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五章/あいつの元カノ
28.朝食デート
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いつも通りの朝を迎えた甲斐は、洗濯物を干しながらベランダの外でぐっと背伸びをした。
清々しい朝だ。そして雲一つない快晴。こういう日は身も心も晴れやかだ。
——と思いきや、今日も学校で親衛隊共に追われるのだろうと考えると憂鬱になってくる。学校生活に慣れてきたと言っても、息つく暇もないモン共との戦いは気が休まらないのだ。
あー学校行きたくねえな。
甲斐は深い息を吐いて外の景色を眺めていると、下の方から腹が立つ声が聞こえた。
「間抜けズラしてねーでさっさと着替えて降りてこい。ノロマ」
一番下からこちらを見上げている男がいる。朝の早くから会いたくない男の顔だ。
なんで自分の寮の前にこの男がいるのだろうか。そう問えば、
「さっさと降りてこい。おせぇんだよテメエ」と、こちらが怒られる始末だった。
甲斐は憤慨しながら朝食を食べずに仕方なく外に出た。朝からこの男に会ったせいで気分は急下降気味だ。
「朝からなんでここで待ってんだよてめえ。今からゆっくり朝食食べようと思ったのに迷惑甚だしい」
停車中のリムジンの後座席に座っているのは言わずもがな矢崎直。
「その朝食をテメエなんかと食べてやろうと思って待っててやったんだ。光栄に思え」
「テメエなんかって言う割には待ってるなんてどんなツンデレだよ。しかもどんだけ上から目線なんだ」
ヤレヤレと甲斐は両手を広げた。
「いろいろゴチャゴチャうるせーな。さっさと乗りやがれノロマ。オレを待たせるな」
つくづく腹の立つ俺様野郎だと甲斐はいらっとしながら車に乗り込んだ。本当は逃げ出そうと思ったが、こいつはどこまでも追いかけて来そうなのでそんな体力を使うのも勿体ない。仕方なく言う通りにした。
あー朝からダル重……俺、ドンマイ。
「で、なんで朝食なんか誘ったんだよ。なんか企んでるんだろ。低血圧らしいてめえが無償で朝早くから起きて待ってるなんてすっげぇ不気味」
「貴様は相変わらずひねくれたように疑う事しかしらねーんだな」
「てめえ相手じゃ疑わずにはいられねえっつうの」
甲斐はハアとため息をこぼす。
「お前を誘ったのは別に何か企んでいるとかそんな邪なものは何もない。今日はたまたま気分がよかっただけで、なんとなくお前の顔が浮かんだから誘ってやっただけの事。よかったな。朝飯だけで金持ち気分が味わえるぞ」
「あ、そ。別に嬉しくないし……」
ちょっとだけ金持ちの朝ごはんって何食っているのかが気になる程度だ。ただの好奇心というやつ。
「おい」
「あ?」
「お前、なんでそんな離れて座ってんだよ」
直はやや真ん中よりに足を組んで座っているが、甲斐は扉のすぐ横でぴったりちょこんと座っている。二人の間には微妙な距離があった。
「別にいいだろっ。近いとまたお前変な事してきそうだし」
「変な事ってなんだよ」
そう言いながら直は勝手に近寄ってきた。あっという間に二人の間の距離は至近距離になってしまう。
「だからなんでこう近いんだよっ!少しは遠慮しろよ!」
離れたいけれど狭い車内でそれは無理な話。しかも直は片手で甲斐を抱き寄せてきた。
「じゃあ、なんでお前は逃げるんだよ。なんでオレを嫌がる?」
「そんなの……お、お前に近寄ってこられると……い、嫌だからさ」
あんまりこう言うのはよくないけれど、本当にそう思うからこそ離れたかった。
「……なんで?何が嫌なんだよ」
直は目を細めてムッとした表情を浮かべている。
「なんで嫌って……それくらいわかれよバカ!人が至近距離に近寄ってこられたら警戒するし、目のやり場に困るだろ!人見知り激しい人間だったら特にストレス溜まるし!だいたい、男同士でくっついてるなんて変だ。怪しい関係だと思われちまう」
「わかんねぇな。オレは目のやり場に困るとか考えた事ねーから全くもって理解不能だ。女が際どい服着てようが、全裸だろうが、別になんとも思わねーし。あ、生理的に受け付けないブスに至近距離で見つめてこられたらさすがに問題外だな。野郎相手も嫌だが、お前は従者みたいなものだから至近距離でも問題ない」
「俺は問題大ありだっつうの」
恥ずかしいという感情を持たない人間か。この男は。
「とにかく、くっついてくんな!くっつかれるの好きじゃねぇ!鬱陶しい!」
「なら、我慢しろよ」
「俺にだけ我慢を強制すんな」
連れてこられた場所は帝都クラウンホテルであった。
矢崎グループが経営する超高級ホテルの一つである。入り口前で恭しく執事に車を下ろされて、甲斐は直の後を仕方なくついていく。
VIP用入口に入ってから専用エレベーターに乗り、着いた先は最上階の展望レストラン。個室で窓側のよく景色が眺められる一番人気の席だった。
朝から最上級ホテルの最上階で、個室を貸切で高級な朝食を食べるという事か。
なんて贅沢すぎる朝食なんだろうか。一体いくらするんだか。と、食欲より値段の方が地味に気になってしまう。
「言っとくけど俺金ないからな!一円も払わないからなっ!」
「アホかテメエ。オレに恥かかすようなセリフ言ってンじゃねぇよクソが」
たしかにその台詞は恥だった。このホテルは矢崎グループが経営するホテルだから身内が出入りするようなもんか。なんか貧乏人からすれば違う世界の住人に思える。というか、同じ日本に住む住人なんだろうかとさえ疑問に思ってしまう。
つくづく上流階級とやらは知らない世界だ。この矢崎直という男も含めて。
「あーこのオムレツ超うまい!フワフワで超トロトロじゃん」
運ばれてきた朝食はどれも超絶品だった。プレーンオムレツに出来立てのフレンチトースト。さすがにシェフが作るだけの事はあって美味しい。他にはミネストローネにサーモンのサラダ。デザートはヨーグルトムースである。
「でも俺もこれくらいのオムレツなら作れるかな。味はシェフには及ばないけど」
「ほぉ、お前料理するのか。貧乏人だから自炊というやつか」
「自炊をなめるなよ。金持ちには料理なんて縁がないと思うけど!」
「ならその作った物……オレにもって来いよ。んで食わせろ」
「食わせろって、相変わらず上から目線だな。貧乏人が作ったもんお前の口にあうかわかんないし」
「それでもお前が作った物なら食べてやるよ」
不意にふわりと微笑んだ直の顔に甲斐はドキッとした。
なんでそんな顔でそんな事言うんだよ。柄にもなく優しく微笑みやがって。やっぱなんかコイツ調子狂う。
「っま、不味いかもしれないし」
「期待しちゃいねーよ。でもお前が作った物には変わりねーだろ」
「毒入れるかもしれねぇし」
「あ?いくらなんでも毒入れたらさすがに殺すぞテメエ」
「そこは嫌なんだな。さすがに」
のんびり朝食を楽しんだ後、そのまま車で学校へ直行した。
丁度時刻は八時過ぎ。生徒達が執事付の送迎で登校し始めている。直と甲斐が乗っている車も校門前に到着すると、一際黄色い歓声があがった。
「キャアアアア!直様よー!」
「ねえ、ちょっと!直様の隣にいるのあの貧乏人じゃない!?」
「うっそお!なんであいつと直様が一緒な車で登校してんのー!?」
執事が扉を開けると直に続いて甲斐も降りる。わかっていた事だが嫉妬を孕んだ視線が凄まじい。ブーイングの嵐だ。
「お前が俺を誘うから女子や親衛隊共がうるさいんですけど」
「オレが何しようが勝手だろ。あいつらの対応がんばんな」
「何ががんばんな、だ。あいつらを作った元凶なくせして腹立つ」
「言っただろ。学校でのお前は奴隷。オレは雇主。それを忘れるんじゃねぇよ」
直はふっと笑い、そのまま甲斐とは違うVIP専用入口へ消えて行った。甲斐は腑に落ちない表情でそれを見送ったのだった。
「けっ、いけ好かねー奴!」
清々しい朝だ。そして雲一つない快晴。こういう日は身も心も晴れやかだ。
——と思いきや、今日も学校で親衛隊共に追われるのだろうと考えると憂鬱になってくる。学校生活に慣れてきたと言っても、息つく暇もないモン共との戦いは気が休まらないのだ。
あー学校行きたくねえな。
甲斐は深い息を吐いて外の景色を眺めていると、下の方から腹が立つ声が聞こえた。
「間抜けズラしてねーでさっさと着替えて降りてこい。ノロマ」
一番下からこちらを見上げている男がいる。朝の早くから会いたくない男の顔だ。
なんで自分の寮の前にこの男がいるのだろうか。そう問えば、
「さっさと降りてこい。おせぇんだよテメエ」と、こちらが怒られる始末だった。
甲斐は憤慨しながら朝食を食べずに仕方なく外に出た。朝からこの男に会ったせいで気分は急下降気味だ。
「朝からなんでここで待ってんだよてめえ。今からゆっくり朝食食べようと思ったのに迷惑甚だしい」
停車中のリムジンの後座席に座っているのは言わずもがな矢崎直。
「その朝食をテメエなんかと食べてやろうと思って待っててやったんだ。光栄に思え」
「テメエなんかって言う割には待ってるなんてどんなツンデレだよ。しかもどんだけ上から目線なんだ」
ヤレヤレと甲斐は両手を広げた。
「いろいろゴチャゴチャうるせーな。さっさと乗りやがれノロマ。オレを待たせるな」
つくづく腹の立つ俺様野郎だと甲斐はいらっとしながら車に乗り込んだ。本当は逃げ出そうと思ったが、こいつはどこまでも追いかけて来そうなのでそんな体力を使うのも勿体ない。仕方なく言う通りにした。
あー朝からダル重……俺、ドンマイ。
「で、なんで朝食なんか誘ったんだよ。なんか企んでるんだろ。低血圧らしいてめえが無償で朝早くから起きて待ってるなんてすっげぇ不気味」
「貴様は相変わらずひねくれたように疑う事しかしらねーんだな」
「てめえ相手じゃ疑わずにはいられねえっつうの」
甲斐はハアとため息をこぼす。
「お前を誘ったのは別に何か企んでいるとかそんな邪なものは何もない。今日はたまたま気分がよかっただけで、なんとなくお前の顔が浮かんだから誘ってやっただけの事。よかったな。朝飯だけで金持ち気分が味わえるぞ」
「あ、そ。別に嬉しくないし……」
ちょっとだけ金持ちの朝ごはんって何食っているのかが気になる程度だ。ただの好奇心というやつ。
「おい」
「あ?」
「お前、なんでそんな離れて座ってんだよ」
直はやや真ん中よりに足を組んで座っているが、甲斐は扉のすぐ横でぴったりちょこんと座っている。二人の間には微妙な距離があった。
「別にいいだろっ。近いとまたお前変な事してきそうだし」
「変な事ってなんだよ」
そう言いながら直は勝手に近寄ってきた。あっという間に二人の間の距離は至近距離になってしまう。
「だからなんでこう近いんだよっ!少しは遠慮しろよ!」
離れたいけれど狭い車内でそれは無理な話。しかも直は片手で甲斐を抱き寄せてきた。
「じゃあ、なんでお前は逃げるんだよ。なんでオレを嫌がる?」
「そんなの……お、お前に近寄ってこられると……い、嫌だからさ」
あんまりこう言うのはよくないけれど、本当にそう思うからこそ離れたかった。
「……なんで?何が嫌なんだよ」
直は目を細めてムッとした表情を浮かべている。
「なんで嫌って……それくらいわかれよバカ!人が至近距離に近寄ってこられたら警戒するし、目のやり場に困るだろ!人見知り激しい人間だったら特にストレス溜まるし!だいたい、男同士でくっついてるなんて変だ。怪しい関係だと思われちまう」
「わかんねぇな。オレは目のやり場に困るとか考えた事ねーから全くもって理解不能だ。女が際どい服着てようが、全裸だろうが、別になんとも思わねーし。あ、生理的に受け付けないブスに至近距離で見つめてこられたらさすがに問題外だな。野郎相手も嫌だが、お前は従者みたいなものだから至近距離でも問題ない」
「俺は問題大ありだっつうの」
恥ずかしいという感情を持たない人間か。この男は。
「とにかく、くっついてくんな!くっつかれるの好きじゃねぇ!鬱陶しい!」
「なら、我慢しろよ」
「俺にだけ我慢を強制すんな」
連れてこられた場所は帝都クラウンホテルであった。
矢崎グループが経営する超高級ホテルの一つである。入り口前で恭しく執事に車を下ろされて、甲斐は直の後を仕方なくついていく。
VIP用入口に入ってから専用エレベーターに乗り、着いた先は最上階の展望レストラン。個室で窓側のよく景色が眺められる一番人気の席だった。
朝から最上級ホテルの最上階で、個室を貸切で高級な朝食を食べるという事か。
なんて贅沢すぎる朝食なんだろうか。一体いくらするんだか。と、食欲より値段の方が地味に気になってしまう。
「言っとくけど俺金ないからな!一円も払わないからなっ!」
「アホかテメエ。オレに恥かかすようなセリフ言ってンじゃねぇよクソが」
たしかにその台詞は恥だった。このホテルは矢崎グループが経営するホテルだから身内が出入りするようなもんか。なんか貧乏人からすれば違う世界の住人に思える。というか、同じ日本に住む住人なんだろうかとさえ疑問に思ってしまう。
つくづく上流階級とやらは知らない世界だ。この矢崎直という男も含めて。
「あーこのオムレツ超うまい!フワフワで超トロトロじゃん」
運ばれてきた朝食はどれも超絶品だった。プレーンオムレツに出来立てのフレンチトースト。さすがにシェフが作るだけの事はあって美味しい。他にはミネストローネにサーモンのサラダ。デザートはヨーグルトムースである。
「でも俺もこれくらいのオムレツなら作れるかな。味はシェフには及ばないけど」
「ほぉ、お前料理するのか。貧乏人だから自炊というやつか」
「自炊をなめるなよ。金持ちには料理なんて縁がないと思うけど!」
「ならその作った物……オレにもって来いよ。んで食わせろ」
「食わせろって、相変わらず上から目線だな。貧乏人が作ったもんお前の口にあうかわかんないし」
「それでもお前が作った物なら食べてやるよ」
不意にふわりと微笑んだ直の顔に甲斐はドキッとした。
なんでそんな顔でそんな事言うんだよ。柄にもなく優しく微笑みやがって。やっぱなんかコイツ調子狂う。
「っま、不味いかもしれないし」
「期待しちゃいねーよ。でもお前が作った物には変わりねーだろ」
「毒入れるかもしれねぇし」
「あ?いくらなんでも毒入れたらさすがに殺すぞテメエ」
「そこは嫌なんだな。さすがに」
のんびり朝食を楽しんだ後、そのまま車で学校へ直行した。
丁度時刻は八時過ぎ。生徒達が執事付の送迎で登校し始めている。直と甲斐が乗っている車も校門前に到着すると、一際黄色い歓声があがった。
「キャアアアア!直様よー!」
「ねえ、ちょっと!直様の隣にいるのあの貧乏人じゃない!?」
「うっそお!なんであいつと直様が一緒な車で登校してんのー!?」
執事が扉を開けると直に続いて甲斐も降りる。わかっていた事だが嫉妬を孕んだ視線が凄まじい。ブーイングの嵐だ。
「お前が俺を誘うから女子や親衛隊共がうるさいんですけど」
「オレが何しようが勝手だろ。あいつらの対応がんばんな」
「何ががんばんな、だ。あいつらを作った元凶なくせして腹立つ」
「言っただろ。学校でのお前は奴隷。オレは雇主。それを忘れるんじゃねぇよ」
直はふっと笑い、そのまま甲斐とは違うVIP専用入口へ消えて行った。甲斐は腑に落ちない表情でそれを見送ったのだった。
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