミリの住む村に向かっていた。林檎だけでなく肉や魚を受け取ることになっている。
「あ、あの、本当に近くまでなんですか? せっかくだし、ゆっくりしていけばいいのに」
村に案内してもらっているもののあくまで近くまで、入る予定はなかった。そして他の人間にビクトリアがいるということを話してはいけない約束もしていた。
(短命種の村なんて、狼の胃袋に入るようなものだわ……)
ビクトリアは決して警戒心を解かなかった。目の前の少女に対してもそれは同じだった。
「急いでいるの。本当は寄り道なんてしていられないんだけどあんたがどうしてもというから付き合ってるだけ」
などと口は言っているが、またも腹の虫が鳴る。身体は正直だった。
「そもそも、本当にこんなところに村があるわけ? 割とこの近くに住んでるけど短命種が住み着いてるなんて聞いたことがないわ」
一つ山を挟んだとはいえ、子供が一日歩ける距離に異種族の集落がある。誰かが気づいてもおかしくない。ごくまれにエルフと人間の里の間に数十人規模のハーフエルフの集落ができる時もあるがエミリの身体的特徴を見るにその可能性も低い。
「さ、さあ? わたしの生まれる前からある村ですし……いつからあるなんて考えたこともなかった……」
「それもそうね。子供のあなたに聞いても仕方なかったわね」
「子供って……お言葉ですけどあなたも子供じゃ……」
「あんたが思ってるよりずっとお姉さんよ」
「そ、そうですね、エルフですものね……20歳くらいですか?」
「惜しいわね、90歳」
「きゅ、90歳!? 村の誰よりもお姉さんじゃないですか! それと全然惜しくない! 20と90じゃまるで違いますよ!」
エミリは衝撃を受けるもビクトリアの言葉を信じた。素直でいい子だった。
「そういえばエルフさん、お名前は」
「エルフよ」
「エルフって……それは種族名で」
「エルフって言ってるでしょう。村のみんなもエルフって名前。ご先祖様からず~っとエルフ」
「……それ困らないんですか?」
「微妙に発音が違うの。私の場合、エにアクセントがあるの。まあ短命種の耳じゃ聞き分け出来ないでしょうけど」
「なるほど、そういうものなんですか……」
嘘のような本当の話に疑問を感じるもこれもまた信じた。奇跡的に素直でいい子だった。
「耳がいいって本当なんですね。お父さんお母さんからよく聞いてます、エルフはすごく耳が良いから悪口言ってると連れていかれるって」
「へえ、ふーん、そーう」
エミリは言った後に気づく。
「あ! 今のは! 決してエルフさんの悪口を言ったわけでは! すみません!」
「あらあら、どうして謝るの? 私が短命種の教育にいちいち苛立つとでも?」
「ひぃっ!? 笑顔なのに怖い!」
笑顔でパワハラをしているとビクトリアの耳がぴくりと動く。
「ん? なんか金属音が聞こえない?」
「金属音、ですか? わたしには聞こえませんが」
「カキン、カキンってずっと鳴り続けてるんだけど」
「あー……たぶんそれは鉄を削ってる音ですね。村では鉄を削るのが男の仕事なんです。わあ、でもすごい。本当に耳が良いんですね」
「つまり村が近いってことなのね」
「えっと……まだ遠いかと。歩いて十分はかかりますけど」
「近いじゃない。じゃあ私はここで待ってるから肉と魚よろしく~」
「あ、あの、本当にまだ遠くて、さっきは十分はかかるって言いましたけど本当は三十分くらいかかって」
「じゃあ尚更無理ね。昨日からずっと歩き通しでクタクタなの」
「だから……その……」
エミリは9歳にして思いやりの出来るいい子だった。そのせいで言いたいことが言えないことがある。
そしてビクトリアは、90歳にしては経験が足りなさ過ぎた。
「私はここらへんで隠れてるから。怪しまれないようにこっそりと食料を持ってくるのよ」
「……はい……わかりました……」
結局最後まで言い出せず、肩を落とす。
そしてゆっくり、ゆっくりと村の方向に向かった。
「何を言いかけてたのかしら……? まあ私の知ったことではないわね」
異変に気付いていながらも些細なことだろうと流したビクトリアは道のはずれの藪に身を隠して休憩に入る。
「……ちょっと疲れた……」
洞窟内で寝たとはいえ、疲れは抜け切れていなかった。そして林檎五個で空腹を多少満たしたからか、急な眠気が襲ってくる。
「ダメよ……眠っちゃ……ねむ……ちゃあ……」
ビクトリアは深い眠りに包まれた。夢すら浮かんでこないほどの熟睡だった。
ビクトリアを現実世界に呼び戻したのは叫び声だった。
「いやあああああお助けええええええええ」
「この声、エミリ!?」
寝ぼけた頭を骨の杖で叩いて覚ます。
「まさかまだ野犬がいたの!?」
身体は素早く動いていた。本気で焦り、少女の身を案じていた。
「おだすけえええ」
声は近かった。恐らく村に行き、戻ってきたら襲われたのだろう。
「エミリ!」
エミリは野犬ではなく魔物に襲われていた。
「ひいいおたすけえええ」
その魔物は、スライムだった。人間の赤ん坊サイズの、かわいらしさすら感じるほどの小さなスライムだった。
それがぴょんぴょんとウサギのように跳ねて追いかけまわしている。じゃれついているようにさえ見える。
「エルフさまあああ! いいところに! たすけてええええ!」
追われているほうは必死だった。犬が自分の尻尾を追いかけるようにその場をぐるぐると回り続けていた。
「……飽きたら教えて頂戴」
「いやああああだづげでええええ」
「……冗談よ。ファイア」
火の魔法を放つ。当たり損ねたものの、急な攻撃にスライムは驚いて逃げ出した。
深追いはしなかった。小さな命に情けをかけたわけではなく、単純に面倒だったからだ。
理由はそれだけではなかった。
「ごわがっだでづよエルブざばあああ!!」
走り回り続けたはずの身体にどこのそんな体力があるのかと言いたくなるほどの力で抱き着く。
「きゃああ!? だから抱き着くなっての!!」
エミリは先ほどの服と異なっていた。村に入った時に着替えたのだろう。それなのにビクトリアに抱き着いたせいでまた泥んこになってしまっていた。
「このご恩は、ご恩は、一生かけてお返ししますうう」
「いらないわよ! 百年も生きられない短命種に世話なんて務まるものですか!」
ビクトリアはうざったく抱き着いてくる少女を引きはがそうとするが、
「いい加減離しなさいっての!? なんなの、この力は!!」
なかなか振りほどけない。
「おーい! エミリー!! 大丈夫かー!?」
エミリの絶叫は村の中にまで聞こえていた。騒ぎを聞きつけた大人が駆けつけたのだった。
「エミリと……そこにいるのは……エルフか!?」
そしてエミリに抱き着かれたままで逃走できるはずもなく、姿を、顔を、特徴的な耳を見られてしまう。
「……あ、もう、最悪……!」
ビクトリアは杖を構える。近づいてきた大人を威嚇する。
「ま、待った待った! 敵意はない! その様子だと、エミリを助けてくれたんだろう! ありがとう! 娘を助けてくれて!」
「あんた、この子の父親……?」
「そ、そうだが……」
「私はこの世で最も嫌いな者に父親が入ってるのよね」
「そ、その言いぶりから他にも嫌い者があるんだね。しかし俺は違うぞ? 一切、君に危害は加えるつもりはない」
「……」
ビクトリアは杖を下ろさずに睨みつける。
「……」
エミリの父親はごくりと唾を飲み込んだ。
「お父さん聞いて聞いて!! エルフさん、すごいんだよ! 火をぶわーって放ってね! スライムだけじゃなくてね、野犬も追い払ってくれてね! あと林檎もすごいモリモリ食べるの! すごいんだよ!」
エミリは緊迫した空気も感じ取れずにマイペースだった。
「……調子狂うわね、この子は……」
そういうビクトリアも腹の虫がぐううと鳴るのだった。
0
お気に入りに追加
24
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
【R18】童貞のまま転生し悪魔になったけど、エロ女騎士を救ったら筆下ろしを手伝ってくれる契約をしてくれた。
飼猫タマ
ファンタジー
訳あって、冒険者をしている没落騎士の娘、アナ·アナシア。
ダンジョン探索中、フロアーボスの付き人悪魔Bに捕まり、恥辱を受けていた。
そんな折、そのダンジョンのフロアーボスである、残虐で鬼畜だと巷で噂の悪魔Aが復活してしまい、アナ·アナシアは死を覚悟する。
しかし、その悪魔は違う意味で悪魔らしくなかった。
自分の前世は人間だったと言い張り、自分は童貞で、SEXさせてくれたらアナ·アナシアを殺さないと言う。
アナ·アナシアは殺さない為に、童貞チェリーボーイの悪魔Aの筆下ろしをする契約をしたのだった!
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
全校転移!異能で異世界を巡る!?
小説愛好家
ファンタジー
全校集会中に地震に襲われ、魔法陣が出現し、眩い光が体育館全体を呑み込み俺は気絶した。
目覚めるとそこは大聖堂みたいな場所。
周りを見渡すとほとんどの人がまだ気絶をしていてる。
取り敢えず異世界転移だと仮定してステータスを開こうと試みる。
「ステータスオープン」と唱えるとステータスが表示された。「『異能』?なにこれ?まぁいいか」
取り敢えず異世界に転移したってことで間違いなさそうだな、テンプレ通り行くなら魔王討伐やらなんやらでめんどくさそうだし早々にここを出たいけどまぁ成り行きでなんとかなるだろ。
そんな感じで異世界転移を果たした主人公が圧倒的力『異能』を使いながら世界を旅する物語。
凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる