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23話 一件落着
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死霊使いとの死闘の後、無事だった者たちはすぐに道中置いてきた仲間たちの回収に向かった。
そうでない者たちは簡易野営地で傷の手当を受けていた。
死霊術で荒らされ、生気を失った大地には世界樹の枝によって浄化された水が染み込んだことで、早くも若々しい新芽が芽生えていた。
これなら暫くは過度な討伐を控えれば、すぐにダンジョン内の生態系も元通りになるだろう。
魔物が住まうダンジョン内の生態系なんて維持して何になるんだ、と思う人もいるかもしれない。
実際、人を襲い、食らう宿敵である魔物など全滅させたほうがいいという主張もこの世界には根強くある。
しかし現実はそう単純なものではない。
常設ダンジョンというのは巨大な資源採掘場だ。
人々はそこに住まう魔物を狩り、肉は食料に、素材は武具や道具に加工する。
ダンジョンの周りにはそれらの産業で生計を立てている人たちが集まり、街を作っている。
広い意味で言えば冒険者もその産業の一角だ。
しかしダンジョンが廃れれば冒険者は次のダンジョンへ向かえば良いだけだが、街に住む一般人はそうはいかない。
食い扶持を失い、路頭に迷う人々が大勢生まれるだろう。
そして常設ダンジョンのもう一つの重要な役割は戦士の鍛錬だ。
魔物との戦い方は、魔物との戦いからしか学ぶことは出来ない。
冒険者かどうかに関わらず、戦士たちは常設ダンジョンに潜り、実戦経験を積む必要がある。
常設ダンジョンで得た素材で作られた武具を身に着け、常設ダンジョンで鍛えた武術を使い、戦士たちは特異ダンジョンを攻略し、世界を守るのだ。
人々は常設ダンジョンを必要としていた。
夜。
学院生を含む我々主力勢は同じ仮設テントで応急処置を受け、休んでいた。
最も怪我がひどかったのはクノスだった。
激流拳の反動を受けた上に、トラウドに庇われながらもあの怪物の一撃を受けた彼は、身体をミイラのように包帯でぐるぐる巻きにされていた。
幸い、今後の戦士生命に響くような怪我はなく、この世界の治癒薬を持ってすれば数週間もあれば完治するだろう怪我だった。
我々は途中から意識を失っていたクノスに、あの後起こった出来事を伝えた。
彼はロイの聖剣やソフィがエルフだったこと、そして世界樹の枝が起こした奇跡について聞いたあと、それらを実際に自分の目で確認できなかったことを悔やんだ。
クノスは近くの仮設ベッドで休んでいる、魔力の使用過多で衰弱状態にあるエレアに話しかけた。
「それで、ロイはあの怪物を仕留めた後からずっと気を失ったままですか?
皇女殿……エレアさん」
クノスが目を覚ました直後のエレアの、我々は戦友なので身分は関係ない、疎遠な態度を取られると寂しい、という懇願を思い出したからなのだろう、思わず敬称で呼びかけたクノスは慌てて言い直した。
そんな少し挙動不審気味なクノスにエレアはくすりと笑って、しかしすぐに心配そうな表情を浮かべて答えた。
「はい、それにひどくうなされているようです」
ロイは近くの仮設ベッドで横になっていた。
彼は大量の汗をかいており、悪夢でも見ているかのように聞き取れない寝言を繰り返していた。
ロイの隣に座り、彼の看病をしているソフィは再び擬態魔法陣を発動させ、人族の姿に擬態していた。
彼女は眉をひそめ、何やら考え込んでいた。
「外傷も内傷もなし、薬も効かない、聖剣にこんな副作用があるだなんて聞いたことないわ」
それに反応したのはトラウドだった。
「俺の見間違いじゃなければ、あの邪宝具は聖剣に吸収されたみたいだった。
それが関係しているのかもな」
「変ね。
聖剣は邪悪を滅ぼすものだって話でしょ?
どうして吸収なんかするのかしら」
答えられるものはいなかった。
もちろん私は知っていたが、教えるわけにはいかない。
これはロイが自身で模索していかなければならない重要な謎だ。
彼らが幾つかの憶測を出し合い、ああでもない、こうでもないと討論する中、ロイがうめき声を上げた。
「うう……」
それに反応したのはソフィだった。
彼女は興奮のあまりロイの胸ぐらを掴んで揺さぶった。
「ロイ!
目覚めたのね!」
「い、痛いよソフィ……」
痛がるロイ、謝るソフィ、そして笑う我々。
一件落着だ。
「もう行くの?
侍仮面」
私は出立の用意を済ませ、ゼラたちに別れを告げていた。
「ああ、出来るだけ早く遺族たちに報告したい」
わざわざ仮面をつけてこのダンジョンで活動している不自然さを消すために、私は後付けで言い訳を作っていた。
私は依頼を受け、連続殺人犯を追ってこのダンジョンにやって来た。
そしてその犯人というのが、あの肉塊のために魂を集めるために犯行に及んだ死霊使いだった、ということだ。
完全にでっち上げの罪状だが、死人に口なしというやつだ。
死霊使いには私の言い訳と好感度の肥やしになってもらった。
「……また会えるかな」
「連絡先は渡しただろ?
いつでも手紙を出してくれ」
ゼラには学院の近くにある商店の住所を渡していた。
その商店に届いた手紙は複数人の手を経由した上で私に届く手筈になっている。
追跡されないよう手をつくしているので、そこから侍仮面の正体が漏れる心配はないだろう。
この連絡先はロイたちにも渡していた。
イルク・フォルダンは彼らの敵だが、侍仮面は彼らの友だ。
連絡は密に取って、出来るだけ好感度を上げておきたい。
「そういえば、何度も命を助けてもらったのに、お礼をしてなかったわね」
「気にするな、見返りをも――」
私が言葉を言い終える前に、ゼラは突然私の襟を掴み、ぐっと引き寄せ、そして少し背伸びをして私にキスをした。
……さすがは肉食系の上をいく狂戦士系女子だ。
「か、仮面越しだから今のはファーストキスにはならないよね」
謎の言い訳をしながらゼラは頬を赤らめた。
彼女のパーティーメンバーたちは後ろで囃し立てた。
「くっ、なんという甘酸っぱさ」
「これが、恋……!!」
「あの小さかったゼラも大人に……」
ゼラは顔を真っ赤にしながら振り返り、彼らを殴りつけた。
「リーダーをからかうなんていい度胸ね!」
殴られたメンバーたちは大げさな悲鳴を上げ、頭を抱えながら逃げた。
「待ちなさい!」
本当に怒ったのか、それとも私から逃げるための口実に使っただけなのか、ゼラは逃げるメンバーたちを追いかけて走り去った。
そんな彼らの背中を見て、私は思わず頬を緩めた。
「青春だな」
前世では残業に身を捧げる社畜として、今世では打算と駆け引きに注力する貴族として生きて来た私にとっては、随分と眩しく見える若々しさだ。
別れも告げたことだし帰ろうかと歩き出そうとしたその時、近くに立っていた、私とゼラたちが出会った夜に助けた二人組冒険者の一人であるルタスの独り言が聞こえてきた。
「学院生とあの赤眼のドランの娘に助けられて、皇女殿下と一緒に死霊使い討伐だなんて、これはみんなに言っても信じてくれないよな……」
その言葉の、あるキーワードが私の耳に引っかかった。
原作知識に登場するキーワードだ。
確認のために私はルタスに話しかけた。
「ルタス、今何と言った?」
「え?
今晩は麺にしたいって言ったけど」
ルタスはきょとんとした表情でそう答えた。
どうやら私が記憶をたどっている間に彼の独り言は今日の晩飯にまで発展していたらしい。
私は首を振った。
「いや、その前の、ゼラの父親のことだ。
たしか紅の狼のサブマスターだったな?」
「ああ、ドランさん?
赤眼のドランって言ったらここいらじゃ知らない人はいない豪傑だよ。
あの人に憧れて紅の狼目指す若者も……」
ドランに対する尊敬の念を熱く語り始めたルタスに適当な相槌を打ちつつ、私は思考を巡らせた。
赤眼のドラン。
赤眼……。
まさかそんな偶然が――。
いや、そういうことなのだろう。
御都合主義というやつだ。
それも随分と嫌な方のな。
私はゼラの去っていった方に目を向けた。
……人違いだといいが。
そうでない者たちは簡易野営地で傷の手当を受けていた。
死霊術で荒らされ、生気を失った大地には世界樹の枝によって浄化された水が染み込んだことで、早くも若々しい新芽が芽生えていた。
これなら暫くは過度な討伐を控えれば、すぐにダンジョン内の生態系も元通りになるだろう。
魔物が住まうダンジョン内の生態系なんて維持して何になるんだ、と思う人もいるかもしれない。
実際、人を襲い、食らう宿敵である魔物など全滅させたほうがいいという主張もこの世界には根強くある。
しかし現実はそう単純なものではない。
常設ダンジョンというのは巨大な資源採掘場だ。
人々はそこに住まう魔物を狩り、肉は食料に、素材は武具や道具に加工する。
ダンジョンの周りにはそれらの産業で生計を立てている人たちが集まり、街を作っている。
広い意味で言えば冒険者もその産業の一角だ。
しかしダンジョンが廃れれば冒険者は次のダンジョンへ向かえば良いだけだが、街に住む一般人はそうはいかない。
食い扶持を失い、路頭に迷う人々が大勢生まれるだろう。
そして常設ダンジョンのもう一つの重要な役割は戦士の鍛錬だ。
魔物との戦い方は、魔物との戦いからしか学ぶことは出来ない。
冒険者かどうかに関わらず、戦士たちは常設ダンジョンに潜り、実戦経験を積む必要がある。
常設ダンジョンで得た素材で作られた武具を身に着け、常設ダンジョンで鍛えた武術を使い、戦士たちは特異ダンジョンを攻略し、世界を守るのだ。
人々は常設ダンジョンを必要としていた。
夜。
学院生を含む我々主力勢は同じ仮設テントで応急処置を受け、休んでいた。
最も怪我がひどかったのはクノスだった。
激流拳の反動を受けた上に、トラウドに庇われながらもあの怪物の一撃を受けた彼は、身体をミイラのように包帯でぐるぐる巻きにされていた。
幸い、今後の戦士生命に響くような怪我はなく、この世界の治癒薬を持ってすれば数週間もあれば完治するだろう怪我だった。
我々は途中から意識を失っていたクノスに、あの後起こった出来事を伝えた。
彼はロイの聖剣やソフィがエルフだったこと、そして世界樹の枝が起こした奇跡について聞いたあと、それらを実際に自分の目で確認できなかったことを悔やんだ。
クノスは近くの仮設ベッドで休んでいる、魔力の使用過多で衰弱状態にあるエレアに話しかけた。
「それで、ロイはあの怪物を仕留めた後からずっと気を失ったままですか?
皇女殿……エレアさん」
クノスが目を覚ました直後のエレアの、我々は戦友なので身分は関係ない、疎遠な態度を取られると寂しい、という懇願を思い出したからなのだろう、思わず敬称で呼びかけたクノスは慌てて言い直した。
そんな少し挙動不審気味なクノスにエレアはくすりと笑って、しかしすぐに心配そうな表情を浮かべて答えた。
「はい、それにひどくうなされているようです」
ロイは近くの仮設ベッドで横になっていた。
彼は大量の汗をかいており、悪夢でも見ているかのように聞き取れない寝言を繰り返していた。
ロイの隣に座り、彼の看病をしているソフィは再び擬態魔法陣を発動させ、人族の姿に擬態していた。
彼女は眉をひそめ、何やら考え込んでいた。
「外傷も内傷もなし、薬も効かない、聖剣にこんな副作用があるだなんて聞いたことないわ」
それに反応したのはトラウドだった。
「俺の見間違いじゃなければ、あの邪宝具は聖剣に吸収されたみたいだった。
それが関係しているのかもな」
「変ね。
聖剣は邪悪を滅ぼすものだって話でしょ?
どうして吸収なんかするのかしら」
答えられるものはいなかった。
もちろん私は知っていたが、教えるわけにはいかない。
これはロイが自身で模索していかなければならない重要な謎だ。
彼らが幾つかの憶測を出し合い、ああでもない、こうでもないと討論する中、ロイがうめき声を上げた。
「うう……」
それに反応したのはソフィだった。
彼女は興奮のあまりロイの胸ぐらを掴んで揺さぶった。
「ロイ!
目覚めたのね!」
「い、痛いよソフィ……」
痛がるロイ、謝るソフィ、そして笑う我々。
一件落着だ。
「もう行くの?
侍仮面」
私は出立の用意を済ませ、ゼラたちに別れを告げていた。
「ああ、出来るだけ早く遺族たちに報告したい」
わざわざ仮面をつけてこのダンジョンで活動している不自然さを消すために、私は後付けで言い訳を作っていた。
私は依頼を受け、連続殺人犯を追ってこのダンジョンにやって来た。
そしてその犯人というのが、あの肉塊のために魂を集めるために犯行に及んだ死霊使いだった、ということだ。
完全にでっち上げの罪状だが、死人に口なしというやつだ。
死霊使いには私の言い訳と好感度の肥やしになってもらった。
「……また会えるかな」
「連絡先は渡しただろ?
いつでも手紙を出してくれ」
ゼラには学院の近くにある商店の住所を渡していた。
その商店に届いた手紙は複数人の手を経由した上で私に届く手筈になっている。
追跡されないよう手をつくしているので、そこから侍仮面の正体が漏れる心配はないだろう。
この連絡先はロイたちにも渡していた。
イルク・フォルダンは彼らの敵だが、侍仮面は彼らの友だ。
連絡は密に取って、出来るだけ好感度を上げておきたい。
「そういえば、何度も命を助けてもらったのに、お礼をしてなかったわね」
「気にするな、見返りをも――」
私が言葉を言い終える前に、ゼラは突然私の襟を掴み、ぐっと引き寄せ、そして少し背伸びをして私にキスをした。
……さすがは肉食系の上をいく狂戦士系女子だ。
「か、仮面越しだから今のはファーストキスにはならないよね」
謎の言い訳をしながらゼラは頬を赤らめた。
彼女のパーティーメンバーたちは後ろで囃し立てた。
「くっ、なんという甘酸っぱさ」
「これが、恋……!!」
「あの小さかったゼラも大人に……」
ゼラは顔を真っ赤にしながら振り返り、彼らを殴りつけた。
「リーダーをからかうなんていい度胸ね!」
殴られたメンバーたちは大げさな悲鳴を上げ、頭を抱えながら逃げた。
「待ちなさい!」
本当に怒ったのか、それとも私から逃げるための口実に使っただけなのか、ゼラは逃げるメンバーたちを追いかけて走り去った。
そんな彼らの背中を見て、私は思わず頬を緩めた。
「青春だな」
前世では残業に身を捧げる社畜として、今世では打算と駆け引きに注力する貴族として生きて来た私にとっては、随分と眩しく見える若々しさだ。
別れも告げたことだし帰ろうかと歩き出そうとしたその時、近くに立っていた、私とゼラたちが出会った夜に助けた二人組冒険者の一人であるルタスの独り言が聞こえてきた。
「学院生とあの赤眼のドランの娘に助けられて、皇女殿下と一緒に死霊使い討伐だなんて、これはみんなに言っても信じてくれないよな……」
その言葉の、あるキーワードが私の耳に引っかかった。
原作知識に登場するキーワードだ。
確認のために私はルタスに話しかけた。
「ルタス、今何と言った?」
「え?
今晩は麺にしたいって言ったけど」
ルタスはきょとんとした表情でそう答えた。
どうやら私が記憶をたどっている間に彼の独り言は今日の晩飯にまで発展していたらしい。
私は首を振った。
「いや、その前の、ゼラの父親のことだ。
たしか紅の狼のサブマスターだったな?」
「ああ、ドランさん?
赤眼のドランって言ったらここいらじゃ知らない人はいない豪傑だよ。
あの人に憧れて紅の狼目指す若者も……」
ドランに対する尊敬の念を熱く語り始めたルタスに適当な相槌を打ちつつ、私は思考を巡らせた。
赤眼のドラン。
赤眼……。
まさかそんな偶然が――。
いや、そういうことなのだろう。
御都合主義というやつだ。
それも随分と嫌な方のな。
私はゼラの去っていった方に目を向けた。
……人違いだといいが。
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