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Ⅳ 新しい朝
第37話 死神
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アーロン:魔法使いの助手兼用心棒をしている青年。
アリア:災厄の魔女と呼ばれた錬金術師。
ルイ:気品を漂わせる貴族の男性。毒舌だが、その心の内に熱さを秘めている。25歳。
パティ:ルイの親戚の女性、錬金術の腕は天才的だが、お頭は弱い。21歳。
オリヴィア・ロベール:死神に加担する魔女。21歳。
~モブ~
騎士
帝都・グロリオーサ、下町。
(SE パチパチと炎が爆ぜる音)
アーロン 「……これは、ひどいな」
アリア 「子どもまで……」
ルイ 「パティ、これが、行き過ぎた魔導の果てにあるものだ。目に焼き付けろ」
パティ 「……ええ」
アーロン 「……なあ、あの城から漏れてる黒い瘴気みたいなのって……」
アリア 「死神の力か」
ルイ 「あれは……。まずいな、先を急ごう」
────────────
帝都、平民街。
アーロン 「おい、あそこ、誰かいるぞ」
ルイ 「……騎士か?」
騎士 「……! あ、貴方は……!!」
ルイ 「いい。それよりも、お前だけか?」
騎士 「はっ、我々マティアス隊は、団長の命で市民の救出にあたっています。しかし、生存者はいまだ……」
ルイ 「そうか……。パティ、薬を分けてやれ」
パティ 「ええ」
騎士 「ありがとうございます……!」
パティ 「生存者はもちろんだけど、他の騎士にも渡してあげて」
騎士 「はい……!」
(SE 騎士が去っていく音)
────────────
パティ 「ルイ、生存者の魂は見える?」
ルイ 「……見えていたら救助している」
パティ 「そう……」
アリア 「千里眼で見ていたが、上の方の通りに誰かいるみたいだよ」
パティ 「上の方の通りって、貴族街かしら?」
アーロン 「急ぐぞ」
◇
帝都・グロリオーサ、貴族街。
オリヴィア 「アンヘル……」
アーロン 「あ、おい、いたぞ!」
(SE 駆け寄る音)
パティ 「大丈夫?」
オリヴィア 「…………」
パティ 「貴女、ロベールの……」
アリア 「……知り合いか?」
ルイ 「……っ」
(SE 剣を抜き放つ音)
パティ 「ちょっと」
ルイ 「こいつは、死神に加担している魔女だ」
パティ 「ええ?」
ルイ 「家を捨てたはずのこいつが、こんなところにいる理由なんて、ひとつしかないだろう」
パティ 「…………」
オリヴィア 「ふふ、殺すなら、早く殺しなさい」
ルイ 「なに……?」
オリヴィア 「もう、生きていたって、意味なんてないもの」
ルイ 「……」
オリヴィア 「私は結局、何も……」
(SE 納刀する音)
ルイ 「……殺す価値もない」
オリヴィア 「……なんで、私を殺さないの? 私は、死神に加担していた魔女なのよ!?」
ルイ 「甘えるな! 死にたいのなら、勝手に死ねばいい!」
オリヴィア 「え……」
ルイ 「お前にも、それなりに覚悟はあったんだろう!?」
オリヴィア 「……っ」
ルイ 「その覚悟、貫き通してみせろ。そうしたら、お前の望み通りにしてやる」
オリヴィア 「……」
ルイ 「行くぞ」
(SE ルイが去る音)
パティ 「ルイ……!」
(SE パティが小走りで追う音)
アリア 「……私たちも行こう」
アーロン 「あ、ああ……」
オリヴィア 「…………」
(SE アーロンとアリアが移動する音)
アーロン 「……ロベール、か」
アリア 「ロベール家は古くから続く名家だ。驚くこともない」
アーロン 「いいのか? あいつ、あのままにしていたら……」
アリア 「ならば、それまでの話だ。私たちには関係ない」
アーロン 「いや、だけどよ」
アリア 「忘れたか? 私たちは、あの未来に帰らなければいけないんだ」
アーロン 「じゃあ、死神退治に加勢するのはいいのかよ?」
アリア 「……それはそれ、だ。キミも言っていただろう、あのアルトリウスを倒すには、神降ろしがどういうものか、見極めなければならない」
アーロン 「……」
アリア 「どうした? キミの知るアリア・エインズワースならば、もう少し違うことを言っていたかな?」
アーロン 「はあ……」
アリア 「だが、今は死神の方が先決なのは確かだろう?」
アーロン 「……ああ」
アリア 「では行こうか」
────────────
皇城。
(SE 禍々しいオーラが立ち込める音)
アーロン 「なんだよ、これが死神の放つ魔力かよ」
ルイ 「それほど、死神の力が強大ということだろう」
パティ 「……そういえば、あなたの死神の力にはここまでの力はないみたいね」
アーロン 「……俺のは、まあ、色々あったからな」
パティ 「色々……」
ルイ 「……未来では、死神の力が弱まっていたのかもしれないな」
パティ 「そういう、ものなのかしら?」
アーロン 「……それにしても、城の中だってのに、誰もいないんだな」
ルイ 「死神が乗り込んだ際に一掃されたか、あるいは……」
アリア 「ホムンクルス、か」
アーロン 「考えてたって仕方ないだろう。早く行こうぜ」
ルイ 「そうだな」
パティ 「死神の居場所、目星は付いているの?」
ルイ 「死神の瘴気は、玉座の間付近から溢れ出ていた。まずはそこに行くぞ」
パティ 「玉座の間、やっぱり、死神の目的は皇位の簒奪なのかしら?」
ルイ 「……さあな」
◇
皇城、玉座の間。
(SE パチパチと炎が爆ぜる音)
死神 「…………」
アーロン 「死神……!!」
パティ 「あれが……?」
アリア 「やはり、神降ろしが暴走しているようだね」
ルイ 「魔力の流れがおかしいな……」
パティ 「どういうこと?」
ルイ 「魔力が、ヤツに吸われている」
パティ 「ええ?」
ルイ 「……ほう、この玉座の間を媒介に、かつての皇帝たちの魂を取り込んでいるのか」
死神 「……」
アーロン 「おい、考えるのは後にして……ッ!?」
(SE 剣と剣がぶつかる音)
アーロン 「ぐ……ッ! なんて重たい一撃だ……ッ!」
アリア 「アーロン!」
パティ 「次、来るわ!」
死神 「■■■■!」
(SE 黒い魔力が放たれる音)
パティ 「──────光翔壁!」
(SE 光の壁が構築される音)
パティ 「く、防ぎきれない……!」
アーロン 「やるしかねえか、死神化!」
(SE 黒いオーラを纏う音)
アーロン 「──────冥王一閃!!」
(SE 剣と剣がぶつかる音)
死神 「……!? ■■■■!!」
(SE 黒い魔力を薙ぎ払う音)
アーロン 「ぐぁッ……!?」
(SE アーロンが吹き飛ぶ音)
ルイ 「──────弧月一閃」
(SE 剣を抜き放つ音)
死神 「……!」
ルイ 「やはりお前は……」
死神 「……」
ルイ 「……パティ、身内の恥は俺たちで雪ぐぞ」
パティ 「そうね」
アーロン 「死神が、身内……!?」
アリア 「……」
死神 「■■■■■■■■!!」
(SE 黒い魔力の爆発)
パティ 「ルイ!!」
(SE 塵が払われる音)
ルイ 「……大丈夫だ、見えている」
(SE 剣を構える音)
(SE オーラを纏う音)
死神 「…………!?」
ルイ 「ほう、自我を失ってもなお、太刀筋を読もうとするか」
アーロン 「何が起きているんだ? 死神の動きが止まった……?」
パティ 「いくつものフェイントを織り交ぜることで、相手にプレッシャーを与え、委縮させる……。それが、私たちの家に伝わる暗殺剣、星辰一刀流の真髄よ」
ルイ 「──────星辰一刀流奥義・災禍の星!!」
(SE 剣の重たい一閃)
死神 「■■■■ッ!?」
(SE 死神が吹き飛ぶ音)
(SE 瓦礫が崩れる音)
ルイ 「パティ!!」
(SE 浄化の炎が灯る音)
パティ 「ええ!」
パティ 「──────光よ、彼の者を封じ込めなさい! イクスティンクション!!」
(SE 光の魔力が爆発する音)
パティ 「……っ、はあ、はあ、終わった?」
ルイ 「……まだだ!」
(SE 瓦礫が崩れる音)
(SE 黒い魔力の爆発)
死神 「■■■■■■■■!!」
(SE 黒い魔力の一撃)
ルイ 「……ッ!? ぐああああッ!!」
(SE ルイが吹き飛ぶ音)
ルイ 「く……」
パティ 「ルイ!」
アーロン 「アリア、ルイの回復を!」
アリア 「ああ」
死神 「■■■■!」
(SE 黒い魔力の奔流)
アリア 「……!」
アーロン 「アリア!! ──────黒封陣!!」
(SE 剣を床に突き立てる音)(SE 黒い魔力が吹き出る音)
アーロン 「ぐ……ッ! 防ぎきれねえッ!」
アリア 「う……ッ!」
(SE アリアが転ぶ音)
(SE アーロンが膝をつく音)
アーロン 「や、やべえ……っ」
パティ 「2人とも!!」
パティ 「──────時よ加速せよ、アクセル!」
(SE パティが加速する音)
パティ 「─────これが私の錬金術! 百花繚乱、魂よ、貫け!」
(SE 光の魔力が迸る音)
死神 「……!」
パティ 「はあ、はあ、はあ、うそ、でしょ……」
死神 「■■■■■■■■!!」
ルイ 「く、ここまでか……ッ!」
アーロン 「なんとかなんねえのか……ッ!?」
アリア 「くっ……!」
(SE 黒い魔力が爆発する音)
(SE 障壁が展開される音)
(SE 瓦礫が崩れる音)
アーロン 「……なんだ、俺たち、生きてるのか?」
(SE 煙が晴れる音)
ルイ 「……ほう」
オリヴィア 「さっきは、ごめんなさいね」
パティ 「あなた……!!」
オリヴィア 「私がいないとダメね、アンヘル……」
つづく
アリア:災厄の魔女と呼ばれた錬金術師。
ルイ:気品を漂わせる貴族の男性。毒舌だが、その心の内に熱さを秘めている。25歳。
パティ:ルイの親戚の女性、錬金術の腕は天才的だが、お頭は弱い。21歳。
オリヴィア・ロベール:死神に加担する魔女。21歳。
~モブ~
騎士
帝都・グロリオーサ、下町。
(SE パチパチと炎が爆ぜる音)
アーロン 「……これは、ひどいな」
アリア 「子どもまで……」
ルイ 「パティ、これが、行き過ぎた魔導の果てにあるものだ。目に焼き付けろ」
パティ 「……ええ」
アーロン 「……なあ、あの城から漏れてる黒い瘴気みたいなのって……」
アリア 「死神の力か」
ルイ 「あれは……。まずいな、先を急ごう」
────────────
帝都、平民街。
アーロン 「おい、あそこ、誰かいるぞ」
ルイ 「……騎士か?」
騎士 「……! あ、貴方は……!!」
ルイ 「いい。それよりも、お前だけか?」
騎士 「はっ、我々マティアス隊は、団長の命で市民の救出にあたっています。しかし、生存者はいまだ……」
ルイ 「そうか……。パティ、薬を分けてやれ」
パティ 「ええ」
騎士 「ありがとうございます……!」
パティ 「生存者はもちろんだけど、他の騎士にも渡してあげて」
騎士 「はい……!」
(SE 騎士が去っていく音)
────────────
パティ 「ルイ、生存者の魂は見える?」
ルイ 「……見えていたら救助している」
パティ 「そう……」
アリア 「千里眼で見ていたが、上の方の通りに誰かいるみたいだよ」
パティ 「上の方の通りって、貴族街かしら?」
アーロン 「急ぐぞ」
◇
帝都・グロリオーサ、貴族街。
オリヴィア 「アンヘル……」
アーロン 「あ、おい、いたぞ!」
(SE 駆け寄る音)
パティ 「大丈夫?」
オリヴィア 「…………」
パティ 「貴女、ロベールの……」
アリア 「……知り合いか?」
ルイ 「……っ」
(SE 剣を抜き放つ音)
パティ 「ちょっと」
ルイ 「こいつは、死神に加担している魔女だ」
パティ 「ええ?」
ルイ 「家を捨てたはずのこいつが、こんなところにいる理由なんて、ひとつしかないだろう」
パティ 「…………」
オリヴィア 「ふふ、殺すなら、早く殺しなさい」
ルイ 「なに……?」
オリヴィア 「もう、生きていたって、意味なんてないもの」
ルイ 「……」
オリヴィア 「私は結局、何も……」
(SE 納刀する音)
ルイ 「……殺す価値もない」
オリヴィア 「……なんで、私を殺さないの? 私は、死神に加担していた魔女なのよ!?」
ルイ 「甘えるな! 死にたいのなら、勝手に死ねばいい!」
オリヴィア 「え……」
ルイ 「お前にも、それなりに覚悟はあったんだろう!?」
オリヴィア 「……っ」
ルイ 「その覚悟、貫き通してみせろ。そうしたら、お前の望み通りにしてやる」
オリヴィア 「……」
ルイ 「行くぞ」
(SE ルイが去る音)
パティ 「ルイ……!」
(SE パティが小走りで追う音)
アリア 「……私たちも行こう」
アーロン 「あ、ああ……」
オリヴィア 「…………」
(SE アーロンとアリアが移動する音)
アーロン 「……ロベール、か」
アリア 「ロベール家は古くから続く名家だ。驚くこともない」
アーロン 「いいのか? あいつ、あのままにしていたら……」
アリア 「ならば、それまでの話だ。私たちには関係ない」
アーロン 「いや、だけどよ」
アリア 「忘れたか? 私たちは、あの未来に帰らなければいけないんだ」
アーロン 「じゃあ、死神退治に加勢するのはいいのかよ?」
アリア 「……それはそれ、だ。キミも言っていただろう、あのアルトリウスを倒すには、神降ろしがどういうものか、見極めなければならない」
アーロン 「……」
アリア 「どうした? キミの知るアリア・エインズワースならば、もう少し違うことを言っていたかな?」
アーロン 「はあ……」
アリア 「だが、今は死神の方が先決なのは確かだろう?」
アーロン 「……ああ」
アリア 「では行こうか」
────────────
皇城。
(SE 禍々しいオーラが立ち込める音)
アーロン 「なんだよ、これが死神の放つ魔力かよ」
ルイ 「それほど、死神の力が強大ということだろう」
パティ 「……そういえば、あなたの死神の力にはここまでの力はないみたいね」
アーロン 「……俺のは、まあ、色々あったからな」
パティ 「色々……」
ルイ 「……未来では、死神の力が弱まっていたのかもしれないな」
パティ 「そういう、ものなのかしら?」
アーロン 「……それにしても、城の中だってのに、誰もいないんだな」
ルイ 「死神が乗り込んだ際に一掃されたか、あるいは……」
アリア 「ホムンクルス、か」
アーロン 「考えてたって仕方ないだろう。早く行こうぜ」
ルイ 「そうだな」
パティ 「死神の居場所、目星は付いているの?」
ルイ 「死神の瘴気は、玉座の間付近から溢れ出ていた。まずはそこに行くぞ」
パティ 「玉座の間、やっぱり、死神の目的は皇位の簒奪なのかしら?」
ルイ 「……さあな」
◇
皇城、玉座の間。
(SE パチパチと炎が爆ぜる音)
死神 「…………」
アーロン 「死神……!!」
パティ 「あれが……?」
アリア 「やはり、神降ろしが暴走しているようだね」
ルイ 「魔力の流れがおかしいな……」
パティ 「どういうこと?」
ルイ 「魔力が、ヤツに吸われている」
パティ 「ええ?」
ルイ 「……ほう、この玉座の間を媒介に、かつての皇帝たちの魂を取り込んでいるのか」
死神 「……」
アーロン 「おい、考えるのは後にして……ッ!?」
(SE 剣と剣がぶつかる音)
アーロン 「ぐ……ッ! なんて重たい一撃だ……ッ!」
アリア 「アーロン!」
パティ 「次、来るわ!」
死神 「■■■■!」
(SE 黒い魔力が放たれる音)
パティ 「──────光翔壁!」
(SE 光の壁が構築される音)
パティ 「く、防ぎきれない……!」
アーロン 「やるしかねえか、死神化!」
(SE 黒いオーラを纏う音)
アーロン 「──────冥王一閃!!」
(SE 剣と剣がぶつかる音)
死神 「……!? ■■■■!!」
(SE 黒い魔力を薙ぎ払う音)
アーロン 「ぐぁッ……!?」
(SE アーロンが吹き飛ぶ音)
ルイ 「──────弧月一閃」
(SE 剣を抜き放つ音)
死神 「……!」
ルイ 「やはりお前は……」
死神 「……」
ルイ 「……パティ、身内の恥は俺たちで雪ぐぞ」
パティ 「そうね」
アーロン 「死神が、身内……!?」
アリア 「……」
死神 「■■■■■■■■!!」
(SE 黒い魔力の爆発)
パティ 「ルイ!!」
(SE 塵が払われる音)
ルイ 「……大丈夫だ、見えている」
(SE 剣を構える音)
(SE オーラを纏う音)
死神 「…………!?」
ルイ 「ほう、自我を失ってもなお、太刀筋を読もうとするか」
アーロン 「何が起きているんだ? 死神の動きが止まった……?」
パティ 「いくつものフェイントを織り交ぜることで、相手にプレッシャーを与え、委縮させる……。それが、私たちの家に伝わる暗殺剣、星辰一刀流の真髄よ」
ルイ 「──────星辰一刀流奥義・災禍の星!!」
(SE 剣の重たい一閃)
死神 「■■■■ッ!?」
(SE 死神が吹き飛ぶ音)
(SE 瓦礫が崩れる音)
ルイ 「パティ!!」
(SE 浄化の炎が灯る音)
パティ 「ええ!」
パティ 「──────光よ、彼の者を封じ込めなさい! イクスティンクション!!」
(SE 光の魔力が爆発する音)
パティ 「……っ、はあ、はあ、終わった?」
ルイ 「……まだだ!」
(SE 瓦礫が崩れる音)
(SE 黒い魔力の爆発)
死神 「■■■■■■■■!!」
(SE 黒い魔力の一撃)
ルイ 「……ッ!? ぐああああッ!!」
(SE ルイが吹き飛ぶ音)
ルイ 「く……」
パティ 「ルイ!」
アーロン 「アリア、ルイの回復を!」
アリア 「ああ」
死神 「■■■■!」
(SE 黒い魔力の奔流)
アリア 「……!」
アーロン 「アリア!! ──────黒封陣!!」
(SE 剣を床に突き立てる音)(SE 黒い魔力が吹き出る音)
アーロン 「ぐ……ッ! 防ぎきれねえッ!」
アリア 「う……ッ!」
(SE アリアが転ぶ音)
(SE アーロンが膝をつく音)
アーロン 「や、やべえ……っ」
パティ 「2人とも!!」
パティ 「──────時よ加速せよ、アクセル!」
(SE パティが加速する音)
パティ 「─────これが私の錬金術! 百花繚乱、魂よ、貫け!」
(SE 光の魔力が迸る音)
死神 「……!」
パティ 「はあ、はあ、はあ、うそ、でしょ……」
死神 「■■■■■■■■!!」
ルイ 「く、ここまでか……ッ!」
アーロン 「なんとかなんねえのか……ッ!?」
アリア 「くっ……!」
(SE 黒い魔力が爆発する音)
(SE 障壁が展開される音)
(SE 瓦礫が崩れる音)
アーロン 「……なんだ、俺たち、生きてるのか?」
(SE 煙が晴れる音)
ルイ 「……ほう」
オリヴィア 「さっきは、ごめんなさいね」
パティ 「あなた……!!」
オリヴィア 「私がいないとダメね、アンヘル……」
つづく
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