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春と共に駆ける 6
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かわいい付喪神様達のお食事風景という胸もおなかもいっぱいになりながらこの幸せをとにかく落ち着かせなくてはというようにお食事のお礼も兼ねて後片付けをかって出ました。
と言っても真さんがすぐに食器を拭いて片付けてくれるので本当にお手伝いになっているのかいささか不安だったけど
「食後お腹いっぱいになった朱華とか緑青が飛び回るからお皿をすぐに片付けないと割られるからね」
苦笑紛れの言葉にそんなやんちゃな時があったなんてと驚くも
「も―!真ったら朱華達はいつまでも小さい頃の朱華ではありません!」
「真もそんな昔のお話をいつまでもしちゃダメ!」
なんて恥ずかしいから言わないでと真さんのお顔に飛んで張り付いている緑青さんの気持ちは昔の失敗を言わないでと言う所だろう。
その気持ちはわからないでもないよねと頷く合間にも皆さんなぜかお昼寝マットを持って来てきた。
設置場所はもちろんストーブの前。
安全の為しっかりと柵で囲っているので近く寄る事は出来ない。
真白さんが毛布を持ってきたり、もっくんはお人形さんを持ってきた。
何のジョークか突っ込みたくないけどもっくんと同じ黄色のキリンさんのお人形。首の所を咥えてとてとてと歩く姿のかわいい事。
だけどそれを持ってお昼寝マットの所までやってくればキリンさんの人形に寄り添うように、そしていつの間にか隣に寄り添う朱華さんのもふもふ100%の羽に包まれながらうとうととしていた。
「食後はお昼寝の時間って決まっててみんなでお昼寝をするんです」
朱華さんと真白さんを中心に緑青さんも玄さんと岩さんもお昼寝マットの上でくるりと丸まっていた。
「ちょっと前までは大家さんが用意してくれた土鍋だったのですがさすがに入れなくなって」
「え?何それ!聞いてるだけで可愛いんですけど?!」
「写真ありますよ?見ます?」
「是非お願いします!」
なぜか両手をついてお願いしてしまえば真さんがドン引きしている気配が空気で伝わって来たけど取り出したスマホに貴重な幼少期の時代が!と思えばどれだけでも頭を下げることが出来る。
「じゃ、じゃあ、一緒に見ましょうか」
「よろしくお願いします」
なんて言ってストーブの前から離れてダイニングでいすを並べて見せてもらう事になった。
「まずこればここで住み始めた頃の写真で……」
おやつの時間のようだった。
机の上に置かれたケーキにみんな飛び込むようにして食べる様子は今日の食事風景から想像もつかない。
いや、幼少期一度はみんな経験した事のある光景か?
あまりの微笑ましい一枚に
「イチゴが、イチゴがこんな大きく見えるなんて緑青さんほんと小さい時があったのですね!」
思わず手に力を入れて感動してしまう。
今でこそどこかしっかりしたお兄さんの様な感じなのに仰向けになって飛びながらイチゴをかぶりついている姿だなんて……
「写真が欲しいです!」
「すみません。大家さんに強く禁止されているので」
「大家さんの意地悪!!!」
と言ってもこの子達の写真が何の拍子に流出してどんな騒ぎになるか分からない事はないがそれでも言わずにはいられない心からあふれ出た言葉に苦笑する真さん。
よくわかるという顔をしながら
「前に俺の不注意で緑青が攫われる事件があったのです。
その時に俺はただ何もできなくて突っ立ってる事しかできなかったのですが、大家さんが全力で緑青を取り戻してくれまして……」
よっぽど大変な大事件だったのだろう。
痛々しい顔を隠せないまま
「沢山の人が社会的にも人生的にも終わる事になりました。
神と係わる、それだけでリスクが生じるという事です。
主である大家さんがダメと言った事は絶対です。
寧ろ神と係わる以前に大家さんを怒らす方が確実に大変な事になる事を見てきたので写真は諦めてください」
「……」
まさか大家さんの方が怖いってどういう事よと思って言葉を失っていれば
「大家さん本当に面ど……お世話が大変なので反発していい事は一つもないのです」
「今面倒って言おうとしなかった?」
「気のせいでしょう」
さらっと無かった事にした。
いや、それくらい係わりたくないのだろうという事なのだろうがひしひしと伝わってくるも一通り写真を見せてもらってしっかりと網膜に焼き付けた。
至福でしかない。
さすがお世話係。
主が一緒の写真はみなさんかわいさ五割増しとかありえない!
さらにあの表情があるのか不明の大家さんの前回の笑顔……
表情筋がちゃんと活動していたんだと言うか、動画の笑顔のうさん臭さが大爆発した事に気付いた瞬間だったけどそれを上回る笑顔に正直フィルターってあるんだなーってファンの方々の盛り上がり方を納得してしまった。
というか、どれだけ細かい所まで見ているんだよと思いつつも私的には癒し動画を駄々流しする方達ぐらいにしか思ってないので今まで気にした事はなかった。
なんせ、家を借りた時に偶然お会いした時の無表情がインパクトさく裂したからね。
ちょー怖いって。
お借りした家絶対に傷つけないようにしようって決意した瞬間だしね。
まあ、別に愛想がないだけで悪い人じゃないってわかったし、何よりあの警戒心の塊の付喪神様達が無防備なくらいな姿をみせるあたり付喪神様の信頼を預けるぐらいの人なんだ。
初対面というのも間違いではない相手に人好きをする顔は見せないのだろう。
うん。
私も面倒臭い人に一票入れよう。
なんて事はお首にも出さず
「じゃあ、付喪神様達の写真も満喫したし今のうちに書道の練習をお願いします」
満喫しまくった笑顔で本来の目的に戻る。
言えば真さんも写真の話題からそれたからかほっとした顔で
「今日はこの机でやろうと思ってます。
準備しますので少しお待ちください」
「いえ、私も一緒に準備します!」
習いに来てお手伝いしないだなんて言えないから率先して動けばあっという間に準備が出来て
「今日は練習って事で墨汁を使ってから始めましょう」
墨を磨るから始めないお手軽書道からスタートを提案されれば中学の書道の宿題以来の墨汁の香りに少しだけ過去に意識を飛ばしながら筆の使い方、跳ね、はらいなどちょっとしたコツの説明を受けながら付喪神様達が起きるまで書道を一から学ぶのだった。
と言っても真さんがすぐに食器を拭いて片付けてくれるので本当にお手伝いになっているのかいささか不安だったけど
「食後お腹いっぱいになった朱華とか緑青が飛び回るからお皿をすぐに片付けないと割られるからね」
苦笑紛れの言葉にそんなやんちゃな時があったなんてと驚くも
「も―!真ったら朱華達はいつまでも小さい頃の朱華ではありません!」
「真もそんな昔のお話をいつまでもしちゃダメ!」
なんて恥ずかしいから言わないでと真さんのお顔に飛んで張り付いている緑青さんの気持ちは昔の失敗を言わないでと言う所だろう。
その気持ちはわからないでもないよねと頷く合間にも皆さんなぜかお昼寝マットを持って来てきた。
設置場所はもちろんストーブの前。
安全の為しっかりと柵で囲っているので近く寄る事は出来ない。
真白さんが毛布を持ってきたり、もっくんはお人形さんを持ってきた。
何のジョークか突っ込みたくないけどもっくんと同じ黄色のキリンさんのお人形。首の所を咥えてとてとてと歩く姿のかわいい事。
だけどそれを持ってお昼寝マットの所までやってくればキリンさんの人形に寄り添うように、そしていつの間にか隣に寄り添う朱華さんのもふもふ100%の羽に包まれながらうとうととしていた。
「食後はお昼寝の時間って決まっててみんなでお昼寝をするんです」
朱華さんと真白さんを中心に緑青さんも玄さんと岩さんもお昼寝マットの上でくるりと丸まっていた。
「ちょっと前までは大家さんが用意してくれた土鍋だったのですがさすがに入れなくなって」
「え?何それ!聞いてるだけで可愛いんですけど?!」
「写真ありますよ?見ます?」
「是非お願いします!」
なぜか両手をついてお願いしてしまえば真さんがドン引きしている気配が空気で伝わって来たけど取り出したスマホに貴重な幼少期の時代が!と思えばどれだけでも頭を下げることが出来る。
「じゃ、じゃあ、一緒に見ましょうか」
「よろしくお願いします」
なんて言ってストーブの前から離れてダイニングでいすを並べて見せてもらう事になった。
「まずこればここで住み始めた頃の写真で……」
おやつの時間のようだった。
机の上に置かれたケーキにみんな飛び込むようにして食べる様子は今日の食事風景から想像もつかない。
いや、幼少期一度はみんな経験した事のある光景か?
あまりの微笑ましい一枚に
「イチゴが、イチゴがこんな大きく見えるなんて緑青さんほんと小さい時があったのですね!」
思わず手に力を入れて感動してしまう。
今でこそどこかしっかりしたお兄さんの様な感じなのに仰向けになって飛びながらイチゴをかぶりついている姿だなんて……
「写真が欲しいです!」
「すみません。大家さんに強く禁止されているので」
「大家さんの意地悪!!!」
と言ってもこの子達の写真が何の拍子に流出してどんな騒ぎになるか分からない事はないがそれでも言わずにはいられない心からあふれ出た言葉に苦笑する真さん。
よくわかるという顔をしながら
「前に俺の不注意で緑青が攫われる事件があったのです。
その時に俺はただ何もできなくて突っ立ってる事しかできなかったのですが、大家さんが全力で緑青を取り戻してくれまして……」
よっぽど大変な大事件だったのだろう。
痛々しい顔を隠せないまま
「沢山の人が社会的にも人生的にも終わる事になりました。
神と係わる、それだけでリスクが生じるという事です。
主である大家さんがダメと言った事は絶対です。
寧ろ神と係わる以前に大家さんを怒らす方が確実に大変な事になる事を見てきたので写真は諦めてください」
「……」
まさか大家さんの方が怖いってどういう事よと思って言葉を失っていれば
「大家さん本当に面ど……お世話が大変なので反発していい事は一つもないのです」
「今面倒って言おうとしなかった?」
「気のせいでしょう」
さらっと無かった事にした。
いや、それくらい係わりたくないのだろうという事なのだろうがひしひしと伝わってくるも一通り写真を見せてもらってしっかりと網膜に焼き付けた。
至福でしかない。
さすがお世話係。
主が一緒の写真はみなさんかわいさ五割増しとかありえない!
さらにあの表情があるのか不明の大家さんの前回の笑顔……
表情筋がちゃんと活動していたんだと言うか、動画の笑顔のうさん臭さが大爆発した事に気付いた瞬間だったけどそれを上回る笑顔に正直フィルターってあるんだなーってファンの方々の盛り上がり方を納得してしまった。
というか、どれだけ細かい所まで見ているんだよと思いつつも私的には癒し動画を駄々流しする方達ぐらいにしか思ってないので今まで気にした事はなかった。
なんせ、家を借りた時に偶然お会いした時の無表情がインパクトさく裂したからね。
ちょー怖いって。
お借りした家絶対に傷つけないようにしようって決意した瞬間だしね。
まあ、別に愛想がないだけで悪い人じゃないってわかったし、何よりあの警戒心の塊の付喪神様達が無防備なくらいな姿をみせるあたり付喪神様の信頼を預けるぐらいの人なんだ。
初対面というのも間違いではない相手に人好きをする顔は見せないのだろう。
うん。
私も面倒臭い人に一票入れよう。
なんて事はお首にも出さず
「じゃあ、付喪神様達の写真も満喫したし今のうちに書道の練習をお願いします」
満喫しまくった笑顔で本来の目的に戻る。
言えば真さんも写真の話題からそれたからかほっとした顔で
「今日はこの机でやろうと思ってます。
準備しますので少しお待ちください」
「いえ、私も一緒に準備します!」
習いに来てお手伝いしないだなんて言えないから率先して動けばあっという間に準備が出来て
「今日は練習って事で墨汁を使ってから始めましょう」
墨を磨るから始めないお手軽書道からスタートを提案されれば中学の書道の宿題以来の墨汁の香りに少しだけ過去に意識を飛ばしながら筆の使い方、跳ね、はらいなどちょっとしたコツの説明を受けながら付喪神様達が起きるまで書道を一から学ぶのだった。
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