7 / 191
一章/金持ち学園
5.四天王2
しおりを挟む
「アレ、知らないの?友里香ちゃんも悠里ちゃんもね、なんか恋してるみたいよ。部下からちょこっと聞いてね」
「へえ~ねーねーどんな人~?知りたいなぁ」
ニコニコと穂高が反応する。向こうの方にいるハルはヤレヤレとどうでもいいという顔。
「よく知らんけど普通の男みたいよ。しかも二人の好きな男は同じでこの学校の生徒らしい。名前とかクラスは知らんけど。まあ、この学校に通うっちゅう事は、それなりに金と権力があるって事だよねぇ」
「えーでもわからないよぉ。もしかするとEクラスの生徒だったりして。悠里ちゃんてEクラスだし」
穂高が冗談っぽく言う。
「さすがにEクラスの生徒ではないでしょー。最底辺の貧乏人を好きになるなんて無謀じゃん。二人のお眼鏡にかなう男なんていなかったと思うし、男の見る目がなさすぎだと思うー。友里香ちゃんはあの天下の矢崎財閥のご令嬢様だし、悠里ちゃんは直の実の妹ちゃんなんだからさ」
「……ほぉ、アイツら兄のオレに内緒でそんな奴作ってたのか。どれ、どんな野郎か確かめてやる」
直は邪悪にニヤリと笑う。退屈な毎日にこの上なく不愉快でおもしろい事に邪魔する気満々である。
「邪魔しない方がいいんじゃない?せっかくの二人の淡い恋心を邪魔して恋がオジャンになったらさすがに嫌われちゃうよ」
「へっ、別に嫌われてもどうでもいい。二人が選んだ相手だろうがなかろうが、そいつが男としてふさわしいかオレが判断する。もしソイツがてんで駄目男だと判断した時、誰だろうと引き裂くまで。そいつが仮に親族になるなんて兄として死んでも御免だからな」
「うわ出たよ。シスコン発動。悠里ちゃんも友里香ちゃんもオカワイソーに」
「死ね」
相田のドタマに容赦なく拳を叩きつける直。
「痛ぁ~!もー直はすーぐ暴力振るうんだから。おしとやかな悠里ちゃんとは全然血の繋がりを感じさせやしないね」
「だねー全然性格似てないよねー」と、同意する穂高。
「うるせえ貴様ら」
「まあ、直が必死になるのもわからなくもない。その者がもし悠里嬢か友里香嬢と結婚したら、直はその者の義兄という事になるからな。俺も可愛い妹がいるから気持ちはよくわかる」
ハルがウンウンと頷いている。
「ふざけるな。そう簡単に結婚などさせるかよ。オレの義弟になるなどクソくらえだ」
「でもさ、冗談抜きにして結婚はないにしろ、二人は年頃なんだから恋くらいはすると思うよ。そこは兄として寛大になってあげないとさ~いくら直が重度のシスコンでもマジで嫌われても知らn」
「だから死ね!」
「ぼくちんは死にましぇーん!」
翌日、甲斐は何が起きてもいいようにジャージと着替えを持参してきた。
由希の言うようにEクラスに対して徹底的なイジメがあると聞いて、常に周りを警戒して身構えながらコソコソ登校したのである。内履きズックも指定のじゃなくて動きやすいスニーカーに履き替えたくらいだ。
全校集会は午後からやる事になっており、午後からの戦に備えてEクラスの面々は嵐の前のお昼を迎えている。
「甲斐、食堂行こう」
授業が終わったと同時に健一と宮本と本木が甲斐の席にやってきた。由希と悠里も遅れてやってくる。
「食堂か。でも、食堂なんかで食べて大丈夫なのか?Eクラスの生徒でも」
「それが大丈夫なんだ。いくらEクラスでも食堂では揉め事起きた事ないし、悠里ちゃんのおかげで僕らには攻撃できないっていうかね、まあ睨まれはするかもしれないけど……」
「へえ、まあなんとかなるんだな?」
「うん、悠里ちゃんがいるから四天王も迂闊に攻撃できないよ」
そんな悠里は照れたように微笑んでいる。
「架谷くんやみんなは私が守るからね」
「ありがとう」
一同が食堂にやってくると、噂通りに争い事や揉め事はなく、みんなそれぞれのテーブルについて和気あいあいと談笑しながら食事をとっている。豪華絢爛で椅子やテーブルは高級品。壁や天井は大理石。まるで結婚式の披露宴会場みたいである。
メニューはテーブルに置かれたパネルで操作し、注文すると運ばれてくるという仕組みで、そのメニューとやらはどれも恐ろしく高かった。
「焼き魚定食だけでさ、三千円……高いっ!」
一番高いものなど10万はする高級ステーキである。おまけにキャビアやフォアグラなどもメニュー表に当たり前のように載っている。味も本格的なものらしい。
たかだか学食と侮っていた甲斐は驚くばかりであった。
「ははは。それがこの金持ち学校じゃ普通なんだ。俺も最初来た時は度肝を抜かれたから、今じゃこの通り弁当持ち歩いてるよ」
健一が庶民っぽい弁当をテーブルに出した。中身は至って普通である。
「なら、俺もこれから自作の弁当にしよう。今日は時間なくて近くのコンビニで買ったパンなんだよね」
「架谷君って料理できるんだ?」と、宮本君。
「ああ。両親が料理ドヘタでさ、俺や妹が小さい頃からよくやってたんだ。料理は得意だし自分で作った方が安く済むしさ」
「へーすごいじゃん。料理できる男子ってポイント高いよ」
由希は運ばれてきた焼き魚定食を食べている。
一応彼女の家もそれなりに裕福らしく、いつも学食で注文しているようだ。とは言っても、あくまでこの学校基準からすればそれほど裕福な家系ではない。悠里はどうか知らないが、宮本も本木も裕福な方というだけで一般中流家庭には違いないのだ。
そんな時、食堂中に地鳴りのような悲鳴が響き渡った。甲斐はパンをかじりながら顔をあげた。
「なあ、なんか周りが騒がしいけど」
「別に大した事じゃないわよ。来たのよ、さっき話した例の四天王が」
「そうそう。だから、別に気にしなくていいよ。目なんて合わせたら後で因縁つけられるかもしれないし、ここは目を合わせない方が無難」
由希が焼き魚を食べながらひたすら食事に集中している。健一達もいつもの事だと弁当に目線を向けたままだ。甲斐も彼らに同調するように気にしない事にした。
「直様ー!」
「拓実くーん!」
「尚也さまー!」
「ハル君ー!」
それぞれのファンの声援は、食堂に彼らが顔を見せるとより大きくなる。あまりの興奮に赤くなって倒れる女子まで現れていた。
「すごい人気だなぁ。やっぱアイドルみてぇだ」と、甲斐。
「まるで超人気芸能人並みでしょ。全国にファンクラブがあるくらいだし」
四天王は専用の超VIP席に向かい、メニューでいろいろ注文している。そこは生徒会すらも座れない下を見渡せる一際豪華な二階席である。
「甲斐様」
四天王のインパクトの強さで気づかなかったが、いつの間にか甲斐の横に友里香が立っていた。
「あれ、友里香ちゃん。どうしてここに」
四天王が来てから鎮まりつつある声も、友里香が来た事でまた盛り上がった。周囲から女神様やら、百合ノ宮のプリンセスやらと、男共の声が聞こえてくる。
「本日は開星の生徒会に用がありまして来ていたんですの。甲斐様に会えるかなって覗いたんですけど、ビンゴでしたわ。逢えて嬉しいですわっ。じゅるっ」
「は、はは……二週間ぶりだもんな」
わかりやすいほど目をキラキラさせて涎を垂らしかねない友里香に甲斐は少し引いてしまった。
あれ、彼女は美少女だよな?美少女なのになんだかすっごく残念な美少女に見えてしまうのは気のせいだろうか。
「わざわざ架谷くんのために開星に来る口実を作るなんて、百合ノ宮の生徒会って楽な仕事なんだね」
ニコニコと笑顔で話しながらも、どこか殺伐オーラを放っている悠里。対して友里香も同じオーラを放った。
「あら、ちゃっかり甲斐様の隣に座って逐一甲斐様の様子を窺っているあなたには言われたくないですわ~」
妹の未来がいないだけマシだが、友人という関係とはいえ妙にバチバチしているのは気のせいだろうか。自分を間に挟んでの睨みあいとかやめてほしいものである。
「甲斐様、一緒に食べてよろしいですか?」
その誘いに、事情を知らない周りにどよめきが起きる。
「え、でも上にお兄さんがいるんじゃ……」
「いいんですよ。いつも兄に見張られてばかりじゃ嫌だったので、たまには静かに食べたいんです。甲斐様は私がご一緒ではご迷惑ですか?」
上目遣いでウルウル目で見つめられ、甲斐は固まる。さすがに断るわけにはいかない。こんな美少女からの誘いを断るなんて男の名が廃るものだ。
「そ、そんな事ないさ。嬉しいよ」
「ありがとうございます」
友里香は嬉しそうに甲斐の隣に(強引に)座った。緊張気味の健一達にも挨拶をして、すぐに彼らと打ち解けた。
しかし、友里香がこちらに来た事で、甲斐達に鋭い視線が向けられるのは必然的だった。口々に誰あの平凡などという声がチラホラ聞こえ、周りの妬む声が耳に入る。
ああいうのは無視すればいいという甲斐の考えも、友里香の兄の前ではそうはいかなかった。
「ソイツ誰だよ」
二階席から兄の直が下りてきた。周りのざわめく生徒達の声はぴたりと止まる。
「へえ~ねーねーどんな人~?知りたいなぁ」
ニコニコと穂高が反応する。向こうの方にいるハルはヤレヤレとどうでもいいという顔。
「よく知らんけど普通の男みたいよ。しかも二人の好きな男は同じでこの学校の生徒らしい。名前とかクラスは知らんけど。まあ、この学校に通うっちゅう事は、それなりに金と権力があるって事だよねぇ」
「えーでもわからないよぉ。もしかするとEクラスの生徒だったりして。悠里ちゃんてEクラスだし」
穂高が冗談っぽく言う。
「さすがにEクラスの生徒ではないでしょー。最底辺の貧乏人を好きになるなんて無謀じゃん。二人のお眼鏡にかなう男なんていなかったと思うし、男の見る目がなさすぎだと思うー。友里香ちゃんはあの天下の矢崎財閥のご令嬢様だし、悠里ちゃんは直の実の妹ちゃんなんだからさ」
「……ほぉ、アイツら兄のオレに内緒でそんな奴作ってたのか。どれ、どんな野郎か確かめてやる」
直は邪悪にニヤリと笑う。退屈な毎日にこの上なく不愉快でおもしろい事に邪魔する気満々である。
「邪魔しない方がいいんじゃない?せっかくの二人の淡い恋心を邪魔して恋がオジャンになったらさすがに嫌われちゃうよ」
「へっ、別に嫌われてもどうでもいい。二人が選んだ相手だろうがなかろうが、そいつが男としてふさわしいかオレが判断する。もしソイツがてんで駄目男だと判断した時、誰だろうと引き裂くまで。そいつが仮に親族になるなんて兄として死んでも御免だからな」
「うわ出たよ。シスコン発動。悠里ちゃんも友里香ちゃんもオカワイソーに」
「死ね」
相田のドタマに容赦なく拳を叩きつける直。
「痛ぁ~!もー直はすーぐ暴力振るうんだから。おしとやかな悠里ちゃんとは全然血の繋がりを感じさせやしないね」
「だねー全然性格似てないよねー」と、同意する穂高。
「うるせえ貴様ら」
「まあ、直が必死になるのもわからなくもない。その者がもし悠里嬢か友里香嬢と結婚したら、直はその者の義兄という事になるからな。俺も可愛い妹がいるから気持ちはよくわかる」
ハルがウンウンと頷いている。
「ふざけるな。そう簡単に結婚などさせるかよ。オレの義弟になるなどクソくらえだ」
「でもさ、冗談抜きにして結婚はないにしろ、二人は年頃なんだから恋くらいはすると思うよ。そこは兄として寛大になってあげないとさ~いくら直が重度のシスコンでもマジで嫌われても知らn」
