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最終話
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「やっと見つけた。僕の運命の人……。君と結婚したいのだけど、ええーっと、名前を教えてくれるかい?」
「嫌です。教えません」
「そんなことは言わないで、僕のお母様になってよ。お願いだ。君の見た目は僕の理想のお母様なんだ!」
「止めてください。そんなの嫌に決まってます……!」
――姉さん。シェリル姉さん……! おおーい! シェリル姉さん!
「はっ……!? ゆ、夢……?」
「どうしたの? 随分と、うなされていたけど」
「いえ、別に……何でもないです」
とんでもない悪夢で寝覚めた私はどうやら少々寝坊をしてしまったみたいです。
なぜ、あのような悍しい夢を? もしや、以前にティアナ様からナッシュの聞きたくもない性癖を聞いてしまったからでしょうか。
「フレッド様がもうすぐ来るよ。早く着替えた方が良いんじゃない?」
「そうだった。早くしなきゃ」
ナッシュとの婚約を破棄して、もう当分は結婚なんかどうでもいいかなっと思っていましたが、私は再び結婚の約束をしてしまいました。
フレッド・サムルタウル――若くして叔父の跡を継いで伯爵になったという彼とは、父の知り合いを経由して出会いました。
多分、初対面ではお互いがお互いをパッとしない印象だと思っていたと思います。
私はとにかくフレッドの普通な感じが良かったです。
一目惚れなんてされるものじゃない――そんなことを痛感していましたから。
フレッドもきっと――
「フレッド様はどうして縁談を前向きに考えて下さったのですか?」
「……シェリルさんとの縁談を前向きに考えた理由、か。色々あるよ。僕自身の年齢とか、君の父親との付き合いとか、まぁ色々だ」
「色々……」
「ただ、理由にはならないかもしれないけど、シェリルさんと話してると何となく落ち着く。気付けば一緒にいることが居心地が良くなってた。だから、結局何となくなのかもしれないね……」
本来なら何となくという言葉は如何にもいい加減な理由を聞かされて怒るところかも知れません。
しかしながら、私にとっては銀髪とか泣きぼくろとか、そういった具体的なアレコレよりも良い理由に聞こえてしまいます。
「そういえば、ルミアさんも先日婚約したんだっけ? 何か御祝いを今度持っていかなくちゃなぁ」
「あの子の御祝いはその辺の茶菓子で十分ですよ」
「そういう訳にもいくまい。相手はカリウス殿下なのだから」
来年の王立学園の卒業を前にルミアは早々と第四王子のカリウス様との縁談をまとめて彼の婚約者となります。
もちろん、ティアナ様の口利きがあっての縁談なのですが、ルミアが王立学園での試験の成績が入学以来ずっと一位だという話を聞いたカリウス様の印象も極めて良かったのだとか。
卒業式の翌日に結婚式をすることも決まっているみたいです。
『王族の仲間入りをしたら国政にもちょっとは口出し出来るし、楽しみだなぁ』
あの子の結婚後の楽しみが何か怖くて不安ですが、私よりも遥かに要領の良い子ですから大丈夫でしょう。
「それにしても、シェリルさんもルミアさんも、本当にティアナ様と仲が良いんだね。まさか僕らの結婚式にも出席してくれるなんて思ってもみなかったよ」
ティアナ様に招待状を贈るかどうか迷ったのですが、ルミア経由で当然出席するつもりだと聞いて、招待することにしました。
彼女は既に元の姿に戻っており、強気にナッシュに接してみたとか。
意外にも彼にはそれが合っていたみたいで、今度はティアナ様に甘えるようになったとのこと。私もルミアも気持ち悪いと思ってしまったのですが、ティアナ様が幸せならそれでいいです。
シェムロイ夫人とナッシュの子、男子だったそうです。
夫人の実家は既に多額の慰謝料を公爵に払っており、夫人は勘当されて辺境に暮らしています。
話によれば、その子のせいで自分は不幸になったと呪っており、手にかけようとした所を取り押さえられて暗い監獄のような場所に入れられたのだとか。
シェムロイ公爵も赤子を見捨てることは出来なかったみたいで、引き取ることにしたらしいです。
考えてみると本当にちょっと前まで修羅場でしたね……。
「私、フレッド様の平和なところが好きです」
「それは褒められているのか、要審議だな」
特別なことなど無くていい。
ロマンチックな言葉もいらない。
ただ、平穏でいるだけのことがどれだけの財産なのか……私は知ることが出来ました。
人は私の主張はつまらないって言うかもしれない。
でも、これだけは言える。面白おかしいのは小説の中の世界だけで十分だって。
小さな幸せをこれから少しずつ大きく膨らませるのも悪くない――。
婚約者の母が「息子の子供を妊娠した」と血相変えてやって来た
~完結~
◇ ◇ ◇
あとがき
タイトルとか設定を攻め過ぎたと一話目を投稿した時点で後悔してしまったこの作品。
とりあえずルミアという有能な妹を使ってスピーディーな展開を目指しました。
姉妹格差モノもよく書くのですが、仲が良い姉妹の方が描きやすいですね。
※最後にお願いがあります!
現在、新連載を開始しておりまして、
【穢れた血だと追放された魔力無限の精霊魔術士~「魔力を分けて欲しい」と頭を下げても、もう遅い。ホワイトな王立ギルドでSランク待遇を受けてるので】
というタイトルで、聖女になれなかった主人公が新たな才能と新たな仲間に恵まれて活躍するという内容でやっています。
自信を持ってオススメ出来ますので、
目次の下の作者コンテンツ(アプリの方は作者ページ)からポチッと飛べますのでよろしくお願いします!
「嫌です。教えません」
「そんなことは言わないで、僕のお母様になってよ。お願いだ。君の見た目は僕の理想のお母様なんだ!」
「止めてください。そんなの嫌に決まってます……!」
――姉さん。シェリル姉さん……! おおーい! シェリル姉さん!
「はっ……!? ゆ、夢……?」
「どうしたの? 随分と、うなされていたけど」
「いえ、別に……何でもないです」
とんでもない悪夢で寝覚めた私はどうやら少々寝坊をしてしまったみたいです。
なぜ、あのような悍しい夢を? もしや、以前にティアナ様からナッシュの聞きたくもない性癖を聞いてしまったからでしょうか。
「フレッド様がもうすぐ来るよ。早く着替えた方が良いんじゃない?」
「そうだった。早くしなきゃ」
ナッシュとの婚約を破棄して、もう当分は結婚なんかどうでもいいかなっと思っていましたが、私は再び結婚の約束をしてしまいました。
フレッド・サムルタウル――若くして叔父の跡を継いで伯爵になったという彼とは、父の知り合いを経由して出会いました。
多分、初対面ではお互いがお互いをパッとしない印象だと思っていたと思います。
私はとにかくフレッドの普通な感じが良かったです。
一目惚れなんてされるものじゃない――そんなことを痛感していましたから。
フレッドもきっと――
「フレッド様はどうして縁談を前向きに考えて下さったのですか?」
「……シェリルさんとの縁談を前向きに考えた理由、か。色々あるよ。僕自身の年齢とか、君の父親との付き合いとか、まぁ色々だ」
「色々……」
「ただ、理由にはならないかもしれないけど、シェリルさんと話してると何となく落ち着く。気付けば一緒にいることが居心地が良くなってた。だから、結局何となくなのかもしれないね……」
本来なら何となくという言葉は如何にもいい加減な理由を聞かされて怒るところかも知れません。
しかしながら、私にとっては銀髪とか泣きぼくろとか、そういった具体的なアレコレよりも良い理由に聞こえてしまいます。
「そういえば、ルミアさんも先日婚約したんだっけ? 何か御祝いを今度持っていかなくちゃなぁ」
「あの子の御祝いはその辺の茶菓子で十分ですよ」
「そういう訳にもいくまい。相手はカリウス殿下なのだから」
来年の王立学園の卒業を前にルミアは早々と第四王子のカリウス様との縁談をまとめて彼の婚約者となります。
もちろん、ティアナ様の口利きがあっての縁談なのですが、ルミアが王立学園での試験の成績が入学以来ずっと一位だという話を聞いたカリウス様の印象も極めて良かったのだとか。
卒業式の翌日に結婚式をすることも決まっているみたいです。
『王族の仲間入りをしたら国政にもちょっとは口出し出来るし、楽しみだなぁ』
あの子の結婚後の楽しみが何か怖くて不安ですが、私よりも遥かに要領の良い子ですから大丈夫でしょう。
「それにしても、シェリルさんもルミアさんも、本当にティアナ様と仲が良いんだね。まさか僕らの結婚式にも出席してくれるなんて思ってもみなかったよ」
ティアナ様に招待状を贈るかどうか迷ったのですが、ルミア経由で当然出席するつもりだと聞いて、招待することにしました。
彼女は既に元の姿に戻っており、強気にナッシュに接してみたとか。
意外にも彼にはそれが合っていたみたいで、今度はティアナ様に甘えるようになったとのこと。私もルミアも気持ち悪いと思ってしまったのですが、ティアナ様が幸せならそれでいいです。
シェムロイ夫人とナッシュの子、男子だったそうです。
夫人の実家は既に多額の慰謝料を公爵に払っており、夫人は勘当されて辺境に暮らしています。
話によれば、その子のせいで自分は不幸になったと呪っており、手にかけようとした所を取り押さえられて暗い監獄のような場所に入れられたのだとか。
シェムロイ公爵も赤子を見捨てることは出来なかったみたいで、引き取ることにしたらしいです。
考えてみると本当にちょっと前まで修羅場でしたね……。
「私、フレッド様の平和なところが好きです」
「それは褒められているのか、要審議だな」
特別なことなど無くていい。
ロマンチックな言葉もいらない。
ただ、平穏でいるだけのことがどれだけの財産なのか……私は知ることが出来ました。
人は私の主張はつまらないって言うかもしれない。
でも、これだけは言える。面白おかしいのは小説の中の世界だけで十分だって。
小さな幸せをこれから少しずつ大きく膨らませるのも悪くない――。
婚約者の母が「息子の子供を妊娠した」と血相変えてやって来た
~完結~
◇ ◇ ◇
あとがき
タイトルとか設定を攻め過ぎたと一話目を投稿した時点で後悔してしまったこの作品。
とりあえずルミアという有能な妹を使ってスピーディーな展開を目指しました。
姉妹格差モノもよく書くのですが、仲が良い姉妹の方が描きやすいですね。
※最後にお願いがあります!
現在、新連載を開始しておりまして、
【穢れた血だと追放された魔力無限の精霊魔術士~「魔力を分けて欲しい」と頭を下げても、もう遅い。ホワイトな王立ギルドでSランク待遇を受けてるので】
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