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十四章/親友
121.移住の真実
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花火が終わった頃に浜辺に戻ってくると、花火客も帰路へ引き上げようとまばらになっていて、向こうの方で昭弘とあずみが待っていた。
「綺麗だっただろ?」
「……うん」
「二人とも仲良しだね」
いつまでも手を繋いでいるのを突っ込まれる。
「なんか甲斐くん疲れてる感じがして顔赤いけどどうしたの?」
「えー、あー……その、なんでもないよ」
花火は綺麗だったが、後半は直にキスで求められ尽くされてそれどころではなかったなんて言えない。
「でも苦しそうだけど大丈夫なの?」
「だ、だいじょ「あずみ」
顔を赤くした昭弘が空気を読んだのか顔を横に振る。
「そこ、突っ込んじゃいけねーとこ」
「え、そうなの。なんで?」
「なんでって……さ、察しろよ!二人は恋人同士なんだから!」
「えー……?」
昭弘と違って天然なあずみはわかっていないようだ。わかってもらってもある意味困るが、空気も読める昭弘は有能である。何をしていたか察しられているのが恥ずかしいが。
「あら、昭弘。お友達と一緒なの?」
「あ、母さん」
先ほど甲斐が店先で会った昭弘のご両親が声を掛けてきた。まだ仕事着のようで、先ほどまで花火どころではないほど忙しかったようだ。
甲斐の方を見るとニコニコと頭を下げるが、直の姿を見るなり驚きに面食らった表情で固まってしまった。
「っあなたは……矢崎財閥の……!」
昭弘の母親がガクガク震えつつ顔色が悪くなっていく。
「あ、あー!あの彼は、直はその、上にいるような矢崎の幹部とは違っていい奴で、親友で「知っているわっ!」
不穏な空気を感じ取り、波風立てないように昭弘は説明しようとするが、厳しい表情の母親にぴしゃりと遮られる。
「自分の利益のためならなんだってする矢崎財閥の一族様ですよね」
「母さん!直はそんなんじゃn「あんたは黙っていて!」
昭弘の説明も再度強い口調で遮られる。そして、もう一度直の方を見据えて頭を下げる。その瞳には多少なりとも殺気が含まれていた。
「直くん。いえ、直様……あなたからの援助は親戚筋を通じて賜り、ここに移住する際とても助かっていました。でなければ私達家族は路頭に迷い、一家離散……いえ、一家心中もままならない状態でした……。身に覚えのない借金返済と、多額の援助……あなたにはとても感謝しています。ですが……」
母親はさらに殺気を募らせてきつく直を睨みつけた。
「あなたがいなければ私たちは平和に暮らせていたのに!」
「母さん!」
「あなたさえいなければ何もかもうまくいっていたのに!あなたさえいn「お前よさないかッ!」
冷静さを取り戻した父親が怒声で制する。母親は我に返って一旦退くも、未だに直を強い視線で見ている。そんな直は悲痛に茫然としており、甲斐は突然の事に言葉が出てこない。口をはさめない。
「久しぶりだね、直君……いえ、直様……。妻が無礼な口の利き方で大変申し訳ございません。あとでよく叱っておきます」
今度は父親が改めて頭を深く下げる。息子の親友としての親しみやすい口調から、目上の人間に対する口調に言い直した事に胸が痛くなる。
「これは……おれの、いえ、私達の不満をあなたにぶつけるようで申し訳ないのですが……」
ふうっと息を吐いて、昭弘の父親はゆっくり話し出す。
「あの時、あの二年前……矢崎財閥の無言の圧力から、まるで島流しにあったように私たちはこちらに流れ着きました。なぜ、どうして、私達が、と……毎日自問自答で、慣れない離島生活で心身はボロボロ。おかしな柄の悪い連中が毎日我々を訪ねて来て、身に覚えのない借金まで作らされていて、私たちはさらに身も心も疲弊。家族はバラバラで、本当に死ぬかと思いました。妻が言うように一家離散、一家心中も一歩手前という所で、借金や当面の生活費はあなたがすぐに援助してくださってなんとかなりました。それでもここの生活に慣れるのにはとても大変で、島民のみんなから信頼を得るまでに非常に時間がかかりました。田舎暮らしどころか離島生活なんてした事がありませんでしたからね。知らない土地、知らない空気、田舎特有の監視社会、売り上げも軌道に乗って、信頼を得るのにきみは……あなたはどれだけの労力を使うかわかりますか?」
父親の顔つきが年齢以上に老けて見えてしまうのはその苦労の名残。直接関係のない甲斐でさえ、彼らの今までの経緯やこの地での生活を聞いて胸を痛まずにはいられない。
「あの二年前、言い方は悪いですが、間接的に私達一家を不幸に追いやった事には変わりない。矢崎の一族であるキミだからこそ、その顔を見ていると私達は正気ではいられなくなる。憎みたくないのに……君にはとても感謝しているのに……そう見る事ができないんだよ」
直接的に罵声を浴びせられた方がまだマシかもしれない。しかし、中途半端に直を気遣う言い方だからこそ、こたえる。
直には非がない。悪くない。そうさせる直の周りが悪い。彼らだって本当はわかっている。
だけど、前向きに考えられるほど彼らには今余裕がない。よほど辛い目にあったのか、直を憎まないと正常ではいられない苦労を滲ませている。
「キミと昭弘はとても仲が良くて、いつも一緒に遊び歩いて、いつまでも仲良くしてもらいたい、生涯の親友になってくれたらって思っていた。だけど………」
父親は涙ぐんで頭をもう一度下げる。
「父さん……?」
昭弘が怪訝そうに父親を見ている。
「どうか……この島から黙って出て行ってくれませんか。息子の事を思うなら、しばらく会わないでいただきたい」
「父さん!何言ってんだよ!直は……直は関係ないじゃないか!上の連中が勝手にやった事なのに!」
「理屈ではわかっていても、間接的な当事者が近くにいる限り耐えられないんだよ。親友であったお前やあずみちゃんとは違って、私達は一歩引いた大人だから。前向きで柔軟な考え方が今はできないんだよ。おそらくあずみちゃんの御両親も同じ事を言うだろう。今はしばらく……矢崎財閥に関する事はできるだけ考えたくない。考えたくないんだ」
「父さん……」
悄然とする昭弘とあずみ。昭弘の父親は改めて直を見つめて言う。
「この感情を割り切れない限り、あなたをまともには見れません。どうか……私達がどうにかなってしまう前に、この島から出て行ってください」
花火が終わった頃に浜辺に戻ってくると、花火客も帰路へ引き上げようとまばらになっていて、向こうの方で昭弘とあずみが待っていた。
「綺麗だっただろ?」
「……うん」
「二人とも仲良しだね」
いつまでも手を繋いでいるのを突っ込まれる。
「なんか甲斐くん疲れてる感じがして顔赤いけどどうしたの?」
「えー、あー……その、なんでもないよ」
花火は綺麗だったが、後半は直にキスで求められ尽くされてそれどころではなかったなんて言えない。
「でも苦しそうだけど大丈夫なの?」
「だ、だいじょ「あずみ」
顔を赤くした昭弘が空気を読んだのか顔を横に振る。
「そこ、突っ込んじゃいけねーとこ」
「え、そうなの。なんで?」
「なんでって……さ、察しろよ!二人は恋人同士なんだから!」
「えー……?」
昭弘と違って天然なあずみはわかっていないようだ。わかってもらってもある意味困るが、空気も読める昭弘は有能である。何をしていたか察しられているのが恥ずかしいが。
「あら、昭弘。お友達と一緒なの?」
「あ、母さん」
先ほど甲斐が店先で会った昭弘のご両親が声を掛けてきた。まだ仕事着のようで、先ほどまで花火どころではないほど忙しかったようだ。
甲斐の方を見るとニコニコと頭を下げるが、直の姿を見るなり驚きに面食らった表情で固まってしまった。
「っあなたは……矢崎財閥の……!」
昭弘の母親がガクガク震えつつ顔色が悪くなっていく。
「あ、あー!あの彼は、直はその、上にいるような矢崎の幹部とは違っていい奴で、親友で「知っているわっ!」
不穏な空気を感じ取り、波風立てないように昭弘は説明しようとするが、厳しい表情の母親にぴしゃりと遮られる。
「自分の利益のためならなんだってする矢崎財閥の一族様ですよね」
「母さん!直はそんなんじゃn「あんたは黙っていて!」
昭弘の説明も再度強い口調で遮られる。そして、もう一度直の方を見据えて頭を下げる。その瞳には多少なりとも殺気が含まれていた。
「直くん。いえ、直様……あなたからの援助は親戚筋を通じて賜り、ここに移住する際とても助かっていました。でなければ私達家族は路頭に迷い、一家離散……いえ、一家心中もままならない状態でした……。身に覚えのない借金返済と、多額の援助……あなたにはとても感謝しています。ですが……」
母親はさらに殺気を募らせてきつく直を睨みつけた。
「あなたがいなければ私たちは平和に暮らせていたのに!」
「母さん!」
「あなたさえいなければ何もかもうまくいっていたのに!あなたさえいn「お前よさないかッ!」
冷静さを取り戻した父親が怒声で制する。母親は我に返って一旦退くも、未だに直を強い視線で見ている。そんな直は悲痛に茫然としており、甲斐は突然の事に言葉が出てこない。口をはさめない。
「久しぶりだね、直君……いえ、直様……。妻が無礼な口の利き方で大変申し訳ございません。あとでよく叱っておきます」
今度は父親が改めて頭を深く下げる。息子の親友としての親しみやすい口調から、目上の人間に対する口調に言い直した事に胸が痛くなる。
「これは……おれの、いえ、私達の不満をあなたにぶつけるようで申し訳ないのですが……」
ふうっと息を吐いて、昭弘の父親はゆっくり話し出す。
「あの時、あの二年前……矢崎財閥の無言の圧力から、まるで島流しにあったように私たちはこちらに流れ着きました。なぜ、どうして、私達が、と……毎日自問自答で、慣れない離島生活で心身はボロボロ。おかしな柄の悪い連中が毎日我々を訪ねて来て、身に覚えのない借金まで作らされていて、私たちはさらに身も心も疲弊。家族はバラバラで、本当に死ぬかと思いました。妻が言うように一家離散、一家心中も一歩手前という所で、借金や当面の生活費はあなたがすぐに援助してくださってなんとかなりました。それでもここの生活に慣れるのにはとても大変で、島民のみんなから信頼を得るまでに非常に時間がかかりました。田舎暮らしどころか離島生活なんてした事がありませんでしたからね。知らない土地、知らない空気、田舎特有の監視社会、売り上げも軌道に乗って、信頼を得るのにきみは……あなたはどれだけの労力を使うかわかりますか?」
父親の顔つきが年齢以上に老けて見えてしまうのはその苦労の名残。直接関係のない甲斐でさえ、彼らの今までの経緯やこの地での生活を聞いて胸を痛まずにはいられない。
「あの二年前、言い方は悪いですが、間接的に私達一家を不幸に追いやった事には変わりない。矢崎の一族であるキミだからこそ、その顔を見ていると私達は正気ではいられなくなる。憎みたくないのに……君にはとても感謝しているのに……そう見る事ができないんだよ」
直接的に罵声を浴びせられた方がまだマシかもしれない。しかし、中途半端に直を気遣う言い方だからこそ、こたえる。
直には非がない。悪くない。そうさせる直の周りが悪い。彼らだって本当はわかっている。
だけど、前向きに考えられるほど彼らには今余裕がない。よほど辛い目にあったのか、直を憎まないと正常ではいられない苦労を滲ませている。
「キミと昭弘はとても仲が良くて、いつも一緒に遊び歩いて、いつまでも仲良くしてもらいたい、生涯の親友になってくれたらって思っていた。だけど………」
父親は涙ぐんで頭をもう一度下げる。
「父さん……?」
昭弘が怪訝そうに父親を見ている。
「どうか……この島から黙って出て行ってくれませんか。息子の事を思うなら、しばらく会わないでいただきたい」
「父さん!何言ってんだよ!直は……直は関係ないじゃないか!上の連中が勝手にやった事なのに!」
「理屈ではわかっていても、間接的な当事者が近くにいる限り耐えられないんだよ。親友であったお前やあずみちゃんとは違って、私達は一歩引いた大人だから。前向きで柔軟な考え方が今はできないんだよ。おそらくあずみちゃんの御両親も同じ事を言うだろう。今はしばらく……矢崎財閥に関する事はできるだけ考えたくない。考えたくないんだ」
「父さん……」
悄然とする昭弘とあずみ。昭弘の父親は改めて直を見つめて言う。
「この感情を割り切れない限り、あなたをまともには見れません。どうか……私達がどうにかなってしまう前に、この島から出て行ってください」
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