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9.快楽調教(1)~快楽調教(2)

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愛羅は今、まさに敦也の与えられた部屋のお仕置き部屋に居る。

敦也がお仕置き部屋っと豪語するだけあって鞭から始まり中にはマニアックすぎて何に使うか分からない物まであるのです。

「さて、愛羅、お前に今後の在り方について、俺が教えてやるから、しっかりと覚えような?」
「あり方?」
「そ、お前は改めて言うまでもないが、俺の専属の性奴隷だね」
「うん」
「だから、お前に俺もメリハリを付けようと思う、主にここ以外は今まで通りどのような我儘も聞いてやる」
「え?」
それを聞いてとても不安になった。

「あ、敦也」
「何だろうか?」
「それって、ここでは扱いが……」
「良い所に気づいたな、それでこそ、俺の愛羅だ」
「ううっ、やだ」
「嫌なら、俺の機嫌を損ねなきゃいい、俺は怒った時または反省して欲しい時以外はここは使用しないよ」
つまり裏を返せば、怒った時やお仕置き時は使うと言ったようなものなのです。

「そそ、これからさっき俺が酷くお前を扱うって言った理由は」
「うん」
「お前をただの・・・性奴隷として、ここに置くからなんだよ」
「つまりは」
「ここに入った時、またはここで行う、プレイの全て」
「俺はお前を愛さない」
はっきりとそう否定されて愛羅はものすごく嫌がった。

「そして、重ねて言うよ」
「俺はここ以外ではお前を抱かない」
「なっ、」
「やだ」
「だめ、愛されたいと言うお前の願いは、今後通らない」
「やだ、それだけは」
「いやなら、ここから逃げるか? あの時の様に」
「……」
「まぁ、ただし、今度は逃がすつもりはないけどな」
そう言いながらベットヘットの革製のベルトのついた枷を取り出すと
「今から、どういう意味だか、教えてやる」
「怖い事は止めて」
「愛羅」
「何」
それは震えていて本気で怖がっているのが分かる。

「今回の事、俺はまだ怒っている、そして、家出ウサギには罰が必要だ」
「そ、それは」
「もう一度問うよ、お前は俺の何」
その問いかけに戸惑う愛羅。

このやり取りはもうかなりしているのだ。

「あ、愛羅は、敦也の性奴隷」
「ああ、だね」
今度はさもも、当たり前のように返事が来る。

「で、性奴隷の愛羅、もう一度聞くよ、お前はどうであるべきだ」
その返答も決まっている。

しかし、愛羅は涙を流した。

これを認めればイーブンなんて夢は、露と消えるからだ。

「愛羅、言いなさい」
冷たく重く、愛羅の心を深くえぐって行く。

「いやでいす、言いたくない」
「ふーん、言いたくないか……では、少しお仕置きを踏まえながら分からせようかな? 愛羅、それとって」
その指示に戸惑う……。

それっと言われたのは鞭なのでした。

「やだ、」
「取りなさい」
「やだよ」
そう泣き叫んだ途端愛羅の頬に鋭い痛みが走った。

愛羅は何が起こったのかわからず戸惑う。

「あ、敦也」
「もう一度言うよ、それを取れ」
「ううう」
愛羅は強張る手で壁に掛かった鞭を手に取る。

乗馬鞭より細いそれは愛羅を恐怖に駆り立てるのには十分なのでした。

「かして」
その声に愛羅が戸惑い差し出すのです。

「愛羅、反対向いて背中を俺の方に」
そう言われて愛羅が怖くてふるえていると優しく頭を撫でると不安を取すように愛羅の首筋を舌で舐めた。

「あっ、やっ」
「くすくすっ、きもちいいだろう? お前を開発して感じれるようにしたのは俺だよ、愛羅」
「ううっ、気持ちいいです」
「いい子だ、さっ背中を向けて」
愛羅は頷くと制反対を向く。

敦也が微笑むと愛羅の耳たぶを唇で挟むと軽く甘噛みして来た。

「ああああ」
「良い声、もっと聞かせろよ」
愛羅が戸惑えば敦也が苦笑をしながら顎を取ると見上げさせる。

「罰は与えるが、愛さない訳じゃない、安心しろよ、お前の気持ちもちゃんとくんでやる」
そう言われて絶句するのです。

「ほらっ、身体そらして」
そう言われて愛羅の身体が敦也の元にそらされる。

「いい子、さっ、少し愛撫な」
そう言いながら鞭を置くとそのまま弄り始める。

ゆるゆるっと、そわそわっと触りながら愛羅の感度を上げて行く。

「快楽の虜にしてやるよ」
そう言いながら愛羅の頬を親指が撫でれば少しうれしそうな顔をする。

愛羅はほっと息を吐き下ろした。

「嬉しい?」
「うん」
「どう嬉しいの」
「すごく嬉しい、もっと怖い事されるんだと思って居たから」
「そうか」
そう言いながらそっと押し倒されるのです。

愛羅が前のめりに成れば敦也がアソコを今度は撫で回すのです。

「怖い感情は無くなったかな?」
「うん」
「そう、どうせなら、楽しまなきゃな?互いにさ」
「嬉しい」
「そうか、それは良かった」
そう言われて嬉しそうに頷くのです。

「で、さっき実は一つだけ嘘をついた」
「え?」
「嘘?」
「そっ、嘘」
「酷く扱うの下り?」
「いいや」
そう言われて戸惑う。

「敦也?」
「何」
「あ、あのね、愛羅、疲れたみたい」
「ふーん、ならそのまま寝ていればいい」
「ありがとう」
そう言った途端ドサッと本当にうつ伏せのまま寝始めるが……さっきからさわさわっとお触りされていて睡眠に集中できそうにない。

「あっ、敦也、それ止めて」
「何のことだ?」
「え?」
そう言いながら愛羅は慌てて敦也の手を掴むでした。

「何、」
「撫で回さないで」
「寝れないから?」
「う、うん」
そう言えば敦也が
「悪いな、愛羅」
「な、何」
「さっきお前をここでは性奴隷と扱うと言ったよな?」
「う、うん」
そう言いながら撫で回す手をアソコに下げて行くのです。

「あ、敦也何を」
「俺の玩具は玩具らしく、喘げって意味だ」
その声と共に行き成り押し入れられた指がそこに到達するのです。

「めちゃくちゃにして、とりあえずお前が玩具だって事を認識させるために、俺はお前をここに運んだんだよ、愛羅」
その言葉に嫌がる愛羅!

「嘘よ!!!」
「嘘でないのなら、お前はどうして、俺に恋人まがいの事をさせるんだろうな」
「それは……」
「愛羅、俺の可愛い子」
「あ、敦也」
「俺の言いつけを守る事、それがこれからのお前の課題だよ、愛羅」
「やだ、いやいや、愛して」
「だめ、聞き分けなさい、愛羅」
「嫌なの、愛が無いのは」
「俺はお前とは、恋人じゃないんだよ、同等の事を強請るな、逆らうのなら、もうこの部屋には来ないぞ」
「そ、そんな」
「愛羅、今一度問う、お前は俺の何」
「ヤダ、怖いの敦也」
そう泣き叫ぶと錯乱した様に泣きじゃくるのです。

敦也は溜息を着くと、その腕を掴むと無言で手枷のベルトに繋ぐのです。

「や、やだ」
愛羅も大暴れをして抵抗しますが敦也の方が力が上なのでびくともしないのです。

「これから言いつけを破る度、枷をしたまま寝てもらう」
「なっ」
「こいつは俺が外さない限り外れない」
そう言いながら敦也が愛羅の頬を片手で撫でると
「鞭で打つのも一興だが、今日は初日だしな、お前の罰は、このまま放置としようか?」
「や」
「放置されれば少しは考えを改めるだろう? では、お休み、愛羅」
その声で敦也はもう片方の枷も施すとそのまま起き上がると歩き出した。

コワイ、そう思うと涙が流れるのです。

愛羅はその瞳を濡らしながら敦也に
「この部屋でどんなお仕置きを受けてもいい、愛羅を一人にしないでぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
それはどんな悲痛な叫びか?

しかし、それでも、敦也は歩みを止めない。

「やだ、敦也、お願い」
そのまま歩き続ける。
「こわいの、本当に何でも聞くから」
そう言われてようやく敦也が止まる。

「お前は、俺の言った事を理解しているのか?」
その瞳は冷めたように冷たくまた無感情なのでした。
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