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十四章/親友
115.観光
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陽の光がカーテンからかすかに漏れて目を覚ますと、隣には幼い寝顔の甲斐がいる。
何よりも可愛くて愛しい存在。小さな寝息を立てて眠っているその姿でさえ欲情しそうになって、なんとか抑えようと必死になった。
「甲斐……」
そっと甲斐の唇にキスを落とす。寝顔がすごく可愛い。
なんて幸せな時間なんだろう。今までで一番満たされて、こんなにも幸せに思える朝がくるなんて今まで一度だって思わなかった。
甲斐といると本当に世の中が違って見えて、楽しくて、温かくて、幸せを感じられる。後ろ向きな自分が生きているのも悪くないってそう思えるようになれる。
誰よりも何よりも、この世で唯一の生きがいを見つけられた。これは現実なんだと何度も確認したいくらいだ。
「んぅ……直?」
じっと甲斐を見ていると、もぞもぞと動き出して覚醒する様子を眺める。
「起きたか」
「おはよぅ」
寝起きなためにぼうっとしている様子の甲斐が可愛くて、もう一度唇にキスを送る。おはようのキスを。
「……あれ、いま、なんじ?」
「丁度9時をまわった頃だ」
「へーくじねー……って、9時ぃ!?」
動転した甲斐が一気に覚醒して騒いだ。
「完全に学校が始まっている時間だな」
「うう……まじけ。早朝に帰るつもりだったけど寝坊してそれも無理だったか」
「今更慌ててもしょうがねーだろ。さぼりゃあいいじゃん」
「今更こんな時間になっちゃあそうするしかないけど、お前は大丈夫なのかよ」
「オレは大丈夫。最近働き通しだったから昨日を含めて三日は休みをもらってる。何かあれば久瀬が解決してくれるだろ」
休みの日くらい全てを忘れて全責任を秘書に任せたい。久瀬には悪いが。
「それならいいけど。俺もどっちみち今日はやる気ないからさぼるか」
「じゃあ今日もまたオレとデート」
「そうだな。お前と二日目って事になる。あ、この辺とか近くの離島の観光とかいいんじゃないか。お前が見たがっていた花火もある」
「いいのか?花火も見るって事は完全に帰りは深夜確定だぞ」
「この際とことんお前と楽しんでやろうって決めたんだよ。い、一緒に花火見たいからな」
甲斐が頬を染めながら初々しく言う。チラチラこちらを確認しながら言う言動が小動物みたいで、なんだこの可愛い生き物。
「お前、その言い方と顔。煽ってるみたいでヤメロ」
「なんだよ。煽ってるみたいって。歩く色気みたいに言うなよ。俺といれて嬉しいくせに」
「そりゃあ嬉しい。一緒にいれるし、お前からも花火見たいって言ってくれて……」
可愛いからまたキスを送る。
ちゅっちゅと唇や頬にキスをしまくって、可愛い甲斐の反応を楽しむ。
「ちょ、くすぐったいキスばっかすんな。朝から興奮しちまうよ」
「すればいいだろ。朝の風呂場でも抜きあいっこしたい」
「っ……朝からかよっ」
「一緒にイチャイチャしながら入りたい。朝勃ちの処理手伝えよ」
一緒に露天風呂に入りながら甲斐の裸を眺められるなんて、なんて贅沢なんだろうか。今まで数々の高級旅館や高級ホテルに滞在した事はあるが、これ以上の贅沢で幸せなひと時は体験した事がない。
それはただ甲斐がそばにいるだけ。それだけでこの世が色鮮やかに見えてしまうのだ。
入浴後、お互いにいろんな意味ですっきりしあって、遅い朝飯を優雅に食べる。甲斐は何度もお代わりを要求し、20人前以上の米をあっさり平らげた。こいつの胃袋の中を覗いてみたいものだ。
ホテルの従業員からクリーニングしたばかりの衣服を受け取り、着替えて身支度を整える。
甲斐の着替えシーンをじっと見ているとまた欲情しそうになったので、あえてそれぞれ違う場所で着替えた。甲斐も同じ事を思ったのか、そそくさ出て行ったのが可愛かった。
「さて出発出発。早く行かないと日が暮れちまう」
直の手には今日行われる花火のパンフレット。昨日もし帰っていたら見れなかったので、今日こそは観たいと思ってフロントからもらってきたのだ。庶民の世界でしか味わえない娯楽。それを甲斐と堪能できるのがとても楽しみだった。
ホテルを出て、離島行きのフェリー乗り場前にやってくる。桟橋にはたくさんの人間がいて、わちゃわちゃと密集している。たくさんの観光客だらけだが、でもこういう体験も甲斐がいるから退屈はしない。人混みや順番待ちを経験するのも庶民らしくて好きだ。
「涼しいなぁ」
フェリーに乗ってから五分ほどですっかり陸が遠くなっていく。
甲斐が日差しと風に煽られて、なんだか色っぽく見えてしまって困った。なびく衣服から覗く鎖骨と流れる黒髪に、昨日裸で抜きあった一面を見てからやたらとエロく見えてしょうがない。綺麗な景色なんかより何よりもお前が一番絶景だなって。
「どうしたんだよ」
「お前の衣服……今更だが胸元空きすぎだなーって思って」
「お前だって俺以上に色気駄々漏れなくせに」
どうやら甲斐も同じ気持ちなようで、直の鎖骨を見た途端に顔を背けている。
それどころか、どうやら周りの女共を煽っていたらしく、先ほどから耳障りな黄色い声がコソコソ聞こえていた。
まあ、周りの女共に対してはいつもの事だから気にしない。女の視線など普段から慣れているし、甲斐以外の視線など赤外線電波以上にどうでもいい。
オレが今気にするのは甲斐の色気のある姿と存在だけ。
「オレだけを見ろよ」
「っ……こんなところでそんな色っぽい目で見てくるなよ。お前を見てる周りの女の視線を考えろって」
甲斐は頬を赤らめて視線をそらし続けている。
「オレの事、好きなんだろう?」
「今それを言うのかよ。時と場所を選べバカ」
それでも甲斐がオレを見つめてくれないので、半ば無理やり甲斐の腰と腕を引き寄せて抱き寄せた。
「ちょっおい!」
「どうせ周りは全員知らない奴だ」
やっとこちらを見てくれた事と、オレの腕の中にいる事に満足して額にキスを送る。
「っ、ちょ、バカ」
周りの女の視線が今度は別な意味で(歓喜?)の悲鳴をあげているが、甲斐とのイチャイチャの方が最優先。
「甲斐との時間を大事にしたいんだから今日ぐらい我慢しろよ」
「お前はどこへ行っても大胆すぎるんだよ。嬉しいけど……学校ではこういう事、ぜってぇするなよな。したら嫌いになるから」
恥ずかしさを通り越して直にくっつかれるのをもう諦めた甲斐。
学校ではお前の立場もあるし、お前に嫌われたくないから控えるが、今日だけはいつでもどこでもいっぱい甘えさせてほしい。
「拗ねるなよ」
「拗ねてねえ」
「大好きだから」
「……っ、俺も大好き……」
くどいくらい同じ告白をたくさんしあっているのに、愛おしさに何度だって囁きたくなる。キスだってすぐしたくなる。エロい事もどんどんしたいくらい甲斐にハマっている。
「甲斐」
軽くキスをして抱きしめる腕の力を強めたら、甲斐も恥ずかしがりながらも背伸びをして、オレにキスをしてきた。結構深いやつだから驚いた。
「あんたばっかにキスされちゃ悪いから……」
「甲斐っ……お前可愛いすぎる」
「はしゃぐお前の方が可愛いと思うけど」
「お前の方が可愛い。そんなにも顔赤くさせて煽りやがって」
(いやいやあんたら二人とも可愛いっつうのBY通りすがりの腐女子一同)
何よりも可愛くて愛しい存在。小さな寝息を立てて眠っているその姿でさえ欲情しそうになって、なんとか抑えようと必死になった。
「甲斐……」
そっと甲斐の唇にキスを落とす。寝顔がすごく可愛い。
なんて幸せな時間なんだろう。今までで一番満たされて、こんなにも幸せに思える朝がくるなんて今まで一度だって思わなかった。
甲斐といると本当に世の中が違って見えて、楽しくて、温かくて、幸せを感じられる。後ろ向きな自分が生きているのも悪くないってそう思えるようになれる。
誰よりも何よりも、この世で唯一の生きがいを見つけられた。これは現実なんだと何度も確認したいくらいだ。
「んぅ……直?」
じっと甲斐を見ていると、もぞもぞと動き出して覚醒する様子を眺める。
「起きたか」
「おはよぅ」
寝起きなためにぼうっとしている様子の甲斐が可愛くて、もう一度唇にキスを送る。おはようのキスを。
「……あれ、いま、なんじ?」
「丁度9時をまわった頃だ」
「へーくじねー……って、9時ぃ!?」
動転した甲斐が一気に覚醒して騒いだ。
「完全に学校が始まっている時間だな」
「うう……まじけ。早朝に帰るつもりだったけど寝坊してそれも無理だったか」
「今更慌ててもしょうがねーだろ。さぼりゃあいいじゃん」
「今更こんな時間になっちゃあそうするしかないけど、お前は大丈夫なのかよ」
「オレは大丈夫。最近働き通しだったから昨日を含めて三日は休みをもらってる。何かあれば久瀬が解決してくれるだろ」
休みの日くらい全てを忘れて全責任を秘書に任せたい。久瀬には悪いが。
「それならいいけど。俺もどっちみち今日はやる気ないからさぼるか」
「じゃあ今日もまたオレとデート」
「そうだな。お前と二日目って事になる。あ、この辺とか近くの離島の観光とかいいんじゃないか。お前が見たがっていた花火もある」
「いいのか?花火も見るって事は完全に帰りは深夜確定だぞ」
「この際とことんお前と楽しんでやろうって決めたんだよ。い、一緒に花火見たいからな」
甲斐が頬を染めながら初々しく言う。チラチラこちらを確認しながら言う言動が小動物みたいで、なんだこの可愛い生き物。
「お前、その言い方と顔。煽ってるみたいでヤメロ」
「なんだよ。煽ってるみたいって。歩く色気みたいに言うなよ。俺といれて嬉しいくせに」
「そりゃあ嬉しい。一緒にいれるし、お前からも花火見たいって言ってくれて……」
可愛いからまたキスを送る。
ちゅっちゅと唇や頬にキスをしまくって、可愛い甲斐の反応を楽しむ。
「ちょ、くすぐったいキスばっかすんな。朝から興奮しちまうよ」
「すればいいだろ。朝の風呂場でも抜きあいっこしたい」
「っ……朝からかよっ」
「一緒にイチャイチャしながら入りたい。朝勃ちの処理手伝えよ」
一緒に露天風呂に入りながら甲斐の裸を眺められるなんて、なんて贅沢なんだろうか。今まで数々の高級旅館や高級ホテルに滞在した事はあるが、これ以上の贅沢で幸せなひと時は体験した事がない。
それはただ甲斐がそばにいるだけ。それだけでこの世が色鮮やかに見えてしまうのだ。
入浴後、お互いにいろんな意味ですっきりしあって、遅い朝飯を優雅に食べる。甲斐は何度もお代わりを要求し、20人前以上の米をあっさり平らげた。こいつの胃袋の中を覗いてみたいものだ。
ホテルの従業員からクリーニングしたばかりの衣服を受け取り、着替えて身支度を整える。
甲斐の着替えシーンをじっと見ているとまた欲情しそうになったので、あえてそれぞれ違う場所で着替えた。甲斐も同じ事を思ったのか、そそくさ出て行ったのが可愛かった。
「さて出発出発。早く行かないと日が暮れちまう」
直の手には今日行われる花火のパンフレット。昨日もし帰っていたら見れなかったので、今日こそは観たいと思ってフロントからもらってきたのだ。庶民の世界でしか味わえない娯楽。それを甲斐と堪能できるのがとても楽しみだった。
ホテルを出て、離島行きのフェリー乗り場前にやってくる。桟橋にはたくさんの人間がいて、わちゃわちゃと密集している。たくさんの観光客だらけだが、でもこういう体験も甲斐がいるから退屈はしない。人混みや順番待ちを経験するのも庶民らしくて好きだ。
「涼しいなぁ」
フェリーに乗ってから五分ほどですっかり陸が遠くなっていく。
甲斐が日差しと風に煽られて、なんだか色っぽく見えてしまって困った。なびく衣服から覗く鎖骨と流れる黒髪に、昨日裸で抜きあった一面を見てからやたらとエロく見えてしょうがない。綺麗な景色なんかより何よりもお前が一番絶景だなって。
「どうしたんだよ」
「お前の衣服……今更だが胸元空きすぎだなーって思って」
「お前だって俺以上に色気駄々漏れなくせに」
どうやら甲斐も同じ気持ちなようで、直の鎖骨を見た途端に顔を背けている。
それどころか、どうやら周りの女共を煽っていたらしく、先ほどから耳障りな黄色い声がコソコソ聞こえていた。
まあ、周りの女共に対してはいつもの事だから気にしない。女の視線など普段から慣れているし、甲斐以外の視線など赤外線電波以上にどうでもいい。
オレが今気にするのは甲斐の色気のある姿と存在だけ。
「オレだけを見ろよ」
「っ……こんなところでそんな色っぽい目で見てくるなよ。お前を見てる周りの女の視線を考えろって」
甲斐は頬を赤らめて視線をそらし続けている。
「オレの事、好きなんだろう?」
「今それを言うのかよ。時と場所を選べバカ」
それでも甲斐がオレを見つめてくれないので、半ば無理やり甲斐の腰と腕を引き寄せて抱き寄せた。
「ちょっおい!」
「どうせ周りは全員知らない奴だ」
やっとこちらを見てくれた事と、オレの腕の中にいる事に満足して額にキスを送る。
「っ、ちょ、バカ」
周りの女の視線が今度は別な意味で(歓喜?)の悲鳴をあげているが、甲斐とのイチャイチャの方が最優先。
「甲斐との時間を大事にしたいんだから今日ぐらい我慢しろよ」
「お前はどこへ行っても大胆すぎるんだよ。嬉しいけど……学校ではこういう事、ぜってぇするなよな。したら嫌いになるから」
恥ずかしさを通り越して直にくっつかれるのをもう諦めた甲斐。
学校ではお前の立場もあるし、お前に嫌われたくないから控えるが、今日だけはいつでもどこでもいっぱい甘えさせてほしい。
「拗ねるなよ」
「拗ねてねえ」
「大好きだから」
「……っ、俺も大好き……」
くどいくらい同じ告白をたくさんしあっているのに、愛おしさに何度だって囁きたくなる。キスだってすぐしたくなる。エロい事もどんどんしたいくらい甲斐にハマっている。
「甲斐」
軽くキスをして抱きしめる腕の力を強めたら、甲斐も恥ずかしがりながらも背伸びをして、オレにキスをしてきた。結構深いやつだから驚いた。
「あんたばっかにキスされちゃ悪いから……」
「甲斐っ……お前可愛いすぎる」
「はしゃぐお前の方が可愛いと思うけど」
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