87 / 90
ママぁ、もふは早く大人になりたいです!
しおりを挟む
ビッチモードの裏にかくされた俺も含めて全員で文字通り頭を抱えてこの問題に悩まされるのだった。
何せ俺にお精子様100回目を注いだ記念に祝福が与えられたのだ。
普通、こう言うのは生まれた時の何かとか、何か奇跡を起こした残滓のような物だとこの国一番の頭脳を持つと言う宰相様のうんちくに一体それが何なんだと俺はつっこみたい。そんな頭脳が役に立つのなら俺に起きているこのふざけた能力を何とかしてくれと言いたいが
「そうか、次はあと99回か。
もふ、アトリママがたくさんエッチするともふはもっと大人になれるぞ?」
「アレックスほんとー?
もふも大人になったらかっこよくなるかなー?」
子供らしい希望を持つその様子に国王様は俺にしか許してない呼び名で呼ぶもふにも目尻を下げて、まるで我が子のようにひょいと抱えて膝の上に座らせて
「もちろん。
もふは大人になったら何がしたいのかな?」
なんとなくご満悦と言う様に笑うアレックスにもふは子供らしく無邪気に自信満々で残酷な事を言う。
「アトリママといっぱいえっちして、もふの子供沢山産んでもらうんだ!」
「俺は産めやしねえって」
子供の夢を壊さないようにと思うも反射的に返してしまうツッコミは顔を引き攣らせながらも笑みを作って笑えないジョークだなぁなんてジョークであることを願ってしまえば誰もが何を言い出すんだこのお子様はと失笑する。
「もふはねー、特別なドラゴンだからねー、一人で卵を産む事が出来るんだー」
自慢する様にアレックスの膝の上に座ってぴょこぴょこ跳ねながら主張する。
「だけど卵を守って育ててもらうママが必要なの!」
それを世に托卵と言う。
全員でもう嫌な事しか思いつかない。
「人の子みたいにおなかの中に卵があれば安全だよね!」
「しょせんガキの内はゴブリンとオーク並みの知能か……」
呆れながらもザクリスはガキの時から何て危険な発想するんだと言うが
「もふはガキじゃないよー!
今は力を失ってて哀れな子供時代まで遡ってるけどー、ちゃーんとこの国を守護してきた光竜なんだから。
やっと出会ったママに沢山のエネルギーを送ってもらって早くおっきくなりたいの!
そしてママといっぱいエッチして、いっぱいもふの子供達を産んでもらいたいの!」
「だから俺は産めねえって」
少なくともガキ、もといお子様はこんな発想はしない。
性に目覚めるまで、興味持つまでまだまだ親の愛情を欲しがるのが生物の成長段階だ。
たとえ見た目園児だとしてもだ。頭の中はしっかりと大人の記憶があり、本能が子供を求める様にもふはアレックスから俺の膝の上に移動して向かい合う様に座り直し、伸ばした両手が俺の頬を挟んでちゅーっとキスをした。
見た目が園児。これはこれで微笑ましい景色だが、中身は以下略。
クラエスがひょいともふを自分の膝の上に座らせるように強制移動させてがっちりと抱きしめていた。
旦那様の嫉妬、何だか可愛いなぁ。
そう思ってるのは俺だけではなく皆さまニヤニヤと見守っててくれた。
「パパぁ!パパにもちゅー!」
だけどやはり見た目の年齢の頭脳しかないのかクラエスの膝の上で器用に反転してクラエスにもちゅーっとキス。トカゲっこだった時のコミュニケーションの一環でべろべろ舐められていた事を考えればどちらがましかなんて比べはしない。
もう微笑ましいとしか言えなく位な光景に悶えてしまう中レイストームがおいでと手を伸ばせばクラエスの首に両手でしがみ付いて
「いやー!!!」
なんて全力の拒否。
「陛下がよくって私への拒否とはこれいかに」
思わず俺とクラエスでこれが親の実力だと言う様に羨ましかろうとニヤニヤとわらうのだった。
何せ俺にお精子様100回目を注いだ記念に祝福が与えられたのだ。
普通、こう言うのは生まれた時の何かとか、何か奇跡を起こした残滓のような物だとこの国一番の頭脳を持つと言う宰相様のうんちくに一体それが何なんだと俺はつっこみたい。そんな頭脳が役に立つのなら俺に起きているこのふざけた能力を何とかしてくれと言いたいが
「そうか、次はあと99回か。
もふ、アトリママがたくさんエッチするともふはもっと大人になれるぞ?」
「アレックスほんとー?
もふも大人になったらかっこよくなるかなー?」
子供らしい希望を持つその様子に国王様は俺にしか許してない呼び名で呼ぶもふにも目尻を下げて、まるで我が子のようにひょいと抱えて膝の上に座らせて
「もちろん。
もふは大人になったら何がしたいのかな?」
なんとなくご満悦と言う様に笑うアレックスにもふは子供らしく無邪気に自信満々で残酷な事を言う。
「アトリママといっぱいえっちして、もふの子供沢山産んでもらうんだ!」
「俺は産めやしねえって」
子供の夢を壊さないようにと思うも反射的に返してしまうツッコミは顔を引き攣らせながらも笑みを作って笑えないジョークだなぁなんてジョークであることを願ってしまえば誰もが何を言い出すんだこのお子様はと失笑する。
「もふはねー、特別なドラゴンだからねー、一人で卵を産む事が出来るんだー」
自慢する様にアレックスの膝の上に座ってぴょこぴょこ跳ねながら主張する。
「だけど卵を守って育ててもらうママが必要なの!」
それを世に托卵と言う。
全員でもう嫌な事しか思いつかない。
「人の子みたいにおなかの中に卵があれば安全だよね!」
「しょせんガキの内はゴブリンとオーク並みの知能か……」
呆れながらもザクリスはガキの時から何て危険な発想するんだと言うが
「もふはガキじゃないよー!
今は力を失ってて哀れな子供時代まで遡ってるけどー、ちゃーんとこの国を守護してきた光竜なんだから。
やっと出会ったママに沢山のエネルギーを送ってもらって早くおっきくなりたいの!
そしてママといっぱいエッチして、いっぱいもふの子供達を産んでもらいたいの!」
「だから俺は産めねえって」
少なくともガキ、もといお子様はこんな発想はしない。
性に目覚めるまで、興味持つまでまだまだ親の愛情を欲しがるのが生物の成長段階だ。
たとえ見た目園児だとしてもだ。頭の中はしっかりと大人の記憶があり、本能が子供を求める様にもふはアレックスから俺の膝の上に移動して向かい合う様に座り直し、伸ばした両手が俺の頬を挟んでちゅーっとキスをした。
見た目が園児。これはこれで微笑ましい景色だが、中身は以下略。
クラエスがひょいともふを自分の膝の上に座らせるように強制移動させてがっちりと抱きしめていた。
旦那様の嫉妬、何だか可愛いなぁ。
そう思ってるのは俺だけではなく皆さまニヤニヤと見守っててくれた。
「パパぁ!パパにもちゅー!」
だけどやはり見た目の年齢の頭脳しかないのかクラエスの膝の上で器用に反転してクラエスにもちゅーっとキス。トカゲっこだった時のコミュニケーションの一環でべろべろ舐められていた事を考えればどちらがましかなんて比べはしない。
もう微笑ましいとしか言えなく位な光景に悶えてしまう中レイストームがおいでと手を伸ばせばクラエスの首に両手でしがみ付いて
「いやー!!!」
なんて全力の拒否。
「陛下がよくって私への拒否とはこれいかに」
思わず俺とクラエスでこれが親の実力だと言う様に羨ましかろうとニヤニヤとわらうのだった。
15
お気に入りに追加
1,077
あなたにおすすめの小説
学院のモブ役だったはずの青年溺愛物語
紅林
BL
『桜田門学院高等学校』
日本中の超金持ちの子息子女が通うこの学校は東京都内に位置する野球ドーム五個分の土地が学院としてなる巨大学園だ
しかし生徒数は300人程の少人数の学院だ
そんな学院でモブとして役割を果たすはずだった青年の物語である
天涯孤独になった少年は、元兵士の優しいオジサンと幸せに生きる
ir(いる)
BL
ファンタジー。最愛の父を亡くした後、恋人(不倫相手)と再婚したい母に騙されて捨てられた12歳の少年。30歳の元兵士の男性との出会いで傷付いた心を癒してもらい、恋(主人公からの片思い)をする物語。
※序盤は主人公が悲しむシーンが多いです。
※主人公と相手が出会うまで、少しかかります(28話)
※BL的展開になるまでに、結構かかる予定です。主人公が恋心を自覚するようでしないのは51話くらい?
※女性は普通に登場しますが、他に明確な相手がいたり、恋愛目線で主人公たちを見ていない人ばかりです。
※同性愛者もいますが、異性愛が主流の世界です。なので主人公は、男なのに男を好きになる自分はおかしいのでは?と悩みます。
※主人公のお相手は、保護者として主人公を温かく見守り、支えたいと思っています。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
悪役令息に転生して絶望していたら王国至宝のエルフ様にヨシヨシしてもらえるので、頑張って生きたいと思います!
梻メギ
BL
「あ…もう、駄目だ」プツリと糸が切れるように限界を迎え死に至ったブラック企業に勤める主人公は、目覚めると悪役令息になっていた。どのルートを辿っても断罪確定な悪役令息に生まれ変わったことに絶望した主人公は、頑張る意欲そして生きる気力を失い床に伏してしまう。そんな、人生の何もかもに絶望した主人公の元へ王国お抱えのエルフ様がやってきて───!?
【王国至宝のエルフ様×元社畜のお疲れ悪役令息】
▼この作品と出会ってくださり、ありがとうございます!初投稿になります、どうか温かい目で見守っていただけますと幸いです。
▼こちらの作品はムーンライトノベルズ様にも投稿しております。
▼毎日18時投稿予定
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
突然異世界転移させられたと思ったら騎士に拾われて執事にされて愛されています
ブラフ
BL
学校からの帰宅中、突然マンホールが光って知らない場所にいた神田伊織は森の中を彷徨っていた
魔獣に襲われ通りかかった騎士に助けてもらったところ、なぜだか騎士にいたく気に入られて屋敷に連れて帰られて執事となった。
そこまではよかったがなぜだか騎士に別の意味で気に入られていたのだった。
だがその騎士にも秘密があった―――。
その秘密を知り、伊織はどう決断していくのか。
普通の学生だった僕に男しかいない世界は無理です。帰らせて。
かーにゅ
BL
「君は死にました」
「…はい?」
「死にました。テンプレのトラックばーんで死にました」
「…てんぷれ」
「てことで転生させます」
「どこも『てことで』じゃないと思います。…誰ですか」
BLは軽い…と思います。というかあんまりわかんないので年齢制限のどこまで攻めるか…。
迷子の僕の異世界生活
クローナ
BL
高校を卒業と同時に長年暮らした養護施設を出て働き始めて半年。18歳の桜木冬夜は休日に買い物に出たはずなのに突然異世界へ迷い込んでしまった。
通りかかった子供に助けられついていった先は人手不足の宿屋で、衣食住を求め臨時で働く事になった。
その宿屋で出逢ったのは冒険者のクラウス。
冒険者を辞めて騎士に復帰すると言うクラウスに誘われ仕事を求め一緒に王都へ向かい今度は馴染み深い孤児院で働く事に。
神様からの啓示もなく、なぜ自分が迷い込んだのか理由もわからないまま周りの人に助けられながら異世界で幸せになるお話です。
2022,04,02 第二部を始めることに加え読みやすくなればと第一部に章を追加しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる