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Ω性を全力で楽しむビッチです
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世界には男女以外に3種類の性別がある。それがα、β、Ωだ。簡単に言うとαは偉くてβはモブくてΩはエロいって感じに仕分けされる。
普通の人間はだいたいベータに分類されて全人口の1%以下しかαとΩはいないっていうのになんと俺の性別はオメガらしい。わお。
俺の父ちゃんも母ちゃんもベータで至って普通の家庭だというのに俺がオメガで両親は仰天していた。俺もびっくりしたけれどでもこれはこれでありだなって今は受け入れている。だってオメガってエロいことし放題なんだろう?それって楽しそうじゃん。
突っ込む側じゃなくて突っ込まれる側についても昔から俺はヒーローに憧れるよりもヒーローに大切にされるヒロインに感情移入するタイプだったしつまりそっち側の人間だったんだよ。万事オッケー、俺にとってオメガは適した性別だった。
オメガの共通の関門である初めての発情期は幼馴染のイケメン生徒会長様といたしました。いやもちろん合意は取りましたよ?ちゃんと発情期一週間前のまだフェロモンがあんまり出ていない時に『蓮!俺オメガだった!一週間後に俺発情期来るんだけどお前確かアルファだったよな?俺とセックスしね?』というと蓮はその時飲んでいたコーヒーを吹きだしていた。うん、まあ確かにいきなり幼馴染からこんなこと言われたら吹きだすよな。ごめんごめん。で、セックスはするよな?
蓮はゴホッ、ゴホッ、と咳き込みながら『陽向がオメガぁ!?嘘だろ?でも好都合……』といって引き受けてくれた。うんうん、やっぱり多感なお年頃だもんな!普段クール気取っているお前もエロいことには興味あったんだな。ということで初めての発情期は蓮とやったんだけど、いやぁ~、さすが人間の原始の本能を持った性といわれるだけあったわ、むっちゃ気持ちよかったです。
で、その最中盛り上がった勢いか番になるための行為である首の後ろを噛むってことを蓮にされたのだけれども不思議なことに俺は蓮の番になっていなかった。病院にいって医者に聞いたところ、どうやら俺はα性を受け入れにくいオメガで番を作りにくい身体の構造をしているらしい。よっぽど相性のいい、それこそ運命の番と呼ばれるような相手でないと番を作れないかもしれないとのことだ。
まあ番を作りにくいのは残念だけどおかけで蓮と番にならずに済んでよかったよ。ノリでセックスしたとはいえ連みたいなカッコよくて将来性のあるアルファの番が俺っていうのはかわいそうすぎるもんな。よかったな、蓮。お前は将来かわいいオメガのお嫁さん見つけなよ。
といったら一緒に医者の話を聞いていた蓮は崩れ落ち『俺は陽向の運命の番じゃないのか』って泣き始めた。え、お前俺が運命の番じゃないことそんなにショックなの?まあ確かに家が隣同士で同い年の幼馴染がαとΩなんて運命的だよな。そんな落ち込むなよ蓮。お前ならきっと運命のオメガをちゃんと見つけられるよ。いや~、それにしても蓮が運命のオメガに興味があったなんて意外だったな。お前って結構乙女なんだな。
それからも俺が発情期になる度に蓮とはセックスしたが、俺とばかりしていても蓮は運命の番を見つけることができないだろうしというか俺はこの性を俺は精一杯楽しみたいわけだし、俺はちょくちょく色々なアルファに抱かれてみた。
金持ちのおっちゃんやとある有名なスポーツ選手やちょっと有名な俳優なんかにも抱かれた。やっぱりアルファにはイケメンの成功者が多いから凄い人といっぱいやったわ。あ、アルファの女性の人ともしちゃいましたよ?え、どうやってって?取り敢えずナニはでかかったとだけ言っておこう。
この頃から蓮の様子がおかしくなったんだよな。いつも暗い顔でブツブツと『どうしたら俺の物になる。もう監禁しか、』とか呟いているもんな。受験のストレスか?上の方の大学目指す奴は大変だな。俺は実家から近いところ受けよう。
オメガは一般的に発情期があるから『繁殖のために存在する』とか『いつも発情していて危険』とか言われて社会的地位が低いとされるが俺は自分がオメガで幸せだ。セックス気持ちいし色んなアルファに知り合えることができる。一般的にアルファの番はオメガになるんだからベータの人たちより玉の輿に乗りやすいに決まっているじゃないか。シンデレラストーリーがあるのはオメガだぞ?
というわけで気ままに生きて大学も受かり蓮にルームシェアを申し出られたあたりで何故か俺は異世界トリップしていた。どういうことよ?気づいたらレンガ造りの建物に囲まれた通りに立っていて獣耳の生えた人たちが辺りを歩いているんだぞ?自分がオメガだといわれた時よりも驚いたわ。
ふらふらと歩きだそうとして狐耳のお兄さんにぶつかる。狐耳の兄さんは『へ~、俺にぶつかるとはいい度胸してるじゃねえか。可愛い顔しているし娼婦館にでも売り飛ばしてやろうか?』ってニヤニヤしながら言ってきたので『あ、じゃあそれでお願いします』と同意しておいた。まあなんで異世界に来たのかはわからないがお金を稼ぐ必要はあるしそっち系のお仕事なら俺に向いているもんな、と軽い気持ちでオッケーしたのだが狐耳の兄さんは目をむいて『はぁぁあああッ!!?お前馬鹿じゃね!?普通いきなり初対面の男にそんなこと言われたら警戒するだろがァ!!』と言って俺を家まで連れていってコンコンと説教した。この人いい人だな。
『知らない奴に声かけられてもついていってはいけない』とか『この辺りは危ないんだからもっと警戒心を持て』とか小学生にいうようなお説教をされながら『でも俺行くと来ないしそれにそういうことは嫌いじゃないから仕事したい』というと怪訝そうな顔で『どういう仕事かわかっているか?じゃあ俺を満足させたらそういう仕事紹介してやるよ』とニヤニヤ笑った。え、そういうことしていいの?それでは遠慮なく。
というわけで俺は狐耳の兄さんの下半身脱がせて向こうで培ったテク駆使していかせてやった。狐耳の兄さんは『ちょ、まてっ!?そんなぁぁ、ァァ、イクッ!!??』とあっさりイった。三こすり半じゃねえか。このお兄さん溜まっていたのか?
約束通り狐耳の兄さんは兄さんの姉さんが働いているという娼婦館を俺に紹介してくれた。『リリ姉、こいつが男娼になりたいっていうから頼むわ』『あら、カルが人売りをするなんて珍しいわね。お金困っているの?』『ちげえよ。こいつが自分からなりたいっていったんだ。頼んだわ』狐耳の兄さん(カルという名前らしい)は俺をリリアさんに預けると『しっかり稼げよ。お前の売り上げの1割が俺の収入になるんだからよ』と俺の頭をポンと手を載せて行ってしまった。オッケー、任せろ。この近隣の男の財布と下半身を搾り取ってやるぜ。
リリアさんは俺によくしてくれて必要な道具や衣装をすべて用意してくれた。そんなわけで始まった男娼生活だったが俺はあっという間に売れっ子になった。
金持ちの大旦那や街を守る騎士様、あげくひっそりと貴族の人まで通ってくるから俺は大忙しだった。
やっぱりオメガ性のおかけですな。たぶん俺のあそこはかなり具合がいいのだろう。最初は遠慮していた人たちもみんな俺とのセックスにハマっていった。
しかし俺には悩みがあった。欲求不満になったのだ。
オメガの俺はアルファに抱かれなければ満たされないらしくするのは気持ち良いのだが心の底から満足することがない。異世界トリップして男食い放題で楽しいって思っていたけどこういう問題もあったのか。ちょっと元の世界に戻りたくなってきた。
てことを俺の様子を見にきたカルに相談すると(カルは俺を娼婦館に連れてきた後もちょくちょく会いにきてくれる。口は悪いけどいい奴だ)『じゃあさっさと男に抱かれてこいよ。その方が俺も儲かるし』といってきた。まあその通りだな。
『確かに。こんな三こすり半相手してても仕方ないし客でも取ってくるわ』というと『誰が三こすり半だぁ!上等だ!俺が早漏れじゃねえって証明してやる!』って乗ってきた。ちょろい。
ってことでカルと一戦することになった。感想としてはカルは普通にうまかったです。いや〜、あんなテク隠し持っていたんだね。久しぶりに満足したわ。まあしかし、早漏れかどうかはカルの個人情報だし黙秘しておこうか。
そんな感じで爛れた毎日を送っていたのだが、ある日豪華な馬車が店の前に止まってたくさんの兵士に囲まれて金髪のイケメンがやってきた。
イケメンは俺を指名した。顔を見た瞬間ドクンと胸が高鳴る。あ、これだわ。これが俺の運命だ。
イケメンも同じことを思ったらしく目が合った瞬間俺を抱きしめて『やっと見つけた僕の運命の番』と嬉しそうにいった。え、異世界にオメガバースってあるの?
どうやらこの国を作った王様は俺と同じ異世界からきた人間らしくアルファ性を持つその人はカリスマを発揮し人々を導き見事この国を作り上げたらしい。
というわけでその子孫である王族には時々オメガバースの性を持つ人間が産まれるそうだが王族以外に第三の性を持つ人などいるはずもなく会えない番に恋い焦がれながら死んでいくらしい。
『運命の番に出会えるなんて僕はなんて幸せなんだろう』と王子様は本当に嬉しそうな笑みを浮かべる。確かにすごい幸せなことだよね。偶然異世界トリップした先に運命の番がいるなんてどんな確率だろう。とんでもない幸運に俺の頰も緩んだ。初対面だというのに目の前の王子様のことが好きでたまらなかった。
俺は王城に連れていかれ王子様と結婚した。王子様に愛されてオメガだったから子どもも産んで幸せに暮らした。
ということで見事シンデレラストーリーを完遂しましたよ!いや〜、運命の番っていうだけあっていつまでも恋心冷めなくて愛されるし色々満足させてもらっているし最高だわ。
今日も王子様のベッドで互いの熱を分け合う。運命の相手との繋がり満たされた性活を送ったのだった。
〜end〜
普通の人間はだいたいベータに分類されて全人口の1%以下しかαとΩはいないっていうのになんと俺の性別はオメガらしい。わお。
俺の父ちゃんも母ちゃんもベータで至って普通の家庭だというのに俺がオメガで両親は仰天していた。俺もびっくりしたけれどでもこれはこれでありだなって今は受け入れている。だってオメガってエロいことし放題なんだろう?それって楽しそうじゃん。
突っ込む側じゃなくて突っ込まれる側についても昔から俺はヒーローに憧れるよりもヒーローに大切にされるヒロインに感情移入するタイプだったしつまりそっち側の人間だったんだよ。万事オッケー、俺にとってオメガは適した性別だった。
オメガの共通の関門である初めての発情期は幼馴染のイケメン生徒会長様といたしました。いやもちろん合意は取りましたよ?ちゃんと発情期一週間前のまだフェロモンがあんまり出ていない時に『蓮!俺オメガだった!一週間後に俺発情期来るんだけどお前確かアルファだったよな?俺とセックスしね?』というと蓮はその時飲んでいたコーヒーを吹きだしていた。うん、まあ確かにいきなり幼馴染からこんなこと言われたら吹きだすよな。ごめんごめん。で、セックスはするよな?
蓮はゴホッ、ゴホッ、と咳き込みながら『陽向がオメガぁ!?嘘だろ?でも好都合……』といって引き受けてくれた。うんうん、やっぱり多感なお年頃だもんな!普段クール気取っているお前もエロいことには興味あったんだな。ということで初めての発情期は蓮とやったんだけど、いやぁ~、さすが人間の原始の本能を持った性といわれるだけあったわ、むっちゃ気持ちよかったです。
で、その最中盛り上がった勢いか番になるための行為である首の後ろを噛むってことを蓮にされたのだけれども不思議なことに俺は蓮の番になっていなかった。病院にいって医者に聞いたところ、どうやら俺はα性を受け入れにくいオメガで番を作りにくい身体の構造をしているらしい。よっぽど相性のいい、それこそ運命の番と呼ばれるような相手でないと番を作れないかもしれないとのことだ。
まあ番を作りにくいのは残念だけどおかけで蓮と番にならずに済んでよかったよ。ノリでセックスしたとはいえ連みたいなカッコよくて将来性のあるアルファの番が俺っていうのはかわいそうすぎるもんな。よかったな、蓮。お前は将来かわいいオメガのお嫁さん見つけなよ。
といったら一緒に医者の話を聞いていた蓮は崩れ落ち『俺は陽向の運命の番じゃないのか』って泣き始めた。え、お前俺が運命の番じゃないことそんなにショックなの?まあ確かに家が隣同士で同い年の幼馴染がαとΩなんて運命的だよな。そんな落ち込むなよ蓮。お前ならきっと運命のオメガをちゃんと見つけられるよ。いや~、それにしても蓮が運命のオメガに興味があったなんて意外だったな。お前って結構乙女なんだな。
それからも俺が発情期になる度に蓮とはセックスしたが、俺とばかりしていても蓮は運命の番を見つけることができないだろうしというか俺はこの性を俺は精一杯楽しみたいわけだし、俺はちょくちょく色々なアルファに抱かれてみた。
金持ちのおっちゃんやとある有名なスポーツ選手やちょっと有名な俳優なんかにも抱かれた。やっぱりアルファにはイケメンの成功者が多いから凄い人といっぱいやったわ。あ、アルファの女性の人ともしちゃいましたよ?え、どうやってって?取り敢えずナニはでかかったとだけ言っておこう。
この頃から蓮の様子がおかしくなったんだよな。いつも暗い顔でブツブツと『どうしたら俺の物になる。もう監禁しか、』とか呟いているもんな。受験のストレスか?上の方の大学目指す奴は大変だな。俺は実家から近いところ受けよう。
オメガは一般的に発情期があるから『繁殖のために存在する』とか『いつも発情していて危険』とか言われて社会的地位が低いとされるが俺は自分がオメガで幸せだ。セックス気持ちいし色んなアルファに知り合えることができる。一般的にアルファの番はオメガになるんだからベータの人たちより玉の輿に乗りやすいに決まっているじゃないか。シンデレラストーリーがあるのはオメガだぞ?
というわけで気ままに生きて大学も受かり蓮にルームシェアを申し出られたあたりで何故か俺は異世界トリップしていた。どういうことよ?気づいたらレンガ造りの建物に囲まれた通りに立っていて獣耳の生えた人たちが辺りを歩いているんだぞ?自分がオメガだといわれた時よりも驚いたわ。
ふらふらと歩きだそうとして狐耳のお兄さんにぶつかる。狐耳の兄さんは『へ~、俺にぶつかるとはいい度胸してるじゃねえか。可愛い顔しているし娼婦館にでも売り飛ばしてやろうか?』ってニヤニヤしながら言ってきたので『あ、じゃあそれでお願いします』と同意しておいた。まあなんで異世界に来たのかはわからないがお金を稼ぐ必要はあるしそっち系のお仕事なら俺に向いているもんな、と軽い気持ちでオッケーしたのだが狐耳の兄さんは目をむいて『はぁぁあああッ!!?お前馬鹿じゃね!?普通いきなり初対面の男にそんなこと言われたら警戒するだろがァ!!』と言って俺を家まで連れていってコンコンと説教した。この人いい人だな。
『知らない奴に声かけられてもついていってはいけない』とか『この辺りは危ないんだからもっと警戒心を持て』とか小学生にいうようなお説教をされながら『でも俺行くと来ないしそれにそういうことは嫌いじゃないから仕事したい』というと怪訝そうな顔で『どういう仕事かわかっているか?じゃあ俺を満足させたらそういう仕事紹介してやるよ』とニヤニヤ笑った。え、そういうことしていいの?それでは遠慮なく。
というわけで俺は狐耳の兄さんの下半身脱がせて向こうで培ったテク駆使していかせてやった。狐耳の兄さんは『ちょ、まてっ!?そんなぁぁ、ァァ、イクッ!!??』とあっさりイった。三こすり半じゃねえか。このお兄さん溜まっていたのか?
約束通り狐耳の兄さんは兄さんの姉さんが働いているという娼婦館を俺に紹介してくれた。『リリ姉、こいつが男娼になりたいっていうから頼むわ』『あら、カルが人売りをするなんて珍しいわね。お金困っているの?』『ちげえよ。こいつが自分からなりたいっていったんだ。頼んだわ』狐耳の兄さん(カルという名前らしい)は俺をリリアさんに預けると『しっかり稼げよ。お前の売り上げの1割が俺の収入になるんだからよ』と俺の頭をポンと手を載せて行ってしまった。オッケー、任せろ。この近隣の男の財布と下半身を搾り取ってやるぜ。
リリアさんは俺によくしてくれて必要な道具や衣装をすべて用意してくれた。そんなわけで始まった男娼生活だったが俺はあっという間に売れっ子になった。
金持ちの大旦那や街を守る騎士様、あげくひっそりと貴族の人まで通ってくるから俺は大忙しだった。
やっぱりオメガ性のおかけですな。たぶん俺のあそこはかなり具合がいいのだろう。最初は遠慮していた人たちもみんな俺とのセックスにハマっていった。
しかし俺には悩みがあった。欲求不満になったのだ。
オメガの俺はアルファに抱かれなければ満たされないらしくするのは気持ち良いのだが心の底から満足することがない。異世界トリップして男食い放題で楽しいって思っていたけどこういう問題もあったのか。ちょっと元の世界に戻りたくなってきた。
てことを俺の様子を見にきたカルに相談すると(カルは俺を娼婦館に連れてきた後もちょくちょく会いにきてくれる。口は悪いけどいい奴だ)『じゃあさっさと男に抱かれてこいよ。その方が俺も儲かるし』といってきた。まあその通りだな。
『確かに。こんな三こすり半相手してても仕方ないし客でも取ってくるわ』というと『誰が三こすり半だぁ!上等だ!俺が早漏れじゃねえって証明してやる!』って乗ってきた。ちょろい。
ってことでカルと一戦することになった。感想としてはカルは普通にうまかったです。いや〜、あんなテク隠し持っていたんだね。久しぶりに満足したわ。まあしかし、早漏れかどうかはカルの個人情報だし黙秘しておこうか。
そんな感じで爛れた毎日を送っていたのだが、ある日豪華な馬車が店の前に止まってたくさんの兵士に囲まれて金髪のイケメンがやってきた。
イケメンは俺を指名した。顔を見た瞬間ドクンと胸が高鳴る。あ、これだわ。これが俺の運命だ。
イケメンも同じことを思ったらしく目が合った瞬間俺を抱きしめて『やっと見つけた僕の運命の番』と嬉しそうにいった。え、異世界にオメガバースってあるの?
どうやらこの国を作った王様は俺と同じ異世界からきた人間らしくアルファ性を持つその人はカリスマを発揮し人々を導き見事この国を作り上げたらしい。
というわけでその子孫である王族には時々オメガバースの性を持つ人間が産まれるそうだが王族以外に第三の性を持つ人などいるはずもなく会えない番に恋い焦がれながら死んでいくらしい。
『運命の番に出会えるなんて僕はなんて幸せなんだろう』と王子様は本当に嬉しそうな笑みを浮かべる。確かにすごい幸せなことだよね。偶然異世界トリップした先に運命の番がいるなんてどんな確率だろう。とんでもない幸運に俺の頰も緩んだ。初対面だというのに目の前の王子様のことが好きでたまらなかった。
俺は王城に連れていかれ王子様と結婚した。王子様に愛されてオメガだったから子どもも産んで幸せに暮らした。
ということで見事シンデレラストーリーを完遂しましたよ!いや〜、運命の番っていうだけあっていつまでも恋心冷めなくて愛されるし色々満足させてもらっているし最高だわ。
今日も王子様のベッドで互いの熱を分け合う。運命の相手との繋がり満たされた性活を送ったのだった。
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