4 / 79
ロビンの割とどうでもいい秘密
しおりを挟む
「ていや! てーや! でええええい!」
「もっと腰に力を入れろ! 腕だけで振ろうとするな!」
暗がりのダンジョンに木と木がぶつかり合う音が響く。
目を覚ましたテオとロビンが木製の剣で稽古をしていた。地上の本来の時間はともかくとして彼らの時計、生活サイクルでは現在午前六時の設定だ。
「うるさーい……チャンバラするなら他所でやって~」
昨晩遅くまで起きて焚火の番をしていたマチルドから苦情が出る。毛布にくるまって芋虫のようになっている。
「だってよ、どうするんだ? 師匠」
「すまんがちょっと我慢してくれよ、マチルド。遠くに離れてたら危険だからよ」
敵の気配はないがいざというときに固まっていないと対処ができなくなってしまう。
「だからって~あたしの安眠妨害してもいいわけ~?」
毛布にくるまってるがわかる。魔女のように恐ろしい顔になっている。
「とっておきの朝食を準備してやるからそれで許してくれ」
「……メニューは?」
「パンに昨日の残ったシチュー。目玉焼きにカリカリベーコンだ」
「……美味しくなったら火炙りだからねぇ」
ひとまずは怒りがおさまったようで恨み節は聞こえなくなった。
「さてダンジョン内で徹底的に追い込んでも危ないからな。あとは素振り百回やって終わりにしよう」
「なんでだよ、師匠! 俺まだまだやれるぞ!」
「いやだから疲れるまでやっちゃダメなんだって。まあ足りないっつうなら昼飯の後でもやるとするか。それならマチルドも文句は言わないだろう」
「よくわかんねえけど次は昼寝の邪魔するなって言うんじゃないか?」
「ははっ! ありえるかもな! そんときはとっておきのディナーを用意しなくちゃだな! 酒抜きだがよ!」
テオは素振りを始める。
「にしても師匠が一緒で大助かりだぜ」
「なんだあ急に。褒めたって回数は減らさないぞ」
手の空いたロビンは配膳を始める。
「師匠はなんだってできるじゃないか。料理も作れるし、動物のこともよく知ってるし、剣も教えてくれるし、さすがは伝説の探検家ドレイクの最後の弟子だな!」
カランカラカラーーン!
重ねていた木皿が転がり落ちる。
「どうした、師匠!?」
盛大にひっくり返したのはロビンだった。
「あ、あはは、ちょっと手が滑っただけだ。心配することはねーよ。それよりもほら、素振りをサボるなよ」
「師匠でもミスすることあるんだな」
「お、おう、あるとも。かのドレイクだって若かりし頃は羅針盤の北と南を見間違えて迷子になったこともあるんだからな」
「へえ! ためになるな!」
「おう、覚えておけよ。今の時代、男は腕っぷしだけじゃあだめ。頭もよくねえと」
「なるほどな……そうだ、良いことを思いついたぜ」
「俺にとっちゃあ嫌な予感しかしねえが……なんだ? 言ってみろ」
「俺が素振りしてる間に今みたいなドレイクのことをもっと教えてくれよ」
「う、うーん、教えてやりたいのは山々だが俺には俺の仕事があるからな」
「えー! いいじゃん、ちょっとくらい!」
テオは木剣を捨ててロビンに抱き着く。
「お、おい!」
「お願いお願いお願い!」
「ははは、がきんちょめ! 残念だったな! 抱き着かれて落ちるのは美女と相場で決まってるんだ!」
構わずテオは輝いた目をロビンに向ける。
「お願いだよー! 師匠ー!」
「ぐ、ぐぬぬぬ……」
根っこは真面目で面倒見の良いロビン。テオのおねだり攻撃はかなり刺さる。なかなか振り払えずにいた。
このまま陥落されるかと思ったが、
「こーら、テオ。ロビンさんを困らせないの」
ビクトリアはテオの耳を引っ張って剥がす。
「ほら、素振りやってるんでしょう。1からね」
拾った剣をテオに渡す。
「え、1? もっと振ってたような……」
「じゃあ何回まで振ったか覚えてる?」
「……うーん、覚えてないや。じゃあ1からやれば少なくなることはないな」
「そういうこと。大声あげてやるのよ。お風呂で数えるときみたいに」
「いーち! にー! さーん! よーご!」
そう言ってテオは一から素振りを再開する。誰も触れなかったが独特な数え方をしていた。
「ありがとうな、ビクトリア様様だぜ」
「いいのよ。これくらい。仲間なんだから当然でしょう」
「……」
ロビンは思わず面食らってしまう。
「ん? どうしたの?」
「いや、嬢ちゃんがやけに大人びて見えてさ……こう言っちゃ失礼だが本当にテオと同い年?」
「本当に失礼ね。レディに対して年齢聞くつもり?」
「だよなぁ。本当の本当に失礼した」
自分の背丈より低いビクトリアの頭より低く頭を下げる。
「言っておくけどあなたが思ってよりお姉さんだからね」
「ご親切にどうも。ところでレディ。ランチかディナーで希望のメニューはありますか?」
「ううん、特にない」
ビクトリアは首を横に振った。
「おいおい、遠慮はいらないんだぜ?」
「……まあそこまで言うなら……お肉かな」
「おう! 肉だな! やっぱり精が付くのは肉だよな!」
「あるのでいいよ。今後も長い旅程になるんだから変に豪華にしないでね」
「お、おう、そうかい。大人びてるなー」
「当たり前のこと言ってどうするの」
褒めてもクールなビクトリアは二度寝しようとするマチルドの元へ起こしに行ってしまう。
「……やれやれ、みんな一癖二癖あるパーティーだな」
ロビンは料理を再開しようとすると、
「よーごじゅう! ななじゅう! はちじゅう! きゅうじゅう!」
癖の強い数え方が聞こえてきた。
「……まずは剣よりも数の数え方を教えなきゃな……」
手を動かしながらも頭の中で一日のスケジュールを組みなおした。
「もっと腰に力を入れろ! 腕だけで振ろうとするな!」
暗がりのダンジョンに木と木がぶつかり合う音が響く。
目を覚ましたテオとロビンが木製の剣で稽古をしていた。地上の本来の時間はともかくとして彼らの時計、生活サイクルでは現在午前六時の設定だ。
「うるさーい……チャンバラするなら他所でやって~」
昨晩遅くまで起きて焚火の番をしていたマチルドから苦情が出る。毛布にくるまって芋虫のようになっている。
「だってよ、どうするんだ? 師匠」
「すまんがちょっと我慢してくれよ、マチルド。遠くに離れてたら危険だからよ」
敵の気配はないがいざというときに固まっていないと対処ができなくなってしまう。
「だからって~あたしの安眠妨害してもいいわけ~?」
毛布にくるまってるがわかる。魔女のように恐ろしい顔になっている。
「とっておきの朝食を準備してやるからそれで許してくれ」
「……メニューは?」
「パンに昨日の残ったシチュー。目玉焼きにカリカリベーコンだ」
「……美味しくなったら火炙りだからねぇ」
ひとまずは怒りがおさまったようで恨み節は聞こえなくなった。
「さてダンジョン内で徹底的に追い込んでも危ないからな。あとは素振り百回やって終わりにしよう」
「なんでだよ、師匠! 俺まだまだやれるぞ!」
「いやだから疲れるまでやっちゃダメなんだって。まあ足りないっつうなら昼飯の後でもやるとするか。それならマチルドも文句は言わないだろう」
「よくわかんねえけど次は昼寝の邪魔するなって言うんじゃないか?」
「ははっ! ありえるかもな! そんときはとっておきのディナーを用意しなくちゃだな! 酒抜きだがよ!」
テオは素振りを始める。
「にしても師匠が一緒で大助かりだぜ」
「なんだあ急に。褒めたって回数は減らさないぞ」
手の空いたロビンは配膳を始める。
「師匠はなんだってできるじゃないか。料理も作れるし、動物のこともよく知ってるし、剣も教えてくれるし、さすがは伝説の探検家ドレイクの最後の弟子だな!」
カランカラカラーーン!
重ねていた木皿が転がり落ちる。
「どうした、師匠!?」
盛大にひっくり返したのはロビンだった。
「あ、あはは、ちょっと手が滑っただけだ。心配することはねーよ。それよりもほら、素振りをサボるなよ」
「師匠でもミスすることあるんだな」
「お、おう、あるとも。かのドレイクだって若かりし頃は羅針盤の北と南を見間違えて迷子になったこともあるんだからな」
「へえ! ためになるな!」
「おう、覚えておけよ。今の時代、男は腕っぷしだけじゃあだめ。頭もよくねえと」
「なるほどな……そうだ、良いことを思いついたぜ」
「俺にとっちゃあ嫌な予感しかしねえが……なんだ? 言ってみろ」
「俺が素振りしてる間に今みたいなドレイクのことをもっと教えてくれよ」
「う、うーん、教えてやりたいのは山々だが俺には俺の仕事があるからな」
「えー! いいじゃん、ちょっとくらい!」
テオは木剣を捨ててロビンに抱き着く。
「お、おい!」
「お願いお願いお願い!」
「ははは、がきんちょめ! 残念だったな! 抱き着かれて落ちるのは美女と相場で決まってるんだ!」
構わずテオは輝いた目をロビンに向ける。
「お願いだよー! 師匠ー!」
「ぐ、ぐぬぬぬ……」
根っこは真面目で面倒見の良いロビン。テオのおねだり攻撃はかなり刺さる。なかなか振り払えずにいた。
このまま陥落されるかと思ったが、
「こーら、テオ。ロビンさんを困らせないの」
ビクトリアはテオの耳を引っ張って剥がす。
「ほら、素振りやってるんでしょう。1からね」
拾った剣をテオに渡す。
「え、1? もっと振ってたような……」
「じゃあ何回まで振ったか覚えてる?」
「……うーん、覚えてないや。じゃあ1からやれば少なくなることはないな」
「そういうこと。大声あげてやるのよ。お風呂で数えるときみたいに」
「いーち! にー! さーん! よーご!」
そう言ってテオは一から素振りを再開する。誰も触れなかったが独特な数え方をしていた。
「ありがとうな、ビクトリア様様だぜ」
「いいのよ。これくらい。仲間なんだから当然でしょう」
「……」
ロビンは思わず面食らってしまう。
「ん? どうしたの?」
「いや、嬢ちゃんがやけに大人びて見えてさ……こう言っちゃ失礼だが本当にテオと同い年?」
「本当に失礼ね。レディに対して年齢聞くつもり?」
「だよなぁ。本当の本当に失礼した」
自分の背丈より低いビクトリアの頭より低く頭を下げる。
「言っておくけどあなたが思ってよりお姉さんだからね」
「ご親切にどうも。ところでレディ。ランチかディナーで希望のメニューはありますか?」
「ううん、特にない」
ビクトリアは首を横に振った。
「おいおい、遠慮はいらないんだぜ?」
「……まあそこまで言うなら……お肉かな」
「おう! 肉だな! やっぱり精が付くのは肉だよな!」
「あるのでいいよ。今後も長い旅程になるんだから変に豪華にしないでね」
「お、おう、そうかい。大人びてるなー」
「当たり前のこと言ってどうするの」
褒めてもクールなビクトリアは二度寝しようとするマチルドの元へ起こしに行ってしまう。
「……やれやれ、みんな一癖二癖あるパーティーだな」
ロビンは料理を再開しようとすると、
「よーごじゅう! ななじゅう! はちじゅう! きゅうじゅう!」
癖の強い数え方が聞こえてきた。
「……まずは剣よりも数の数え方を教えなきゃな……」
手を動かしながらも頭の中で一日のスケジュールを組みなおした。
0
お気に入りに追加
24
あなたにおすすめの小説
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。

ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。

現代ダンジョンで成り上がり!
カメ
ファンタジー
現代ダンジョンで成り上がる!
現代の世界に大きな地震が全世界同時に起こると共に、全世界にダンジョンが現れた。
舞台はその後の世界。ダンジョンの出現とともに、ステータスが見れる様になり、多くの能力、スキルを持つ人たちが現れる。その人達は冒険者と呼ばれる様になり、ダンジョンから得られる貴重な資源のおかげで稼ぎが多い冒険者は、多くの人から憧れる職業となった。
四ノ宮翔には、いいスキルもステータスもない。ましてや呪いをその身に受ける、呪われた子の称号を持つ存在だ。そんな彼がこの世界でどう生き、成り上がるのか、その冒険が今始まる。
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる