286 / 319
幸運の赤い鳥 8
しおりを挟む
暁に草を刈らせながら俺は木の枝を切る。
本当なら手を付けずに春になってから手を入れた方が良いのだろうが、やっぱりどう見ても鬱蒼としているので年明けからまた募集をかけようとしている以上今のうちに手は加えておきたい。
おやつも食べて元気になった子供たちの家の中を走り回る元気な笑い声を聞きながらニヤニヤしている暁をきもっ……なんて距離を取りながら枝に足をかけて伸び切った枝を落としていたが
「主~、木から落ちないでね?」
家の中から緑青が俺の様子を見に来たようだ。
「緑青も枝とかにぶつかると危ないぞ?」
言えば俺の肩にピタリと止まり……
あ、おやつタイムか。
意味が分かれば苦笑。
朱華も玄さん達ももうほとんど俺をおやつにする事はないのだが緑青は未だに俺に張り付いて本当にあるのかわからないが霊力とやらを取り込んでいると言う。その様子を見ている暁や志月さん曰くこんなにも霊力を食べる使役達はいないと言う。
緑青が大食漢なのかどうかは俺は他と比べることは出来ないが暁の爺さん曰くそこが龍があまりいない理由かもしれないと言う。
こんなにも霊力を与え続けられる人間は早々居ないだろうからと生まれてすぐに空腹になってしまい……という事になるのだろうと仮説を立ててくれた。
まあ、一度餌を決めたら他は嫌がるし、食事も多少の生臭は口にするけど基本ヴィーガンで量もそこまで多くない。いや、朱華と真白が多すぎるだけなのだろう。
だったら緑青は何でその空腹を満たすのか?となれば俺の霊力という事になるのだろう。
一番良いのは霊力で満たされている場で過ごさせるのが良いらしいが、そんな場所おっかなくて連れていけれないから無理。
小さい子供の頃とは言えジイちゃんに騙されてじゃないけど良く足を運んだよと何も知らない子供の頃の俺を褒め称えたい。
まあ、おかげでこんな体質になったらしいが、別段困った事は起きてないので問題はない。騒がしくて面倒な事は変わりないからね。おかげでひいばあちゃんからいろいろ教えてもらえる特典付き。
ジイちゃんのお母さん。
貴女の教えは大切にしますと思い出しついでに家の周りにはない雑草の花を持ち帰る事を決めた。
「主ー、何してるの?」
「ん?雑草を刈ってお庭を綺麗にしたり、かわいいお花を持ち帰って仏壇に飾ろうかなってな」
「んー、葉っぱ引っこ抜くの?緑青もお手伝いする」
「ありがとうな。さびは優しいなあ」
「えへへ、緑青主のお手伝いいっぱいするね!」
なんて一生懸命引っ張っても引っこ抜けない草。
龍が草の根に負ける瞬間を見てそっと視線を外して笑劇を耐える綾人だがそこは主。
「さび、悪いけどあの抜いた草の山に持って行ってくれるか?」
雑草が抜けないどころか手がすっぽ抜けて転がっている緑青にお願いすればすぐに文字通り飛んでやってきて
「これ運ぶの?」
「うん。あの草のお山の上に置いてこれるかな?」
言えば両手に雑草をもって
「行ってくるね!」
自分にもできる仕事があると判れば一生懸命行ったり来たりと運び出すのだった。
「うんうん、さびは働き者さんだね」
「主のお手伝いするのー!」
なんて何度か往復するけどそこは子供。だんだん退屈しだして……
すぐに俺が抜いた草と集めた草山を往復する姿は見えなくなった。
まあ、これぐらいは想定のうち。
暁の子供たちの走り回って笑う声が止まらない事を考えれば緑青が一番お役に立ってることは考えるまでもない。
だけど肝心の緑青は何をしているのかとなんとなくそこにいるなと言うように感じた方向へと顔を向ければ庭にある梅の古木に目が留まった。
よくよく見ればその梅の木から緑青のしっぽが生えていた。
「いや、ないから」
思わず自分で突っ込みながらも近くへと足を向ければそこには年季の入った洞があり……
ひょい
中に詰まった何かが外に放り出された。
思わずのけぞってゴミを交わす綾人だが、その後もひょい、ひょいと葉っぱや訳の分からない物が放り出された。
何をしているのかと思うもその洞の中に緑青の姿が完全に消え、それからすぐに緑青が顔を出した。
覗き込もうとする俺と視線が合えば緑青は見た事もないような嬉しそうな笑顔できゅ~う!と悲鳴を上げた。
やだ、なにこの可愛い声……
うちの子凄くかわいいんだけどと誰かに自慢したかったけどいつの間にか姿を消した暁になんて自慢なんてしたくないからねとニマニマしてしまえば
「いい秘密基地見つけたな?」
緑青の鼻先に俺の鼻先をチョンと押し当てればすぐにきゅ~!なんてかわいい声で外に出てきて俺の頭の上にしがみ付く始末。
うちの子可愛すぎるんだけど?!
思わず頭に張り付いている緑青を剥がして抱きしめて
「綺麗にお掃除して緑青の秘密基地を作ろうな!」
「緑青の秘密基地作るね!」
なんて一生懸命洞に溜まったごみを外に放り出した後緑青はさっき俺が積んで居た雑草の小さな花を一生懸命引きちぎって洞の中へと運び込んでいた。
いやいや、これは何という習性だろう。
質問したい暁はいつの間にか家の中で晴朝たちと遊んでいる始末だし何が起きているか分からないまま緑青を見ていればいっしょうけんめいざっそうの小さな花を洞の中に詰め込んだと思えば地面に転がっていたどんぐりを見つけてそれも洞の中へと運び込む。
さらには透明度の低い、水晶か?白く濁った、でも透明度のある石を見つけてきては洞の中へと運んでいた。
それを何も言わずに見ていれば緑青がどこで見つけてきたのか花のつぼみを抱えて洞の中へと入れた所で
「緑青の秘密基地お花の匂いがいっぱいしてるんだよ!」
「そうか?主は見ることできないけどきっと素敵な秘密基地なんだろうな?」
言えばまたかわいらしくきゅ~!と鳴いて
「緑青の秘密基地だからね!」
中身は判らずともバレバレの秘密基地には思わず笑顔になってしまう。
本当なら切り倒した方が良いだろういつ倒れてもおかしくない古木がこんな風に愛される理由を見つけられては切り倒せないなとなかなかの風格を持つ梅の木に緑青が大きくなって入る事が出来なくなるまでもう少し頑張ってくれと手を添えるのだった。
本当なら手を付けずに春になってから手を入れた方が良いのだろうが、やっぱりどう見ても鬱蒼としているので年明けからまた募集をかけようとしている以上今のうちに手は加えておきたい。
おやつも食べて元気になった子供たちの家の中を走り回る元気な笑い声を聞きながらニヤニヤしている暁をきもっ……なんて距離を取りながら枝に足をかけて伸び切った枝を落としていたが
「主~、木から落ちないでね?」
家の中から緑青が俺の様子を見に来たようだ。
「緑青も枝とかにぶつかると危ないぞ?」
言えば俺の肩にピタリと止まり……
あ、おやつタイムか。
意味が分かれば苦笑。
朱華も玄さん達ももうほとんど俺をおやつにする事はないのだが緑青は未だに俺に張り付いて本当にあるのかわからないが霊力とやらを取り込んでいると言う。その様子を見ている暁や志月さん曰くこんなにも霊力を食べる使役達はいないと言う。
緑青が大食漢なのかどうかは俺は他と比べることは出来ないが暁の爺さん曰くそこが龍があまりいない理由かもしれないと言う。
こんなにも霊力を与え続けられる人間は早々居ないだろうからと生まれてすぐに空腹になってしまい……という事になるのだろうと仮説を立ててくれた。
まあ、一度餌を決めたら他は嫌がるし、食事も多少の生臭は口にするけど基本ヴィーガンで量もそこまで多くない。いや、朱華と真白が多すぎるだけなのだろう。
だったら緑青は何でその空腹を満たすのか?となれば俺の霊力という事になるのだろう。
一番良いのは霊力で満たされている場で過ごさせるのが良いらしいが、そんな場所おっかなくて連れていけれないから無理。
小さい子供の頃とは言えジイちゃんに騙されてじゃないけど良く足を運んだよと何も知らない子供の頃の俺を褒め称えたい。
まあ、おかげでこんな体質になったらしいが、別段困った事は起きてないので問題はない。騒がしくて面倒な事は変わりないからね。おかげでひいばあちゃんからいろいろ教えてもらえる特典付き。
ジイちゃんのお母さん。
貴女の教えは大切にしますと思い出しついでに家の周りにはない雑草の花を持ち帰る事を決めた。
「主ー、何してるの?」
「ん?雑草を刈ってお庭を綺麗にしたり、かわいいお花を持ち帰って仏壇に飾ろうかなってな」
「んー、葉っぱ引っこ抜くの?緑青もお手伝いする」
「ありがとうな。さびは優しいなあ」
「えへへ、緑青主のお手伝いいっぱいするね!」
なんて一生懸命引っ張っても引っこ抜けない草。
龍が草の根に負ける瞬間を見てそっと視線を外して笑劇を耐える綾人だがそこは主。
「さび、悪いけどあの抜いた草の山に持って行ってくれるか?」
雑草が抜けないどころか手がすっぽ抜けて転がっている緑青にお願いすればすぐに文字通り飛んでやってきて
「これ運ぶの?」
「うん。あの草のお山の上に置いてこれるかな?」
言えば両手に雑草をもって
「行ってくるね!」
自分にもできる仕事があると判れば一生懸命行ったり来たりと運び出すのだった。
「うんうん、さびは働き者さんだね」
「主のお手伝いするのー!」
なんて何度か往復するけどそこは子供。だんだん退屈しだして……
すぐに俺が抜いた草と集めた草山を往復する姿は見えなくなった。
まあ、これぐらいは想定のうち。
暁の子供たちの走り回って笑う声が止まらない事を考えれば緑青が一番お役に立ってることは考えるまでもない。
だけど肝心の緑青は何をしているのかとなんとなくそこにいるなと言うように感じた方向へと顔を向ければ庭にある梅の古木に目が留まった。
よくよく見ればその梅の木から緑青のしっぽが生えていた。
「いや、ないから」
思わず自分で突っ込みながらも近くへと足を向ければそこには年季の入った洞があり……
ひょい
中に詰まった何かが外に放り出された。
思わずのけぞってゴミを交わす綾人だが、その後もひょい、ひょいと葉っぱや訳の分からない物が放り出された。
何をしているのかと思うもその洞の中に緑青の姿が完全に消え、それからすぐに緑青が顔を出した。
覗き込もうとする俺と視線が合えば緑青は見た事もないような嬉しそうな笑顔できゅ~う!と悲鳴を上げた。
やだ、なにこの可愛い声……
うちの子凄くかわいいんだけどと誰かに自慢したかったけどいつの間にか姿を消した暁になんて自慢なんてしたくないからねとニマニマしてしまえば
「いい秘密基地見つけたな?」
緑青の鼻先に俺の鼻先をチョンと押し当てればすぐにきゅ~!なんてかわいい声で外に出てきて俺の頭の上にしがみ付く始末。
うちの子可愛すぎるんだけど?!
思わず頭に張り付いている緑青を剥がして抱きしめて
「綺麗にお掃除して緑青の秘密基地を作ろうな!」
「緑青の秘密基地作るね!」
なんて一生懸命洞に溜まったごみを外に放り出した後緑青はさっき俺が積んで居た雑草の小さな花を一生懸命引きちぎって洞の中へと運び込んでいた。
いやいや、これは何という習性だろう。
質問したい暁はいつの間にか家の中で晴朝たちと遊んでいる始末だし何が起きているか分からないまま緑青を見ていればいっしょうけんめいざっそうの小さな花を洞の中に詰め込んだと思えば地面に転がっていたどんぐりを見つけてそれも洞の中へと運び込む。
さらには透明度の低い、水晶か?白く濁った、でも透明度のある石を見つけてきては洞の中へと運んでいた。
それを何も言わずに見ていれば緑青がどこで見つけてきたのか花のつぼみを抱えて洞の中へと入れた所で
「緑青の秘密基地お花の匂いがいっぱいしてるんだよ!」
「そうか?主は見ることできないけどきっと素敵な秘密基地なんだろうな?」
言えばまたかわいらしくきゅ~!と鳴いて
「緑青の秘密基地だからね!」
中身は判らずともバレバレの秘密基地には思わず笑顔になってしまう。
本当なら切り倒した方が良いだろういつ倒れてもおかしくない古木がこんな風に愛される理由を見つけられては切り倒せないなとなかなかの風格を持つ梅の木に緑青が大きくなって入る事が出来なくなるまでもう少し頑張ってくれと手を添えるのだった。
111
お気に入りに追加
1,034
あなたにおすすめの小説
貧乏育ちの私が転生したらお姫様になっていましたが、貧乏王国だったのでスローライフをしながらお金を稼ぐべく姫が自らキリキリ働きます!
Levi
ファンタジー
前世は日本で超絶貧乏家庭に育った美樹は、ひょんなことから異世界で覚醒。そして姫として生まれ変わっているのを知ったけど、その国は超絶貧乏王国。 美樹は貧乏生活でのノウハウで王国を救おうと心に決めた!
※エブリスタさん版をベースに、一部少し文字を足したり引いたり直したりしています
子爵家の長男ですが魔法適性が皆無だったので孤児院に預けられました。変化魔法があれば魔法適性なんて無くても無問題!
八神
ファンタジー
主人公『リデック・ゼルハイト』は子爵家の長男として産まれたが、検査によって『魔法適性が一切無い』と判明したため父親である当主の判断で孤児院に預けられた。
『魔法適性』とは読んで字のごとく魔法を扱う適性である。
魔力を持つ人間には差はあれど基本的にみんな生まれつき様々な属性の魔法適性が備わっている。
しかし例外というのはどの世界にも存在し、魔力を持つ人間の中にもごく稀に魔法適性が全くない状態で産まれてくる人も…
そんな主人公、リデックが5歳になったある日…ふと前世の記憶を思い出し、魔法適性に関係の無い変化魔法に目をつける。
しかしその魔法は『魔物に変身する』というもので人々からはあまり好意的に思われていない魔法だった。
…はたして主人公の運命やいかに…
辺境伯家次男は転生チートライフを楽しみたい
ベルピー
ファンタジー
☆8月23日単行本販売☆
気づいたら異世界に転生していたミツヤ。ファンタジーの世界は小説でよく読んでいたのでお手のもの。
チートを使って楽しみつくすミツヤあらためクリフ・ボールド。ざまぁあり、ハーレムありの王道異世界冒険記です。
第一章 テンプレの異世界転生
第二章 高等学校入学編 チート&ハーレムの準備はできた!?
第三章 高等学校編 さあチート&ハーレムのはじまりだ!
第四章 魔族襲来!?王国を守れ
第五章 勇者の称号とは~勇者は不幸の塊!?
第六章 聖国へ ~ 聖女をたすけよ ~
第七章 帝国へ~ 史上最恐のダンジョンを攻略せよ~
第八章 クリフ一家と領地改革!?
第九章 魔国へ〜魔族大決戦!?
第十章 自分探しと家族サービス
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
3点スキルと食事転生。食いしん坊の幸福論。〜メシ作るために、貰ったスキル、完全に戦闘狂向き〜
西園寺わかば
ファンタジー
伯爵家の当主と側室の子であるリアムは転生者である。
転生した時に、目立たないから大丈夫と貰ったスキルが、転生して直後、ひょんなことから1番知られてはいけない人にバレてしまう。
- 週間最高ランキング:総合297位
- ゲス要素があります。
- この話はフィクションです。
没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます
六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。
彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。
優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。
それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。
その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。
しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。
転生しても実家を追い出されたので、今度は自分の意志で生きていきます
藤なごみ
ファンタジー
※コミカライズスタートしました!
2024年10月下旬にコミック第一巻刊行予定です
2023年9月21日に第一巻、2024年3月21日に第二巻が発売されました
2024年8月中旬第三巻刊行予定です
ある少年は、母親よりネグレクトを受けていた上に住んでいたアパートを追い出されてしまった。
高校進学も出来ずにいたとあるバイト帰りに、酔っ払いに駅のホームから突き飛ばされてしまい、電車にひかれて死んでしまった。
しかしながら再び目を覚ました少年は、見た事もない異世界で赤子として新たに生をうけていた。
だが、赤子ながらに周囲の話を聞く内に、この世界の自分も幼い内に追い出されてしまう事に気づいてしまった。
そんな中、突然見知らぬ金髪の幼女が連れてこられ、一緒に部屋で育てられる事に。
幼女の事を妹として接しながら、この子も一緒に追い出されてしまうことが分かった。
幼い二人で来たる追い出される日に備えます。
基本はお兄ちゃんと妹ちゃんを中心としたストーリーです
カクヨム様と小説家になろう様にも投稿しています
2023/08/30
題名を以下に変更しました
「転生しても実家を追い出されたので、今度は自分の意志で生きていきたいと思います」→「転生しても実家を追い出されたので、今度は自分の意志で生きていきます」
書籍化が決定しました
2023/09/01
アルファポリス社様より9月中旬に刊行予定となります
2023/09/06
アルファポリス様より、9月19日に出荷されます
呱々唄七つ先生の素晴らしいイラストとなっております
2024/3/21
アルファポリス様より第二巻が発売されました
2024/4/24
コミカライズスタートしました
2024/8/12
アルファポリス様から第三巻が八月中旬に刊行予定です
全能で楽しく公爵家!!
山椒
ファンタジー
平凡な人生であることを自負し、それを受け入れていた二十四歳の男性が交通事故で若くして死んでしまった。
未練はあれど死を受け入れた男性は、転生できるのであれば二度目の人生も平凡でモブキャラのような人生を送りたいと思ったところ、魔神によって全能の力を与えられてしまう!
転生した先は望んだ地位とは程遠い公爵家の長男、アーサー・ランスロットとして生まれてしまった。
スローライフをしようにも公爵家でできるかどうかも怪しいが、のんびりと全能の力を発揮していく転生者の物語。
※少しだけ設定を変えているため、書き直し、設定を加えているリメイク版になっています。
※リメイク前まで投稿しているところまで書き直せたので、二章はかなりの速度で投稿していきます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる