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Ⅳ 新しい朝
第40話 星の門
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アーロン:魔法使いの助手兼用心棒をしている青年。
アリア:災厄の魔女と呼ばれた錬金術師。
ルートヴィヒ・フォン・アイヒホルン(ルイ):気品を漂わせる貴族の男性。毒舌だが、その心の内に熱さを秘めている。アイヒホルン家当主を務める。25歳。
パトリツィア・フォン・アイヒホルン(パティ):ルイの親戚の女性、錬金術の腕は天才的だが、お頭は弱い。分家の出で、ルイを護衛する役目がある。21歳。
~モブ~
貴族
学術都市・フリージア、広場。
ルイが皇帝になると決意した翌日。フリージアの人々は湧き上がり、街の各所で出店が開かれていた。
(SE がやがや)
アーロン 「……未来に帰る方法、か。何か考えはあるのか?」
アリア 「……なんとなくだが」
アーロン 「なんとなくかよ」
アリア 「仮説の域を出ないんだ」
アーロン 「仮説ね」
アリア 「ほら、この時代にはすでにあるはずのものが、ないだろう?」
アーロン 「あるはずのもの?」
アリア 「覚えていないかい? ちょうど、この広場にあるはずのものなのだが……」
アーロン 「広場……、星の門か? だけどあれは……」
アリア 「そう、パレトワールにあるものだ」
アーロン 「だろ? じゃあ……」
アリア 「だが、もしこのフリージアが後の時代に、パレトワールと呼ばれるようになったとしたら?」
アーロン 「確かにこの広場、あの門が建っていてもおかしくない広さだけどよ。さすがにありえねえだろ」
アリア 「ああ、自分でも突飛な発想だとは思っているさ。だから仮説の域を出ないんだ」
(SE 足音)
パティ 「おまたせ~」
アリア 「ああ、パティ……」
アーロン 「……」
パティ 「アリア、少し考えたのだけれど……。って、なによ、そんなじろじろ見て……」
アーロン 「いや、ずいぶん楽しんできたんだな、と思って」
アリア 「食べ物を両手に抱えて登場とは……、キミ、そんなキャラだったかい?」
パティ 「ええ!? いや、だって、これは、屋台のおじさんが安くしとくよ、って言うから……」
アーロン 「はあ、そんなの、ただの売り文句だろうが」
パティ 「ええ!?」
アーロン 「まあ、ちょうど腹減ってたしな。それ食べながら話そうぜ」
パティ 「え、貴方も食べたいの?」
アーロン 「まさか、それ、あんたひとりで食べるつもりだったのか?」
パティ 「……! そ、それは……!」
アリア 「では問題ないな」
(SE アリアが分捕る音)
パティ 「ああっ!」
アリア 「あむ。……んん、なかなか美味しいじゃないか」
パティ 「ちょっとアリア、それ、楽しみに取っておいたのに!!」
アリア 「また買えばいいじゃないか」
パティ 「そういう問題じゃないわ!」
アーロン 「だーもう! 話が進まねえだろうが!」
アリア 「む、すまない、少々意地が悪かったね」
パティ 「少々?」
アリア 「細かいところで突っかかってこないでもらえるかな?」
アーロン 「はいはい、思う存分やってくれ」
────────────
アリア 「……はあ、それで、何か考えていたのだろう?」
パティ 「ああ、そうだった。時を超える魔法っていうのは、魂をかなり消費するのよ」
アリア 「だろうね」
パティ 「だから、触媒を使用する」
アーロン 「触媒?」
アリア 「魔法使いが使う杖のように、魔力を他の物質に伝えやすくするもののことだ」
アーロン 「それを使えば、元の時代に帰れるのか?」
パティ 「理論上は……」
アーロン 「含みのある言い方だな」
アリア 「まあ、時を超えるなんて人智を超えた魔法、どんな反動があるかわからない」
アーロン 「俺らがこの時代に来たときは、何もなかったじゃないか」
アリア 「ただ運が良かっただけかもしれない」
パティ 「そういうこと。だけど、色々条件を追加していけば、反動を軽減することは可能なはずよ」
アリア 「条件?」
パティ 「ええ、例えば、魔術的な意味を持つ建造物を建てて、それを触媒として魔法を行使する、とかかしら」
アーロン 「建造物……、祭壇ってことか?」
パティ 「そうね、というよりはゲート……、門とか扉とかってイメージかしら」
アリア 「門か……」
パティ 「ええ、幸い、ここには腕のいい錬金術師が2人もいるわ。門くらい作れるわよ!」
(SE 足音)
貴族 「今、門とおっしゃいましたか?」
パティ 「うわあっ!!」
貴族 「失礼、驚かさせてしまいましたかな」
パティ 「お、驚いてなんかないわ!」
アリア 「……それより、何か用かな?」
貴族 「ええ、実は、アイヒホルン卿の凱旋を祝した、建造物を建てたいと思っていたところ、あなた方の会話が聞こえてきまして……」
アーロン 「(小声で)おい、未来がどうのっての聞かれてないよな?」
アリア 「…………」
貴族 「是非! 私にもその門の建築を手伝わせていただけないでしょうか!?」
パティ 「はは、その申し出はありがたいのだけれど、錬金術も関わってくることだから……」
貴族 「心配ご無用! 確かに私は錬金術には詳しくありませんが、芸術に精通している知り合いが多くいます。私が声をかけ、この地に集まらせましょう!」
アーロン 「(小声で)おい、なんか話がややこしくなってきていないか?」
アリア 「(小声で)あ、ああ……」
パティ 「…………いいわね、それ!!」
貴族 「決まりましたな」
パティ 「ええ、ともに芸術的な門を作りましょう!!」
貴族 「はい!」
(SE がしっと握手する音)
パティ 「そうと決まれば、ここに門を建てる許可を貰ってくるわ!!」
(SE パティが走っていく音)
アリア 「…………」
アーロン 「……大丈夫なのか?」
アリア 「……どうやら、私の仮説は正しかったみたいだよ」
アーロン 「……本当かよ?」
◇
それからアリアたちは、門の建設に取り掛かった。2人の腕利き錬金術師がいるおかげか、建設は1週間で終わり、ついに門が完成した。
貴族 「まさか、こんなに早く完成するとは!! さすがは錬金術師ですな!!」
パティ 「いえ、貴方の協力があったからよ」
貴族 「ありがたきお言葉!! あなたも、素晴らしい審美眼をお持ちで!!」
パティ 「そ、そう? まあ、否定はしないけど」
アリア 「こほん、パティ、茶番はそれくらいにしてくれないか?」
パティ 「茶番!?」
貴族 「はっはっは、どうやら、お邪魔のようですな。私は、これにて失礼します」
パティ 「ありがとう、貴方がデザイナーを紹介してくれたおかげで、素敵な門を建てることができたわ」
貴族 「それはなによりです。では、これにて」
(SE 貴族が去る音)
アリア 「ほら、さっさと術式を付与するぞ」
パティ 「もう、情緒の欠片もないんだから!」
パティ 「──────此方と彼方の時を繋ぐ門よ、その力を解放せよ!」
(SE 魔力が満ちる音)
パティ 「……っ」
(SE パティが膝をつく音)
アーロン 「パティ!」
パティ 「大丈夫、少し、魔力を使い過ぎただけだから……」
(SE 足音)
ルイ 「……ほう、ついに完成したのか」
パティ 「ルイ……」
アリア 「……」
ルイ 「……お前たちは、もう帰るのか?」
アーロン 「ああ、未来でやることがあるからな」
ルイ 「そうだったな」
アーロン 「ああ」
アリア 「パティ、キミとの共同作業、悪くはなかったよ」
パティ 「もう、なんでそんな上からなのよ!」
アリア 「はは、すまない、性分でね」
パティ 「はあ、ほら、もうさっさと行きなさい。その門をくぐれば、時を越えられるから」
アリア 「そうさせてもらうよ」
(SE 魔力の門をくぐる音)
アリア 「ほらアーロン、行くよ?」
アーロン 「ああ」
ルイ 「アーロン」
アーロン 「なんだよ、寂しくなっちまったか?」
ルイ 「気色悪いことを言うな。……ひとつ忠告だ」
アーロン 「忠告?」
ルイ 「アリアには気をつけろ」
アーロン 「は?」
アリア 「アーロン? 早く来い」
アーロン 「おい、どういうことだよ」
(SE 魔力が弱まる音)
パティ 「ああ、もう時間がないわ。早く行って」
ルイ 「伝えたからな」
アーロン 「あーもう、なんだってんだよ。じゃあな」
ルイ 「この国の未来を、頼んだぞ」
アーロン 「任せとけ」
(SE 魔力の門をくぐる音)
(SE 魔力の反応が消える音)
パティ 「……行っちゃったわね」
ルイ 「ああ」
パティ 「良い未来、作ってあげないとね」
ルイ 「そうだな」
(SE 風が吹く音)
ルイ 「この門……、ところどころに星の意匠があるんだな」
パティ 「ええ、表向きは、死神討伐を祝した記念の門だから。星の錬金術師に、敬意を込めたの」
ルイ 「そうか」
パティ 「そう、だから、この門の名前は──────」
◇
(SE 魔力の門をくぐる音)
アリア 「星の門、か」
(SE 魔力の門をくぐる音)
アーロン 「よっと、ここは、確かパレトワールだったか」
アリア 「どうやら、私の仮説は正しかったようだね」
アーロン 「みたいだな」
アリア 「……さて、どう動く?」
アーロン 「どう動くったって、アルトリウスをぶっ飛ばしに行くに決まってんだろう」
(SE 新聞紙を拾い上げる音)
アリア 「ふふ、そう言うだろうとは思ったけど、どうやらここは、私たちの元いた時間より、少し前みたいだよ」
アーロン 「あ? げ、9年前かよ」
アリア 「まあ、心当たりはある。まずは、アルトの町に向かおう」
つづく
アリア:災厄の魔女と呼ばれた錬金術師。
ルートヴィヒ・フォン・アイヒホルン(ルイ):気品を漂わせる貴族の男性。毒舌だが、その心の内に熱さを秘めている。アイヒホルン家当主を務める。25歳。
パトリツィア・フォン・アイヒホルン(パティ):ルイの親戚の女性、錬金術の腕は天才的だが、お頭は弱い。分家の出で、ルイを護衛する役目がある。21歳。
~モブ~
貴族
学術都市・フリージア、広場。
ルイが皇帝になると決意した翌日。フリージアの人々は湧き上がり、街の各所で出店が開かれていた。
(SE がやがや)
アーロン 「……未来に帰る方法、か。何か考えはあるのか?」
アリア 「……なんとなくだが」
アーロン 「なんとなくかよ」
アリア 「仮説の域を出ないんだ」
アーロン 「仮説ね」
アリア 「ほら、この時代にはすでにあるはずのものが、ないだろう?」
アーロン 「あるはずのもの?」
アリア 「覚えていないかい? ちょうど、この広場にあるはずのものなのだが……」
アーロン 「広場……、星の門か? だけどあれは……」
アリア 「そう、パレトワールにあるものだ」
アーロン 「だろ? じゃあ……」
アリア 「だが、もしこのフリージアが後の時代に、パレトワールと呼ばれるようになったとしたら?」
アーロン 「確かにこの広場、あの門が建っていてもおかしくない広さだけどよ。さすがにありえねえだろ」
アリア 「ああ、自分でも突飛な発想だとは思っているさ。だから仮説の域を出ないんだ」
(SE 足音)
パティ 「おまたせ~」
アリア 「ああ、パティ……」
アーロン 「……」
パティ 「アリア、少し考えたのだけれど……。って、なによ、そんなじろじろ見て……」
アーロン 「いや、ずいぶん楽しんできたんだな、と思って」
アリア 「食べ物を両手に抱えて登場とは……、キミ、そんなキャラだったかい?」
パティ 「ええ!? いや、だって、これは、屋台のおじさんが安くしとくよ、って言うから……」
アーロン 「はあ、そんなの、ただの売り文句だろうが」
パティ 「ええ!?」
アーロン 「まあ、ちょうど腹減ってたしな。それ食べながら話そうぜ」
パティ 「え、貴方も食べたいの?」
アーロン 「まさか、それ、あんたひとりで食べるつもりだったのか?」
パティ 「……! そ、それは……!」
アリア 「では問題ないな」
(SE アリアが分捕る音)
パティ 「ああっ!」
アリア 「あむ。……んん、なかなか美味しいじゃないか」
パティ 「ちょっとアリア、それ、楽しみに取っておいたのに!!」
アリア 「また買えばいいじゃないか」
パティ 「そういう問題じゃないわ!」
アーロン 「だーもう! 話が進まねえだろうが!」
アリア 「む、すまない、少々意地が悪かったね」
パティ 「少々?」
アリア 「細かいところで突っかかってこないでもらえるかな?」
アーロン 「はいはい、思う存分やってくれ」
────────────
アリア 「……はあ、それで、何か考えていたのだろう?」
パティ 「ああ、そうだった。時を超える魔法っていうのは、魂をかなり消費するのよ」
アリア 「だろうね」
パティ 「だから、触媒を使用する」
アーロン 「触媒?」
アリア 「魔法使いが使う杖のように、魔力を他の物質に伝えやすくするもののことだ」
アーロン 「それを使えば、元の時代に帰れるのか?」
パティ 「理論上は……」
アーロン 「含みのある言い方だな」
アリア 「まあ、時を超えるなんて人智を超えた魔法、どんな反動があるかわからない」
アーロン 「俺らがこの時代に来たときは、何もなかったじゃないか」
アリア 「ただ運が良かっただけかもしれない」
パティ 「そういうこと。だけど、色々条件を追加していけば、反動を軽減することは可能なはずよ」
アリア 「条件?」
パティ 「ええ、例えば、魔術的な意味を持つ建造物を建てて、それを触媒として魔法を行使する、とかかしら」
アーロン 「建造物……、祭壇ってことか?」
パティ 「そうね、というよりはゲート……、門とか扉とかってイメージかしら」
アリア 「門か……」
パティ 「ええ、幸い、ここには腕のいい錬金術師が2人もいるわ。門くらい作れるわよ!」
(SE 足音)
貴族 「今、門とおっしゃいましたか?」
パティ 「うわあっ!!」
貴族 「失礼、驚かさせてしまいましたかな」
パティ 「お、驚いてなんかないわ!」
アリア 「……それより、何か用かな?」
貴族 「ええ、実は、アイヒホルン卿の凱旋を祝した、建造物を建てたいと思っていたところ、あなた方の会話が聞こえてきまして……」
アーロン 「(小声で)おい、未来がどうのっての聞かれてないよな?」
アリア 「…………」
貴族 「是非! 私にもその門の建築を手伝わせていただけないでしょうか!?」
パティ 「はは、その申し出はありがたいのだけれど、錬金術も関わってくることだから……」
貴族 「心配ご無用! 確かに私は錬金術には詳しくありませんが、芸術に精通している知り合いが多くいます。私が声をかけ、この地に集まらせましょう!」
アーロン 「(小声で)おい、なんか話がややこしくなってきていないか?」
アリア 「(小声で)あ、ああ……」
パティ 「…………いいわね、それ!!」
貴族 「決まりましたな」
パティ 「ええ、ともに芸術的な門を作りましょう!!」
貴族 「はい!」
(SE がしっと握手する音)
パティ 「そうと決まれば、ここに門を建てる許可を貰ってくるわ!!」
(SE パティが走っていく音)
アリア 「…………」
アーロン 「……大丈夫なのか?」
アリア 「……どうやら、私の仮説は正しかったみたいだよ」
アーロン 「……本当かよ?」
◇
それからアリアたちは、門の建設に取り掛かった。2人の腕利き錬金術師がいるおかげか、建設は1週間で終わり、ついに門が完成した。
貴族 「まさか、こんなに早く完成するとは!! さすがは錬金術師ですな!!」
パティ 「いえ、貴方の協力があったからよ」
貴族 「ありがたきお言葉!! あなたも、素晴らしい審美眼をお持ちで!!」
パティ 「そ、そう? まあ、否定はしないけど」
アリア 「こほん、パティ、茶番はそれくらいにしてくれないか?」
パティ 「茶番!?」
貴族 「はっはっは、どうやら、お邪魔のようですな。私は、これにて失礼します」
パティ 「ありがとう、貴方がデザイナーを紹介してくれたおかげで、素敵な門を建てることができたわ」
貴族 「それはなによりです。では、これにて」
(SE 貴族が去る音)
アリア 「ほら、さっさと術式を付与するぞ」
パティ 「もう、情緒の欠片もないんだから!」
パティ 「──────此方と彼方の時を繋ぐ門よ、その力を解放せよ!」
(SE 魔力が満ちる音)
パティ 「……っ」
(SE パティが膝をつく音)
アーロン 「パティ!」
パティ 「大丈夫、少し、魔力を使い過ぎただけだから……」
(SE 足音)
ルイ 「……ほう、ついに完成したのか」
パティ 「ルイ……」
アリア 「……」
ルイ 「……お前たちは、もう帰るのか?」
アーロン 「ああ、未来でやることがあるからな」
ルイ 「そうだったな」
アーロン 「ああ」
アリア 「パティ、キミとの共同作業、悪くはなかったよ」
パティ 「もう、なんでそんな上からなのよ!」
アリア 「はは、すまない、性分でね」
パティ 「はあ、ほら、もうさっさと行きなさい。その門をくぐれば、時を越えられるから」
アリア 「そうさせてもらうよ」
(SE 魔力の門をくぐる音)
アリア 「ほらアーロン、行くよ?」
アーロン 「ああ」
ルイ 「アーロン」
アーロン 「なんだよ、寂しくなっちまったか?」
ルイ 「気色悪いことを言うな。……ひとつ忠告だ」
アーロン 「忠告?」
ルイ 「アリアには気をつけろ」
アーロン 「は?」
アリア 「アーロン? 早く来い」
アーロン 「おい、どういうことだよ」
(SE 魔力が弱まる音)
パティ 「ああ、もう時間がないわ。早く行って」
ルイ 「伝えたからな」
アーロン 「あーもう、なんだってんだよ。じゃあな」
ルイ 「この国の未来を、頼んだぞ」
アーロン 「任せとけ」
(SE 魔力の門をくぐる音)
(SE 魔力の反応が消える音)
パティ 「……行っちゃったわね」
ルイ 「ああ」
パティ 「良い未来、作ってあげないとね」
ルイ 「そうだな」
(SE 風が吹く音)
ルイ 「この門……、ところどころに星の意匠があるんだな」
パティ 「ええ、表向きは、死神討伐を祝した記念の門だから。星の錬金術師に、敬意を込めたの」
ルイ 「そうか」
パティ 「そう、だから、この門の名前は──────」
◇
(SE 魔力の門をくぐる音)
アリア 「星の門、か」
(SE 魔力の門をくぐる音)
アーロン 「よっと、ここは、確かパレトワールだったか」
アリア 「どうやら、私の仮説は正しかったようだね」
アーロン 「みたいだな」
アリア 「……さて、どう動く?」
アーロン 「どう動くったって、アルトリウスをぶっ飛ばしに行くに決まってんだろう」
(SE 新聞紙を拾い上げる音)
アリア 「ふふ、そう言うだろうとは思ったけど、どうやらここは、私たちの元いた時間より、少し前みたいだよ」
アーロン 「あ? げ、9年前かよ」
アリア 「まあ、心当たりはある。まずは、アルトの町に向かおう」
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