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第一章
私の過ち
しおりを挟む雨が降っていた。
夢があった。
自信をなくした。
そんな世界に取り残され、
三年が過ぎた頃__,
私は大学生になっていた。
三年前、唯一無二の友人がいた。
名前は結だ。
よく 女の子みたいだ といじられ、
" 私は羨ましかった " が、
結はいつも泣いていた。
なんで知ってるかって??
うーん………。
今となっては
「なぜ」なんてめくど臭くて
思い出せないし、思い出したくもない。
______________________________
そんな結とは同じ世界線で生きていた。
愛おしい貴方。愛おしい自分。
憎みきれなかった過去。
色んな道を許される限り選んできた。
これが正解かな?これが私の未来かな?
…なーんて考えず、
ただ前に、ただ前にだけ進んだ。
何がしたい、とか
これになりたい、とか
定まってる訳もなく、
20になる手前の大の大人が
こんな暗い部屋でこんな詩を綴ってる。
こんな馬鹿げた話が一体、
他にあるのだろうか。
笑えてくるねぇ、結 。
幸せの一つや二つくらい、
これを読んでる君はあるかい?
私?
私はね、語れるほどの未来はないよ。
前を見れば絶望、絶望、絶望。
絶望だらけ。
いつだっただろうか。
眩しくて、憂鬱で、でもすごく楽で。
どうやって息をするの?
なーんて、見ず知らずの内にやってきた私に、今思えば
あれは幸せだったのかもしれないって。
またこの詩を綴りながらスラッシュバックする。
結、君の世界は眩しいですか?
私が居なくても楽しい?
さぁ、始めようか。
結がいた、「美しい世界」のお話を。
応援ありがとうございます!
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