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うちの隊長は離縁後に知った事実に動揺してます
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「いやぁ、この顔ぶれに見なかった事にしたい気持ちはわからんでもないけどそりゃないよラグナーの所の小隊長さん」
言ってラビがドアを開ければ口を手でふさいでもう片方の手は心臓をなだめる様に手を置くのだから気持ちはまぁ、判らんでもない。
上司の部屋に宮廷騎士とSランクの冒険者が一緒にいる光景ってなんだと目で必死に訴えていた。
「何だ。用があるんだろ?」
ラグナーは先ほどより少し時間が過ぎて落ち着いた顔色でレドフォードに何があったかと促せば
「街の各所で暴動が起きてます。
全隊長至急城に召集となっております。
それと宮廷騎士団にも召集がかけられてました。
同様城に登城お願いします」
膝をついて頭を下げながら伝令を告げるレドフォードにマイヤが怪訝な顔をして
「このタイミングで暴動?」
レドフォードを無視して言葉を投げた。
レドフォードはこの顔ぶれに何があったのか想像もつかなく、だけど何かがこの室内で起きている事だけは察して顔を上げずにその姿勢を保っている中
「あいつは違う」
真っ先にブルフォードが否定した。
顔色を青く、だけど否定の言葉は確かな確信を込めての言葉に誰もが疑問を覚えれば
「魔族が動いているという話はこの顔ぶれなら知っているな」
総てヴォーグ繋がりの顔ぶれに実はラビだけがしたり顔で知らなかったという事実をラビは黙ったまま沈黙を通していればブルフォードは勝手に解釈して話しを進めるのだった。
その事実を知るラグナーもアレクも冷や汗を呑み込んだままラビも一緒に作ったシーヴォラ隊のハンドサインで黙ってろとブルフォードの死角からサインを送れば、そのサインを知るレドフォードは心の中でぎょっとしながらも沈黙を保つのだった。
「先日のシーヴォラ隊の不正請求、元カントラ隊の物資横領、そして動きのおかしいギルドが魔族に繋がって、この暴動。
ついに魔族が行動を開始したのだろう。
予測としては新月の時だろうと次は5日後か……
王都を混乱に入れるつもりだろう……」
あまり共に行動する事のない宮廷騎士団からの情報はおぼろげながらも届いてくる情報なだけにやはりと言うかそう言ったようにラグナーは相槌を打つ。
「魔族の力は人の恨み、悲しみ、悲鳴を糧に力を増して行く。
そして月のない夜の闇こそ魔族が最も力を増す時。
ギルド側はヴォーグの事に気にせずに街の安全、そして魔物の暴走に対して注意する様に」
ホルガーは街の安全には気づいていたが
「魔物の暴走だと?」
さすがに思考が追いつかなかったようだが
「あいつがその片鱗を見てだいぶ仕留めたとは言っていたが、さすがに王都中心に全部は面倒見きれなかったと言ってたからな」
ブルフォードがブツブツ言うもユハは胡散臭そうに
「あんたさ、この間ヴォーグをコテンパに追いつめた奴だろ?
何で俺らがそれを信じないといけないんだよ」
体調を崩した事は話に聞いていてラグナーに看病してもらったという話を聞いてその間柄を羨ましくもあったユハだが、ヴォーグの敵には変わりない事に睨みを利かせて言うも
「ヴォーグから注意は貰っていた言葉を信じるか信じないかはお前達次第だ」
言いながら登城の準備と言うように部屋を出ようとするも
「この件に関してはヴォーグは全く関係ないという事で良いな?」
ホルガーが背中に向かって問いかければブルフォードは向けていた背中を反転し
「この件に関しては全く無関係とは言い切れない。
だがひとつ真実を話してやる。
この件に関してあいつは魔族と対立する関係にある」
それから何かを言いかけるも言葉事息を呑み込み
「あいつがこの状況を選んだとするなら、頼む。
これ以上詮索しないでやってくれ……」
言う顔もそれで本当にいいのかと悩んでいる様子だが確実に理解した事はブルフォードはヴォーグについて何か知っていてそれを隠している事。
そして、信頼関係は成り立ってないという事だろう。
その言葉を残して去っていた後姿にユハは
「待てって!
ヴォーグの事知ってるんだろ?!
何か知ってるんだったらなんでもいいから教えろよ!」
ブルフォードについて行ってしまって外に出ても大騒ぎしている姿を見ながら本当なら俺の方こそああやって縋りついてヴォーグの行方を探さなくてはいけないのにとぼんやりと眺めながらも心に負ったダメージが足を動かせないで居た。
ホルガー達もこっそり溜息を吐きながら
「悪いな。
あいつがあんなにも依存してるとは思わなくってな……」
「貴方と結婚した時だってヴォーグには迷惑かけたくないばかりでずっと我慢して良い子してたんだけど、さすがにいなくなった時までは想定してなかったわ」
「いや、知らなかった事とは言え随分迷惑かけた……」
「違うでしょ?」
マイヤはそっと両手でラグナーの頬を包み
「一番重症なのは間違いなく貴方なの。
こんな時だというのに心の整理どころかまだ泣いてもないのでしょ?」
涙何て零れてないのにまるで泣いているように頬を撫でるマイヤの指先の優しさにそっと視線を逸らすも手の届く距離故に反らした視線の隅でマイヤがしょうがないわねぇと笑っていた。
「貴方達が楽しそうに過ごしていたのを私達はちゃんと知ってる。
貴方と一緒の時は私達がびっくりするほどあいつは自然に笑っているのも知ってる。
貴方を誰よりも大切にしてたのもちゃんと知っている。
貴方を喜ばせる為に悩んでいたのも知ってる。
そして人のいい顔して誤魔化してきたのは私達も知ってる。
だけどアルホルンを思い出して?
あいつはあいつなりに苦悩して選択をしてきたのはあの治癒魔法だけでも私は理解できるわ。
私を貴方並みとは言わないけど、確実に私達はヴォーグの大切な人達で、自分で引いたラインを越えて来てくれたわ。
だってそうでしょ?
大切じゃなければ捨てられて十分な状態だったのよ?
私はヴォーグにこんな悲しい想いされたけど、命に代える物をまだ返せてない以上どこまでもヴォーグを信じる事にしているの。
だって私達命を助けられたのは一度や二度じゃないのよ?
それに紙縁にこだわってたらずっと過去の人物のままよ」
それでいいの?
最後に視線で問うた後に手は離れ、ドアへと足を向けて出て行こうとするも振り返り
「そうそう言い忘れてたわ」
他にもラグナーを立ち直させる言葉が続くのかと思って誰もがドアの前で鮮やかに笑うマイヤは
「私ヴォーグと寝たのは三回だけよ?」
その瞬間俺達は思考を真っ白にして固まってしまった合間にマイヤは楽しそうな視線でまたねと言って去って行くのだった。
「あいつ女もイケるんだ……」
「すまん。
そんな気配は全くなかったからマイヤとも何て考えてなかった……」
「ラグナー、多分貴方と出合う前の話しですので無視しましょう」
「真にモテる男って男女問わずとは言うけど……
ひょっとして彼女の男の中にヴォーグも数に入ってるのか?」
むーとラビは唸りながらも
「ここはテレサだっけか?
あれとも寝たと思っておいた方が今後の心労は少ないぞ?」
「ああ、トゥロとも関係は……こうなると考えておこう……」
誰ともなくチラリとホルガーを見る。
厳つくも精悍な顔と体はしているが男前と言えば男前の顔をしている。
ちなみに22歳と言う俺達より年下と言う事実に何度耳を疑ったか判らない。
粗雑で口も良くないが、非常に女性からも人気があり、周りにいるのがマイヤやテレサのような美形の為に中々声がかけづらく女性運は妨げられているようだが、それでも果敢に声を掛ける猛者もいて、親しい友人の内に数えられている。
そんなホルガーと凡庸とした穏やかそうなヴォーグの……
思わずそんなことないよね?寧ろどっちが?!と誰もが口にするのもはばかれるというように視線を投げれば
「そんなわけあるかーっ!!!
俺は博愛主義のあいつと違ってこれでも一途な男なんだっ!!!」
冗談でも想像するなと喚くホルガーにアレクは背を向けて失笑を零し、ラビは笑ってじょーだんだってと返していたが、俺も一緒になって笑うつもりだったのに上手く笑えなくってただその光景を眺めていたのだった。
言ってラビがドアを開ければ口を手でふさいでもう片方の手は心臓をなだめる様に手を置くのだから気持ちはまぁ、判らんでもない。
上司の部屋に宮廷騎士とSランクの冒険者が一緒にいる光景ってなんだと目で必死に訴えていた。
「何だ。用があるんだろ?」
ラグナーは先ほどより少し時間が過ぎて落ち着いた顔色でレドフォードに何があったかと促せば
「街の各所で暴動が起きてます。
全隊長至急城に召集となっております。
それと宮廷騎士団にも召集がかけられてました。
同様城に登城お願いします」
膝をついて頭を下げながら伝令を告げるレドフォードにマイヤが怪訝な顔をして
「このタイミングで暴動?」
レドフォードを無視して言葉を投げた。
レドフォードはこの顔ぶれに何があったのか想像もつかなく、だけど何かがこの室内で起きている事だけは察して顔を上げずにその姿勢を保っている中
「あいつは違う」
真っ先にブルフォードが否定した。
顔色を青く、だけど否定の言葉は確かな確信を込めての言葉に誰もが疑問を覚えれば
「魔族が動いているという話はこの顔ぶれなら知っているな」
総てヴォーグ繋がりの顔ぶれに実はラビだけがしたり顔で知らなかったという事実をラビは黙ったまま沈黙を通していればブルフォードは勝手に解釈して話しを進めるのだった。
その事実を知るラグナーもアレクも冷や汗を呑み込んだままラビも一緒に作ったシーヴォラ隊のハンドサインで黙ってろとブルフォードの死角からサインを送れば、そのサインを知るレドフォードは心の中でぎょっとしながらも沈黙を保つのだった。
「先日のシーヴォラ隊の不正請求、元カントラ隊の物資横領、そして動きのおかしいギルドが魔族に繋がって、この暴動。
ついに魔族が行動を開始したのだろう。
予測としては新月の時だろうと次は5日後か……
王都を混乱に入れるつもりだろう……」
あまり共に行動する事のない宮廷騎士団からの情報はおぼろげながらも届いてくる情報なだけにやはりと言うかそう言ったようにラグナーは相槌を打つ。
「魔族の力は人の恨み、悲しみ、悲鳴を糧に力を増して行く。
そして月のない夜の闇こそ魔族が最も力を増す時。
ギルド側はヴォーグの事に気にせずに街の安全、そして魔物の暴走に対して注意する様に」
ホルガーは街の安全には気づいていたが
「魔物の暴走だと?」
さすがに思考が追いつかなかったようだが
「あいつがその片鱗を見てだいぶ仕留めたとは言っていたが、さすがに王都中心に全部は面倒見きれなかったと言ってたからな」
ブルフォードがブツブツ言うもユハは胡散臭そうに
「あんたさ、この間ヴォーグをコテンパに追いつめた奴だろ?
何で俺らがそれを信じないといけないんだよ」
体調を崩した事は話に聞いていてラグナーに看病してもらったという話を聞いてその間柄を羨ましくもあったユハだが、ヴォーグの敵には変わりない事に睨みを利かせて言うも
「ヴォーグから注意は貰っていた言葉を信じるか信じないかはお前達次第だ」
言いながら登城の準備と言うように部屋を出ようとするも
「この件に関してはヴォーグは全く関係ないという事で良いな?」
ホルガーが背中に向かって問いかければブルフォードは向けていた背中を反転し
「この件に関しては全く無関係とは言い切れない。
だがひとつ真実を話してやる。
この件に関してあいつは魔族と対立する関係にある」
それから何かを言いかけるも言葉事息を呑み込み
「あいつがこの状況を選んだとするなら、頼む。
これ以上詮索しないでやってくれ……」
言う顔もそれで本当にいいのかと悩んでいる様子だが確実に理解した事はブルフォードはヴォーグについて何か知っていてそれを隠している事。
そして、信頼関係は成り立ってないという事だろう。
その言葉を残して去っていた後姿にユハは
「待てって!
ヴォーグの事知ってるんだろ?!
何か知ってるんだったらなんでもいいから教えろよ!」
ブルフォードについて行ってしまって外に出ても大騒ぎしている姿を見ながら本当なら俺の方こそああやって縋りついてヴォーグの行方を探さなくてはいけないのにとぼんやりと眺めながらも心に負ったダメージが足を動かせないで居た。
ホルガー達もこっそり溜息を吐きながら
「悪いな。
あいつがあんなにも依存してるとは思わなくってな……」
「貴方と結婚した時だってヴォーグには迷惑かけたくないばかりでずっと我慢して良い子してたんだけど、さすがにいなくなった時までは想定してなかったわ」
「いや、知らなかった事とは言え随分迷惑かけた……」
「違うでしょ?」
マイヤはそっと両手でラグナーの頬を包み
「一番重症なのは間違いなく貴方なの。
こんな時だというのに心の整理どころかまだ泣いてもないのでしょ?」
涙何て零れてないのにまるで泣いているように頬を撫でるマイヤの指先の優しさにそっと視線を逸らすも手の届く距離故に反らした視線の隅でマイヤがしょうがないわねぇと笑っていた。
「貴方達が楽しそうに過ごしていたのを私達はちゃんと知ってる。
貴方と一緒の時は私達がびっくりするほどあいつは自然に笑っているのも知ってる。
貴方を誰よりも大切にしてたのもちゃんと知っている。
貴方を喜ばせる為に悩んでいたのも知ってる。
そして人のいい顔して誤魔化してきたのは私達も知ってる。
だけどアルホルンを思い出して?
あいつはあいつなりに苦悩して選択をしてきたのはあの治癒魔法だけでも私は理解できるわ。
私を貴方並みとは言わないけど、確実に私達はヴォーグの大切な人達で、自分で引いたラインを越えて来てくれたわ。
だってそうでしょ?
大切じゃなければ捨てられて十分な状態だったのよ?
私はヴォーグにこんな悲しい想いされたけど、命に代える物をまだ返せてない以上どこまでもヴォーグを信じる事にしているの。
だって私達命を助けられたのは一度や二度じゃないのよ?
それに紙縁にこだわってたらずっと過去の人物のままよ」
それでいいの?
最後に視線で問うた後に手は離れ、ドアへと足を向けて出て行こうとするも振り返り
「そうそう言い忘れてたわ」
他にもラグナーを立ち直させる言葉が続くのかと思って誰もがドアの前で鮮やかに笑うマイヤは
「私ヴォーグと寝たのは三回だけよ?」
その瞬間俺達は思考を真っ白にして固まってしまった合間にマイヤは楽しそうな視線でまたねと言って去って行くのだった。
「あいつ女もイケるんだ……」
「すまん。
そんな気配は全くなかったからマイヤとも何て考えてなかった……」
「ラグナー、多分貴方と出合う前の話しですので無視しましょう」
「真にモテる男って男女問わずとは言うけど……
ひょっとして彼女の男の中にヴォーグも数に入ってるのか?」
むーとラビは唸りながらも
「ここはテレサだっけか?
あれとも寝たと思っておいた方が今後の心労は少ないぞ?」
「ああ、トゥロとも関係は……こうなると考えておこう……」
誰ともなくチラリとホルガーを見る。
厳つくも精悍な顔と体はしているが男前と言えば男前の顔をしている。
ちなみに22歳と言う俺達より年下と言う事実に何度耳を疑ったか判らない。
粗雑で口も良くないが、非常に女性からも人気があり、周りにいるのがマイヤやテレサのような美形の為に中々声がかけづらく女性運は妨げられているようだが、それでも果敢に声を掛ける猛者もいて、親しい友人の内に数えられている。
そんなホルガーと凡庸とした穏やかそうなヴォーグの……
思わずそんなことないよね?寧ろどっちが?!と誰もが口にするのもはばかれるというように視線を投げれば
「そんなわけあるかーっ!!!
俺は博愛主義のあいつと違ってこれでも一途な男なんだっ!!!」
冗談でも想像するなと喚くホルガーにアレクは背を向けて失笑を零し、ラビは笑ってじょーだんだってと返していたが、俺も一緒になって笑うつもりだったのに上手く笑えなくってただその光景を眺めていたのだった。
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