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Ⅲ from A to A
第21話 最後の朝
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アリア・エインズワース:帝都のはずれにある森で店を営んでいる魔女。21歳。
アーロン・ストライフ:魔法使いの助手兼用心棒をやっている青年。21歳。
ソフィー:ハルモニア帝国第2皇女、ソフィア・リ・ハルモニア。18歳。
ルーナ:ハルモニア帝国第4皇子の側近をしている女性。20歳。
レオンハルト・ハイデルバッハ:帝国騎士団で隊長を務める青年。19歳。
セシル・エインズワース:アルトリウスの側近をしている魔女。30歳。
アレン・ウィル・ハルモニア:元ハルモニア帝国の皇子。アルトリウスの側近をしている剣士。30歳。
皇位継承の儀が執り行われる日の朝。帝都、城、地下牢。
アーロン 「……アリアたちはここだな」
(SE 階段を降りる音)
ルーナ 「……誰?」
アーロン 「俺だ」
アリア 「……! アーロン……?!」
ソフィー 「……よかった。あの子はやってくれたんですね」
レオンハルト 「アーロンさん……!」
アーロン 「よし、今開けてやるからな」
(SE 開錠する音)
(SE 開錠する音)
アリア 「ありがとう、助かった」
ルーナ 「アンタが牢から出てこれた理由は、ソフィーから聞いてたけど、ここの鍵はどうしたのよ?」
アーロン 「おっさんから鍵を渡されたんだ」
ルーナ 「フィリップから!?」
レオンハルト 「フィリップさん、やっぱり僕たちの味方だったんですね」
ソフィー 「おじさんは、大丈夫なんですか?」
アーロン 「…………」
アリア 「その様子だと、もう……」
ソフィー 「え、じゃあ……」
アーロン 「おっさんは、心の底で迷ってたんだと思う」
ルーナ 「そう……」
レオンハルト 「……そ、そんな」
アーロン 「だけど、俺たちはこんなところで止まっていられないんだ。あいつを、アルトリウスを止めるぞ」
アリア 「……そうだな」
レオンハルト 「まず、ここから出ましょう」
◇
帝都、城、中庭。
ソフィー 「皇位継承の儀は、正午に執り行われるので、まだ時間はあります」
レオンハルト 「……それまでになんとか阻止しないといけませんね」
ソフィー 「アリアさん、頼みたいことがあるんですけど……」
(SE 足音)
セシル 「どうやら、一足遅かったみたいだね」
アレン 「そうみたいだな。やっぱりウルフィリアの野郎、裏切ってたか」
アーロン 「こりゃ、骨の折れそうな相手がきたな」
アリア 「……っ、師匠」
セシル 「悪いけど、アルトリウスの下へは行かせないよ。アレン」
アレン 「はいよ」
(SE 時が止まる音)
アーロン 「っ、これは……!?」
(SE 浄化の炎が発現する音)
ソフィー 「……みんな、動かなくなって……?」
アレン 「やっぱり、アーロンとソフィアは無理か」
ソフィー 「これが、アレンお兄様の、固有魔法……。噂には聞いてましたけど、本当に時を止める魔法だなんて……」
アレン 「まあ、そういうことだ」
アーロン 「……おいおい、ってことは、俺とソフィーだけでこの2人を相手にしなきゃいけないのかよ」
セシル 「そういうことだ」
セシル 「──────四元よ、我が前に力を示せ、エレンメンツ・レイ!」
(SE エネルギーの奔流)
アーロン 「くっ、死神化! 黒封陣!」
(SE 剣を突き立てる音)(SE 黒い魔力の放出)
(SE 魔力の衝突)
セシル 「……防いだか」
アレン 「ほらよ!」
(SE 剣を振る音)
ソフィー 「アーロンさん!!」
(SE 銃声)
(SE 剣で銃弾を弾く音)
アーロン 「さんきゅ、ソフィー」
アレン 「……まずは、ソフィアか」
(SE アレンが走り出す音)
アーロン 「ちっ!」
(SE 足音)
セシル 「キミの相手は私だ」
アーロン 「おいおい、あんた、魔法使いだろ? 無理すんな」
(SE 剣を構えなおす音)
セシル 「ふふ、死神の力はまだ残っているとはいえ、アルトリウスに力を奪われている状態のキミなら、私ひとりで充分だ。それと──────」
(SE 剣が召喚される音)×何度か
セシル 「──────私の魔法を、アリアと同じと思わない方がいい」
アーロン 「浮いてる剣?」
セシル 「錬金術には、こういう使い方もあってね」
(SE 剣を射出する音)
セシル 「次は当てるよ」
アーロン 「贅沢な使い方しやがって」
────────────
(SE 銃声)
ソフィー 「くっ」
アレン 「おいおい、逃げてるだけじゃ、俺は倒せないぜ?」
(SE 銃声)×何度か
アレン 「腕が落ちたか? どこに撃ってる?」
ソフィー 「油断は、足をすくいますよ?」
アレン 「? はったりなんてきかねえよ」
(SE 爆発音)
ソフィー 「──────魔弾・遅効の一撃」
(SE 煙が晴れる音)
アレン 「……今のは効いたぜ? 魔力の弾ってのは便利だな」
ソフィー 「さすがに、倒れてくれませんか」
アレン 「次はこっちから行くぜ?」
アレン 「竜炎孔!」
(SE 炎をまとった一撃)
ソフィー 「くっ、きゃああっ!」
────────────
(SE 剣が射出される音)×何度か
(SE 剣と剣がぶつかる音)×何度か
セシル 「ふふ、いつまでそうしていられるかな?」
アーロン 「まだまだいけるぜ?」
セシル 「そうか。なら……」
セシル 「──────千の剣よ、舞え、千剣万花……!」
(SE 無数の剣が射出される音)
アーロン 「おいおい、今まで弾いたやつも向かってくるのかよ!?」
セシル 「逃げ場はないよ。さあ、どうする?」
アーロン 「……ッ、黒封陣!」
(SE 剣を突き立てる音)(SE 黒い魔力が放出される音)
(SE 剣が弾き落とされる音)×何度か
アーロン 「……ッ、ちっ、全部は弾けなかったか……ッ!」
セシル 「言っただろう? 私ひとりで充分だ、と」
────────────
ソフィー 「アーロンさん!」
アレン 「よそ見してんなって」
(SE 蹴り)
ソフィー 「きゃあっ!」
(SE ソフィーが吹き飛ばされる音)
ソフィー 「……っ、ぶっつけ本番、やるしかない……」
アレン 「なにを企んでるか知らねえけど、させるっかっての!」
ソフィー 「──────魔弾・穿孔流撃弾!!」
アレン 「なっ……!」
(SE 水の魔力が爆発する音)
ソフィー 「──────浄化の炎よ」
(SE 浄化の炎が灯る音)
アレン 「……っ、来たか……!」
ソフィー 「祓え、聖炎祓滅!」
(SE 神々しい光があたりを包む音)
アレン 「……ちっ、時間停止が……」
(SE 時が動き出す音)
────────────
ルーナ 「──────これは、何が起こったの?」
アーロン 「時間停止の魔法が、切れたのか……っ」
アリア 「アーロン!」
ソフィー 「アリアさん! アーロンさんの傷を治してあげてください!」
アリア 「あ、ああ……!」
レオンハルト 「援護します!」
ルーナ 「態勢を立て直すわよ!」
アレン 「くそ、ソフィアがここまで浄化の炎を使いこなすなんてな。時間停止はもう使えねえか」
セシル 「アレン、このままではまずい。攻め方を変えるぞ」
アリア 「……アーロン、大丈夫か?」
アーロン 「あ、ああ、なんとかな……」
アリア 「そうか、よかった。これを使うといい」
アーロン 「さんきゅ」
(SE 傷が治る音)
アーロン 「よし、第2ラウンドと行こうぜ」
セシル 「アレン、ソフィアを狙え」
アレン 「了解」
(SE アレンが走り出す音)
ルーナ 「させない!」
(SE ルーナが刀を構える音)
アレン 「忘れてねえか? 皇族には──────」
(SE アレンがテレポートする音)
ルーナ 「なっ!?」
アレン 「──────2つの魔法があるってことを!」
(SE 剣を振る音)
レオンハルト 「させません!」
(SE 剣と盾がぶつかる音)
アレン 「なにっ!?」
レオンハルト 「ホロロコリスで、見ましたから! ルーナさん!」
ルーナ 「──────斬月……!」
(SE 刀を振る音)
アレン 「ちっ……!」
ルーナ 「避けられたか……」
アーロン 「空間転移、クールタイムがあるみたいだな」
ルーナ 「ソフィー、レオ、私たちでアレンをやるわよ」
ソフィー・レオンハルト 「はい!」
ルーナ 「そっちは任せたわ」
アーロン・アリア 「ああ」
アレン 「はあ、こりゃ、時間稼ぎとか言ってられなくなったな、セシル」
セシル 「そのようだね。全力でいこう」
セシル 「──────彼の者に力を与えよ」
(SE 強化魔法が発動する音)
アレン 「ありがとよ」
ルーナ 「強化魔法まで使えるなんて、隙が無いわね、あの女」
(SE アレンが駆け出す音)
アレン 「ほらよ!」
ルーナ 「!!」
(SE 剣と刀がぶつかる音)
ルーナ 「……ッ!」
(SE ルーナが吹き飛ばされる音)
ルーナ 「くっ、速いのに、なんて重い一撃なの……?」
────────────
セシル 「まさか、師弟対決になるとはね」
アリア 「……師匠、ずっと、騙していたんですか?」
セシル 「騙す?」
アリア 「初めて会った、あのときから……」
セシル 「騙すも何も、キミが勝手に私たちを信じただけのことだろう?」
アリア 「!!」
セシル 「──────雷よ、貫け」
(SE 雷魔法が発動する音)
アーロン 「黒封陣!」
(SE 剣を突き立てる音)(SE 闇の魔力が放出される音)
アーロン 「アリア、乱されんな」
アリア 「……すまない」
アーロン 「じゃあ、行くぞ」
アリア 「ああ……!」
セシル 「そうこなくてはな」
アリア 「──────氷の刃よ、驟雨となりて降り注げ」
(SE 氷の刃が激しく降り注ぐ音)
セシル 「──────炎の壁よ」
(SE 激しい炎が吹き出る音)
アリア 「アーロン!」
(SE 水魔法が発動する音)
アーロン 「はあああッ!! 冥王一閃!!」
(SE 黒いオーラをまとった一閃)
セシル 「──────僭王の魔法:空間転移・起動……」
(SE 空間転移が発動する音)
(SE 剣と剣がぶつかる音)
アレン 「くっ、セシルのやつ、急に呼び出しやがって」
アーロン 「なっ!?」
────────────
セシル 「──────千の剣よ、舞え、千剣万花!」
(SE 無数の剣が射出される音)
ルーナ 「嘘でしょ!?」
(SE 剣と刀がぶつかる音)
レオンハルト 「防ぐしか……!」
(SE 剣と立てがぶつかる音)
ソフィー 「ここは、突っ込む!」
(SE 銃声)
(SE ソフィーが高速で移動する音)
セシル 「──────僭王の魔法:時間停止・起動」
(SE 時が止まる音)
セシル 「魔法解除」
(SE 時が動き出す音)
ルーナ 「剣が止まって、タイミングが……!」
(SE 剣が刺さる音)
ルーナ 「くっ……!」
レオンハルト 「ルーナさん! ぐはっ……!」
ソフィー 「ルーナさん! レオくん!」
ルーナ 「走りなさい!」
ソフィー 「! はい!」
セシル 「くっ、僭王の魔法……」
ソフィー 「遅い!!」
(SE ソフィーが急停止する音)
(SE 銃を構える音)
ソフィー 「魔弾・閃光の一撃!!」
(SE 砲撃音)
セシル 「ぐぁっ!!」
(SE セシルが吹き飛ぶ音)
セシル 「くっ、子どもと思って油断したか……。アレン!」
アレン 「おう!」
セシル 「──────百花繚乱、千の剣」
(SE 無数の剣が召喚される音)
アレン 「はぁあああああっ!!」
(SE アレンが走り出す音)
アーロン 「……くるぞ!」
セシル 「──────舞え、舞え、舞え!」
(SE 無数の剣が射出される音)
(SE 剣を掴む音)
アレン 「せいやあああっ!!」
(SE ド派手に切り刻む音)
セシル 「──────剣の舞・二重奏……!」
ソフィー 「きゃああああああっ!!」
レオンハルト 「ぐぁああっ!!」
ルーナ 「うぐっ……!!」
(SE 3人が倒れる音)
セシル 「続けて、僭王の魔法:竜の獄炎・起動!」
(SE 激しい炎が燃え盛る音)
アリア 「くっ、アーロン!」
アーロン 「ああ! 冥王烈衝破!!」
(SE 黒いオーラをまとった一撃)
(SE 爆発音)
アリア 「──────我、この闇に終わりを告げる者、汝、この光を闇に染める者」
セシル 「再起動!」
(SE 激しい炎が燃え盛る音)
アーロン 「うぉらああっ!!」
(SE 黒いオーラをまとった一撃)
(SE 爆発音)
アリア 「──────光は闇を照らし、闇は光に影を落とす」
アレン 「させるかっての!!」
(SE 剣を振る音)
(SE 銃声)
ソフィー 「させません!!」
アリア 「──────雷よ、闇を切り裂き光を示せ!」
アレン 「セシル!」
セシル 「ああ、──────四元よ、障壁となれ」
(SE 魔法の障壁が構築される音)
アリア 「アーロン、受け取れ!」
アリア 「ジャッジメントブルーム!!」
(SE 激しい雷が落ちる音)
アーロン 「うおおおおおっ!!」
セシル 「なに!?」
アーロン 「──────冥王一閃・紫電!!」
(SE 黒いオーラと雷をまとった一閃)
(SE 障壁が砕ける音)
セシル 「ぐぁあああっ!!」
アレン 「ぐはあっ!!」
(SE 2人が吹き飛ばされる音)
ソフィー 「……っ、終わった、みたいですね」
アーロン 「ああ」
アリア 「……師匠」
つづく
アーロン・ストライフ:魔法使いの助手兼用心棒をやっている青年。21歳。
ソフィー:ハルモニア帝国第2皇女、ソフィア・リ・ハルモニア。18歳。
ルーナ:ハルモニア帝国第4皇子の側近をしている女性。20歳。
レオンハルト・ハイデルバッハ:帝国騎士団で隊長を務める青年。19歳。
セシル・エインズワース:アルトリウスの側近をしている魔女。30歳。
アレン・ウィル・ハルモニア:元ハルモニア帝国の皇子。アルトリウスの側近をしている剣士。30歳。
皇位継承の儀が執り行われる日の朝。帝都、城、地下牢。
アーロン 「……アリアたちはここだな」
(SE 階段を降りる音)
ルーナ 「……誰?」
アーロン 「俺だ」
アリア 「……! アーロン……?!」
ソフィー 「……よかった。あの子はやってくれたんですね」
レオンハルト 「アーロンさん……!」
アーロン 「よし、今開けてやるからな」
(SE 開錠する音)
(SE 開錠する音)
アリア 「ありがとう、助かった」
ルーナ 「アンタが牢から出てこれた理由は、ソフィーから聞いてたけど、ここの鍵はどうしたのよ?」
アーロン 「おっさんから鍵を渡されたんだ」
ルーナ 「フィリップから!?」
レオンハルト 「フィリップさん、やっぱり僕たちの味方だったんですね」
ソフィー 「おじさんは、大丈夫なんですか?」
アーロン 「…………」
アリア 「その様子だと、もう……」
ソフィー 「え、じゃあ……」
アーロン 「おっさんは、心の底で迷ってたんだと思う」
ルーナ 「そう……」
レオンハルト 「……そ、そんな」
アーロン 「だけど、俺たちはこんなところで止まっていられないんだ。あいつを、アルトリウスを止めるぞ」
アリア 「……そうだな」
レオンハルト 「まず、ここから出ましょう」
◇
帝都、城、中庭。
ソフィー 「皇位継承の儀は、正午に執り行われるので、まだ時間はあります」
レオンハルト 「……それまでになんとか阻止しないといけませんね」
ソフィー 「アリアさん、頼みたいことがあるんですけど……」
(SE 足音)
セシル 「どうやら、一足遅かったみたいだね」
アレン 「そうみたいだな。やっぱりウルフィリアの野郎、裏切ってたか」
アーロン 「こりゃ、骨の折れそうな相手がきたな」
アリア 「……っ、師匠」
セシル 「悪いけど、アルトリウスの下へは行かせないよ。アレン」
アレン 「はいよ」
(SE 時が止まる音)
アーロン 「っ、これは……!?」
(SE 浄化の炎が発現する音)
ソフィー 「……みんな、動かなくなって……?」
アレン 「やっぱり、アーロンとソフィアは無理か」
ソフィー 「これが、アレンお兄様の、固有魔法……。噂には聞いてましたけど、本当に時を止める魔法だなんて……」
アレン 「まあ、そういうことだ」
アーロン 「……おいおい、ってことは、俺とソフィーだけでこの2人を相手にしなきゃいけないのかよ」
セシル 「そういうことだ」
セシル 「──────四元よ、我が前に力を示せ、エレンメンツ・レイ!」
(SE エネルギーの奔流)
アーロン 「くっ、死神化! 黒封陣!」
(SE 剣を突き立てる音)(SE 黒い魔力の放出)
(SE 魔力の衝突)
セシル 「……防いだか」
アレン 「ほらよ!」
(SE 剣を振る音)
ソフィー 「アーロンさん!!」
(SE 銃声)
(SE 剣で銃弾を弾く音)
アーロン 「さんきゅ、ソフィー」
アレン 「……まずは、ソフィアか」
(SE アレンが走り出す音)
アーロン 「ちっ!」
(SE 足音)
セシル 「キミの相手は私だ」
アーロン 「おいおい、あんた、魔法使いだろ? 無理すんな」
(SE 剣を構えなおす音)
セシル 「ふふ、死神の力はまだ残っているとはいえ、アルトリウスに力を奪われている状態のキミなら、私ひとりで充分だ。それと──────」
(SE 剣が召喚される音)×何度か
セシル 「──────私の魔法を、アリアと同じと思わない方がいい」
アーロン 「浮いてる剣?」
セシル 「錬金術には、こういう使い方もあってね」
(SE 剣を射出する音)
セシル 「次は当てるよ」
アーロン 「贅沢な使い方しやがって」
────────────
(SE 銃声)
ソフィー 「くっ」
アレン 「おいおい、逃げてるだけじゃ、俺は倒せないぜ?」
(SE 銃声)×何度か
アレン 「腕が落ちたか? どこに撃ってる?」
ソフィー 「油断は、足をすくいますよ?」
アレン 「? はったりなんてきかねえよ」
(SE 爆発音)
ソフィー 「──────魔弾・遅効の一撃」
(SE 煙が晴れる音)
アレン 「……今のは効いたぜ? 魔力の弾ってのは便利だな」
ソフィー 「さすがに、倒れてくれませんか」
アレン 「次はこっちから行くぜ?」
アレン 「竜炎孔!」
(SE 炎をまとった一撃)
ソフィー 「くっ、きゃああっ!」
────────────
(SE 剣が射出される音)×何度か
(SE 剣と剣がぶつかる音)×何度か
セシル 「ふふ、いつまでそうしていられるかな?」
アーロン 「まだまだいけるぜ?」
セシル 「そうか。なら……」
セシル 「──────千の剣よ、舞え、千剣万花……!」
(SE 無数の剣が射出される音)
アーロン 「おいおい、今まで弾いたやつも向かってくるのかよ!?」
セシル 「逃げ場はないよ。さあ、どうする?」
アーロン 「……ッ、黒封陣!」
(SE 剣を突き立てる音)(SE 黒い魔力が放出される音)
(SE 剣が弾き落とされる音)×何度か
アーロン 「……ッ、ちっ、全部は弾けなかったか……ッ!」
セシル 「言っただろう? 私ひとりで充分だ、と」
────────────
ソフィー 「アーロンさん!」
アレン 「よそ見してんなって」
(SE 蹴り)
ソフィー 「きゃあっ!」
(SE ソフィーが吹き飛ばされる音)
ソフィー 「……っ、ぶっつけ本番、やるしかない……」
アレン 「なにを企んでるか知らねえけど、させるっかっての!」
ソフィー 「──────魔弾・穿孔流撃弾!!」
アレン 「なっ……!」
(SE 水の魔力が爆発する音)
ソフィー 「──────浄化の炎よ」
(SE 浄化の炎が灯る音)
アレン 「……っ、来たか……!」
ソフィー 「祓え、聖炎祓滅!」
(SE 神々しい光があたりを包む音)
アレン 「……ちっ、時間停止が……」
(SE 時が動き出す音)
────────────
ルーナ 「──────これは、何が起こったの?」
アーロン 「時間停止の魔法が、切れたのか……っ」
アリア 「アーロン!」
ソフィー 「アリアさん! アーロンさんの傷を治してあげてください!」
アリア 「あ、ああ……!」
レオンハルト 「援護します!」
ルーナ 「態勢を立て直すわよ!」
アレン 「くそ、ソフィアがここまで浄化の炎を使いこなすなんてな。時間停止はもう使えねえか」
セシル 「アレン、このままではまずい。攻め方を変えるぞ」
アリア 「……アーロン、大丈夫か?」
アーロン 「あ、ああ、なんとかな……」
アリア 「そうか、よかった。これを使うといい」
アーロン 「さんきゅ」
(SE 傷が治る音)
アーロン 「よし、第2ラウンドと行こうぜ」
セシル 「アレン、ソフィアを狙え」
アレン 「了解」
(SE アレンが走り出す音)
ルーナ 「させない!」
(SE ルーナが刀を構える音)
アレン 「忘れてねえか? 皇族には──────」
(SE アレンがテレポートする音)
ルーナ 「なっ!?」
アレン 「──────2つの魔法があるってことを!」
(SE 剣を振る音)
レオンハルト 「させません!」
(SE 剣と盾がぶつかる音)
アレン 「なにっ!?」
レオンハルト 「ホロロコリスで、見ましたから! ルーナさん!」
ルーナ 「──────斬月……!」
(SE 刀を振る音)
アレン 「ちっ……!」
ルーナ 「避けられたか……」
アーロン 「空間転移、クールタイムがあるみたいだな」
ルーナ 「ソフィー、レオ、私たちでアレンをやるわよ」
ソフィー・レオンハルト 「はい!」
ルーナ 「そっちは任せたわ」
アーロン・アリア 「ああ」
アレン 「はあ、こりゃ、時間稼ぎとか言ってられなくなったな、セシル」
セシル 「そのようだね。全力でいこう」
セシル 「──────彼の者に力を与えよ」
(SE 強化魔法が発動する音)
アレン 「ありがとよ」
ルーナ 「強化魔法まで使えるなんて、隙が無いわね、あの女」
(SE アレンが駆け出す音)
アレン 「ほらよ!」
ルーナ 「!!」
(SE 剣と刀がぶつかる音)
ルーナ 「……ッ!」
(SE ルーナが吹き飛ばされる音)
ルーナ 「くっ、速いのに、なんて重い一撃なの……?」
────────────
セシル 「まさか、師弟対決になるとはね」
アリア 「……師匠、ずっと、騙していたんですか?」
セシル 「騙す?」
アリア 「初めて会った、あのときから……」
セシル 「騙すも何も、キミが勝手に私たちを信じただけのことだろう?」
アリア 「!!」
セシル 「──────雷よ、貫け」
(SE 雷魔法が発動する音)
アーロン 「黒封陣!」
(SE 剣を突き立てる音)(SE 闇の魔力が放出される音)
アーロン 「アリア、乱されんな」
アリア 「……すまない」
アーロン 「じゃあ、行くぞ」
アリア 「ああ……!」
セシル 「そうこなくてはな」
アリア 「──────氷の刃よ、驟雨となりて降り注げ」
(SE 氷の刃が激しく降り注ぐ音)
セシル 「──────炎の壁よ」
(SE 激しい炎が吹き出る音)
アリア 「アーロン!」
(SE 水魔法が発動する音)
アーロン 「はあああッ!! 冥王一閃!!」
(SE 黒いオーラをまとった一閃)
セシル 「──────僭王の魔法:空間転移・起動……」
(SE 空間転移が発動する音)
(SE 剣と剣がぶつかる音)
アレン 「くっ、セシルのやつ、急に呼び出しやがって」
アーロン 「なっ!?」
────────────
セシル 「──────千の剣よ、舞え、千剣万花!」
(SE 無数の剣が射出される音)
ルーナ 「嘘でしょ!?」
(SE 剣と刀がぶつかる音)
レオンハルト 「防ぐしか……!」
(SE 剣と立てがぶつかる音)
ソフィー 「ここは、突っ込む!」
(SE 銃声)
(SE ソフィーが高速で移動する音)
セシル 「──────僭王の魔法:時間停止・起動」
(SE 時が止まる音)
セシル 「魔法解除」
(SE 時が動き出す音)
ルーナ 「剣が止まって、タイミングが……!」
(SE 剣が刺さる音)
ルーナ 「くっ……!」
レオンハルト 「ルーナさん! ぐはっ……!」
ソフィー 「ルーナさん! レオくん!」
ルーナ 「走りなさい!」
ソフィー 「! はい!」
セシル 「くっ、僭王の魔法……」
ソフィー 「遅い!!」
(SE ソフィーが急停止する音)
(SE 銃を構える音)
ソフィー 「魔弾・閃光の一撃!!」
(SE 砲撃音)
セシル 「ぐぁっ!!」
(SE セシルが吹き飛ぶ音)
セシル 「くっ、子どもと思って油断したか……。アレン!」
アレン 「おう!」
セシル 「──────百花繚乱、千の剣」
(SE 無数の剣が召喚される音)
アレン 「はぁあああああっ!!」
(SE アレンが走り出す音)
アーロン 「……くるぞ!」
セシル 「──────舞え、舞え、舞え!」
(SE 無数の剣が射出される音)
(SE 剣を掴む音)
アレン 「せいやあああっ!!」
(SE ド派手に切り刻む音)
セシル 「──────剣の舞・二重奏……!」
ソフィー 「きゃああああああっ!!」
レオンハルト 「ぐぁああっ!!」
ルーナ 「うぐっ……!!」
(SE 3人が倒れる音)
セシル 「続けて、僭王の魔法:竜の獄炎・起動!」
(SE 激しい炎が燃え盛る音)
アリア 「くっ、アーロン!」
アーロン 「ああ! 冥王烈衝破!!」
(SE 黒いオーラをまとった一撃)
(SE 爆発音)
アリア 「──────我、この闇に終わりを告げる者、汝、この光を闇に染める者」
セシル 「再起動!」
(SE 激しい炎が燃え盛る音)
アーロン 「うぉらああっ!!」
(SE 黒いオーラをまとった一撃)
(SE 爆発音)
アリア 「──────光は闇を照らし、闇は光に影を落とす」
アレン 「させるかっての!!」
(SE 剣を振る音)
(SE 銃声)
ソフィー 「させません!!」
アリア 「──────雷よ、闇を切り裂き光を示せ!」
アレン 「セシル!」
セシル 「ああ、──────四元よ、障壁となれ」
(SE 魔法の障壁が構築される音)
アリア 「アーロン、受け取れ!」
アリア 「ジャッジメントブルーム!!」
(SE 激しい雷が落ちる音)
アーロン 「うおおおおおっ!!」
セシル 「なに!?」
アーロン 「──────冥王一閃・紫電!!」
(SE 黒いオーラと雷をまとった一閃)
(SE 障壁が砕ける音)
セシル 「ぐぁあああっ!!」
アレン 「ぐはあっ!!」
(SE 2人が吹き飛ばされる音)
ソフィー 「……っ、終わった、みたいですね」
アーロン 「ああ」
アリア 「……師匠」
つづく
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1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
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「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
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