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うちの隊長とて貴族に愛人がつきものな事は知っていますが……

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 今にも泣きだしそうで、目を離したすきに自害をしそうなメロー達にヴォーグはマリーに暖かな甘い紅茶を出してきもちをおちつかせた。
 ただしマリーとフレッドはヴォーグの後ろに立っているが、この場にはその関係性を知って居る者ばかりなのでメロー同様に縮こまって震えるしかなかった。

「そんなにも怯える事はない。
 魔石を取り扱うなと言ってはいたが、お前達は本物の魔石を見た事がない事を俺はやっと理解した」

 難しそうな顔でヴォーグもソファに身を埋めながら空間から一つの宝石箱を取り出した。

「これは俺が留学中の時に先生の趣味を見よう見まねで真似して遊んでいた頃の物だ」

 ベルベットを張ったシンプルな箱のふたを開ける。
 そっと目の前に広げられた物は室内のランプの光を受けただけでも美しく反射する小さな石の粒達のチョーカーだった。
 四角くカッティングされた赤い石の上と下を透明な石が縁取りし、中央にはひときわ大きなうねるような輝きを放つ赤い魔石が煌めいていた。
 あまりの美しさと精巧さに息を飲んで前のめりになって魔石を見れば

「これは、魔法陣を入れる前の物ですか?」

 呻くような質問に俺は小さく笑う。

「魔力の塊の魔石に改めて魔法陣を刻む必要なんてないんだよ」

 言いながらメローのタイを外し、シャツのボタンをはずして行く。
 一体何をしてるんだという四人の驚きの視線の中シャツをはだけさせられたメローは抵抗する事も出来ずにヴォーグを不安そうに見上げていて、ヴォーグは大丈夫と微笑んで見せていた。
 それからチョーカーを手に取りメローの首に飾る。
男とは言え線の細いメローだが、一目見て今まで見知って来た魔石とは違う物に常識を覆させられ、数々の宝飾を取り扱う事もあったウィングフィールド商会でも早々お目にかかる事のない大自然の神秘を容易くその首に飾られる事となった男はさっきまでの顔色の悪さが嘘のように紅潮としていた。
 
「どうだ?
 身につけてわかったともうが、しっかりと魔力の波動を感じるだろ?」
「はい……
 この波動は炎の力を感じます。
 この魔石ならどんな火の魔法も今は扱える気がします……」
「魔石とは魔力の基である魔素が結晶化したもの。
 炎の化身となったこの魔石にわざわざ魔方陣を組み込む必要がないそれが理由だよ」

 言った後にヴォーグはもう一つの細長い宝石箱を取り出していた。

「本物の純度の高い魔石は怖い。
 魔石の作られ方はモンスターの魔核からと後二つの方法がある事を知っているか?」

 聞けばフレッド以外が首を横に振る。
 誰もが視線を彷徨わせるのを知らないと答えを受け

「一つは、魔素は地中から空中に湧き出て空気をただよって世界をめぐる存在だ。
 だけど時折魔素が集中して吹き出すポイントがあり、その場所によって魔石は作られる。
 それは宝石みたいなものが作られるのと同じ構造だ。
 地中からの火山のような熱と岩盤に閉じ込められ周囲の岩の不純物を溶かし圧力が加わり長い年月と共に変質させる。
 総ての宝石がこう言った物ではないがこの一例と同じように魔素の吹き出し孔がたまたま集中し、空気中に吹き出すよりも岩盤の中で長い年月閉じ込められ、周囲の環境に、また長い年月魔素を浴び続けて変化して出来た物がこの魔石だ」

 言いながらメローの喉元を飾る魔石を撫でればメローは体をよじらせて、悶えるかのように、そして耐える様に天井を見上げていた。
 白く透き通るような陽射しを知らない肌が一瞬にしてほんのりと染まり、その姿を見てしまった従業員共は思わずと言うように息をのむ。
 女性じみた柔らかい顔立ちはいつも品の良い笑みを浮かべ、穏やかな声は心を掴むには程よい音色。
 見た目とは裏腹に理性と言う鎧を着て自分の外見を知り尽くした男は周囲から求められる姿を演じて見せもするが、時には男らしく厳しくもあり、でも決して脱がない理性の鎧を纏いつつも不意に見せる隙に従業員の者達はメローの危うさに守らなくてはと従うのだ。
 だけど今目の前にいるメローは一体何なんだ。
 チョーカーを美しく見せる為にとはだけさせられたのは仕方ないとしよう。
 とは言え極上の魔石を身に纏い美しく輝く魔石に酔っている……と言う事は今この場に求められていない。
 何が起きてるんだと、決して見せない艶やかな様子に誰ともなくこのままここにいていいのだろうかと視線を彷徨わせる中

「魔石の魔力に酔わされている。
 酔っ払いのごとく理性を壊されて魔石に操られていると言っても良い状態に陥る事もある。
 そして一番恐ろしい魔石がこれだ」

 一本のベルトだろうか?
 チョーカーの無色の魔石よりも気持ち大粒な物を続けて並べ、一本の糸のように垂らした先には喉元の魔石よりも更に怪しく輝く深紅の魔石があった。
 雫のようにドロップ型にカッティングされた深紅の魔石は一目見て喉元の魔石とは比べ物にならない物だと、魔石に詳しくなくても理解できるくらいの魅力を放っていた。

「ここまで凄い魔石を見るのは初めてですわ」

 王女付きの侍女を務め王家所有の宝石を山ほど見てきたマリーでさえうっとりと魅入ってしまう中ヴォーグはメローにつけていたチョーカーの喉元の赤い魔石を取り外して、代わりにそのベルトを付けた。

「まぁ、お遊びと言うか、向こうでいっとき流行ったデザインと言うか。
 身に着ける人を選ぶデザインを面白おかしく作ってみたんだが……
 モデルの人がなかなかのグラマラスな人でね、その人のリクエストとその場のノリで勢いだけで作ってみたんだが……」

 これを女性が身につければ喉元から胸の谷間に一筋の光の筋が走り、へその辺り、いやもう少し下当たりで深紅の魔石が燦然と輝くのだろう。
 なんて卑猥な光景だろうか……
 そんなドレスを着る勇気も凄いと思うも、この宝飾を纏う女性も凄いと思わず生唾を飲んでしまう男達の目の前には決して従業員と言えども心を開かない男があられもない姿で悶えていた。
 自らズボンのベルトを外し、そして興奮しきった物を七人の目の前と言うのにさらけ出し、痴態と言うにふさわしい淫らな行為を始める姿に誰もが愕然としていた。

「な、何が起きているのでしょう?」

 そう言いながらも喉を反らせてピンと尖らせた乳首の間に揺れる星の雫達は女性でなくてもなまめかしく映り、怪しく涙を浮かべるその美しい双眸からもついに溢れだしてひたすら一人で自らの体を慰めていた。

「一番危険な魔石と言うのはね、何百年、何千年と生きた精霊の亡骸なんだよ」

 ヴォーグはベルトの先端に付いた魔石で反り返ったモノの裏側に浮き出た筋を擽ってみれば可哀想な事にメローは人目もはばからずに達すると言う、羞恥極まる痴態を披露してしまえばさすがにフレッドが

「やりすぎだ」

と注意を飛ばしたものの、ヴォーグは素知らぬ顔で

「俺との約束を守らなかったお仕置きだよ。
 こいつの場合には自尊心を砕くのが一番効果的だからね。
 そしてお前達は次は我が身と思ってもっと取り扱う品について勉強に励め」
「「「「は、はい!」」」」

 顔を青ざめさせ震えながらも小気味良い一斉の返事にもヴォーグはつまらなさそうな顔をしながらベルトを軽く引っ張れば、簡単に引っ張られ嬉しそうにヴォーグにしなだれる様に膝の上に倒れ込んだメローはとりあえず無視をして

「もともと精霊には姿形と言う概念はあまり意味をなしていない。
 精霊も魔素とその環境によって発生する物だ。
 姿形は誰にでも理解できやすいように形作る姿であって、その思い一つでどうとでも変わる。
 俺達が服を着替える感覚で姿を変えるんだ。
 だけど死んでしまえば服を着るとかそう言う考えが無くなり、姿もただ存在だけが残るだけになる。
 その残されたのがこの魔石だ」

 ベルトに手を滑らして摘まみ上げた先端の魔石を全員によく見えるように掲げながら

「精霊が残した魔石にはその精霊の意志も残ってる場合もある。
 この魔石の正体は一人の人間を愛した精霊の亡骸だ。
 愛した人間に裏切られ、魔石欲しさに殺されても信じずに人間を愛し続ける精霊の悲しみが宿っている。
 運がいいのか悪いのかメローと波長が合ってしまってこんな事になってしまったが……
 大概の者は精霊の残した想いに翻弄される。
 メローもそろそろこの精霊の残留思念に愛し殺されるかもしれないから許してやるかな?」

 言いながらチョーカーからベルトを外せばくたりと倒れ込むメローを受け止めてその席を譲って横にさせてやった。

「と、まあ……本物の魔石に人間如きが使用できる物ではなく、それどころか逆に利用されると言った危険もあるし、実際のこの魔石を媒介に魔法を使えば俺でなくとも王都ぐらい簡単に吹き飛ばせる」

 ヴォーグはメローとキスをしてしまったベルトを魔法で綺麗にして箱に納めて片づける。
 残されたのは首輪のようなチョーカーを纏う全裸のメローだけ。
 侍女であるマリーはこういった時の教育も受けているベテランな為に一切の動揺の欠片も見せなかったが、初めて見る店主の痴態に未だに視線を彷徨わせながらもどことなく気まずさにむずむずと座り心地悪そうに座る様子の男達に

「これで魔石の勉強会は今日は終わりだ。
 如何にお前達が購入した物の価値が金額と見合わなかったか理解してもらえれば俺は良しとするが、質問は?」

 誰もが気まずさに視線を彷徨わせる中一人の男が手を上げた。
 名前は何だったか……
 魔石の件といい少しぐらいはこの自分の商会の事を学ぼうかとヴォーグは考えていれば

「メロー店長がとある身分ある人の愛人と言う噂を聞いた事がありますが、それはひょっとして会長の事でしょうか?」

 ヴォーグはその答えをどうするべきか、やたらと先ほどから殺気を振りまく背後の男の気配も考えて暫し悩んでいれば四人の男達はすくっと席を立ち、勝手に答えをもぎ取って無表情で部屋を辞して行ってしまい、ひっそりと溜息を吐くマリーの溜息だけが静かに室内に響いた……
 

















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