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五章/あいつの元カノ
33.元カノから友達に
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翌日、彼女は来るだろうかと期待しないで待っていると、気怠そうな顔で教室に入って来た彼女と目が合った。途端、篠宮を知る生徒達は一様に驚いている。あのミステリアスな矢崎の元カノが登校しているとたちまち噂になった。
「おはよう、篠宮。来てくれたんだな」
「あんたがどうしてもって言うから登校してあげたんだ」
「それでいいんだよ。最初は何事も興味から始まるものだからな」
「ふんっ」
甲斐にそっけない態度をしながらも、不満そうな様子はあまり見られない。
「恵梨ちゃん!学校に来てくれたんだね!」
篠宮が久しぶりに顔を見せた事で悠里もテンション高く声を掛けてくる。三か月ぶりの再会らしい。
「こいつがどうしてもって言うから仕方なくだ。毎日バイトばかりでハリがなかったし」
「それでも来てくれて嬉しい。これからまたよろしくね」
「つまんないと思ったらソッコー学校辞めるから」
そう言いながらも、どこか久しぶりの学校という事でソワソワしているようだ。なんだかんだ言っても、再び通う理由が欲しかったのかもしれないと甲斐は思った。
*
「恵梨が再び登校し始めたみたいだよ」
「……あ?」
ラウンジで仕事の合間に一息ついている直に相田が声を掛けた。相田も眼鏡を掛けて丁度自分の仕事でパソコンを動かしている最中である。
「甲斐ちゃんのおかげで登校するようになったみたい。やっぱりすごいね、甲斐ちゃんは。人を引き付けるっていうか、動かす力があるよねぇ。ますます甲斐ちゃん株上昇しちゃうってカンジ~」
「恵梨が……あいつのおかげで……」
「いろいろ気になるって顔してる。甲斐ちゃんの事はともかくとして、恵梨が気になるなら逢いに行ってくれば。一方的に別れられたって言っても、会ってくれないわけではないと思うよ」
「…………」
直はどうするべきかと思案している。
「ここでウジウジされても困るから一度話し合ってきなよ。好きだったんでしょ。一応オイラとは血の繋がりのある女だからさ、ケジメつけといてほしいんだよね」
相田は篠宮とは父親違いの兄妹。あまり接点はないし、話した事も数える程しかないが、それでも血の繋がりがあるからこそ篠宮の事は案じているらしかった。
「仕事にならなさそうな次期トップ様なんて今はいらないからさ~とりあえずいってらっしゃ~い」
笑顔で手を振る相田に直は無理やりラウンジを追い出された。舌打ちをしながらも直はとりあえず彼女に逢いに行くかと渋々向かう。柄にもなく緊張気味に。
丁度時間は昼休み、直は彼女がいるであろう場所を部下から教えてもらう。篠宮は丁度悠里と目立たない中庭で一緒に弁当を食べている最中で、悠里に席を外してもらって二人だけで話す事にした。
「直、改めて二人きりで会うの……二年ぶりだね」
恵梨が視線をあわせて微笑む。
「……もう、そんなにも、か……」
「元気ないけど……何かあった?」
篠宮にもわかってしまうほど自分の顔は落ち込んでいるように見えてしまっていた。これでもポーカーフェイスは得意で、顔にも出さないようにしているはずが、元カノであった篠宮相手には隠し通せるはずなんてなかった。
「別に、なにも……」
「本当に?」
何もないとしらをきった。篠宮にとても話せる内容ではない。架谷の事を考えていたなんて口が裂けても言えない。だが、篠宮は見透かしたように見つめて言う。
「もしかして、例のEクラス男子の事?」
「それは……」
直は言葉に詰まった。思わず動揺してしまったのが不覚で「やっぱり」と篠宮に笑われた。
「なんとなくそうかなって。直とアイツが口喧嘩しながらも息はぴったりで、でも直は妙に楽しそうだって悠里が言ってた」
「……あいつ、余計な事を」
「だから、わかりやすいなって思った」
つくづく情けない。次期社長が個人的な感情を剥き出しにしてしまっている事が。
「そりゃあ普通の人はあんたの無表情には気づかないだろうけど、あたしはアンタの元カノだったんだよ。好きだった人の表情や仕草がいつもと違うなんてすぐわかっちまう」
好きだった、という過去形の言葉尻に直はなんとも言えなくなる。まるで篠宮と付き合っていたのはもう遠い過去の思い出としての意味合いなんだって、はっきり言われたようなものだった。
「そんな直はさ、架谷が好きなんでしょ」
篠宮の言葉に頭が真っ白になった。今まで否定し続けていた事が他人に言われてから妙にすとんと胸に収まっていく。でも、今の自分はまだそれを受け入れる事ができなくて否定したくなる。
「っ……ちがう!誰があんなクソ貧乏人なんかっ!それに男同士だろ。冗談じゃない!」
「カマを掛けてみたけど正解だね。男同士なんて今時珍しくないだろ。直もそんな風にしてムキになるんだね。初めて見た」
あいつの事になると冷静さを欠いてしまう。否定してもきっと矛盾とボロが出てしまう。彼女には全て見透かされてしまうだろう。
「今の直……すごく人間らしい。前までのアンタは冷静すぎて人形みたいだったのに」
「そんなお前も感情が豊かになったな」
二人が出会ったのは、損得勘定での駆け引きから始まった関係だった。つまり、お互いに性欲処理ができればなんだってよかった。
直は丁度その頃は嫌な事続きで、特に生き急いでいた頃で、高級クラブでつまらなさそうにしていた直に篠宮が話しかけてきたのが切欠。
そうして意気投合して、体の付き合いから始まった。
最初はただのセフレとしての関係だったのに、寂しさと痛みを共有する事で、いつの間にか本当の愛人……恋人同士になっていたのは数か月後の事。
恋人同士といってもお互いに立場が違うし、いつか離れる事がわかった上での期限付きの関係。それでもそれなりに有意義に過ごして、儚い付き合いに満足する。
素性がばれないようにほとんどがお忍びのデートだったけど、一緒にいられるだけで心は満たされていた。
満たされてはいても、お互いに淡々としていたのは否めないが。
お互い、世を儚んでいたから。
いつどうなっても構いやしない気持ちで、楽しいとか嬉しいとかというより、傷をなめあう感じで付き合っていたに過ぎない。
ただ、一緒にいる。時間を共有する。痛みを分かち合う。それだけ。
いわば、お互いはもう一人の自分。
片割れを探すみたいに常に引き合ってて、そばにいないと気が済まないみたいに体を繋いでいないと不安。たしかに一緒にいて満たされてはいた。寂しさと孤独を埋めてくれる唯一の人だった。
しかし、心から幸せだと思った事はなかった。
快楽と孤独を埋めるための理由が強くて、実際は空っぽ。満足しているはずが、楽しいとか、嬉しいとか、ごく当たり前の幸福な気持ちは得られていない事に気づいた。付き合っているのに、ただの依存しあう関係だったに過ぎなかった。
そう思い始めても、お互いに離れることが恐くてズルズル関係を続けていた頃、篠宮が数人の男に襲われたと部下から報告を受けた。
直が篠宮と付き合っているという噂を耳にした連中からの制裁らしく、篠宮が女子トイレで不意打ちで薬を打たれて、科学室に監禁されて暴行を受けたとの事。
その首謀者たちは直が直々に制裁を下して社会的に葬ってやったが、未だに思い出しても胸糞悪い事件だと思う。細心の注意を払って行動をしていたにも関わらず、自分達の詰めが甘かったせいに過ぎない。
そして、その暴行事件があってから、お互いは急速に疎遠になった。気まずくなったのもあるが、お互いに多忙な日々だったのもある。おまけに相田家のお家騒動もあって、篠宮は相田家を出て行ったと聞いた。
施設から引き取られて裕福だった生活が逆戻り、一人で貧乏生活をしているらしく、元々SだったクラスもEクラスに格下げされていた。
高等部の学費だけは相田家が餞別がわりに出してくれたらしいが、それでも生活費を稼ぐために大変な思いをしていると聞いた。それからすぐ、篠宮から簡単なメールで一方的に別れを告げられた。
ああ、元の生活に戻るんだってショックなのを自分自身で隠していた。もちろん心にぽかりと穴が開いたみたいで、しばらくはぼんやりしていた気がする。
そんな暗い日々を送っていた春先に、あいつと出会った。
どうしようもないほど生意気で、野蛮で、貧乏地味男で、童貞不潔の代表格みたいな奴だが、そんな相手に自分は夢でも笑えない淡い気持ちが芽生え始めているだなんて。
「架谷との事、応援してあげよっか」
「だから別にオレはあんな野郎の事なんか好きじゃねえって」
「珍しい。直が私に対して素直じゃないなんて」
「あの時とは状況が違うだろ」
「まあね……。でも、直には幸せになってほしい。今度こそ、ちゃんと自分自身を大事にしてくれる好きな人と結ばれてほしいよ。アンタはもう一人のあたしみたいなものだから」
篠宮の穏やかな瞳の中にはもう自分はいない。そして、直自身の中にも彼女はいない。今の会話で完全に吹っ切れる事ができた。
「それはこっちの台詞だ。オレもお前の幸せを願ってる。学校生活、今度こそ楽しめよ」
あんなに想いあっていた元恋人同士は、本当の思い出となっていく。
新しい出会いによって。
五章 完
「おはよう、篠宮。来てくれたんだな」
「あんたがどうしてもって言うから登校してあげたんだ」
「それでいいんだよ。最初は何事も興味から始まるものだからな」
「ふんっ」
甲斐にそっけない態度をしながらも、不満そうな様子はあまり見られない。
「恵梨ちゃん!学校に来てくれたんだね!」
篠宮が久しぶりに顔を見せた事で悠里もテンション高く声を掛けてくる。三か月ぶりの再会らしい。
「こいつがどうしてもって言うから仕方なくだ。毎日バイトばかりでハリがなかったし」
「それでも来てくれて嬉しい。これからまたよろしくね」
「つまんないと思ったらソッコー学校辞めるから」
そう言いながらも、どこか久しぶりの学校という事でソワソワしているようだ。なんだかんだ言っても、再び通う理由が欲しかったのかもしれないと甲斐は思った。
*
「恵梨が再び登校し始めたみたいだよ」
「……あ?」
ラウンジで仕事の合間に一息ついている直に相田が声を掛けた。相田も眼鏡を掛けて丁度自分の仕事でパソコンを動かしている最中である。
「甲斐ちゃんのおかげで登校するようになったみたい。やっぱりすごいね、甲斐ちゃんは。人を引き付けるっていうか、動かす力があるよねぇ。ますます甲斐ちゃん株上昇しちゃうってカンジ~」
「恵梨が……あいつのおかげで……」
「いろいろ気になるって顔してる。甲斐ちゃんの事はともかくとして、恵梨が気になるなら逢いに行ってくれば。一方的に別れられたって言っても、会ってくれないわけではないと思うよ」
「…………」
直はどうするべきかと思案している。
「ここでウジウジされても困るから一度話し合ってきなよ。好きだったんでしょ。一応オイラとは血の繋がりのある女だからさ、ケジメつけといてほしいんだよね」
相田は篠宮とは父親違いの兄妹。あまり接点はないし、話した事も数える程しかないが、それでも血の繋がりがあるからこそ篠宮の事は案じているらしかった。
「仕事にならなさそうな次期トップ様なんて今はいらないからさ~とりあえずいってらっしゃ~い」
笑顔で手を振る相田に直は無理やりラウンジを追い出された。舌打ちをしながらも直はとりあえず彼女に逢いに行くかと渋々向かう。柄にもなく緊張気味に。
丁度時間は昼休み、直は彼女がいるであろう場所を部下から教えてもらう。篠宮は丁度悠里と目立たない中庭で一緒に弁当を食べている最中で、悠里に席を外してもらって二人だけで話す事にした。
「直、改めて二人きりで会うの……二年ぶりだね」
恵梨が視線をあわせて微笑む。
「……もう、そんなにも、か……」
「元気ないけど……何かあった?」
篠宮にもわかってしまうほど自分の顔は落ち込んでいるように見えてしまっていた。これでもポーカーフェイスは得意で、顔にも出さないようにしているはずが、元カノであった篠宮相手には隠し通せるはずなんてなかった。
「別に、なにも……」
「本当に?」
何もないとしらをきった。篠宮にとても話せる内容ではない。架谷の事を考えていたなんて口が裂けても言えない。だが、篠宮は見透かしたように見つめて言う。
「もしかして、例のEクラス男子の事?」
「それは……」
直は言葉に詰まった。思わず動揺してしまったのが不覚で「やっぱり」と篠宮に笑われた。
「なんとなくそうかなって。直とアイツが口喧嘩しながらも息はぴったりで、でも直は妙に楽しそうだって悠里が言ってた」
「……あいつ、余計な事を」
「だから、わかりやすいなって思った」
つくづく情けない。次期社長が個人的な感情を剥き出しにしてしまっている事が。
「そりゃあ普通の人はあんたの無表情には気づかないだろうけど、あたしはアンタの元カノだったんだよ。好きだった人の表情や仕草がいつもと違うなんてすぐわかっちまう」
好きだった、という過去形の言葉尻に直はなんとも言えなくなる。まるで篠宮と付き合っていたのはもう遠い過去の思い出としての意味合いなんだって、はっきり言われたようなものだった。
「そんな直はさ、架谷が好きなんでしょ」
篠宮の言葉に頭が真っ白になった。今まで否定し続けていた事が他人に言われてから妙にすとんと胸に収まっていく。でも、今の自分はまだそれを受け入れる事ができなくて否定したくなる。
「っ……ちがう!誰があんなクソ貧乏人なんかっ!それに男同士だろ。冗談じゃない!」
「カマを掛けてみたけど正解だね。男同士なんて今時珍しくないだろ。直もそんな風にしてムキになるんだね。初めて見た」
あいつの事になると冷静さを欠いてしまう。否定してもきっと矛盾とボロが出てしまう。彼女には全て見透かされてしまうだろう。
「今の直……すごく人間らしい。前までのアンタは冷静すぎて人形みたいだったのに」
「そんなお前も感情が豊かになったな」
二人が出会ったのは、損得勘定での駆け引きから始まった関係だった。つまり、お互いに性欲処理ができればなんだってよかった。
直は丁度その頃は嫌な事続きで、特に生き急いでいた頃で、高級クラブでつまらなさそうにしていた直に篠宮が話しかけてきたのが切欠。
そうして意気投合して、体の付き合いから始まった。
最初はただのセフレとしての関係だったのに、寂しさと痛みを共有する事で、いつの間にか本当の愛人……恋人同士になっていたのは数か月後の事。
恋人同士といってもお互いに立場が違うし、いつか離れる事がわかった上での期限付きの関係。それでもそれなりに有意義に過ごして、儚い付き合いに満足する。
素性がばれないようにほとんどがお忍びのデートだったけど、一緒にいられるだけで心は満たされていた。
満たされてはいても、お互いに淡々としていたのは否めないが。
お互い、世を儚んでいたから。
いつどうなっても構いやしない気持ちで、楽しいとか嬉しいとかというより、傷をなめあう感じで付き合っていたに過ぎない。
ただ、一緒にいる。時間を共有する。痛みを分かち合う。それだけ。
いわば、お互いはもう一人の自分。
片割れを探すみたいに常に引き合ってて、そばにいないと気が済まないみたいに体を繋いでいないと不安。たしかに一緒にいて満たされてはいた。寂しさと孤独を埋めてくれる唯一の人だった。
しかし、心から幸せだと思った事はなかった。
快楽と孤独を埋めるための理由が強くて、実際は空っぽ。満足しているはずが、楽しいとか、嬉しいとか、ごく当たり前の幸福な気持ちは得られていない事に気づいた。付き合っているのに、ただの依存しあう関係だったに過ぎなかった。
そう思い始めても、お互いに離れることが恐くてズルズル関係を続けていた頃、篠宮が数人の男に襲われたと部下から報告を受けた。
直が篠宮と付き合っているという噂を耳にした連中からの制裁らしく、篠宮が女子トイレで不意打ちで薬を打たれて、科学室に監禁されて暴行を受けたとの事。
その首謀者たちは直が直々に制裁を下して社会的に葬ってやったが、未だに思い出しても胸糞悪い事件だと思う。細心の注意を払って行動をしていたにも関わらず、自分達の詰めが甘かったせいに過ぎない。
そして、その暴行事件があってから、お互いは急速に疎遠になった。気まずくなったのもあるが、お互いに多忙な日々だったのもある。おまけに相田家のお家騒動もあって、篠宮は相田家を出て行ったと聞いた。
施設から引き取られて裕福だった生活が逆戻り、一人で貧乏生活をしているらしく、元々SだったクラスもEクラスに格下げされていた。
高等部の学費だけは相田家が餞別がわりに出してくれたらしいが、それでも生活費を稼ぐために大変な思いをしていると聞いた。それからすぐ、篠宮から簡単なメールで一方的に別れを告げられた。
ああ、元の生活に戻るんだってショックなのを自分自身で隠していた。もちろん心にぽかりと穴が開いたみたいで、しばらくはぼんやりしていた気がする。
そんな暗い日々を送っていた春先に、あいつと出会った。
どうしようもないほど生意気で、野蛮で、貧乏地味男で、童貞不潔の代表格みたいな奴だが、そんな相手に自分は夢でも笑えない淡い気持ちが芽生え始めているだなんて。
「架谷との事、応援してあげよっか」
「だから別にオレはあんな野郎の事なんか好きじゃねえって」
「珍しい。直が私に対して素直じゃないなんて」
「あの時とは状況が違うだろ」
「まあね……。でも、直には幸せになってほしい。今度こそ、ちゃんと自分自身を大事にしてくれる好きな人と結ばれてほしいよ。アンタはもう一人のあたしみたいなものだから」
篠宮の穏やかな瞳の中にはもう自分はいない。そして、直自身の中にも彼女はいない。今の会話で完全に吹っ切れる事ができた。
「それはこっちの台詞だ。オレもお前の幸せを願ってる。学校生活、今度こそ楽しめよ」
あんなに想いあっていた元恋人同士は、本当の思い出となっていく。
新しい出会いによって。
五章 完
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