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うちの隊長は旦那の頭をなでなでするのを楽しいと思っております
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魔石をセットしてすぐに暖炉から暖かな熱がじんわりと広がってくる。
やはり少し冷えたのか悴む指をそっと握りしめてくれた。
だけど同じように冷えているヴォーグの指先も冷たく逆に俺がその指先を握りしめてしまえばそのままヴォーグは俺に体重を預けてきた。
「ヴォ、ヴォーグまずいって……
さすがに人が多いしいつだれが来るか……あっ、ん」
ちゅ、ちゅ、と俺の首に首筋に顔を埋めながら押し倒して来る。
「やっと落ち着いた―」
などと言いながらもそのまま深くキスを交わして行く。
「ふっ、ん……」
歯の裏をなぞる様に射し込まれた舌の熱さと濃いワインの香りのキスにヴォーグでも酔っぱらってるんだなあと当たり前の事なのに妙に嬉しくて俺の上に寝そべりやすいようにゆっくりと横たわって行く。
今日は会場の方に山ほどの椅子を並べた為にヴォーグも手持ちのクッションを出していたから昼寝用のクッションはない物の、別にそれで身体が痛いと文句を言う俺でもないしヴォーグのクッションになれるのなら大歓迎と離れた口元に少しだけ寂しく思うも温まり出したガゼボ内に俺は飾りの多い宮廷騎士の式典用のあ上着を脱いでシャツの姿のままヴォーグを引き寄せた。
「こっちの方が楽だろ?」
「そのシャツとズボンも脱いでくれるともっと嬉しいんだけど?」
「まぁ、ヴォーグが俺の裸を誰彼かまわずに見せたい様な奴なら俺アレクの家に戻るから」
「ごめんなさい調子に乗りました。
クラウゼ隊長には黙っていてください」
必死としがみついて来るヴォーグに声を立てて相変わらずアレクの奴苦手だなと笑ってしまうも心地よさそうに俺の胸に頭を乗せて寝そべっている男はさすがにワインを飲まされて剣を持って暴れさせられてダウン寸前と言う様にうとうととしている。
「しばらく休んでていいぞ」
昨日まで今日の為にいろいろな最終チェックと采配したのはヴォーグだったのだ。その指示を王都から応援に一足早く来たワイズとハイラで細かな気配りの指示で既に調理に取り掛かっている料理人達に追加の要望を出したり予想外の大人数になった為に改めて部屋の配置を考えたりと忙しさはヴォーグ並みにの様子に手伝える事があればと思うも俺は宮廷騎士の新人としてみっちりと仕事が詰まっていて応援しかする事がなかった。更にアルホルンの荘園の方も面倒を見ないといけないと言う、人手はこれでもかと集めたつもりだったが結局はギリギリ、寧ろ足りないぐらいのまま当日を無事迎えて今の所無事進行している。
よく頑張ったと頭を撫でていれば気持ちよさそうに目を瞑り胸元に頭を預ける様子は巨大な獣に甘えられているようで少しばかりこそばゆい。
けど誰もが損得あれど楽しいと言う顔で今日の日を過ごしてくれているのだ。俺も久しぶりにアレクとバカが出来たし、あいつらも久しぶりに会えて嬉しかったとはいえはしゃぎすぎだろうと見守っていたつもりが俺も巻き込まれてもみくちゃにされたのは言うまでもない。
子供達は子供達で意外にも仲良く遊びその傍らでイザム、シルビオ、トゥーレがしっかりと護衛をしていたのだからこちらも心配はない。
先日の大失敗が功を生したとは言わないがあれだけ酷い失敗をすれば二度と間違える事はないし許さない。
イザムもしっかりとシルビオ達の一員と言う様に自分の居場所を決めて行動しているせいか、王都に居た時はこのまま文官になるのかなと漠然と思っていた俺の意識はもうどこにもない。すっかり魔物の狩りにも一緒に出掛け、解体、後処理までちゃんと手を抜く事なく最後の道具の洗浄まで当番の仲間とこなしている。
当たり前と言えば当たり前の事だが、その当り前が出来なかったイザムの変化はひたすら教育で丸め込んだとトゥーレが言う。
魔物の解剖学から魔物の弱点を学び、解体は主に森の中で行ってその場で食べる為にとバラし、時折近くのギルドの出張所で買い取りをしてもらい、トゥーレがまとめた過去の帳簿から今回の買い取り価格と発生した誤差の反省点を調べさせれば自然に解体も丁寧になって行ったと言う。
「総ての財産を失った事もあり買い取り金額で金貨数十枚の差が出ればイザムでもさすがに思う所があるのでしょう。
そうなれば自然に普段使う武器の手入れも丁寧になりますし、その頃にはすっかり俺達の一員です。
森の暮らしの不便さを思えば城の何でもそろってる状態がいかに恵まれているかなんて嫌でも理解できます。どれも命に直結する事なので何度も泣きだすほどの恐怖を覚えた今、学生時代の甘ったれた考えなんてしませんよ」
さすがにまだ兄上には甘えたいようですがと笑うトゥーレの報告にそれぐらいはいいのではと思う。あまりそこまで追い詰めてほしくないと思うのは一応橋渡しとはいえ伯爵になるんだぞと言う身分を忘れないでという所だ。大切な家族なんだからと思うも今回このパーティには両親とまだまだ存命の祖父を招待してない。
実際この三人の行方を知っているのはワイズとヴェナブルズの影達とフレッドとハイラのみだ。
俺の代の暗黒面と言う内容をハイラに教えたのは信頼と言うよりもこのアルホルンの防衛に関る事だからだ。
俺も報告を聞いた時はそれくらい怒り狂った内容だった。
父は隣国で奴隷商まがいの事をしていたのだ。
そう。
ノラス一家を底なしの地獄に叩き落としたラザル・ダルカイスをそそのかした隣国の商人こそヴォーグの実の父親だったのだ。
そして夜会で母が侍らしていた男達は奴隷商で買われ飼われた者達で、複雑な育児をする事になった母親に理想の息子を与えて身も心を癒させたと言う……吐き気さえ覚えた報告にヴォーグはすぐに動いて隣国の父の商売を妨害して潰したがすぐに母の持つ資産をつかって新たに商売を始めたのだ。
ヴォーグが出来る事は無駄打ちせずにその資産が潰れるのを待ち、そして父が頻繁に隣国に足を運ぶ間に城勤めの居場所を失わせる事ぐらいだった。
こちらはすんなりと追いやって今では何の権限もなく、資料一つ見る事も出来ない財務官次官と言う地位から新人文官以下の存在となっているが、それでも城の仕事は大した意味を持ち合わせてないと言わんばかりに席だけは残されている。机と椅子だけの本当に席だけで給料も日当手当に変えられてしまっても這いつくばる様に居るのだからその厚かましいまでのしぶとさだけは見事というしかないだろうが、近くその席さえ抹消されるので城に入る理由は無くなるだろう。
そして祖父は……大公になって一度だけ会いに行った。
やはり少し冷えたのか悴む指をそっと握りしめてくれた。
だけど同じように冷えているヴォーグの指先も冷たく逆に俺がその指先を握りしめてしまえばそのままヴォーグは俺に体重を預けてきた。
「ヴォ、ヴォーグまずいって……
さすがに人が多いしいつだれが来るか……あっ、ん」
ちゅ、ちゅ、と俺の首に首筋に顔を埋めながら押し倒して来る。
「やっと落ち着いた―」
などと言いながらもそのまま深くキスを交わして行く。
「ふっ、ん……」
歯の裏をなぞる様に射し込まれた舌の熱さと濃いワインの香りのキスにヴォーグでも酔っぱらってるんだなあと当たり前の事なのに妙に嬉しくて俺の上に寝そべりやすいようにゆっくりと横たわって行く。
今日は会場の方に山ほどの椅子を並べた為にヴォーグも手持ちのクッションを出していたから昼寝用のクッションはない物の、別にそれで身体が痛いと文句を言う俺でもないしヴォーグのクッションになれるのなら大歓迎と離れた口元に少しだけ寂しく思うも温まり出したガゼボ内に俺は飾りの多い宮廷騎士の式典用のあ上着を脱いでシャツの姿のままヴォーグを引き寄せた。
「こっちの方が楽だろ?」
「そのシャツとズボンも脱いでくれるともっと嬉しいんだけど?」
「まぁ、ヴォーグが俺の裸を誰彼かまわずに見せたい様な奴なら俺アレクの家に戻るから」
「ごめんなさい調子に乗りました。
クラウゼ隊長には黙っていてください」
必死としがみついて来るヴォーグに声を立てて相変わらずアレクの奴苦手だなと笑ってしまうも心地よさそうに俺の胸に頭を乗せて寝そべっている男はさすがにワインを飲まされて剣を持って暴れさせられてダウン寸前と言う様にうとうととしている。
「しばらく休んでていいぞ」
昨日まで今日の為にいろいろな最終チェックと采配したのはヴォーグだったのだ。その指示を王都から応援に一足早く来たワイズとハイラで細かな気配りの指示で既に調理に取り掛かっている料理人達に追加の要望を出したり予想外の大人数になった為に改めて部屋の配置を考えたりと忙しさはヴォーグ並みにの様子に手伝える事があればと思うも俺は宮廷騎士の新人としてみっちりと仕事が詰まっていて応援しかする事がなかった。更にアルホルンの荘園の方も面倒を見ないといけないと言う、人手はこれでもかと集めたつもりだったが結局はギリギリ、寧ろ足りないぐらいのまま当日を無事迎えて今の所無事進行している。
よく頑張ったと頭を撫でていれば気持ちよさそうに目を瞑り胸元に頭を預ける様子は巨大な獣に甘えられているようで少しばかりこそばゆい。
けど誰もが損得あれど楽しいと言う顔で今日の日を過ごしてくれているのだ。俺も久しぶりにアレクとバカが出来たし、あいつらも久しぶりに会えて嬉しかったとはいえはしゃぎすぎだろうと見守っていたつもりが俺も巻き込まれてもみくちゃにされたのは言うまでもない。
子供達は子供達で意外にも仲良く遊びその傍らでイザム、シルビオ、トゥーレがしっかりと護衛をしていたのだからこちらも心配はない。
先日の大失敗が功を生したとは言わないがあれだけ酷い失敗をすれば二度と間違える事はないし許さない。
イザムもしっかりとシルビオ達の一員と言う様に自分の居場所を決めて行動しているせいか、王都に居た時はこのまま文官になるのかなと漠然と思っていた俺の意識はもうどこにもない。すっかり魔物の狩りにも一緒に出掛け、解体、後処理までちゃんと手を抜く事なく最後の道具の洗浄まで当番の仲間とこなしている。
当たり前と言えば当たり前の事だが、その当り前が出来なかったイザムの変化はひたすら教育で丸め込んだとトゥーレが言う。
魔物の解剖学から魔物の弱点を学び、解体は主に森の中で行ってその場で食べる為にとバラし、時折近くのギルドの出張所で買い取りをしてもらい、トゥーレがまとめた過去の帳簿から今回の買い取り価格と発生した誤差の反省点を調べさせれば自然に解体も丁寧になって行ったと言う。
「総ての財産を失った事もあり買い取り金額で金貨数十枚の差が出ればイザムでもさすがに思う所があるのでしょう。
そうなれば自然に普段使う武器の手入れも丁寧になりますし、その頃にはすっかり俺達の一員です。
森の暮らしの不便さを思えば城の何でもそろってる状態がいかに恵まれているかなんて嫌でも理解できます。どれも命に直結する事なので何度も泣きだすほどの恐怖を覚えた今、学生時代の甘ったれた考えなんてしませんよ」
さすがにまだ兄上には甘えたいようですがと笑うトゥーレの報告にそれぐらいはいいのではと思う。あまりそこまで追い詰めてほしくないと思うのは一応橋渡しとはいえ伯爵になるんだぞと言う身分を忘れないでという所だ。大切な家族なんだからと思うも今回このパーティには両親とまだまだ存命の祖父を招待してない。
実際この三人の行方を知っているのはワイズとヴェナブルズの影達とフレッドとハイラのみだ。
俺の代の暗黒面と言う内容をハイラに教えたのは信頼と言うよりもこのアルホルンの防衛に関る事だからだ。
俺も報告を聞いた時はそれくらい怒り狂った内容だった。
父は隣国で奴隷商まがいの事をしていたのだ。
そう。
ノラス一家を底なしの地獄に叩き落としたラザル・ダルカイスをそそのかした隣国の商人こそヴォーグの実の父親だったのだ。
そして夜会で母が侍らしていた男達は奴隷商で買われ飼われた者達で、複雑な育児をする事になった母親に理想の息子を与えて身も心を癒させたと言う……吐き気さえ覚えた報告にヴォーグはすぐに動いて隣国の父の商売を妨害して潰したがすぐに母の持つ資産をつかって新たに商売を始めたのだ。
ヴォーグが出来る事は無駄打ちせずにその資産が潰れるのを待ち、そして父が頻繁に隣国に足を運ぶ間に城勤めの居場所を失わせる事ぐらいだった。
こちらはすんなりと追いやって今では何の権限もなく、資料一つ見る事も出来ない財務官次官と言う地位から新人文官以下の存在となっているが、それでも城の仕事は大した意味を持ち合わせてないと言わんばかりに席だけは残されている。机と椅子だけの本当に席だけで給料も日当手当に変えられてしまっても這いつくばる様に居るのだからその厚かましいまでのしぶとさだけは見事というしかないだろうが、近くその席さえ抹消されるので城に入る理由は無くなるだろう。
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