「だから死ね!」
「ぼくちんは死にましぇーん!」
翌日、甲斐は何が起きてもいいようにジャージと着替えを持参してきた。
由希の言うようにEクラスに対して徹底的なイジメがあると聞いて、常に周りを警戒して身構えながらコソコソ登校したのである。内履きズックも指定のじゃなくて動きやすいスニーカーに履き替えたくらいだ。
全校集会は午後からやる事になっており、午後からの戦に備えてEクラスの面々は嵐の前のお昼を迎えている。
「甲斐、食堂行こう」
授業が終わったと同時に健一と宮本と本木が甲斐の席にやってきた。由希と悠里も遅れてやってくる。
「食堂か。でも、食堂なんかで食べて大丈夫なのか?Eクラスの生徒でも」
「それが大丈夫なんだ。いくらEクラスでも食堂では揉め事起きた事ないし、悠里ちゃんのおかげで僕らには攻撃できないっていうかね、まあ睨まれはするかもしれないけど……」
「へえ、まあなんとかなるんだな?」
「うん、悠里ちゃんがいるから四天王も迂闊に攻撃できないよ」
そんな悠里は照れたように微笑んでいる。
「架谷くんやみんなは私が守るからね」
「ありがとう」
一同が食堂にやってくると、噂通りに争い事や揉め事はなく、みんなそれぞれのテーブルについて和気あいあいと談笑しながら食事をとっている。豪華絢爛で椅子やテーブルは高級品。壁や天井は大理石。まるで結婚式の披露宴会場みたいである。
メニューはテーブルに置かれたパネルで操作し、注文すると運ばれてくるという仕組みで、そのメニューとやらはどれも恐ろしく高かった。
「焼き魚定食だけでさ、三千円……高いっ!」
一番高いものなど10万はする高級ステーキである。おまけにキャビアやフォアグラなどもメニュー表に当たり前のように載っている。味も本格的なものらしい。
たかだか学食と侮っていた甲斐は驚くばかりであった。
「ははは。それがこの金持ち学校じゃ普通なんだ。俺も最初来た時は度肝を抜かれたから、今じゃこの通り弁当持ち歩いてるよ」
健一が庶民っぽい弁当をテーブルに出した。中身は至って普通である。
「なら、俺もこれから自作の弁当にしよう。今日は時間なくて近くのコンビニで買ったパンなんだよね」
「架谷君って料理できるんだ?」と、宮本君。
「ああ。両親が料理ドヘタでさ、俺や妹が小さい頃からよくやってたんだ。料理は得意だし自分で作った方が安く済むしさ」
「へーすごいじゃん。料理できる男子ってポイント高いよ」
由希は運ばれてきた焼き魚定食を食べている。
一応彼女の家もそれなりに裕福らしく、いつも学食で注文しているようだ。とは言っても、あくまでこの学校基準からすればそれほど裕福な家系ではない。悠里はどうか知らないが、宮本も本木も裕福な方というだけで一般中流家庭には違いないのだ。
そんな時、食堂中に地鳴りのような悲鳴が響き渡った。甲斐はパンをかじりながら顔をあげた。
「なあ、なんか周りが騒がしいけど」
「別に大した事じゃないわよ。来たのよ、さっき話した例の四天王が」
「そうそう。だから、別に気にしなくていいよ。目なんて合わせたら後で因縁つけられるかもしれないし、ここは目を合わせない方が無難」
由希が焼き魚を食べながらひたすら食事に集中している。健一達もいつもの事だと弁当に目線を向けたままだ。甲斐も彼らに同調するように気にしない事にした。
「直様ー!」
「拓実くーん!」
「尚也さまー!」
「ハル君ー!」
それぞれのファンの声援は、食堂に彼らが顔を見せるとより大きくなる。あまりの興奮に赤くなって倒れる女子まで現れていた。
「すごい人気だなぁ。やっぱアイドルみてぇだ」と、甲斐。
「まるで超人気芸能人並みでしょ。全国にファンクラブがあるくらいだし」
四天王は専用の超VIP席に向かい、メニューでいろいろ注文している。そこは生徒会すらも座れない下を見渡せる一際豪華な二階席である。
「甲斐様」
四天王のインパクトの強さで気づかなかったが、いつの間にか甲斐の横に友里香が立っていた。
「あれ、友里香ちゃん。どうしてここに」
四天王が来てから鎮まりつつある声も、友里香が来た事でまた盛り上がった。周囲から女神様やら、百合ノ宮のプリンセスやらと、男共の声が聞こえてくる。
「本日は開星の生徒会に用がありまして来ていたんですの。甲斐様に会えるかなって覗いたんですけど、ビンゴでしたわ。逢えて嬉しいですわっ。じゅるっ」
「は、はは……二週間ぶりだもんな」
わかりやすいほど目をキラキラさせて涎を垂らしかねない友里香に甲斐は少し引いてしまった。
あれ、彼女は美少女だよな?美少女なのになんだかすっごく残念な美少女に見えてしまうのは気のせいだろうか。
「わざわざ架谷くんのために開星に来る口実を作るなんて、百合ノ宮の生徒会って楽な仕事なんだね」
ニコニコと笑顔で話しながらも、どこか殺伐オーラを放っている悠里。対して友里香も同じオーラを放った。
「あら、ちゃっかり甲斐様の隣に座って逐一甲斐様の様子を窺っているあなたには言われたくないですわ~」
妹の未来がいないだけマシだが、友人という関係とはいえ妙にバチバチしているのは気のせいだろうか。自分を間に挟んでの睨みあいとかやめてほしいものである。
「甲斐様、一緒に食べてよろしいですか?」
その誘いに、事情を知らない周りにどよめきが起きる。
「え、でも上にお兄さんがいるんじゃ……」
「いいんですよ。いつも兄に見張られてばかりじゃ嫌だったので、たまには静かに食べたいんです。甲斐様は私がご一緒ではご迷惑ですか?」
上目遣いでウルウル目で見つめられ、甲斐は固まる。さすがに断るわけにはいかない。こんな美少女からの誘いを断るなんて男の名が廃るものだ。
「そ、そんな事ないさ。嬉しいよ」
「ありがとうございます」
友里香は嬉しそうに甲斐の隣に(強引に)座った。緊張気味の健一達にも挨拶をして、すぐに彼らと打ち解けた。
しかし、友里香がこちらに来た事で、甲斐達に鋭い視線が向けられるのは必然的だった。口々に誰あの平凡などという声がチラホラ聞こえ、周りの妬む声が耳に入る。
ああいうのは無視すればいいという甲斐の考えも、友里香の兄の前ではそうはいかなかった。
「ソイツ誰だよ」
二階席から兄の直が下りてきた。周りのざわめく生徒達の声はぴたりと止まる。
33
お気に入りに追加
502
あなたにおすすめの小説
主人公のライバルポジにいるようなので、主人公のカッコ可愛さを特等席で愛でたいと思います。
小鷹けい
BL
以前、なろうサイトさまに途中まであげて、結局書きかけのまま放置していたものになります(アカウントごと削除済み)タイトルさえもうろ覚え。
そのうち続きを書くぞ、の意気込みついでに数話分投稿させていただきます。
先輩×後輩
攻略キャラ×当て馬キャラ
総受けではありません。
嫌われ→からの溺愛。こちらも面倒くさい拗らせ攻めです。
ある日、目が覚めたら大好きだったBLゲームの当て馬キャラになっていた。死んだ覚えはないが、そのキャラクターとして生きてきた期間の記憶もある。
だけど、ここでひとつ問題が……。『おれ』の推し、『僕』が今まで嫌がらせし続けてきた、このゲームの主人公キャラなんだよね……。
え、イジめなきゃダメなの??死ぬほど嫌なんだけど。絶対嫌でしょ……。
でも、主人公が攻略キャラとBLしてるところはなんとしても見たい!!ひっそりと。なんなら近くで見たい!!
……って、なったライバルポジとして生きることになった『おれ(僕)』が、主人公と仲良くしつつ、攻略キャラを巻き込んでひっそり推し活する……みたいな話です。
本来なら当て馬キャラとして冷たくあしらわれ、手酷くフラれるはずの『ハルカ先輩』から、バグなのかなんなのか徐々に距離を詰めてこられて戸惑いまくる当て馬の話。
こちらは、ゆるゆる不定期更新になります。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
言い逃げしたら5年後捕まった件について。
なるせ
BL
「ずっと、好きだよ。」
…長年ずっと一緒にいた幼馴染に告白をした。
もちろん、アイツがオレをそういう目で見てないのは百も承知だし、返事なんて求めてない。
ただ、これからはもう一緒にいないから…想いを伝えるぐらい、許してくれ。
そう思って告白したのが高校三年生の最後の登校日。……あれから5年経ったんだけど…
なんでアイツに馬乗りにされてるわけ!?
ーーーーー
美形×平凡っていいですよね、、、、
変なαとΩに両脇を包囲されたβが、色々奪われながら頑張る話
ベポ田
BL
ヒトの性別が、雄と雌、さらにα、β、Ωの三種類のバース性に分類される世界。総人口の僅か5%しか存在しないαとΩは、フェロモンの分泌器官・受容体の発達度合いで、さらにI型、II型、Ⅲ型に分類される。
βである主人公・九条博人の通う私立帝高校高校は、αやΩ、さらにI型、II型が多く所属する伝統ある名門校だった。
そんな魔境のなかで、変なI型αとII型Ωに理不尽に執着されては、色々な物を奪われ、手に入れながら頑張る不憫なβの話。
イベントにて頒布予定の合同誌サンプルです。
3部構成のうち、1部まで公開予定です。
イラストは、漫画・イラスト担当のいぽいぽさんが描いたものです。
最新はTwitterに掲載しています。
兄たちが弟を可愛がりすぎです
クロユキ
BL
俺が風邪で寝ていた目が覚めたら異世界!?
メイド、王子って、俺も王子!?
おっと、俺の自己紹介忘れてた!俺の、名前は坂田春人高校二年、別世界にウィル王子の身体に入っていたんだ!兄王子に振り回されて、俺大丈夫か?!
涙脆く可愛い系に弱い春人の兄王子達に振り回され護衛騎士に迫って慌てていっもハラハラドキドキたまにはバカな事を言ったりとしている主人公春人の話を楽しんでくれたら嬉しいです。
1日の話しが長い物語です。
誤字脱字には気をつけてはいますが、余り気にしないよ~と言う方がいましたら嬉しいです。
平凡なSubの俺はスパダリDomに愛されて幸せです
おもち
BL
スパダリDom(いつもの)× 平凡Sub(いつもの)
BDSM要素はほぼ無し。
甘やかすのが好きなDomが好きなので、安定にイチャイチャ溺愛しています。
順次スケベパートも追加していきます
王道学園の冷徹生徒会長、裏の顔がバレて総受けルート突入しちゃいました!え?逃げ場無しですか?
名無しのナナ氏
BL
王道学園に入学して1ヶ月でトップに君臨した冷徹生徒会長、有栖川 誠(ありすがわ まこと)。常に冷静で無表情、そして無言の誠を生徒達からは尊敬の眼差しで見られていた。
そんな彼のもう1つの姿は… どの企業にも属さないにも関わらず、VTuber界で人気を博した個人VTuber〈〈 アイリス 〉〉!? 本性は寂しがり屋の泣き虫。色々あって周りから誤解されまくってしまった結果アイリスとして素を出していた。そんなある日、生徒会の仕事を1人で黙々とやっている内に疲れてしまい__________
※
・非王道気味
・固定カプ予定は無い
・悲しい過去🐜
・不定期
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる