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うちの隊長はえ?ここで?と言いながらもちょっとドキドキしております

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 するりと潜り込んだ舌に久しぶりの触れ合いと言う様に俺もヴォーグの舌に絡み付かせていく。
 温かくて、柔らかくて、俺の口内を一つ一つ確かめる様に深く、そして交わるキスの合間にヴォーグの手は俺の体も丁寧に確かめる様に滑らして行く。
 背中に回した手はだんだん下の方へ、もう片方は何度も何度も俺の頬に触れながらキスの角度を変えて行く。
 その合間に下の方に伸びた手がベルトにかかる。
 ここでか?と視線で問えば、ヴォーグの視線はもう期待しかなく話は通じない状態。
 ならばと俺もヴォーグの頬に手を伸ばしながら

「せめて遅くなる事だけはハイラに伝えろ」

 じゃなきゃダメだと言う様にズボンに手をかけるヴォーグの手に俺の手を重ねれば仕方ないと言う様に項垂れながらも首筋に唇を這わしている。
 ただでは転ばないと言うのかと飽きれるも直ぐにヴォーグの手が俺の頬から離れ、伸ばしたその手の指先にさっきまではどこにもいなかった青色の鳥が止まっていた。
 背中の半分ほどある赤色に染まるグラデーションの冠羽と体の二倍ほどある長いしっぽも同じようの赤く染まる何とも派手な鳥だがこれがヴォーグの使う伝書鳩ならぬ連絡鳥。
 美しい声で鳴く事はないが、ガラス窓も壁も通り抜けて誰にも触れる事の叶わないこの鳥は目的の人物に直接意志を伝えに行く。
 別に鳥の姿でなくてもいいんだけどと言ってはいたが確実に鳥の方が早く届くだろうなと言うイメージが総ての理由なのだから誰もが思う感想にこれが正しい姿なのだろう。
 暫くの間ヴォーグの顔を小首かしげながら黒真珠のような瞳がヴォーグの指示を受けている可愛らしい姿の鳥はすぐに飛び立ち屋敷の方へと向かう。

「なんて?」
「とりあえず明日責任もって送るから部屋の準備をと。
 夜改めて場を作るから晩餐の準備を頼んだ」

 言いながら俺を見下ろすヴォーグは宮廷騎士の訪問着のボタンを一つ一つ外して行く。
 中に着た白いシャツのボタンももったいないと言う様な丁寧な手付きで外して行き、ズボンの前を寛いでくれた物の半端に脱がされた隊服が逆に恥ずかしさがこみ上げる。

「ヴォーグ、頼むからそんなにじろじろ見るな」

 既にツンと主張する乳首はもちろん勢いよく空気にさらされたモノは反り返って先走りが俺の腹を汚して行く。
 てらてらと透明な液体が腹を汚して行く様にヴォーグは喉を鳴らして息をのみ、いきなりそこに顔を埋めてむしゃぶりついてきた。
 マテが出来ない犬のように熱い吐息と共に根元まで容赦なく咥え、いきなりの気持ちよさと喉の奥に擦れる先端に我慢をするのはただただ苦しくて、だけど決定的な快楽を引き出すまではしてくれないもどかしさに苦しさは倍増する。
 涎が根元を伝い、尻の方へと流れて行く。
 
 ふいにふわりとただよう森の香り。
 この森の匂いでは無い香りにあまりの気持ちよさに瞑ってしまった瞳をゆっくりと明ければ何度も見慣れた白乳色のクリームを指先が掬い取っていた。
 
 これからと思うとごくりと息を呑み込んでしまう。
 ゆっくりと尻に塗り込められていく冷たいそれが体温に馴染んで体の奥へと進んでいく。
 長い指先を根元まで咥え、くいっ、くいっと曲げられこすり付ける場所に身体が一瞬にして熱くなる。

「ヴォーグ、そこ、もう気持ちイイ」
「ラグナー、ここ好きだよね」

 言われればそうだと言う様に頷いてもっと触れてほしいと言う様に足を広げようとするも半端に脱がされたズボンが脱げずに足を拘束する。
 もどかしくて脱ぎたい物の、邪魔をするようにそこにはヴォーグがいる。
 足を広げれなくて、指を埋め込む手の自由がきかないヴォーグは何処か意地の悪い、でもハンパに感じて苦しむ俺の様子をうっとりと眺めてて……性質の悪いやつめと心の中で罵るも、素知らぬ顔で俺の様子を楽しんでいた。
 この野郎……指先一本でほんろうされる俺じゃないと妙な反抗心に俺も遠慮なくヴォーグのズボンに手を伸ばしてズボンの上からこすり上げる。

「っ、ラグナー……」

 突然の俺の仕返しにズボンはすぐにシミを作っていて、そこをわざと指の腹で撫でる。

「いい眺めだな」

 シミはどんどんと広がる様子を満足げに見ていれば、ヴォーグは自らズボンを脱いで俺のズボンも引き抜く。

「せっかくゆっくりシたかったのに」
「悪いな、俺は早く欲しいんだ」

 最後まで言い切れたか判らないうちにヴォーグのペニスを口いっぱいに頬張った。
 ヴォーグの匂いと発情したオスの匂い。
 口の中でビクンビクンと跳ねる様にそして先端まで容赦なく大きくなってきっとすぐにでも出したいと言わんばかりの袋にも手の平で滑らせれば口の中にあったモノを一気に引き抜いて

「ぁ、はう……」

 間に合ったのか間に合わなかったのか判らないが勢い良く俺の顔へと容赦なく精液をかけてくれた。
 おでこを前髪を穢してぽたりと頬を垂れて行く。
 当然一度ではなく、何度にも分けて吐きだされた物は唇にもかかり、ぺろりと舐めればヴォーグは息を弾ませながら

「急にそんな事されたら我慢なんてできない」
「いいんだよ、そうさせたんだから。
 もう我慢何てできないだろ?」

 少し硬度の下がったモノの先端には出しきれなかったものが残っていて、それを丁寧に舐め上げた。









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