17 / 78
安堵する魔王と問答する秘書
しおりを挟む
「……ふう。ひとまずは戦いを免れたか」
一触即発を遠くから眺めることしかできなかった魔王は安堵する。
「魔王討伐という共通の目的を持ちながら共食いを始めるとは人間種とはどうしようもなく愚かですね」
秘書は変わらず辛辣だった。
「そう言うな、シロくん。同族同士の衝突は不思議ではない。自然界でもありふれてるだろうに」
「しかし今回はその愚かさで魔王様の推しが全滅しかけたのですよ?」
「吾輩は何も心配していない。彼らならこの困難もなんとか乗り越えられてると信じていたぞ」
「よく言いますね。いてもたってもいられず、また時空の穴を開こうとしていたお人が」
「……う、うむ」
椅子の後ろでこっそりと開こうとしていた時空の歪みを閉じる。
「……今回ばかりは危なかった。今の彼らではあのレベルにはどれだけ上手く立ち回ろうと敵わないだろう」
「それほどジャックという男は強敵なのですか?」
「ジャック君も見込みはあるけど現状ではそこまで脅威ではないね。オーガ戦で余裕を見せるのはいいが、ちょっと遊びが過ぎるね。いつか痛い目を見なきゃいいのだが」
「ではトニョという怪しい眼鏡の男が」
「そう、つい先ほど我が眷属のジリスの目を通してステータスを覗いてみた」
「それでレベルは」
「うん、わからなかった」
魔王ははっきりと言った。
「開き直れば格好つくと思っているのですか?」
秘書もはっきりと言った。
「いや格好つけようとした意思は一切ないのだが……ともかくレベルを測ることができなかった。十中八九、鑑定妨害だろう」
「魔王様ともあろうお方が眷属越とはいえ人間のステータスも覗き見できないとは……」
「うむ、情けない限りだ……だが案ずるな。あの魔力量、発動速度からおおまかなレベルは推測できる」
「60くらいでしょうか?」
「いいや、最低70はあるな」
「70、ですか……今までこのダンジョンに挑んできた者で最も高レベルではないですか?」
「で、あるな。彼こそが現状のトップランナーでありトップランカーだ。独りよがりの挑戦者とは違う。効率的とは思えんが後続も育てようとしている。育てばいつしか脅威になるかもしれんな、育てばだが」
「今までの挑戦者は実戦経験はあるものの見通しが甘く命を落とす者が多かったですからね。魔力切れもあれば食料切れで餓死する者もいました」
「ようやくエキドナがそんじゃそこらのダンジョンではないと知れ渡ったのかもしれない。人間どもが本腰を入れ始めた頃合いなのかもな」
「神託を受けた勇者までが魔王様を殺しにやってきましたものね」
秘書の言葉は今日もぐさぐさと刺さる。
「……なにはとまあれ、トニョと言う者は強者ながらも良識を持っていて助かる。あの場を穏便に済ませてくれたりな。できるなら彼がテオ君たちの側にいてくれると安心して見ていられるのだがな」
「魔王様……まるでその口ぶりは……あの箒男が自分の脅威とはお考えにはなっていないのですか?」
「うん、脅威じゃないね」
これも魔王ははっきりと言った。その理由もあっけからんと語る。
「だって吾輩、レベル98だもん」
「きゅうじゅうはち……」
秘書は眩暈する。聞いたことのない異次元の数値だった。長命種とされるエルフでも寿命のうちにその高みに達した者を知らない。
彼がこの高みに到達できたのは他でもなくエキドナという環境のおかげ。経験値の糧となる魔物が無尽蔵に出没するからだ。
「それよりもだ! マチルドくんの過去が気になる! あの気に食わんジャックとはどんな因縁が!? テオくん、危なっかしいけどよく突き飛ばしてくれたグッジョブ! 仲間たちも庇っていて格好良かったよ!」
「お待ちになってください、魔王様。レベルについてですが」
「うん!? まってくれ!! 20層に残ったトニョとジャックがなんだかこそこそと話をしてる! 聞き逃せない!!」
魔王は会話を聞くために集中する。
「チッ……」
そのため秘書の舌打ちにも気が付かなかった。
──────
ジャックは二の腕をさすりながら大きなくしゃみをする。
「ぶあっくしょん! おい、トニョ! さっさと氷を溶かせよ! 寒いんだが!」
「氷ならほうっておけば勝手に溶けますよ。魔力は節約しないと」
「それかさっさと先行こうぜ! マリーが行っちまう! まだまだ話したいことが山ほどあるんだよ」
「行きたいならお先にどうぞ」
「お、まさかこうもあっさりと下るとはな! じゃあな、あばよ!」
ジャックが歩き出すと、
「そっちは19層ですよ」
トニョに指摘される。
「おっと……俺としたことが……」
ジャックは方向を修正して歩き出す。
「というのは冗談でそっちが19層です」
「うおおおい! 俺で遊んでくれてるんじゃねえぞ!?」
「遊んでいるわけではありません。あなたがいかに方向音痴か教えてあげているのです」
「俺は方向音痴じゃねえ! 動いているうちに何度も同じ場所にたどり着くだけだ!」
「それを方向音痴と言うのです。何、焦る必要はありません。彼らのレベルでは短時間でそう深くまでは潜れません。24時間以内に30層にも届かないでしょう。すぐ追いつきます」
「俺はよぉ! 一秒でもあんな腑抜けた男の側にマリーがいてほしくないんだよ!」
「彼女は彼女で一秒でもあなたの側にいてほしくないといった感じですがね」
「そりゃてめー! マリーは俺の強さをぜんぜんわかってねえからさ! 俺が誰よりも強いと分かればあっちから言い寄ってくるっての!」
「そううまくいきますかね……」
かけっこが速ければモテる、とこの年になっても本気で思い込んでいる。
(兄弟子として教えてやるべきなんでしょうかね……あまり見ていられないんですよね……)
弟子の将来のためにも指導してやろうと思った時だった。
地面の中心に至極色の魔法陣が広がる。壁まで広がったかと思うと今度は縮まる。縁が中心に集まると同時に、
「ギャアアアアアス!!!」
つい先ほど倒したオーガが復活する。
トニョはポケットから懐中時計を取り出して時間を確認する。
「時間にして30分といったところでしょうか。浅い階層のザコモンスターですし、割と早く復帰するのですね。おっと記憶に新しいうちに魔法陣のスケッチをしないと」
紙に炭でメモするトニョは一番近くにいたという理由でオーガに標的に選ばれる。
「ギャアアアアアス!!!!」
この隙を逃すはずがなく棍棒を振り回して襲い掛かる。
「あーあ、知ーらね」
前衛であるジャックは庇おうとしも加勢しようとも動こうともしなかった。
トニョは後衛専門。おまけにデスクワークが多く身体も薄く細い。
そんな彼に何倍もの重量がある棍棒が振り下ろされる。
「ぎあ」
ぺちゃんこになって無様で短い断末魔。
辺り一面に、青色の血が広がる。
「さて確認もできましたし、お望みの通り追いつきに行きますよ」
トニョはスケッチした紙を畳んで懐に入れる。彼は結局オーガの姿を一瞥もせずに撃破した。
「へへっ、そうこなっくちゃ!」
ジャックはトニョの隣に並ぶ。
「それとトニョよ~。合流するなら俺に考えがあってよぉ」
「どうせ良からぬ考えでしょう」
「いやいや、人助けよ、人助け!」
「あなたが人助け? 面白い冗談ですね。ちっとも面白くないですが」
「どっちだよ! いや別にてめーになんか手伝ってもらうってつもりはねえ。ただよ、いつも通り、見ていてくれているだけでいいんだ」
アイデアを聞くトニョの表情に変化はなかったが、
「……まあ、よろしいでしょう。その後起きうるであろうトラブルについては自分で何とかしてください」
「ガキじゃねえんだ! 兄弟子には迷惑かけねえよ!」
「いいですか、あなたの行い一つであなたの評判を落とすならいいですが、同じ門下生の──」
トニョはぴたりと足を止めると、箒の先を壁に向ける。
「なんだ、敵か!?」
ジャックが目を凝らす。その先にいたのは、
「チウ。チウ。」
小さなジリスが一匹。
「おうおう、珍しいこともあるもんだな。トニョともあろう男がネズミ一匹にビビったか? それともネズミが苦手だったり?」
「……」
箒の先に火の玉が作られる。
「うおいおい! 小動物一匹に魔法を使うまでもないだろう!」
「……それも、そうですね。すみません、考えすぎでした」
火の玉は煙になって消滅する。
「気を取り直して21層に向かいますよ。迷子にならないようくれぐれも離れないでくださいよ、ジャック」
「だからガキ扱いすんなっての!」
トニョは違和感を覚えながらもジャックと共に21層へと向かった。
一触即発を遠くから眺めることしかできなかった魔王は安堵する。
「魔王討伐という共通の目的を持ちながら共食いを始めるとは人間種とはどうしようもなく愚かですね」
秘書は変わらず辛辣だった。
「そう言うな、シロくん。同族同士の衝突は不思議ではない。自然界でもありふれてるだろうに」
「しかし今回はその愚かさで魔王様の推しが全滅しかけたのですよ?」
「吾輩は何も心配していない。彼らならこの困難もなんとか乗り越えられてると信じていたぞ」
「よく言いますね。いてもたってもいられず、また時空の穴を開こうとしていたお人が」
「……う、うむ」
椅子の後ろでこっそりと開こうとしていた時空の歪みを閉じる。
「……今回ばかりは危なかった。今の彼らではあのレベルにはどれだけ上手く立ち回ろうと敵わないだろう」
「それほどジャックという男は強敵なのですか?」
「ジャック君も見込みはあるけど現状ではそこまで脅威ではないね。オーガ戦で余裕を見せるのはいいが、ちょっと遊びが過ぎるね。いつか痛い目を見なきゃいいのだが」
「ではトニョという怪しい眼鏡の男が」
「そう、つい先ほど我が眷属のジリスの目を通してステータスを覗いてみた」
「それでレベルは」
「うん、わからなかった」
魔王ははっきりと言った。
「開き直れば格好つくと思っているのですか?」
秘書もはっきりと言った。
「いや格好つけようとした意思は一切ないのだが……ともかくレベルを測ることができなかった。十中八九、鑑定妨害だろう」
「魔王様ともあろうお方が眷属越とはいえ人間のステータスも覗き見できないとは……」
「うむ、情けない限りだ……だが案ずるな。あの魔力量、発動速度からおおまかなレベルは推測できる」
「60くらいでしょうか?」
「いいや、最低70はあるな」
「70、ですか……今までこのダンジョンに挑んできた者で最も高レベルではないですか?」
「で、あるな。彼こそが現状のトップランナーでありトップランカーだ。独りよがりの挑戦者とは違う。効率的とは思えんが後続も育てようとしている。育てばいつしか脅威になるかもしれんな、育てばだが」
「今までの挑戦者は実戦経験はあるものの見通しが甘く命を落とす者が多かったですからね。魔力切れもあれば食料切れで餓死する者もいました」
「ようやくエキドナがそんじゃそこらのダンジョンではないと知れ渡ったのかもしれない。人間どもが本腰を入れ始めた頃合いなのかもな」
「神託を受けた勇者までが魔王様を殺しにやってきましたものね」
秘書の言葉は今日もぐさぐさと刺さる。
「……なにはとまあれ、トニョと言う者は強者ながらも良識を持っていて助かる。あの場を穏便に済ませてくれたりな。できるなら彼がテオ君たちの側にいてくれると安心して見ていられるのだがな」
「魔王様……まるでその口ぶりは……あの箒男が自分の脅威とはお考えにはなっていないのですか?」
「うん、脅威じゃないね」
これも魔王ははっきりと言った。その理由もあっけからんと語る。
「だって吾輩、レベル98だもん」
「きゅうじゅうはち……」
秘書は眩暈する。聞いたことのない異次元の数値だった。長命種とされるエルフでも寿命のうちにその高みに達した者を知らない。
彼がこの高みに到達できたのは他でもなくエキドナという環境のおかげ。経験値の糧となる魔物が無尽蔵に出没するからだ。
「それよりもだ! マチルドくんの過去が気になる! あの気に食わんジャックとはどんな因縁が!? テオくん、危なっかしいけどよく突き飛ばしてくれたグッジョブ! 仲間たちも庇っていて格好良かったよ!」
「お待ちになってください、魔王様。レベルについてですが」
「うん!? まってくれ!! 20層に残ったトニョとジャックがなんだかこそこそと話をしてる! 聞き逃せない!!」
魔王は会話を聞くために集中する。
「チッ……」
そのため秘書の舌打ちにも気が付かなかった。
──────
ジャックは二の腕をさすりながら大きなくしゃみをする。
「ぶあっくしょん! おい、トニョ! さっさと氷を溶かせよ! 寒いんだが!」
「氷ならほうっておけば勝手に溶けますよ。魔力は節約しないと」
「それかさっさと先行こうぜ! マリーが行っちまう! まだまだ話したいことが山ほどあるんだよ」
「行きたいならお先にどうぞ」
「お、まさかこうもあっさりと下るとはな! じゃあな、あばよ!」
ジャックが歩き出すと、
「そっちは19層ですよ」
トニョに指摘される。
「おっと……俺としたことが……」
ジャックは方向を修正して歩き出す。
「というのは冗談でそっちが19層です」
「うおおおい! 俺で遊んでくれてるんじゃねえぞ!?」
「遊んでいるわけではありません。あなたがいかに方向音痴か教えてあげているのです」
「俺は方向音痴じゃねえ! 動いているうちに何度も同じ場所にたどり着くだけだ!」
「それを方向音痴と言うのです。何、焦る必要はありません。彼らのレベルでは短時間でそう深くまでは潜れません。24時間以内に30層にも届かないでしょう。すぐ追いつきます」
「俺はよぉ! 一秒でもあんな腑抜けた男の側にマリーがいてほしくないんだよ!」
「彼女は彼女で一秒でもあなたの側にいてほしくないといった感じですがね」
「そりゃてめー! マリーは俺の強さをぜんぜんわかってねえからさ! 俺が誰よりも強いと分かればあっちから言い寄ってくるっての!」
「そううまくいきますかね……」
かけっこが速ければモテる、とこの年になっても本気で思い込んでいる。
(兄弟子として教えてやるべきなんでしょうかね……あまり見ていられないんですよね……)
弟子の将来のためにも指導してやろうと思った時だった。
地面の中心に至極色の魔法陣が広がる。壁まで広がったかと思うと今度は縮まる。縁が中心に集まると同時に、
「ギャアアアアアス!!!」
つい先ほど倒したオーガが復活する。
トニョはポケットから懐中時計を取り出して時間を確認する。
「時間にして30分といったところでしょうか。浅い階層のザコモンスターですし、割と早く復帰するのですね。おっと記憶に新しいうちに魔法陣のスケッチをしないと」
紙に炭でメモするトニョは一番近くにいたという理由でオーガに標的に選ばれる。
「ギャアアアアアス!!!!」
この隙を逃すはずがなく棍棒を振り回して襲い掛かる。
「あーあ、知ーらね」
前衛であるジャックは庇おうとしも加勢しようとも動こうともしなかった。
トニョは後衛専門。おまけにデスクワークが多く身体も薄く細い。
そんな彼に何倍もの重量がある棍棒が振り下ろされる。
「ぎあ」
ぺちゃんこになって無様で短い断末魔。
辺り一面に、青色の血が広がる。
「さて確認もできましたし、お望みの通り追いつきに行きますよ」
トニョはスケッチした紙を畳んで懐に入れる。彼は結局オーガの姿を一瞥もせずに撃破した。
「へへっ、そうこなっくちゃ!」
ジャックはトニョの隣に並ぶ。
「それとトニョよ~。合流するなら俺に考えがあってよぉ」
「どうせ良からぬ考えでしょう」
「いやいや、人助けよ、人助け!」
「あなたが人助け? 面白い冗談ですね。ちっとも面白くないですが」
「どっちだよ! いや別にてめーになんか手伝ってもらうってつもりはねえ。ただよ、いつも通り、見ていてくれているだけでいいんだ」
アイデアを聞くトニョの表情に変化はなかったが、
「……まあ、よろしいでしょう。その後起きうるであろうトラブルについては自分で何とかしてください」
「ガキじゃねえんだ! 兄弟子には迷惑かけねえよ!」
「いいですか、あなたの行い一つであなたの評判を落とすならいいですが、同じ門下生の──」
トニョはぴたりと足を止めると、箒の先を壁に向ける。
「なんだ、敵か!?」
ジャックが目を凝らす。その先にいたのは、
「チウ。チウ。」
小さなジリスが一匹。
「おうおう、珍しいこともあるもんだな。トニョともあろう男がネズミ一匹にビビったか? それともネズミが苦手だったり?」
「……」
箒の先に火の玉が作られる。
「うおいおい! 小動物一匹に魔法を使うまでもないだろう!」
「……それも、そうですね。すみません、考えすぎでした」
火の玉は煙になって消滅する。
「気を取り直して21層に向かいますよ。迷子にならないようくれぐれも離れないでくださいよ、ジャック」
「だからガキ扱いすんなっての!」
トニョは違和感を覚えながらもジャックと共に21層へと向かった。
0
お気に入りに追加
24
あなたにおすすめの小説
転生したら美醜逆転世界だったので、人生イージーモードです
狼蝶
恋愛
転生したらそこは、美醜が逆転していて顔が良ければ待遇最高の世界だった!?侯爵令嬢と婚約し人生イージーモードじゃんと思っていたら、人生はそれほど甘くはない・・・・?
学校に入ったら、ここはまさかの美醜逆転世界の乙女ゲームの中だということがわかり、さらに自分の婚約者はなんとそのゲームの悪役令嬢で!!!?
幼馴染みの2人は魔王と勇者〜2人に挟まれて寝た俺は2人の守護者となる〜
海月 結城
ファンタジー
ストーカーが幼馴染みをナイフで殺そうとした所を庇って死んだ俺は、気が付くと異世界に転生していた。だが、目の前に見えるのは生い茂った木々、そして、赤ん坊の鳴き声が3つ。
そんな俺たちが捨てられていたのが孤児院だった。子供は俺たち3人だけ。そんな俺たちが5歳になった時、2人の片目の中に変な紋章が浮かび上がった。1人は悪の化身魔王。もう1人はそれを打ち倒す勇者だった。だけど、2人はそんなことに興味ない。
しかし、世界は2人のことを放って置かない。勇者と魔王が復活した。まだ生まれたばかりと言う事でそれぞれの組織の思惑で2人を手駒にしようと2人に襲いかかる。
けれども俺は知っている。2人の力は強力だ。一度2人が喧嘩した事があったのだが、約半径3kmのクレーターが幾つも出来た事を。俺は、2人が戦わない様に2人を守護するのだ。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
転生弁護士のクエスト同行記 ~冒険者用の契約書を作ることにしたらクエストの成功率が爆上がりしました~
昼から山猫
ファンタジー
異世界に降り立った元日本の弁護士が、冒険者ギルドの依頼で「クエスト契約書」を作成することに。出発前に役割分担を明文化し、報酬の配分や責任範囲を細かく決めると、パーティ同士の内輪揉めは激減し、クエスト成功率が劇的に上がる。そんな噂が広がり、冒険者は誰もが法律事務所に相談してから旅立つように。魔王討伐の最強パーティにも声をかけられ、彼の“契約書”は世界の運命を左右する重要要素となっていく。
転生した体のスペックがチート
モカ・ナト
ファンタジー
とある高校生が不注意でトラックに轢かれ死んでしまう。
目覚めたら自称神様がいてどうやら異世界に転生させてくれるらしい
このサイトでは10話まで投稿しています。
続きは小説投稿サイト「小説家になろう」で連載していますので、是非見に来てください!
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
貞操逆転世界に無職20歳男で転生したので自由に生きます!
やまいし
ファンタジー
自分が書きたいことを詰めこみました。掲示板あり
目覚めると20歳無職だった主人公。
転生したのは男女の貞操観念が逆転&男女比が1:100の可笑しな世界だった。
”好きなことをしよう”と思ったは良いものの無一文。
これではまともな生活ができない。
――そうだ!えちえち自撮りでお金を稼ごう!
こうして彼の転生生活が幕を開けた。
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる