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災難編
5※R18
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「彼方……オレに体を預けろ」
アオに色っぽい声で耳元で囁かれて、かあっと頬が熱くなると同時にキスをまたされた。
「ん、んう」
唇を重ねながら、シャツをはだけさせられる。
はうう……アオの手が気持ちいいよ。冷たくて、触り心地が優しくて、ぼうっとしちゃう。唇を開放されたら、耳元や首筋にキスを落とされて、そのままアオの唇は下っていく。
「ん……ッ……はぁ……」
アオの掌が露わになったぼくの肌を何度も何度も丹念に撫でてきて、くすぐったくてもどかしい。でもなんとも言えないムズムズがくる感じ。よくわからないけど、気持ちいいには違いなくて、されるがままぼくはアオに身を委ねる。
「あっ……ん」
半分勃起している乳首をアオは躊躇いもなく舌で舐めてきて、された事がないからぼくはビクビクしちゃう。男だから洗濯板みたいに胸がないのに、男でも乳首は感じちゃうんだなって知って、ぼくは与えられるアオの愛撫を感じ続ける。丹念に舌で転がされちゃう。それだけで一気に達しそうなくらい電流が走ってたまらないよ。
暁さんからはこんな事はされず、暴力的にぼくをおさえつけて、無理やりひん剥いてローター地獄を味あわせてきただけなのに、アオのこんな些細な行為一つでぼくの下肢は歓喜に打ち震える。
「アオ……はっ、あ、ぅ……」
さらにアオの唇は腹部へと張っていく。
恥ずかしさに始めは手で隠そうとしたらその手を掴まれて、優しく払われちゃう。恥ずかしさを我慢しているのに、でも無意識に羞恥心は感じているみたいで、つい手で無駄な抵抗をしちゃうんだ。ごめんね、アオ。
我慢。恥ずかしさを我慢。でも、落ち着かない。すべてを曝け出される気分ってこういう気分なのかな。
アオの唇がさらに下に行こうとしたところで、性急に制服のスラックスをおろされた。
「あ、やぁっ!んっ!?」
恥ずかしさについ声をあげてしまうと、アオの人差し指がいきなりぼくの唇をなぞる。
「あまり大きな声をあげるな。母さんに聞こえるから」
「あ……う、ぅん……」
アオのお義母さんに聞こえていたら恥ずかしいもんね。まさかコソコソとエッチしているなんてばれたらぼく、アオのお義母さんに顔向けできないや。
「ひゃう、あっん。くすぐったいよぉ……やぁ」
アオの掌がぼくの下着越しの膨らみにまた触れると、びくんと身がすくんじゃう。
あうう……パンツ越しにおちんちん触られちゃう。自分で触ると微妙なのに、他人の……しかもアオに触ってもらえるといつもより数倍気持ちよくて感じちゃう。
「はあ……アオ……そこ……気持ちいい。あん……ちんこ……気持ちいいよ」
そこだけを重点的に優しく撫でてきて、耳たぶにアオの舌が這ってくる。
「あ、あぁっん。耳は……耳は弱い、からぁ……あっあ、そこ、ああっ」
そして、そっと下着の中に手を忍ばせて、ぼくのパンツまでずりおろした。
ぶるりとぼくのちんこが勢いよく飛び出しちゃって、まるで喜んでいる自分自身の分身を見ていられなかった。
ぼく……穴があったら入りたくなっちゃったよ。なんかはしたない。
「可愛いく勃ちあがって……そんなにも感じてくれているんだな」
「ぼ、ぼくは恥ずかしいよぅ……」
アオの顔を見ていられないくらいだ。股間が正直すぎて恥ずかしい。
「オレはもっと彼方の恥ずかしい姿が見たいよ。ほら……こんなにも彼方のちんこから卑猥な液が先端から垂れてる……。すっごいエロい」
「そ、そんなに?」
「そんなに、だよ。今、手と口で消毒しつつ綺麗にしてやるから。焦んなよ……彼方ちゃん」
「あ、焦ってないよっ」
「こんな事をしても?」
「え」
そんな露わになって飛び出たぼくのちんこを、アオってば躊躇いもなく食べちゃった。ひゃああ!
「ひゃ、ああっ!あ、アオ、あおっ!たべちゃ、やああっ」
アオに下半身を吸ったり舐めたりされて、くすぐったくて、もどかしくて、でも気持ちがよくて、わけがわかんないよ。
先端をじゅうって吸われたり、転がされたり、竿の方に舌を這わせながら裏の方まで舌先でつつかれたり、じゅぷじゅぷしゃぶられたり、まるでちんこだけをオクチで念入りにいじめられている気分だ。
ちんこだけでぼく、頭がフワフワしてぼうっとしちゃう。
アオの髪を優しくつかんで放してと訴えているのに放してくれなくて、でもやめてほしくなくて、わけのわからない気持ちのよさに変になりそうだ。
「あ、アオ、やめてよぅっ!はずか、しく……て、ひゃああんっ!」
「嫌がっている割には気持ちよさそうだな……彼方」
ぼくがイヤイヤと少しの抵抗を見せるだけで情欲を煽るだけに過ぎないらしくて、アオは目を細めてうっとりしている。ぼくのちんこをおいしそうにアイスを舐めるみたいに食べてしゃぶり続けて、そんな弱弱しい抵抗を続けるぼくの姿がまるで涙を溜めながらもっと……と、ねだっているようだと言う。
そんなことないのに。でも、そう見えるのは本心では喜んでいるのに違いないからだ。
アオはエッチの時意地悪なのかも。そして、ぼくは快楽に弱い人間かもしれない。
「あ、あぁ、も……あああぁんっ!」
与えられるお口での愛撫に我慢できず、とうとうアオのお口の中でぼくは欲望を吐き出してしまった。
気持ちよくて昇天しちゃうかと思っちゃった。こんなに気持ちいいの初めてだったんだもん。
「あうう……ぼく……」
「美味しかったよ、彼方の愛液」
「……の、飲んじゃったの?」
「ああ。イクとこ可愛いかった……彼方」
アオはぼくが吐き出した精の残りを舌でぺろりと舐めた。
ぼくはまた穴があったら入りたくなった。うわあん、エッチするのってなんて恥ずかしい行為なんだろう。ぼく、恥ずかしくて煉獄の炎を今にも噴きそうだよ。ぐおーってね。うわーん。
「彼方。今、慣らすから」
「え」
アオがぼくの足をもっと開かせると、ちんこより下の場所に顔を埋めてそこも舌でほぐしてくる。
「あ、うぅ……そこ、そんな事っ」
これも恥ずかしい行為でたまらないのに、アオの舌先がまたぼくを快楽に誘おうとするのである意味動けない。
しかもわざとらしく音を立ててちゅうっと吸い付いてくるから、ぼくを辱めて楽しむつもりみたいでやっぱり意地悪だ。アオのいじわるー。えっちー!へんたーい!
「そんな顔するなよ、彼方」
「だって……アオ、そんなところばっか舐めて指とかでいじってくるし」
「慣らさないと痛いだろう?きっととても苦痛だと思うから、念入りに消毒と滑りをよくしておかないと」
「……ぅ、そう、だね」
ぼくが不安そうにアオを見つめる。あのローターを無理やり埋め込まれた時は激痛に悲鳴をあげたくらいだ。血が出て、尻穴がちょっと裂けてヒリヒリした。今も少しズキズキする。アオが舌先で労わってくれるけど。
「大丈夫。ゆっくり、あまり痛くないようにするから。あんな目にあったばかりだからこそ、頑張って優しくする」
アオが頃合いだと思った時、指と舌の代わりにアオ自身の熱い先端がゆっくり宛がわれた。いつの間にか下着を少し下ろしていたみたいで、アオのおちんちんが熱くて想像以上に大きくなっている……。
どくどくいっててすんごい興奮しているのがわかる。よく見れば暁さんより大きいなとかちょっと戦慄しちゃって、ぼくのお尻……大丈夫かな。
「彼方……挿れるぞ」
「え、あ……っああ!」
アオの大きなおちんちんが否応なしにぼくの胎内に進んだ。
ゆっくり、ゆっくりぼくの小さな分身を扱きながら。
「く、ぁ……あ、い、痛いよ、アオ……」
やっぱり痛い。ローターを埋め込まれた時よりかはマシだけど、それ以上に質量を誇るアオのおちんちんはぼくの肉壁を圧迫する。
「すまな、い、彼方」
そう謝罪をしながらも、ゆっくり進んでいくアオにいじらしさを感じつつ、ぼくは涙目で圧迫感を我慢する。
いっそ一気に進んでほしいとも思うけど、ローターのトラウマを思い出してしまうとそれもまた躊躇われる。
ローターをイレられた時は気持ちのよさより痛みしか感じなかったから、これで本当に気持ちよくなるの?って疑問に思うばかりで、この先もヨクなるのだろうかと不安しか感じない。でも、アオを信じるしかないよね。
アオと繋がる事が嬉しいんだから。
「あ、う、うぅ、く」
苦痛に顔をゆがめて涙をこぼしてしまうと、それを和らげるように体中にアオからの愛撫とキスの雨が降らされる。それだけで痛みが少しだけ半減するけど、まだまだ痛い事には変わりはなくて、腸の痛みに耐えながらアオに縋りつく。
「はあ、はあ」
「彼方、大丈夫か?」
「だ、だいじょ、ぶ……大丈夫、だから……っ」
なんとか耐えていたら、数分かけてアオは最奥まで進んだことを確かめて一息ついた。
「奥まで全部入った」と、アオは苦しげに微笑む。
「だ、だからかな……ちょっと、お腹……苦しい……。痛みもあるけど」
圧迫感で息を吸うのも苦しいぼくに「大丈夫」とアオは優しく労わってくれる。
しばらくアオはそのままでいてくれて、ぼくの躰にアオの形を慣らせる為だって言う。あんな大きいの挿っているもんね。少しづつ躰を慣らせないとこの先もきついもんね。
だからか、今アオと繋がっているんだなって思うと感慨深くなってくるよ。奥にどくどく動いているアオのおちんちんがなんか熱くて、妙に尻奥が疼いてキュンキュンしちゃう。アオの形に染まってきているのかな。
「痛み、少しは和らいできたか?」
「……ん……だいじょぶ」
「じゃあ、動くぞ」
ゆっくり腰を前後に動かし、ぼくの中を遠慮がちに突いた。
「ひ、ああっ。ひ、ぃ、」
感じたことのない刺激にぼくは圧倒されて、何が何だかわからない。その動きは最初は浅かったのに、徐々に加速して、動きも激しくなってくる。
「っひゃあぁんっ!」
ある一点を見つけると、ぼくは今までとは違った声をあげてしまい、アオは「ここか」って呟いてそこばかりを狙うように突いてくる。だめ。そこ、突かれると気持ちよくておかしくなっちゃう。変になって理性が飛んじゃう。
そう言いたいのに、どんどん痛みが性的なもどかしい刺激に変わってきて、もはややめてほしいなんて一切言えなくなる。
「あっ、あっ、や、ァあ、おっ、アオっ。んああっ」
「彼方……っ、気持ちいい。きついけど……すげぇいい」
アオも小声で快楽を呟いた。
ぐちゅぐちゅとアオのおちんちんがぼくのお尻の蕾に激しく出し入れされる。
奥の一番感じる場所を突かれながら肉壁に感じる摩擦のような擦れ具合もたまらなくなってきて、こんなにも気持ちのいいものがあるなんて知らなかった。自分がこんなに性欲に従順になるなんて思わなかった。
「あっ、あん、ああっん、アオっ、アオっ。気持ちいっ」
「っ……彼方、オレも、だ」
律動が大きくなってくるとパンパンと肌と肌がぶつかり、もう躊躇いもなく気持ちの良さに流されて理性が飛ぶ。あのローターの痛みは何だったんだろうと思うほど、セックスって気持ちいいモノなんだと上書きされていく。
「アオ、アオ、ああんっ、はあっ、ああっ!すごいイイっよぉ。アオのおちんちん……奥、ぐりぐりされてぇ、き、気持ちいい、のぉ」
もはや卑猥な台詞を吐いている事も気づけず、ぼくは頭がおかしくなったみたいに喘いでいた。
だめだ。こんなに気持ちよかったらぼく、いつかそのうち快楽に負けちゃいそう。えっちでへんたいになっちゃうかもしれない。アオに幻滅されそうなほど助平な自分が隠されている気がしてならない。
「彼方っ……彼方っ」
「アオ、あん、ああぁっ、イイ……イイっ。ぼく、も……」
大きな波の絶頂がせまってくる。なにかが弾ける数秒前みたいに。
「だ、だめぇ……で、でちゃいそ……お、おく、ちんちんきもちよくて……」
「彼方……オレも……お前の中、締め付けが、すごくてっ」
がくがく揺さぶられ、目の前がチカチカして涙と汗でぼやける。アオの背中に強くしがみついて離れず、ぼくはもう悲鳴みたいな嬌声をあげ続けちゃう。きっとお義母さんに聞こえていると思うけどもう知らない。だって痛みが消えて、気持ちよすぎて、アオが好きすぎるんだもん。どうしたって止められないよ。
「ああ、もう、ぼくでちゃう。でちゃうよぉ!」
「彼方っ……!」
「アオ、アオ……好きぃ……っ!」
「彼方……オレも、すきだっ……くッ!」
吐精寸前にアオにキスをしたらもう我慢できなくて、アオのちんちんが尻奥を貫いたと同時にぼくとアオはほぼ同時に射精しちゃった。
どくりと熱いアオの精が胎内に注がれて、それが身に染みるようにぼくはビクビク背筋を波打ってウットリする。アオの愛がいっぱい注がれたのがなんだか嬉しくて、自分が女だったらすぐに子供ができちゃいそうなくらいぽーっとしちゃった。
「はあ……はあ……」
「アオ……気持ちよかったよぅ……」
ちゅっと軽くキスをしあって、しばらくぎゅっとイチャイチャカップルみたいに抱きしめあった。最高に気持ちよすぎて、もっともっとアオが大好きになって、幸せすぎてデレデレしまくっちゃった。まだ胎内に埋め込まれたままのアオのちんちんが萎えることなくまた元気になっていく。これじゃあ足りないって言いたげに。
「彼方……もっといっぱいしたいけど、いいか?」
「ぅん……いいよ……。ぼくも……もっとしたい。アオといっぱいえっち。中毒になっちゃうくらい好きぃ」
目がぽーっとハートマークになっているって言われてもおかしくないほど、ぼくはアオのえっちが今ので好きになってしまった。
「じゃあ……ここじゃ親がいるから場所移動するぞ。ホテルに」
「ホテル?」
「親に行為中に邪魔されたくないだろう?」
「……た、たしかにそうだね……」
お義母さんにまだあんまり挨拶していないけど、また明日にしようという事で、近くのアオが予約していたホテルに駆け込んだ。部屋に入った途端にアオが濃厚なキスをして求めてきて、ぼくも応える。濡れた下肢のまま来ちゃったから、またすんなりおちんちんはいっちゃいそう。
だから、先ほどの余韻が消えないうちに、すぐにアオはぼくをお姫様抱っこでベットに下ろして、そのまま延々とエッチで求め合った。もちろんすっごく気持ちよくてたまんなかった。昇天しそうになっちゃって、朝までずっと乱れに乱れまくった。
ぼく、アオとのエッチに病みつきになっちゃって、ゲームするよりハマりそうかも。
それからいつの間にか翌日になっちゃってて、カーテンの隙間から差し込む陽の光が自分達を照らしていた。まぶしいねって言いあって、今日が学校休みな事を思い出してホッとする。
時計を見ればもう昼間で、いっぱい寝ちゃったみたい。滞在時間過ぎちゃってて、延滞料金とか取られちゃうけどゴメン、アオ。
「う……痛……」
微動すると昨晩の激しさが腰やらにキテいたみたいだ。あれから三回もイかせられちゃったからね……ふへへへ。
「動かなくていい。オレが今日一日全部世話してやるから」
「いいの?えっと延滞料金が……」
「大丈夫。二日間宿泊にしてあるからな」
「え、そうなの?」
「当然。可愛い彼方のためだからな。一日だけじゃ愛したりないだろう?」
「っ……アオ……うう……大好きっ!」
「オレも大好きだよ、彼方。愛してる」
アオに抱き着いたらすぐにシーツの中に戻されて、そのままいっぱい抱き合ってキスをしまくった。
ぼくが起きれるようになったのは夕方近くで、お義母さんに挨拶しに行けたのはやっとその日の夜だったのは言うまでもないけどね。
はうう……幸せ。
終
アオに色っぽい声で耳元で囁かれて、かあっと頬が熱くなると同時にキスをまたされた。
「ん、んう」
唇を重ねながら、シャツをはだけさせられる。
はうう……アオの手が気持ちいいよ。冷たくて、触り心地が優しくて、ぼうっとしちゃう。唇を開放されたら、耳元や首筋にキスを落とされて、そのままアオの唇は下っていく。
「ん……ッ……はぁ……」
アオの掌が露わになったぼくの肌を何度も何度も丹念に撫でてきて、くすぐったくてもどかしい。でもなんとも言えないムズムズがくる感じ。よくわからないけど、気持ちいいには違いなくて、されるがままぼくはアオに身を委ねる。
「あっ……ん」
半分勃起している乳首をアオは躊躇いもなく舌で舐めてきて、された事がないからぼくはビクビクしちゃう。男だから洗濯板みたいに胸がないのに、男でも乳首は感じちゃうんだなって知って、ぼくは与えられるアオの愛撫を感じ続ける。丹念に舌で転がされちゃう。それだけで一気に達しそうなくらい電流が走ってたまらないよ。
暁さんからはこんな事はされず、暴力的にぼくをおさえつけて、無理やりひん剥いてローター地獄を味あわせてきただけなのに、アオのこんな些細な行為一つでぼくの下肢は歓喜に打ち震える。
「アオ……はっ、あ、ぅ……」
さらにアオの唇は腹部へと張っていく。
恥ずかしさに始めは手で隠そうとしたらその手を掴まれて、優しく払われちゃう。恥ずかしさを我慢しているのに、でも無意識に羞恥心は感じているみたいで、つい手で無駄な抵抗をしちゃうんだ。ごめんね、アオ。
我慢。恥ずかしさを我慢。でも、落ち着かない。すべてを曝け出される気分ってこういう気分なのかな。
アオの唇がさらに下に行こうとしたところで、性急に制服のスラックスをおろされた。
「あ、やぁっ!んっ!?」
恥ずかしさについ声をあげてしまうと、アオの人差し指がいきなりぼくの唇をなぞる。
「あまり大きな声をあげるな。母さんに聞こえるから」
「あ……う、ぅん……」
アオのお義母さんに聞こえていたら恥ずかしいもんね。まさかコソコソとエッチしているなんてばれたらぼく、アオのお義母さんに顔向けできないや。
「ひゃう、あっん。くすぐったいよぉ……やぁ」
アオの掌がぼくの下着越しの膨らみにまた触れると、びくんと身がすくんじゃう。
あうう……パンツ越しにおちんちん触られちゃう。自分で触ると微妙なのに、他人の……しかもアオに触ってもらえるといつもより数倍気持ちよくて感じちゃう。
「はあ……アオ……そこ……気持ちいい。あん……ちんこ……気持ちいいよ」
そこだけを重点的に優しく撫でてきて、耳たぶにアオの舌が這ってくる。
「あ、あぁっん。耳は……耳は弱い、からぁ……あっあ、そこ、ああっ」
そして、そっと下着の中に手を忍ばせて、ぼくのパンツまでずりおろした。
ぶるりとぼくのちんこが勢いよく飛び出しちゃって、まるで喜んでいる自分自身の分身を見ていられなかった。
ぼく……穴があったら入りたくなっちゃったよ。なんかはしたない。
「可愛いく勃ちあがって……そんなにも感じてくれているんだな」
「ぼ、ぼくは恥ずかしいよぅ……」
アオの顔を見ていられないくらいだ。股間が正直すぎて恥ずかしい。
「オレはもっと彼方の恥ずかしい姿が見たいよ。ほら……こんなにも彼方のちんこから卑猥な液が先端から垂れてる……。すっごいエロい」
「そ、そんなに?」
「そんなに、だよ。今、手と口で消毒しつつ綺麗にしてやるから。焦んなよ……彼方ちゃん」
「あ、焦ってないよっ」
「こんな事をしても?」
「え」
そんな露わになって飛び出たぼくのちんこを、アオってば躊躇いもなく食べちゃった。ひゃああ!
「ひゃ、ああっ!あ、アオ、あおっ!たべちゃ、やああっ」
アオに下半身を吸ったり舐めたりされて、くすぐったくて、もどかしくて、でも気持ちがよくて、わけがわかんないよ。
先端をじゅうって吸われたり、転がされたり、竿の方に舌を這わせながら裏の方まで舌先でつつかれたり、じゅぷじゅぷしゃぶられたり、まるでちんこだけをオクチで念入りにいじめられている気分だ。
ちんこだけでぼく、頭がフワフワしてぼうっとしちゃう。
アオの髪を優しくつかんで放してと訴えているのに放してくれなくて、でもやめてほしくなくて、わけのわからない気持ちのよさに変になりそうだ。
「あ、アオ、やめてよぅっ!はずか、しく……て、ひゃああんっ!」
「嫌がっている割には気持ちよさそうだな……彼方」
ぼくがイヤイヤと少しの抵抗を見せるだけで情欲を煽るだけに過ぎないらしくて、アオは目を細めてうっとりしている。ぼくのちんこをおいしそうにアイスを舐めるみたいに食べてしゃぶり続けて、そんな弱弱しい抵抗を続けるぼくの姿がまるで涙を溜めながらもっと……と、ねだっているようだと言う。
そんなことないのに。でも、そう見えるのは本心では喜んでいるのに違いないからだ。
アオはエッチの時意地悪なのかも。そして、ぼくは快楽に弱い人間かもしれない。
「あ、あぁ、も……あああぁんっ!」
与えられるお口での愛撫に我慢できず、とうとうアオのお口の中でぼくは欲望を吐き出してしまった。
気持ちよくて昇天しちゃうかと思っちゃった。こんなに気持ちいいの初めてだったんだもん。
「あうう……ぼく……」
「美味しかったよ、彼方の愛液」
「……の、飲んじゃったの?」
「ああ。イクとこ可愛いかった……彼方」
アオはぼくが吐き出した精の残りを舌でぺろりと舐めた。
ぼくはまた穴があったら入りたくなった。うわあん、エッチするのってなんて恥ずかしい行為なんだろう。ぼく、恥ずかしくて煉獄の炎を今にも噴きそうだよ。ぐおーってね。うわーん。
「彼方。今、慣らすから」
「え」
アオがぼくの足をもっと開かせると、ちんこより下の場所に顔を埋めてそこも舌でほぐしてくる。
「あ、うぅ……そこ、そんな事っ」
これも恥ずかしい行為でたまらないのに、アオの舌先がまたぼくを快楽に誘おうとするのである意味動けない。
しかもわざとらしく音を立ててちゅうっと吸い付いてくるから、ぼくを辱めて楽しむつもりみたいでやっぱり意地悪だ。アオのいじわるー。えっちー!へんたーい!
「そんな顔するなよ、彼方」
「だって……アオ、そんなところばっか舐めて指とかでいじってくるし」
「慣らさないと痛いだろう?きっととても苦痛だと思うから、念入りに消毒と滑りをよくしておかないと」
「……ぅ、そう、だね」
ぼくが不安そうにアオを見つめる。あのローターを無理やり埋め込まれた時は激痛に悲鳴をあげたくらいだ。血が出て、尻穴がちょっと裂けてヒリヒリした。今も少しズキズキする。アオが舌先で労わってくれるけど。
「大丈夫。ゆっくり、あまり痛くないようにするから。あんな目にあったばかりだからこそ、頑張って優しくする」
アオが頃合いだと思った時、指と舌の代わりにアオ自身の熱い先端がゆっくり宛がわれた。いつの間にか下着を少し下ろしていたみたいで、アオのおちんちんが熱くて想像以上に大きくなっている……。
どくどくいっててすんごい興奮しているのがわかる。よく見れば暁さんより大きいなとかちょっと戦慄しちゃって、ぼくのお尻……大丈夫かな。
「彼方……挿れるぞ」
「え、あ……っああ!」
アオの大きなおちんちんが否応なしにぼくの胎内に進んだ。
ゆっくり、ゆっくりぼくの小さな分身を扱きながら。
「く、ぁ……あ、い、痛いよ、アオ……」
やっぱり痛い。ローターを埋め込まれた時よりかはマシだけど、それ以上に質量を誇るアオのおちんちんはぼくの肉壁を圧迫する。
「すまな、い、彼方」
そう謝罪をしながらも、ゆっくり進んでいくアオにいじらしさを感じつつ、ぼくは涙目で圧迫感を我慢する。
いっそ一気に進んでほしいとも思うけど、ローターのトラウマを思い出してしまうとそれもまた躊躇われる。
ローターをイレられた時は気持ちのよさより痛みしか感じなかったから、これで本当に気持ちよくなるの?って疑問に思うばかりで、この先もヨクなるのだろうかと不安しか感じない。でも、アオを信じるしかないよね。
アオと繋がる事が嬉しいんだから。
「あ、う、うぅ、く」
苦痛に顔をゆがめて涙をこぼしてしまうと、それを和らげるように体中にアオからの愛撫とキスの雨が降らされる。それだけで痛みが少しだけ半減するけど、まだまだ痛い事には変わりはなくて、腸の痛みに耐えながらアオに縋りつく。
「はあ、はあ」
「彼方、大丈夫か?」
「だ、だいじょ、ぶ……大丈夫、だから……っ」
なんとか耐えていたら、数分かけてアオは最奥まで進んだことを確かめて一息ついた。
「奥まで全部入った」と、アオは苦しげに微笑む。
「だ、だからかな……ちょっと、お腹……苦しい……。痛みもあるけど」
圧迫感で息を吸うのも苦しいぼくに「大丈夫」とアオは優しく労わってくれる。
しばらくアオはそのままでいてくれて、ぼくの躰にアオの形を慣らせる為だって言う。あんな大きいの挿っているもんね。少しづつ躰を慣らせないとこの先もきついもんね。
だからか、今アオと繋がっているんだなって思うと感慨深くなってくるよ。奥にどくどく動いているアオのおちんちんがなんか熱くて、妙に尻奥が疼いてキュンキュンしちゃう。アオの形に染まってきているのかな。
「痛み、少しは和らいできたか?」
「……ん……だいじょぶ」
「じゃあ、動くぞ」
ゆっくり腰を前後に動かし、ぼくの中を遠慮がちに突いた。
「ひ、ああっ。ひ、ぃ、」
感じたことのない刺激にぼくは圧倒されて、何が何だかわからない。その動きは最初は浅かったのに、徐々に加速して、動きも激しくなってくる。
「っひゃあぁんっ!」
ある一点を見つけると、ぼくは今までとは違った声をあげてしまい、アオは「ここか」って呟いてそこばかりを狙うように突いてくる。だめ。そこ、突かれると気持ちよくておかしくなっちゃう。変になって理性が飛んじゃう。
そう言いたいのに、どんどん痛みが性的なもどかしい刺激に変わってきて、もはややめてほしいなんて一切言えなくなる。
「あっ、あっ、や、ァあ、おっ、アオっ。んああっ」
「彼方……っ、気持ちいい。きついけど……すげぇいい」
アオも小声で快楽を呟いた。
ぐちゅぐちゅとアオのおちんちんがぼくのお尻の蕾に激しく出し入れされる。
奥の一番感じる場所を突かれながら肉壁に感じる摩擦のような擦れ具合もたまらなくなってきて、こんなにも気持ちのいいものがあるなんて知らなかった。自分がこんなに性欲に従順になるなんて思わなかった。
「あっ、あん、ああっん、アオっ、アオっ。気持ちいっ」
「っ……彼方、オレも、だ」
律動が大きくなってくるとパンパンと肌と肌がぶつかり、もう躊躇いもなく気持ちの良さに流されて理性が飛ぶ。あのローターの痛みは何だったんだろうと思うほど、セックスって気持ちいいモノなんだと上書きされていく。
「アオ、アオ、ああんっ、はあっ、ああっ!すごいイイっよぉ。アオのおちんちん……奥、ぐりぐりされてぇ、き、気持ちいい、のぉ」
もはや卑猥な台詞を吐いている事も気づけず、ぼくは頭がおかしくなったみたいに喘いでいた。
だめだ。こんなに気持ちよかったらぼく、いつかそのうち快楽に負けちゃいそう。えっちでへんたいになっちゃうかもしれない。アオに幻滅されそうなほど助平な自分が隠されている気がしてならない。
「彼方っ……彼方っ」
「アオ、あん、ああぁっ、イイ……イイっ。ぼく、も……」
大きな波の絶頂がせまってくる。なにかが弾ける数秒前みたいに。
「だ、だめぇ……で、でちゃいそ……お、おく、ちんちんきもちよくて……」
「彼方……オレも……お前の中、締め付けが、すごくてっ」
がくがく揺さぶられ、目の前がチカチカして涙と汗でぼやける。アオの背中に強くしがみついて離れず、ぼくはもう悲鳴みたいな嬌声をあげ続けちゃう。きっとお義母さんに聞こえていると思うけどもう知らない。だって痛みが消えて、気持ちよすぎて、アオが好きすぎるんだもん。どうしたって止められないよ。
「ああ、もう、ぼくでちゃう。でちゃうよぉ!」
「彼方っ……!」
「アオ、アオ……好きぃ……っ!」
「彼方……オレも、すきだっ……くッ!」
吐精寸前にアオにキスをしたらもう我慢できなくて、アオのちんちんが尻奥を貫いたと同時にぼくとアオはほぼ同時に射精しちゃった。
どくりと熱いアオの精が胎内に注がれて、それが身に染みるようにぼくはビクビク背筋を波打ってウットリする。アオの愛がいっぱい注がれたのがなんだか嬉しくて、自分が女だったらすぐに子供ができちゃいそうなくらいぽーっとしちゃった。
「はあ……はあ……」
「アオ……気持ちよかったよぅ……」
ちゅっと軽くキスをしあって、しばらくぎゅっとイチャイチャカップルみたいに抱きしめあった。最高に気持ちよすぎて、もっともっとアオが大好きになって、幸せすぎてデレデレしまくっちゃった。まだ胎内に埋め込まれたままのアオのちんちんが萎えることなくまた元気になっていく。これじゃあ足りないって言いたげに。
「彼方……もっといっぱいしたいけど、いいか?」
「ぅん……いいよ……。ぼくも……もっとしたい。アオといっぱいえっち。中毒になっちゃうくらい好きぃ」
目がぽーっとハートマークになっているって言われてもおかしくないほど、ぼくはアオのえっちが今ので好きになってしまった。
「じゃあ……ここじゃ親がいるから場所移動するぞ。ホテルに」
「ホテル?」
「親に行為中に邪魔されたくないだろう?」
「……た、たしかにそうだね……」
お義母さんにまだあんまり挨拶していないけど、また明日にしようという事で、近くのアオが予約していたホテルに駆け込んだ。部屋に入った途端にアオが濃厚なキスをして求めてきて、ぼくも応える。濡れた下肢のまま来ちゃったから、またすんなりおちんちんはいっちゃいそう。
だから、先ほどの余韻が消えないうちに、すぐにアオはぼくをお姫様抱っこでベットに下ろして、そのまま延々とエッチで求め合った。もちろんすっごく気持ちよくてたまんなかった。昇天しそうになっちゃって、朝までずっと乱れに乱れまくった。
ぼく、アオとのエッチに病みつきになっちゃって、ゲームするよりハマりそうかも。
それからいつの間にか翌日になっちゃってて、カーテンの隙間から差し込む陽の光が自分達を照らしていた。まぶしいねって言いあって、今日が学校休みな事を思い出してホッとする。
時計を見ればもう昼間で、いっぱい寝ちゃったみたい。滞在時間過ぎちゃってて、延滞料金とか取られちゃうけどゴメン、アオ。
「う……痛……」
微動すると昨晩の激しさが腰やらにキテいたみたいだ。あれから三回もイかせられちゃったからね……ふへへへ。
「動かなくていい。オレが今日一日全部世話してやるから」
「いいの?えっと延滞料金が……」
「大丈夫。二日間宿泊にしてあるからな」
「え、そうなの?」
「当然。可愛い彼方のためだからな。一日だけじゃ愛したりないだろう?」
「っ……アオ……うう……大好きっ!」
「オレも大好きだよ、彼方。愛してる」
アオに抱き着いたらすぐにシーツの中に戻されて、そのままいっぱい抱き合ってキスをしまくった。
ぼくが起きれるようになったのは夕方近くで、お義母さんに挨拶しに行けたのはやっとその日の夜だったのは言うまでもないけどね。
はうう……幸せ。
終
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