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十七章/直の決意
149.甘い夜(R18)
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今日は直がいるからか、なんだかいつもと違って見える。それに星を眺めながら温かい茶と菓子を食うのは格別だ。
そんな隣の愛しい存在を見れば美しい横顔。白い陶器の肌に銀髪が闇に瞬く光のようだ。
「甲斐?」
茶を飲んでいた直がこちらの視線に気づく。
「あーいや……その、あんたが、いつもより、綺麗だと思って、さ」
最近になって直がいかに美形かって事に気づいてドキドキしてしまうのだ。惚れた弱みというやつか。
「オレが美しいから惚れ直したの?それは実に嬉しい事だな」
そう言いながら直は甲斐の顎をクイっと持ち上げて、色っぽく至近距離で見つめてくる。
「……悪い、かよ。そう思っちゃったんだから」
直は男の自分から見ても贔屓目なしで綺麗だ。
「素直に嬉しい。他の誰かに騒がれても全然嬉しくないけど、甲斐に言われるのだけは別なんだ」
自分だけが特別。その事実がやっぱり嬉しくて頬を緩めて見つめていると、直の顔が一気に近づいて唇を重ねられる。唇が少し冷たい。
「ん……直」
「愛してる」
何度も啄むような軽いキスを繰り返していると、次第にもどかしくなってきて、ねだるような目線で直を見つめていた。
「甲斐」
「ん」
正面からギュッと抱き寄せられた。
「お前ってほんと温かい。体温高めの抱き枕だ」
普段から体を鍛えているから代謝がいいんだろうな。
「お前は冷えすぎ。俺でいいなら温まれよ」
「じゃあ、一晩中ずっとお前を抱いて温まりたい」
「直……」
「お前を抱きたい」
貪るような激しいキスが始まりの合図で、そのまま流れるように座敷に戻ると布団の上に押し倒された。
ぼうっとした甲斐の色気のある表情にクラクラして、直はもう我慢できなかった。
カラダの至る所に吸い付いたような口づけの痕を残していき、舌で甲斐の乳首や腹部を這っていく。震えるように揺れる甲斐の反応に満足しながら、徐々に敏感な場所にも舌と掌で触れていく。
お互いの体はもう見慣れているはずなのに、甲斐ときたらいつまで経ってもウブな反応を見せて恥ずかしがるので、新鮮な反応に直はたまらなくなる。
こういう反応が可愛らしくて、普段の頼もしくて凛々しい姿とは真逆なギャップにそそられる。甲斐はこんな可愛らしい小動物のような仕草もするんだって、甲斐を慕う妹連中に自慢のように話したい。
まあ、こんな可愛い甲斐の姿は誰にも見せたくないし、自分だけのものとして独り占めしたいので言うつもりなど毛頭ないが。
「はっ……ん、ぅ」
「甲斐、びくびくしてる」
「はーはー……だって……じらすように触れてくるから……」
甲斐の荒い吐息が興奮を物語り、ほぼ完勃ち状態になっていた。
「我慢汁垂れてきてるし……そんなにもオレの触り方がいいんだ」
快楽ほしさに揺れる甲斐の先端は正直だ。
「っ……好きな人に触れられているんだから……興奮するに、決まってる」
「甲斐……じゃあ、もっと触るから」
足を開かせると、完勃ち状態の可愛い分身がよく見える。ぴくぴくして先端を垂らして可愛い。
「っ……そんなに見られたら恥ずかしいから……」
「いつも見られているだろ」
「こ、こんな足いっぱいに広げられたこと……ないからっ」
「もっと足広げないと見えないだろ。それにこんなにも垂らして……綺麗にしないと」
亀頭から滴る汁を綺麗に舌で拭う。何度も先端を舌で綺麗にしながら、竿や袋の方も清めていく。こうやって舐めて綺麗にしても、甲斐の先端からは密があふれてくるので、埒が明かないなと口の中に含んだ。
「ひゃっ!やぁ、う、あーっ」
悶えている姿に微笑ましくなる。頬をあんなに赤くさせて、快楽に耐えている甲斐が愛くるしい。
直はしばらくオクチで愛撫してしゃぶり続けると、甲斐の反応が落ち着かなくなり、限界が近いのかもしれない。
「イキそうなら一度イっとけ」
「直、だめ、しゃべらな、っああっ」
それが切欠で一気に甲斐の欲望が弾ける。
この独特の苦みと匂いは好きじゃないが、甲斐のモノだと思うと逆でとても興奮した。苦みも匂いも甲斐のモノだからこそここまで心酔してしまえて、あっさり飲み干せてしまうものだから不思議だ。
「直……ごめん、おれ……」
ああ、可愛いな。口で出してしまった事を詫びているのか。
そんな潤んだ瞳の甲斐が可愛くてたまらない。
「いいんだよ。甲斐のほしかったから」
「ほしかったって……」
「甲斐のミルクは美味いってこと」
「っ……美味くはないだろ」
言葉のあやというやつだ。でもほしかったのは本当の事。甲斐の体液を体に取り入れたという事実が興奮するのだから。
そんな余韻に浸りながら、直はさらに甲斐の大事な場所をじっくり眺める。まだそこには一切触れてもいないのに菊門がひくひくしている。汗ばんだそこは直自身を待ちわびているようで、興奮の熱が一気に上昇する。
物欲しそうな視線と甲斐の可愛い分身をなめるように眺めて、指で菊門を押し広げた。
「痛い?」
「変な感じ……でも、違和感がいっぱいで……圧迫感がある」
「でもいっぱい広げないと入らないだろう?」
「っ、それはそう、だけど……」
指を奥まで何度も出し入れしながら滑り具合を何度も確かめる。
そして、直が舌で甲斐の入口を濡らし始めた。
「っ、あ、ひぃ、そんなとこ汚いって」
「汚くなんてないだろ。甲斐のはなんだっていい」
「っ、あ、でも、落ち着かないよ……なんか、生暖かくてくすぐったくて……ムズムズするし」
「我慢しろ。痛いの、嫌だろう?」
「嫌だけど……っ」
「しっかり濡らさないと後が辛いんだ」
そう言い聞かせて、甲斐の胎内を何度も指や舌で行き来する。時々、甲斐がビクビクして大きく反応を見せるのは、泣き所をかすめたからだろう。直からすれば、今からもっと泣き所をかすめて鳴かせてあげたいと思う。
「甲斐、挿れるから」
「っ……う、うん」
切なくひくつく菊門にはちきれんばかりに隆起した自身を擦り付ける。
こうして入口を擦り付けるだけで気持ちがいいけれど、ナカはそれ以上に熱くて蕩けていそうだとなんとなく想像して興奮する。
早く奥へ奥へと自分のものにしたい感情が先走るが、焦って甲斐の体に負担をかけさせるわけにはいかない。
「っ……く、はぁ」
「か、い。大丈夫……か」
「へーき」
初めての挿入は、肉壁に己を締め付けられてすぐにイってしまいそうなほど極上だった。
それでも女のように濡れるわけでもないからこそ、奥へと進む度に甲斐の表情が苦し気にゆがむ。
そんな顔をさせたくないが、男同士の行為は男女でヤル以上に痛みが伴う事は知っている。そんな甲斐を傷つけないように、少しでもすんなり奥へ向かうように慎重に埋めていく。今にヨクさせるから耐えてほしいと優しい愛撫で訴えながら。
「っ……く、ぅ……」
最も奥の狭くて屈曲した部分まで先端が入りこんで、己の陰毛や睾丸が甲斐の臀部に触れているのを感じた。一旦動きを止めて荒い息を吐く。
「全部埋まったよ」
「っ……ほんと……?」
「ああ」
そんな隣の愛しい存在を見れば美しい横顔。白い陶器の肌に銀髪が闇に瞬く光のようだ。
「甲斐?」
茶を飲んでいた直がこちらの視線に気づく。
「あーいや……その、あんたが、いつもより、綺麗だと思って、さ」
最近になって直がいかに美形かって事に気づいてドキドキしてしまうのだ。惚れた弱みというやつか。
「オレが美しいから惚れ直したの?それは実に嬉しい事だな」
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「……悪い、かよ。そう思っちゃったんだから」
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「素直に嬉しい。他の誰かに騒がれても全然嬉しくないけど、甲斐に言われるのだけは別なんだ」
自分だけが特別。その事実がやっぱり嬉しくて頬を緩めて見つめていると、直の顔が一気に近づいて唇を重ねられる。唇が少し冷たい。
「ん……直」
「愛してる」
何度も啄むような軽いキスを繰り返していると、次第にもどかしくなってきて、ねだるような目線で直を見つめていた。
「甲斐」
「ん」
正面からギュッと抱き寄せられた。
「お前ってほんと温かい。体温高めの抱き枕だ」
普段から体を鍛えているから代謝がいいんだろうな。
「お前は冷えすぎ。俺でいいなら温まれよ」
「じゃあ、一晩中ずっとお前を抱いて温まりたい」
「直……」
「お前を抱きたい」
貪るような激しいキスが始まりの合図で、そのまま流れるように座敷に戻ると布団の上に押し倒された。
ぼうっとした甲斐の色気のある表情にクラクラして、直はもう我慢できなかった。
カラダの至る所に吸い付いたような口づけの痕を残していき、舌で甲斐の乳首や腹部を這っていく。震えるように揺れる甲斐の反応に満足しながら、徐々に敏感な場所にも舌と掌で触れていく。
お互いの体はもう見慣れているはずなのに、甲斐ときたらいつまで経ってもウブな反応を見せて恥ずかしがるので、新鮮な反応に直はたまらなくなる。
こういう反応が可愛らしくて、普段の頼もしくて凛々しい姿とは真逆なギャップにそそられる。甲斐はこんな可愛らしい小動物のような仕草もするんだって、甲斐を慕う妹連中に自慢のように話したい。
まあ、こんな可愛い甲斐の姿は誰にも見せたくないし、自分だけのものとして独り占めしたいので言うつもりなど毛頭ないが。
「はっ……ん、ぅ」
「甲斐、びくびくしてる」
「はーはー……だって……じらすように触れてくるから……」
甲斐の荒い吐息が興奮を物語り、ほぼ完勃ち状態になっていた。
「我慢汁垂れてきてるし……そんなにもオレの触り方がいいんだ」
快楽ほしさに揺れる甲斐の先端は正直だ。
「っ……好きな人に触れられているんだから……興奮するに、決まってる」
「甲斐……じゃあ、もっと触るから」
足を開かせると、完勃ち状態の可愛い分身がよく見える。ぴくぴくして先端を垂らして可愛い。
「っ……そんなに見られたら恥ずかしいから……」
「いつも見られているだろ」
「こ、こんな足いっぱいに広げられたこと……ないからっ」
「もっと足広げないと見えないだろ。それにこんなにも垂らして……綺麗にしないと」
亀頭から滴る汁を綺麗に舌で拭う。何度も先端を舌で綺麗にしながら、竿や袋の方も清めていく。こうやって舐めて綺麗にしても、甲斐の先端からは密があふれてくるので、埒が明かないなと口の中に含んだ。
「ひゃっ!やぁ、う、あーっ」
悶えている姿に微笑ましくなる。頬をあんなに赤くさせて、快楽に耐えている甲斐が愛くるしい。
直はしばらくオクチで愛撫してしゃぶり続けると、甲斐の反応が落ち着かなくなり、限界が近いのかもしれない。
「イキそうなら一度イっとけ」
「直、だめ、しゃべらな、っああっ」
それが切欠で一気に甲斐の欲望が弾ける。
この独特の苦みと匂いは好きじゃないが、甲斐のモノだと思うと逆でとても興奮した。苦みも匂いも甲斐のモノだからこそここまで心酔してしまえて、あっさり飲み干せてしまうものだから不思議だ。
「直……ごめん、おれ……」
ああ、可愛いな。口で出してしまった事を詫びているのか。
そんな潤んだ瞳の甲斐が可愛くてたまらない。
「いいんだよ。甲斐のほしかったから」
「ほしかったって……」
「甲斐のミルクは美味いってこと」
「っ……美味くはないだろ」
言葉のあやというやつだ。でもほしかったのは本当の事。甲斐の体液を体に取り入れたという事実が興奮するのだから。
そんな余韻に浸りながら、直はさらに甲斐の大事な場所をじっくり眺める。まだそこには一切触れてもいないのに菊門がひくひくしている。汗ばんだそこは直自身を待ちわびているようで、興奮の熱が一気に上昇する。
物欲しそうな視線と甲斐の可愛い分身をなめるように眺めて、指で菊門を押し広げた。
「痛い?」
「変な感じ……でも、違和感がいっぱいで……圧迫感がある」
「でもいっぱい広げないと入らないだろう?」
「っ、それはそう、だけど……」
指を奥まで何度も出し入れしながら滑り具合を何度も確かめる。
そして、直が舌で甲斐の入口を濡らし始めた。
「っ、あ、ひぃ、そんなとこ汚いって」
「汚くなんてないだろ。甲斐のはなんだっていい」
「っ、あ、でも、落ち着かないよ……なんか、生暖かくてくすぐったくて……ムズムズするし」
「我慢しろ。痛いの、嫌だろう?」
「嫌だけど……っ」
「しっかり濡らさないと後が辛いんだ」
そう言い聞かせて、甲斐の胎内を何度も指や舌で行き来する。時々、甲斐がビクビクして大きく反応を見せるのは、泣き所をかすめたからだろう。直からすれば、今からもっと泣き所をかすめて鳴かせてあげたいと思う。
「甲斐、挿れるから」
「っ……う、うん」
切なくひくつく菊門にはちきれんばかりに隆起した自身を擦り付ける。
こうして入口を擦り付けるだけで気持ちがいいけれど、ナカはそれ以上に熱くて蕩けていそうだとなんとなく想像して興奮する。
早く奥へ奥へと自分のものにしたい感情が先走るが、焦って甲斐の体に負担をかけさせるわけにはいかない。
「っ……く、はぁ」
「か、い。大丈夫……か」
「へーき」
初めての挿入は、肉壁に己を締め付けられてすぐにイってしまいそうなほど極上だった。
それでも女のように濡れるわけでもないからこそ、奥へと進む度に甲斐の表情が苦し気にゆがむ。
そんな顔をさせたくないが、男同士の行為は男女でヤル以上に痛みが伴う事は知っている。そんな甲斐を傷つけないように、少しでもすんなり奥へ向かうように慎重に埋めていく。今にヨクさせるから耐えてほしいと優しい愛撫で訴えながら。
「っ……く、ぅ……」
最も奥の狭くて屈曲した部分まで先端が入りこんで、己の陰毛や睾丸が甲斐の臀部に触れているのを感じた。一旦動きを止めて荒い息を吐く。
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